取材を受けたことをきっかけに
【わたしのこと】シリーズで
自分のことを振り返っています。
⑩「私が知りたかったことを、次は私が”伝える側”になる その１」
も併せて読んでもらえるとうれしいです。
ただの一講師から、
協会の副理事としで
責任と覚悟を持って
必要としている人に向けて
正しい知識を
伝えていく側になります。
と書きましたが
副理事に立候補したものの
責任と覚悟って実際どういうことか漠然としていて
「私で大丈夫かな？」
と不安を感じずにはいられませんでした。
今までは
私の事だけを考えてやってきました。
私の事だけと言うと語弊があるかも知れませんが
・私のやりたい事
・私がワクワクするような事
・私が楽しんでいられるような事
が仕事の基準でした。
調理師というお料理を作る仕事の経験はあったものの
人に何かを教えた経験もない一主婦だった私。
協会の副理事になるということは
これまで”自分”だけでよかった基準ではいられないということ。
私の言葉、私の行動が協会の発言になるということ。
覚悟と責任を持った人間になることが求められ
そんな経験をしてこなかったので、やっぱり不安にはなります。
でも、
人の前に立つことが恥ずかしいとか
自分が楽しむ事だけをやりたいって言う
自分本位の思いより
「喜んでもらいたい」
という思いのほうが大事だと思いました。
今までも、これからも
私を突き動かすのは
「何かを伝えたい」と言う気持ち。
その「何か」は
糀の知識やお料理だけじゃない。
これから
何かに挑戦したい人や
一歩踏み出した人たちはもちろん、
少し立ち止まってしまった人や
迷っている人にも
これまでの私の経験を伝えることで
何かのきっかけになったり
少し背中を押してあげることができるなら
私はずっと伝えて行きたいと思いました。
かつて私が
石鹸教室を始めたとき
「他にないのなら私がやろう！」って
決めたときの想いと似ています。
得意なことに力を発揮できて
苦手なことは勉強できる場所。
私が欲しかった場所を
私が作る人になりたい。
私に新しい道を見せてくれた
コージーカフェの永樂と作ろう！と決めました。
永樂は私が苦手な部分が得意だったので、
永楽と一緒だと私自身も成長し続けていける。
今よりもっと広い世界が見れるんじゃないかと思いました。
ひとりでは出来ないことも
応援してくれる仲間や
同じ想いを持つ仲間がいれば
出来るはずだから。
同じ想いを持つ仲間が集まり、
学び、成長していける場所。
そして、何度も言いますが『正しい知識を広めていく』活動のために日本糀協会があります。
一講師から副理事になったことで、
私の仕事に対する価値観が変わりました。
今までは自分のやりがいだけで満足していましたが、
それだけではなくて
日本糀協会がもっと成長して行けるような方向を考えて行動するようになりました。
自分の教室で、
自分の生徒さん向けに教えていた私が
大勢の前で話したり、
インタビューを受けたり、
雑誌に載ったり、
カルチャスクールの講師をしたりと
どんどん活動が拡がっていっています。
夢は何ですか？
やりたいことは何ですか？
私の場合は
「ずっと自分のやりたいことや想いをひとつずつ叶えながら歩いてきて、いつの間にか目の前に現れた」
という感じなんです。
ずっと「それ」に向かって歩いて来たわけではないけれど
実は繋がっていて、
「そっか、私はこのために歩いて来たんだな」
って思えます。
今の私は
「やりたいこと」や「好きなこと」が、
「当たり前にやるべきこと」
に変わりました。
場所は日本糀協会。
副理事という立場になり、
もっともっと協会を盛りたてていきたいですし、
もちろんレッスンの数もレシピも増やしていきたい。
まだまだ知らないこと・知りたい事を学び続けたいと思っています。
そして、また夢が出来ました。
「日本糀協会の糀のレシピ本を出版する。」
私はこの夢に向かって今、進んでいます。
糀を一緒に広めて下さる講師（＝エヴァンジェリスト）の方がもっともっと増えて欲しい。
仲間を増やしていきたいです。
私は、毎日糀を使って家族のためのご飯を作っています。
家族や出会って下さるみなさんが
「美味しい！」と言ってくれることが何よりも幸せです。
毎日の「美味しい」の積み重ねが、
私の力になり、頑張る勇気になります。
この夢は実現できるものだと信じています。
実現させます！（笑）
今、私は一緒に頑張る仲間がいて、協会という場所が出来たから。
まだまだ挑戦は続きます。
大人になって、母になって、まだ挑戦出来ることに出会えるなんて
正直大変なことも多いけど、頑張ることって楽しいです。
fin
これまで読んでくださったあなたへ。
やっと最終回を迎えられました。
長い長いシリーズを
最後まで読んでくださってありがとうございました！
長かったと思います笑
自分自身を振り返って見つめ直して
気持ちをタイムスリップさせて
文字にすることは
決して楽ではありませんでした。
昨日はあんなに書けたのに
今日は全然書けない！
なんて日もありました。
それでもなんとか完結できて
ホッとしながら思うこと。
「書いて良かった。」
書きながら
あの頃の私が
今の私を励ましてくれたり
未来の私が応援してくれたり。
色んな思いが
過去と未来を行ったり来たりして
不思議な気持ちになりました。
最後の方は
書くことが好きなっている私がいました。
これってすごい！
これからも色んな事を私の言葉で
書き続けたいと思いますので
どうぞよろしくお願いします(^^)
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