ページをめくった先に広がる世界と解け合う心

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読んだ小説&観た映画の感想中心のブログです。基本的には良い評価でのレビューを心がけています。レビューと言うか、ただの感想だったりしますがw 過去に読んだのもあり。自分の備忘録も兼ねてます♪貴方のオススメの映画や本があったら教えて♪漫画の紹介も始めました♪

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読んだ小説や漫画、観た映画のことを徒然と書いています。

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興味あるものあったら、見てってください♪
もちろんコメントや絡み大歓迎です(σ・∀・)σ

貴方が面白かった小説や漫画や映画も教えてくれると嬉しいです☆
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4月の読書メーター
読んだ本の数:5冊
読んだページ数:1565ページ

サクリファイス (新潮文庫) サクリファイス (新潮文庫)

読了日:04月30日 著者:近藤 史恵
推定少女 (角川文庫) 推定少女 (角川文庫)

読了日:04月29日 著者:桜庭 一樹
鴨川ホルモー (角川文庫) 鴨川ホルモー (角川文庫)

読了日:04月21日 著者:万城目 学
真夜中のマーチ (集英社文庫) 真夜中のマーチ (集英社文庫)

読了日:04月15日 著者:奥田 英朗
プリズン・トリック プリズン・トリック

読了日:04月09日 著者:遠藤 武文

読書メーター





4月は仕事が忙しく、全然読む時間ありませんでしたー(´・ω・`)


でも結構良い作品ばかりだったので充実してたかな?(´∀`)



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GIANT KILLING(14) (モーニング KC)/ツジトモ
¥570
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GIANT KILLINGとは―

達海猛35歳、職業サッカー監督。今季より弱小プロサッカークラブ『ETU イースト・ トウキョウ・ユナイテッド』の監督に就任する。現役時代も監督になってからも、好物は「番狂わせの大物喰い=ジャイアント・キリング」!
ポップ&ソリッドな絵と演出で、プロ野球選手のリアルを描き出した読み切り作品『スリーストライクス』で、連載開始前からコアなファンを獲得していた漫画家、ツジトモ。原案を務めたのは、アトランタオリンピック世代のプロサッカー選手のリアルを描きサッカーフリークスの熱い支持を得た『U-31』の原作者、綱本将也。2007年登場したフットボール漫画の新スタンダードは、現在も進化中!

「サッカーを、試合を面白くするのは監督だ!」



14巻あらすじ
夏の祭典は達海&佐倉の采配が功を奏して日本人選抜チーム勝利で終演! リーグ戦後半に向けて準備をすすめるETUに石浜移籍の話が浮上……。達海は旅人のあの人に会いに──!
(モーニング公式サイトより)



大事なのはお前が自分に正直でいること

ボールは丸いんだ・・・

迷った足で蹴ったって上手には飛ばない


それを踏まえた上で決めろ

じゃなきゃフットボールを楽しめないぜ?



オールスターが終わったと思ったら、SB石浜の移籍話が浮上。
そして物語は10年前へと――。




13巻はこちら


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真夜中のマーチ (集英社文庫)/奥田 英朗
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***この作品は2010年4月に読了しました***
自称青年実業家のヨコケンこと横山健司は、仕込んだパーティーで三田総一郎と出会う。財閥の御曹司かと思いきや、単なる商社のダメ社員だったミタゾウとヨコケンは、わけありの現金強奪をもくろむが、謎の美女クロチェに邪魔されてしまう。それぞれの思惑を抱えて手を組んだ3人は、美術詐欺のアガリ、10億円をターゲットに完全犯罪を目指す!が…!?直木賞作家が放つ、痛快クライム・ノベルの傑作。
(Bookデータベースより)


自称青年実業家のヨコケン、そして勤め先は一流商社なのにダメ社員なミタゾウ。二人は、ひょんなことからタッグを組み裏の世界の金を強奪しようと企むが、そこへ謎の美女クロチェが現れ邪魔されてしまう!
そのクロチェが別の企みを持っていて、それは、なんと10億円を強奪しようというもの。
ヨコケンとミタゾウは、自らクロチェの企みに乗って3人で10億円強奪に挑む!が・・・・。




さらりと読めちゃう割には、青春やら恋愛やら犯罪やら詐欺やら会社と言う組織の悲哀やらがちゃんとあり、それらが、うまく絡み合って明るく楽しくテンポの良い作品に出来上がっています。
作中に出てくる登場人物達は、インチキ青年実業家に、落ちこぼれ社員に、我儘女に、ヤクザに、中国マフィアに、詐欺師・・・と言った人たちだけなのに、ですよ。
ここらへんはやっぱりうまいですねー。



一流商社のダメ社員、ミタゾウは何だか、著者の「イン・ザ・プール」 から始まる伊良部シリーズの伊良部を彷彿とさせるキャラでした。
その他の登場人物全員が何だか憎めない感じなんですよね。中国マフィアやヤクザまでもが。
そして題名も「真夜中のマーチ」、マーチってつけちゃうところがまた洒落てます。


主人公の三人は、三人ともどこか孤独を抱えているのに、それを重過ぎないタッチで描かれています。
章が分かれていて、それぞれの視点から展開していくのですが、バラバラだった三人がいつの間にか、妙な一体感と言うか連帯感みたいなものを持っていることを自覚していきます。
孤独だった心がどこか軽やかに安らいでいく。
それぞれ別の理由でそうなっていくのですが、読んでいて優しい気持ちになれたりしました。



こういうジャンルはクライム・コメディと言うのでしょうか。
伊坂幸太郎氏の「陽気なギャングが地球を回す」 もそうでしたが、こういう作品は堅苦しいことを考えず、軽い気持ちで楽しく読み進めるのが一番ですかね。
特にこういう作品にご都合主義的な突っ込みは野暮と言うものでしょう。
最後のオチのまとめ方や、ラストのほっこり感はやっぱ巧いですなぁ。



それにしてもキリバス共和国、行きたくなるなー(´∀`)



★★★★



その他の奥田英朗作品
『真夜中のマーチ』  ◇『イン・ザ・プール』  ◇『マドンナ』  ◇『空中ブランコ』  ◇『ガール』




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