Book Review’S ~本は成長の糧~ -19ページ目

蒲公英草紙―常野物語

蒲公英草紙―常野物語 蒲公英草紙常野物語
恩田 陸

集英社 2005-06
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★★★★★★★★☆☆


夜のピクニックに続いて恩田陸さん作品2冊目として読みました。この作品は「光の帝国」という作品の続編なんですね。森博嗣さんの「スカイ・クロラ」シリーズと同様のミスを犯してしまいました。この作品、134回直木賞にノミネートされていますね。芥川賞よりは直木賞派です。といっても、文学作品自体、読み始めたのが最近なので知識がありません。

◆せつなくて、でもあたたかい感動作品

舞台は20世紀初頭の農村です。村医者の娘、峰子とお屋敷の病弱な娘、聡子を中心にストーリーが進んでいきます。といっても、視点は常に峰子の視点で書かれています。峰子や聡子だけでなく、登場人物全てが非常に素敵で誰か一人だけを取り上げても物語が書けそうなぐらいにキャラ立ちしています。夜のピクニックでも感じたのですが、恩田陸さんはとても人物を魅力的に書くのが上手だと思います。

話は、春田一家が槙村(お屋敷)家に来てから転がりだします。詳しい内容はもちろん本書を読んでもらいたいのではしょらせてもらいます。ネタバレはどうしても好きではないので。この春田家にはある特殊な能力があり、この能力はもう一つの秘密と関連しています。ここがこの作品のミソでありますが、一番大切な点は違うところにあるように感じました。もちろん関係はしています。

最後のシーン(厳密には最後の一つ前)では思わず涙がこぼれてしまいました。心があらわれるようなとても清々しい気持ちにさせてくれます。そして、最後の語り手(峰子)の現在に戻るシーンは、作者が伝えたいところだったのかもしれませんが、なくてもよかったのではないかなと思ってしまいました。それほどまでに、この感動的なシーンは素晴らしい出来でした。

人々の思いや言動、記憶などを残していく(記録)ことができるようになったとしたらどのように感じますか?僕はぞっとします。人はやはり、不確かであるからこそ人たらしむことができると思います。人の生き方についても考えさせてくれる一冊です。

心に残った箇所を紹介します。

僕たちは成長するにつれて、文字通り自分を発見していくわけです。自分の姿を長い時間を掛けてみつけだしていく。僕は、このことが人間を人間たらしめているような気がするんですよ。

みんなの思いを繋げてくれる。そう思える存在を持てることが、どんなにも心をなごませるものか分かったのです。


文学の虜になってしまいそうなぐらいにはまっています。伊坂幸太郎恩田陸重松清が好みですが、直木賞にノミネートされている東野圭吾は弟がかなりの数を購入しているので、一度機会を見つけて読んでみたいと思います。一気にはまってしまいそうで恐いですが。常野物語第三作「エンド・ゲーム」も早く購入して読みたいです。

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愛情砂漠: 第134回芥川賞・直木賞
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ハードを愛して ソフトを愛して エンドゲーム常野物語を読む前に・・・光の帝国 常野物語

原稿用紙10枚を書く力

原稿用紙10枚を書く力 原稿用紙10枚を書く力
斎藤 孝

大和書房 2004-09
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★★★★★★☆☆☆☆

斎藤孝さんの著書です。斎藤孝さんが好きなことは、今までの斎藤孝さんの著書の感想で書いているので省略します。なぜ、この本を今頃読んでいるのか?それは単純明快。書く力が欲しくなったからです。ブログを書き始めて、早二年。少しずつ書く力もついてきたかな、と思いながらも卒論では散々苦しみました。ブログの内容ももう少し発展させたいという欲も出てきました。ということで、この本を読んでみることにしたわけです。

書く力は書くことでしか鍛えられない

話すことと書くことは全く質が違います。その大きな違いは、書くことは形に残るということと書くことは考えることをより必要とする作業であることです。人は普段話している時に、話の流れや主語や述語といった細かいことを意識することは非常に稀です。しかし、書く時にはどうしても流れを意識しないといけない。流れを意識していないと書けないからです。また、書く量が増えれば増えるほど、流れがしっかりしていないと途中で行き詰ってしまいます。

書く力をマラソンに例えた話はとてもわかりやすかったです。つまり、原稿用紙一枚を一キロと考えた時に、トレーニングを全くしていなければ、十キロを走ることは不可能か非常に大変です。まずは一キロから徐々に距離を増やして十キロを走れる体力作りをしていく。これを書くことに当てはめて考えるわけです。いきなり十枚は無理だとしても、二枚、三枚と枚数を少しずつ増やしていくことによって自分の長所や短所も見えてきます。

書く力は構築力

たくさんの量を書こうとすれば、話の流れがしっかりしていないといけません。つまり、書く力がつくということは内容を構築する能力がついているということになります。そして、この構築する能力がつくと書き出しの言葉で迷うこともなくなります。書く内容を考える時のポイントは起承転結の「転」を考えることで、この「転」さえ決まってしまえば、書き出しも終わりも自ずとついてくるわけです。

◆書くことを意識することで読む力もつく

何かを書くことを前提にした読書は、自然と書くための素材を探すためにより意識の高い読書が可能になります。これを繰り返すことによって、今自分が求めている情報や知識を的確に抽出する力がつくだけでなく、的確な本を選び出す能力もついてきます。漫然とした意識で十冊読むよりも、知りたいポイントを明確にして二、三冊読む方が圧倒的に頭に残る情報量は変わってきます。つまり、アウトプットを意識するとインプットの質が上がるわけです。

◆書く際には立ち位置を意識する

自分が書くときにどのようなポジションに立って書くことは非常に大切です。このポジションは書いた内容を見てもらう相手を意識することも関係します。自らのポジション=立ち位置を明確にして初めて、地に足をついて文章を書くことができるようになってきます。立ち位置と関連して、書いたものは公共性を持つものであることを念頭に置いておくことが大切になります。

◆アレンジの集まりがオリジナリティ

世に出ている本や論文、批評などはほとんど誰かの言葉や作品をアレンジしたものです。このアレンジをつなぎあわせたものがその人自身のオリジナルの作品となっていきます。だから、まずはアレンジすることから始めることが大切です。

最後に本書からそのまま引用します。

作品を批評するとは、その作品とつながろうとしている読者に新たな出会いを提供することである。そこに批評を書く意味がある。

前からその意識はありましたが、この言葉を常に心に留めてこのブログを書いていこうと思います。

今回は、少し書き方を変えて書いてみました。具体的には本の内容を自分が書いているように意識して欠いてみました。「~と言っています」や「~だそうです」といった回りくどい表現がなくなり、簡潔に書くことができたように感じました。これからはこのスタイルで書いていくかもしれません。

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新宿二丁目のほがらかな人々

新宿二丁目のほがらかな人々 新宿二丁目のほがらかな人々
新宿二丁目のほがらかな人々

角川書店 2003-04
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★★★★★★★★★★


すごくインパクトのある表紙ですよね。表紙からもタイトルからもわかるように、ゲイの方が3人対談形式で様々なテーマについて話している本です。この本になぜ興味を持ったのか?それは、前に書いたことのある様々な人生を歩んでいる人について本を通して知りたいということと、この本がほぼ日刊イトイ新聞から生まれた本だったことの二点あります。ほぼ日刊イトイ新聞、いわゆる"ほぼ日"が好きなんです。といっても、毎日読む元気はないので、たまに息抜きで読む程度ですが。

さて、この本の内容ですが、最高に面白いです。そしてとても勉強になります。なんていうか、新しい価値観との出会いという大きな衝撃の連続でした。ゲイの人たちについてどれだけ自分の持っている情報が少なかったのかに気づかされました。

書かれているテーマは、大きく分けて

LOVE
MANNER
PRESENT
FASHION
LIFE


の6つです。

どの項目も非常に面白く読めます。全てを通して感じたことはゲイという立場の素晴らしさです。適切な表現が出てこなかったので、素晴らしいと書きましたが本当にそう感じました。ゲイの人たちは「おとこおんな」として男でありながら女のセンスを持っています。男の事情も女の事情も理解しているということがどれだけ意味のあることなのか、会話の端々から感じられます。

まず、いきなり衝撃を受けたのは女性に対する意見です。自分達(ゲイのみなさん)は、対象とする相手が限られている。その中で、素敵な相手を見つけるために日々自分を磨き、それを楽しんでいる。それなのに、女性の中には初めから諦めているような人がいる。女性であるというだけで、自分達にはない特権を持っているというのにもったいない、というものです。どんな女性でも自分達に比べれば、明らかに大きなマーケット(相手)がいるのにもったいないということですね。これは男性にも当てはまることだと思います。

また、この会話で出てくる3人のゲイの方の中でもジョージさんの経験や知識、センスの豊かさには尊敬すら覚えました。エレガントな旅行の仕方やパーティで気をつけるべき点、ゴージャスな生き方、素敵なプレゼントとは、といった内容全てにおいて話す内容がためになり、興味深くて引き込まれていきます。

最近読んだ本の中では、かなり多くの付箋をつけた一冊です。その付箋をつけた箇所の中からいくつか紹介します。少しでもこの本の面白さが伝われば嬉しいです。

プレゼントって、貰った人がくれた人に思いを馳せるためにあるわけじゃん?

人間は強くないよね。
うん、絶対、強くない。強くなれるのは、どっかにはけ口があるからなんだと思う。
はけ口っていうより、100の罵詈雑言があっても1の信頼があって、その1の信頼がとても大きな木だったら、僕は大丈夫って言うような、気持ちじゃない?

プラス発想の前提にあるのは、自分の中に弱い部分があるんだっていうのを冷静に見つめること。

もし会話が成立しない場所におかれたとしても、笑顔を始終忘れず、背筋をしゃんと伸ばすことです。女の人は十人以上異性が集まったところでは、背筋を伸ばすのよ。

誰にでもできるかもしれない仕事を与えられたら、そのときこそ、誰にでもできない仕事にしてやろうと思いなさい。


下手な恋愛本、ファッション本、マナーの本、旅行本、啓発書などなどを購入して読むよりも、面白さ、内容の濃さともに優れている一冊です。ぜひ、本屋さんで見かけたら手にとって読んでみてください。この感想を書く時にAmazonで調べたら、なんとパート2が発売されていました。迷うことなく即購入しました(笑)

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スカイ・クロラ

スカイ・クロラ スカイ・クロラ
森 博嗣

中央公論新社 2001-06
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★★★★★★★★☆☆



小説が続きますね。これからしばらくは8割ぐらいは小説の感想を書いていくことになりそうです。たまにはエッセイとか実用書関連も書いていきたいと思います。スカイ・クロラ森博嗣さんの作品です。僕にとって森博嗣さんの作品初体験でした。友達が森博嗣にはまっていて名前だけは記憶に残っていたので、フィルタとして頭にインプットされていました。

実はスカイ・クロラを読む前に続編のナ・バ・デアを先に読んでしまっていました。このシリーズ、1・2・3・・・といった風に巻付けされていないので、わからなかったんです。ある意味反則でしたが、時間軸的にはナ・バ・デアの方が過去の話だったのでスムーズに読むことができました。

ナ・バ・デアでは飛行機での戦闘シーンがあまりにも専門的過ぎてイメージすることもできず、少し置いていかれてしまった感が拭えなかったのですが、この作品はそういった箇所も少なく非常に面白かったです。

何よりも詩的な文章の書かれ方が非常に綺麗でいて、かつ抽象的なところが今まで読んできた作品にはない魅力がありました。押し付けるわけではなくやんわりと、作品が持つ価値観やメッセージを伝えてくるような印象を受けました。

永遠に行き続ける"キルドレ"という存在。このキルドレがパイロットとして生きていく中での葛藤や周辺のやりとりが秀逸です。この"キルドレ"と"パイロット"というキーワードから「生と死」について考えさせられる内容に仕上がっています。刹那的に生きること、合理的に生きる目的を探すこと、死に場所を求めること、何が正しくて何が間違っているのかはわからない。でも、その世界をちょっと見ることに意味はあるのかもしれないな、なんて思わせてくれました。

一本のしっかりとしたストーリの軸があるにはありますが、どちらかというとストーリー自体は付属している感じで、その点では純文学と言えるのかなと思いました。まだ、このシリーズは2作目までしか読んでいないことになるので、判断がつきませんが・・・。このスカイ・クロラシリーズは全5巻で終了予定だそうです。現在は3作目のダウン・ツ・ヘブンまで発刊されています。もうすぐ新作が発刊されるそうです。

森博嗣さんの作品で一番有名なすべてがFになるも購入済みなので、読んでみたいと思います。こうして、最近小説を読む機会が増えてきたのですが、本当に素敵な作家はたくさんいるんだなと嬉しい気持ちでいっぱいです。

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Mr.&Mrs.スミス

Mr.&Mrs.スミス Mr.&Mrs.スミス
キャシー デュボウスキー 小島 由記子

ソニーマガジンズ 2005-09
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★★★★★★☆☆☆☆

翻訳本はあまり読まないのですが、今観たい映画の高ランクに入る作品で古本屋さんで安く売っていたので購入してしまいました。

翻訳本をあまり読まない理由のひとつに笑うポイントがわからないというものがあります。もちろん、そういうニュアンスを日本風にアレンジしてくれている作品(チョコレート工場の秘密の新訳など)もありますが、たいていはそのまま訳されていて、特にアメリカンジョークは理解できません。この作品でも同様の結果が起こり少し残念でした。

何よりも一番残念だったのが、この作品が映像化されたものをノベライズしたものであることです。読んでいても、映画を意識しているのがわかりやすいぐらいに伝わってきて、読み物としての面白味に欠けていました。

前半は非常に退屈です。それは、映画の宣伝でどういう内容なのか大体把握できてしまっているからです。特に複雑な伏線もあるわけではなく、はっきりと述べてしまうのなら映画を見る方が楽しめると思います。ただ、あとがきで書かれていたことで、この作品のテーマ=夫婦について着目する点をずらして読んでみるとそれなりに面白さが出てくるかもしれません。

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陽気なギャングが地球を回す

陽気なギャングが地球を回す 陽気なギャングが地球を回す
伊坂 幸太郎

祥伝社 2003-02
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★★★★★★★★★☆

新年あけましておめでとうございます!!

2006年の目標は、150冊の本を読み、感想を書くことです。4月から社会人としての生活がどのようになるのか予想がつかないので、まだまだわかりませんが、目標達成のために頑張りますのでよろしくお願いします。


さて、新年1発目の本は年末に引き続き伊坂幸太郎さんの作品です。伊坂幸太郎さんの作品との出会いは去年の一番の発見でありました。少しずつ古本屋さんで買い集めていますので、書評も増えていく予定です。

読み終えてから知ったのですが、この作品、春に映画化されるみたいです。びっくりしました。公式ホームページを見てみると、予告編のムービーを見ることができてなかなか楽しみな仕上がりでした。

陽気なギャングが地球を回す

まだ伊坂幸太郎さんの作品は「魔王」しか読んでいないので、判断が難しいのですがこの作品はまた違った中身で非常に面白いです。エンターテインメント性が強い娯楽作品と言えるかもしれません。

人間嘘発見器"成瀬"、演説の達人"響野"、スリの名人"久遠"、正確な体内時計の持ち主"雪子"の4人がギャング=銀行強盗として活躍(という表現が良いのかわかりませんが)します。

それぞれの会話がとても洗練されていて、センスもテンポもあって非常に面白いです。そして何よりも伏線の回収が見事!ちょっとやり過ぎかな、と思ってしまうところもありますが、最後までワクワクしながら読み進めることができます。

この4人組、ひとりひとりにすごく愛着が湧いてきます。今頃、何をしているんだろうという期待が妄想が次々と頭を巡ります。新年早々ですが、続編が出て欲しい作品No.1です。

映画化される前に読んでみる価値は十分ある一冊です。

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(書評) 陽気なギャングが地球を回す|Bistrot DELICIOUS !(メニューレスキュー)
伊坂幸太郎「陽気なギャングが地球を回す」|そこで馬が走るかぎり
平気の平左:映画が楽しみ 「陽気なギャングが地球を回す」
たあさんの部屋別館~本の部屋~: 陽気なギャングが地球を回す 感想
雑板屋:「陽気なギャングが地球を回す」伊坂幸太郎
ぱんどら日記:伊坂幸太郎【陽気なギャングが地球を回す】
びじょびじょん:『陽気なギャングが地球を回す』 伊坂幸太郎

【2005年】読んだ本ベスト10

書評以外の投稿をすることはほぼ100%ないのですが、
今年一年の最後をこのブログでも締めくくりたいと思いました。

それで、やはり今年読んだ本のランキングをつけることが
一番良いのではないかということで、書いてみようと思います。

ビジネス書や自己啓発書を小説と一緒のランキングに入れることは
違和感たっぷりなので、ジャンルを分けて書いていこうと思います。


小説の部
1.魔王 / 伊坂幸太郎
2.夜のピクニック / 恩田陸
3.流星ワゴン / 重松清
4.カシコギ / 趙昌仁
5.アルジャーノンに花束を / ダニエル・キイス
6.この本が、世界に存在することに / 角田光代
7.パーフェクト・プラン / 柳原慧
8.四日間の奇蹟 / 浅倉卓弥
9.さくら / 西加奈子
10.県庁の星 / 桂望実

ビジネス書・啓発書の部
1.プロ論。 / B-ing編集部
2.読書力 / 齋藤孝
3.新入社員論 / 田中圭介
4.アイデアのヒント / ジャック フォスター
5.思いをカタチに変えよ! / 渡邉美樹
6.戦略プロフェッショナル / 三枝匡
7.バッドラック / 水野敬也
8.きっと、良くなる! / 本田健
9.サービス哲学 / 窪山哲雄
10.成功の教科書 熱血!原田塾のすべて / 原田隆史

その他の部
1.59番目のプロポーズ キャリアとオタクの恋 / アルテイシア
2.探偵!ナイトスクープアホの遺伝子 / 松本修
3.進化しすぎた脳 / 池谷裕二
4.iモード以前 / 松永真理
5.桶川ストーカー殺人事件―遺言 / 清水潔
6.はだかの起原―不適者は生きのびる / 島泰三
7.イージー・ゴーイング / 山川健一
8.上機嫌の作法 / 斎藤孝
9.スロー・イズ・ビューティフル / 辻信一
10.ウケる技術 / 水野敬也

ジャンルが上手く分けられていない部分もありますが、こんな感じです。
今年は何冊読んだのかしっかり数えていないのですが、
150冊ぐらいはいけたかなと思います。
途中中だるみしてしまった部分もあったので、
来年は社会人になりますが、それを踏まえて
今年と同じぐらいの冊数は読みたいと思います。


今年一年どうもありがとうございました!!

教えて( ・∇・)おすすめの一冊


★☆おすすめの本教えてください☆★

みんなのおすすめコーナー 設置しました。

ジャンルは何でもOK♪小説に絵本、ビジネス書まで何でもどうぞヾ(〃^∇^)ノ

何もないと教えてくださった人に悪いと思ったので、毎月抽選で一名の方に

僕が持っている本の中から欲しい本をプレゼントしたいと思います。

「えーー!!大した賞品じゃないやん!!」ってご不満の人はごめんなさい。

教えてもらった本は手に入り次第、読んでいきたいと思います(≧∇≦)

それではみなさんよろしくお願いします♪

トラックバックも大歓迎です!!

★☆3月はトトロさん が当選しました☆★
★☆4月はMiho*さん が当選しました☆★
★☆11月は伊月さん が当選しました☆★

*コメントを書く時にブログやHPのアドレスを入れておいてもらえると嬉しいです

魔王

魔王 魔王
伊坂 幸太郎

講談社 2005-10-20
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★★★★★★★★★★

やっとこのブログでも紹介できます。というより、厳密には年内に紹介しないと僕自身がすっきりしなかったといのがあります。そして、どうせなら今年最後に紹介する一冊にしたいと思いました。それほどまでに、僕の心を掴み、魅了してくれた一冊です。

伊坂幸太郎さんの作品はこの魔王が初めてだったのですが、たった一冊で虜になってしまいました。今も少しずつですが、過去の作品を集めていっています。もちろん、新刊の砂漠は購入済みです。僕が一冊だけでファンになってしまっただけあって、伊坂さんのファンはたくさんいるみたいですね。少しずつ読み進めて、話題に入れるようになりたいです(笑)

さて、わき道にそれてばかりなので作品の紹介と感想にうつりたいのですが、この本を読み終えたのは1ヶ月以上も前で記憶があいまいだったりします。読み終えてすぐに感想を書けばよかったのですが、当時はあまりにも衝撃的だったのでうまく書ける自信がなかったんです。

魔王と呼吸という二本立てになっていますが、二つのストーリーはつながっています。兄弟が主人公のストーリーで、魔王では兄に、呼吸では弟にスポットライトが当てられています。どちらも良い作品だったのですが、特に印象に残ったのは魔王でした。

兄は、目の前にいる相手に自分が言わせたい言葉を発言させることができるという特殊な能力を身につけます。そして犬養というカリスマ性を持った政治家に対し、この能力を使って立ち向かうことを決意し実行していきます。本当に大雑把なあらすじはこんな感じです。あまりストーリーについては触れたくないので。

兄の口癖である、「考えろ考えろ」という冒険野郎マクガイバーから取ったフレーズがとても心に残った。考える続ける兄と、考えることをめんどくさがり、大衆化する人々のギャップが今の日本の状態を示しているようで、いや自分自身を指摘されたような気持ちでハッとさせられた。

ファシズムだとかいう政治をテーマにした本ではないと、あとがきで作者は書いているし、たしかにそれ以上に上手く伝えることはできないけれど、受け取れるメッセージがあった。しかし、この大衆化していく国民については一人一人が考えてみるべきではないだろうか。

考えることは疑問を持つこと、その疑問を解決しようと努力することとも言い換えられる。一方的に与えられる大量の情報のせいで多くの人は受動的になりすぎているのではないだろうか。

ひとつひとつのセリフや人物のやりとり、物語の構成すべたが良く出来ていて、これがハイクオリティなエンターテインメント作品なのだと心から思えた。

途中から文体が変わっているのに今更気づきました(汗)この作品の良さを伝えることに必死になりすぎたようです。でも、上手く伝え切れていない・・・。今年から書評ブログをはじめましたが、どれだけ成長できたのだろうか・・・なんて情けなくもなります。来年も継続してブログを書き、もう少しレベルアップを目指していきたいと思います。

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(本) 魔王|Bistrot DELICIOUS !(メニューレスキュー)
My Favorite Things 魔王    ~伊坂 幸太郎~
魔王|<花>の本と映画の感想
読書blog: 魔王
魔王|Fの系譜 ~浜松在住~
伊坂幸太郎「魔王」(講談社) 本の虫
読書:魔王(伊坂幸太郎)|駒吉の日記

心の持ち方

心の持ち方 心の持ち方
ジェリー・ミンチントン

ディスカヴァー・トゥエンティワン 2004-12
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はい、久しぶりの啓発書です。最近このような啓発書を読む時って言うのは、100円で安く手に入ってAmazonマーケットプレイスで売れた特ぐらいになってきました。やはり、どの本でも書かれている内容が同じようなものばかりで、それならビジネス書を読んで知識をつけるか、小説などを読んで感受性を高める方が良いと判断したからです。別に啓発書が良くないと言っているわけではありません。

タイトルにある通り、心の持ち方について書かれています。帯には「あたりまえだけど忘れてしまいがちな」という記述があるのですが、本当にその通りだと思います。50ある項目すべてが、あたりまえだろうと思えるものばかりなのですが、日々の生活の中では忘れてしまいがちなものがたくさんあります。

・自分を大切にするために
・さわやかに生きるために
・前向きに考えるために
・目標を達成するために
・自分らしく生きるために
・よい人間関係をつくるために


という大きな項目分けがされた中に、ひとつひとつの心の持ち方が書かれています。この6つの項目だけ見ても、ひとつひとつが関連しているのがわかります。自分を大切にすることができれば自分らしくふるまえ、生きられる。前向きに、さわやかに生きていければ、よい人間関係が作れる、また目標を達成しやすくもなる。といった具合にです。

50の項目に分かれて書かれていますが、50という数字がキリがよかったから、という印象も受けました。まぁ、無理矢理50にしたとしてもひとつひとつはしっかりとした内容で心に留めておきたいものばかりですので、大きな問題はないと思います。

いくつか良い言葉を引用紹介します。

・感謝の気持ちを常抱くことを心がければ、所有物の多い少ないにかかわらず、自分がいかに恵まれているかが実感できるはずだ。

・自分を哀れむだけのエネルギーがあるなら、過去を悔やむのではなく未来を明るくするためにそのエネルギーを役立てよう。

・いい友人がほしいと思うなら、まず自分がいい友人になることを心がける。

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