放送通訳者を目指して勉強されている方はいらっしゃいますか?
あまりいらっしゃらないかしら??![]()
必要とされている人数枠が少ないのと、
すでに何十年とやっているベテラン通訳者が多い中で
デビューするのは正直、なかなか大変です。![]()
前にも書きましたが、教室で練習するのと
実際にやってみるのとでは全然違いますので、
放送通訳にOJTは不可欠です。m(_)m
二か国語放送がまだ目新しかった頃は
こっそり?OJTができたのですが、![]()
今は視聴者の耳も肥えきていますので
求められる水準も高くなっています。
私も毎回、ドキドキしながらシフトが終わった後反省会をしております。![]()
で、放送通訳者になるのに何が一番欠かせないかですが、
やはり一にもニにもリスニング力です![]()
100%もしくは、なまりが強い場合、音声が悪い場合もよくありますので、
”ほぼ”100%のリスニング力が必要です。
デビューレベルの基準としては、
ソファで寝ころんで英語ニュースを聞いていて、
特に違和感なくすっと理解できるレベル。
あのニュースを聞いたのは日本語でだったか、
英語でだったか覚えていない、くらいのリスニングレベルかと思います。
そこに至るにはかなりの努力と時間がかかります。
以前も書きましたが、1つの練習方法としては
自分でトランスクリプトをつくってみてください。
自分のリスニングレベルが一目瞭然とわかるからです。
聴き取れない部分は何度も何度も聞き直してください。
聴き取れないときは前後関係から意味を推測してください。
とても苦しい作業でけっこうイライラしますが、
この作業なしにはリスニングの力は伸びないと思います。
とにかく英語を聴きとるとき、
音がすべて聴き取れるとも、
単語をすべて知っているとも限りません。
それでも意味をとらえないといけない場面は
別に放送通訳に限らず多々あると思います。
そのとき欠かせないのが推測する力です。
聴こえない部分を自分で穴埋めする力が必要です。
他にも、以前書いたNetflixを使った練習方法があります。
今回の練習方法は上級者向けで、
最初から英語字幕を見るのではなく、
日本語字幕を見ながら英語を推測します。
日本語を手掛かりに、はっきりゆっくり聞こえてこない英語を
穴埋めしてみます。そして最後に答え合わせに英語字幕を見ます。
聴こえてくるようになるまでなかなか苦しい作業ですが、
これを繰り返していると、ある時、
あらら、聞こえてる!という日がやってきます![]()
まさに継続は力なりです。
Yoko
