板橋の自然健康ヨーガ教室 -224ページ目

幻のジェームス・ディーン・ジャケット




ジェームス・ディーンの「理由なき反抗」という映画を観たことがあるでしょうか?

私は今から20年前、高校2年の時に、

日比谷でリバイバル上映された時に初めてこの映画を観ました。

当時、内容は正直あまりピンとはこなかったのですが、

この映画での赤いジャケット姿のジミーが何ともかっこよく、

それしか頭の中に残っていない映画でした。




この映画は1955年にアメリカで製作、上映されたもので、ジミーは当時若干24歳。

背景は学園もので、転校生のジム(ジェームス・ディーン)は、

2枚目のせいもあり、不良グループに目をつけられ、

喧嘩、チキン・レースでの勝負をすることになります。

内容はさておき、ジミー以外の不良グループは皆、

黒いレザーのライダース・ジャケットにジーンズ、ブーツという服装の中で、

ジミーだけが赤いジャンパーに白いTシャツ、ジーンズにブーツ。

レザーよりも質の低い素材のジャンパーなのに、

黒の中にジミーの赤だけが最高に栄えている映画でした。

この映画の上映後、アメリカの若者の間で、この赤いジャケットが大流行したそうです。

誰もがジミーになり切ったのでしょう。




影響されやすい私は、

映画館を出た瞬間から頭の中では赤いジャンパーを着た自分の姿がしっかりと映っていました。

家に帰って早速、赤いジャンパーを求めて洋服屋さんです。

地元の洋服屋、デパート、上野アメ横、原宿と色々歩きました。

しかし当時で32年前のジャンパー、どこのメーカーなのか、

それに日本で同じ物が存在するのか、現在も売っているのか、

全く知識のないままに買いに行ったのですから見つかるはずがありません。

デパートに赤いジャンパーが売っていても、

何ともお上品なお品で、とてもジミーの後光ジャンパーとは似ても似つきません。

少々諦めモードに入った時に池袋の若者専門の洋服屋に一つの赤いジャンパーを見つけました。

それはコットン生地で、形もまさしくジミー・ジャンパーです。

ただ一つ何点があります。

それは背中が真ん中から割れて開いたデザインになっているのです。

一時そういうデザインが流行ったそうですが、

ジミー・ジャンパーを求めている私にとっては何とも間抜けなデザインです。

しかし早く赤いジャンパーに身を纏いたい願望が抑え切れなくなっていたので、

そのジャンパーを購入しました。

背中の間抜けデザインは、近所の直し屋さんで閉じてもらい、

周りから見れば一瞬、‘おっ、ジェームス・ディーンのジャンパーじゃん?’

と思われるだろうと期待して身に纏いました。

しかしジミーの天下一品の着こなしには足元にも及ばず、

後光どころか蛍の光もささないような感じです。

それでもめげず、へインズの白いTシャツ、

リーバイス501ジーンズ

(実際ジミーが穿いていたのはLEEだということが後で分かり、当然LEEを買いなおした),




そして足元には黒いブーツ(ジミーも映画では黒いブーツを履いている)、

これでもまだ足りない。

そう髪型はオールバックとリーゼントの中間くらいに前髪を上げるのだ。

ここまでやってようやっとジミー。

しかし外人の髪の生え方は後ろに向かっているので、自然に後ろに流れるのですが、

髪質が柔らかい、典型的な日本人生えの私が後ろに髪を持っていくと、

真ん中に分け目が出来てしまい、

短く髪を刈って分け目をなくそうと試みると、

気が付いた時にはスポーツ刈りになっていたと

とても苦労と努力を重ねていた高校時代でした。


そんな状況なので、自分の単なる赤いジャンパーでは納得出来ず、

本屋で立ち読みしながら、文献などで色々と調べました。

そして最初に分かったことは、

*ジミーのジャンパーはマクレガー製である

*そのジャンパーは‘スウィング・トップ’と呼ばれている

でした。

その知識を基にもう一度洋服屋さんに行くのですが、

マクレガー製のスウィング・トップでもジミーと同じ形はありません。

‘本当にマクレガー製のスウィング・トップか?’

と疑問を持ち更に調べたら


*メーカーはバラクーダーでドリズラー・ジャケットと呼ばれている

*メーカーはマクレガーでドリズラー・ジャケットと呼ばれている


と何とも不確か情報しか掴めませんでした。

そしてその本に掲載しているジャケットが明らかにジミーの物とは違うのです。

そんな暗礁に乗り上げられてしまった私はいつの間にか浪人時代を過ぎて大学生になっており、

ジミー・ジャンパーのことも忘れていました。



それから約10年後、30歳過ぎくらいの時です。

当時アメリカのヴィンテージ古着にはまっていた私は、

一冊丸ごとビンテージ古着が掲載されている本を古本屋で見つけ、

面白そうだと思って購入しました。





ぱらぱらとページをめくり眺めていくと、ある1ページに目が止まりました。

‘1950年代マクレガーのAnti-Freeze Jacket’

詳細を読んでいくと‘ジェームス・ディーンが映画‘理由なき反抗’で着ていた...’

と書いてあり、写真を見ると黒のジャンパですが、

それは間違いなくジミー・ジャンパーの色違いでした。

生地は実はナイロン製、インナーにフリースのような生地が張ってあるらしいのです。

なるほどナイロン製か、これで謎が解けました。

写真や映画で見ると、コットンのように見えたり、

光って見えるのでレザーかなと思ったりしたのですが、ナイロンだったのです。

そして映画の1シーンでジミーは、Tシャツ一枚で寒さに震えているひ弱の友人に

`Put on my jacket, It`s warm. `

と言って自分のジャンパーを渡すのです。

初めて映画を観た時には、このぺらぺらのジャンパーがそんなに暖かいのかな?

なんて思ったのですが、インナーが付いていれば納得です。

これだと確信を得た瞬間、ここ10年以上忘れていたあの熱い思いが一瞬にして甦ってきました。

この時にはヴィンテージ古着を探すのも大分慣れていたので、

見通しはとても明るいです。

しかし独自で築き上げてきた古着ルートを使って、

同じモデルは見つかっても黄金の赤は見つかりません。

そして黄金の赤が見つかっても、ビッグサイズだったりと難航は続きます。

そんなある日、ある海外のオークションで

赤のジャスト・サイズのマクレガーAnti-Freeze Jacketを見つけたのです。

初めてその上着に出会い、憧れ、探し求めてからもう20年近くの月日が経とうとしていました。

‘時はお金では換えられない、長年の歴史にピリオドを打つ時だ’

と一枚のジャケット探索に決別しようと思い、

いくらお金を出しても絶対手に入れると強く決意をし落札しました。

落札金額は公表しませんが、アメリカから自分の手元にジャケットが届きました。

この手にした瞬間からもうジャンパーではなく、

ジミーが映画で言っているように‘jacket’と呼ぶことにしたのです。





なるほどナイロン製、これなら映画で艶があるように映るな、

着てみると

‘ウォ~暖け~~~......’

感動の一瞬です。ウェストが絞り込んであるので丈が短くなり、

ちょっと動くとズボンのベルト・ループよりも上に上がります。

ジミーも映画でそのシルエットのシーンが多々あります。

そして最も大事なのは襟なのです。

ジミーは常に襟を立てて着ているのですが、

私が昔買ったジャンパーは襟を立てても、

根性がなくすぐに襟が寝てしまいます。

このジャケットは違います。襟を立てたら、

少し寝る感じで自然な具合で襟の立ち感が残るのです。

完全に自分とジミーがシンクロする瞬間です。



当時17歳、ジミー24歳。
購入時34歳、ジミー24歳。
いつの間にかジミーの歳をはるかに超えて年上になっていました。
それでもあのジャケットを着たジミーはいつまでも私よりも年上であることでしょう。


先日、外で着るのが勿体無くてずっと大事に保管していたジミー・ジャケットを取り出して外出しました。

My jacketに白いTシャツ、そしてジーンズを穿いた私の姿を見て、私とmy jacketの歴史を知らない妻が、

‘なんかそのジャンパーかっこ悪いね、他のを着てよ’

とあっけなく言いました。

前髪を下ろしていた髪型がいけなかったのでしょうか?

いや、何をしても同じように言われることでしょう。

それでもがっかりすることなく、ただ笑っただけの私は随分と老いたなと感じました。

それでも自分の中ではこれを着る時は何歳になってもジミーとシンクロすることでしょう。

そしていつか寒そうにしている誰かに

`Put on my jacket, It`s warm. `

というセリフを吐いてさりげなくMy jacketを渡したいという夢がまだあるのです。






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守屋


極上の1品




昨日、久しぶりに私の大好きなたこ焼き屋に足を運んだ。
ここは東京の井の頭線、駒場東大前駅にある小さな喫茶店風のお店である。
私は高校時代にこの駅を降りて通学していたので、
このお店に通って今年で22年目になる。
そろそろ40歳近くになる男性が車や電車でわざわざ一時間かけて、
たこ焼きやもんじゃを食べに足を運ぶのである。
‘これまで出会った外食の中で、飽くことなく、幸せを感じ、食べて感動するという1品は?’
と問われて、どこどこのお店のこれと即座に出てくるメニューがありますか?
私は以下の5点が即座に頭に浮かぶ。
*駒場東大前駅‘みしま’のたこ焼き
*大山駅‘喜龍園’の五目うま煮
*大山駅‘さんかく食堂’の煮込み
*永福町駅‘大勝軒‘のラーメン
*新宿駅‘満ぷく’のチキンかつ
どれも毎回口にする度に‘うまい’と口に出してしまうほど感動と幸せを感じるメニューばかりだ。
もちろん他にも美味しいパスタを食べたこともあれば、ステーキも食べたこともある。
ただそれらの物はもお金を出して、足を使えばもっと美味しい物が巡り会える可能性を感じるのだが、
上記の5品はいくらお金や足を使っても、もうこれ以上のものとは巡り会えないと思える極上品ばかりなのだ。
上記5品の中でも一番最初に頭に浮かぶのが‘みしま’のたこ焼きである。
私はこのたこ焼きを多くの人に食べさせた。
食べた人で‘おいしいね~’と舌を打った人は100%。
後日、思い返してもらいもう一度感想を聞くと‘みしまのたこ焼きは他とはちょっと違うよね’
と皆が同じことを言うのだ。
このお店は小さいので、東大をはじめ、周りにいくつかの高校がある為、
下校時は学生ですぐにいっぱいになる。
場所も目立たないところにあるので、学生以外にサラリーマンなどはほとんど見かけない。
私みたいに駒場東大前から離れてもわざわざ通う、もの珍しい人間もそうそういないのであろう。
間違いなく私は‘みしま’のたこ焼きの大ファンだ。
しかし私同様、熱心にこの店に通っている年配の方が一人いた(私の知る限り)。
それは私の父である。父も私が一度連れてって以来、
祖母を連れて行ったり、近所の人を連れて行ったりと一生懸命営業活動もしながら、
一人でも足を運んでいたのである。
父は4年前から体調を崩し、昨年は思うように外出することも出来なかった。
昨年夏以降はほとんど外に出ることもなくなった。
昨年末に亡くなる父が最後に一人で車に乗り、外出した先がこの‘みしま’だった。
昨年の初夏である。
身体が思うようではなかったので、
本当は私にお土産を買ってきてもらいたかったのだろうが、
私も忙しくなかなか行けなかったので、
痺れを切らした父は自分で行き、私にお土産を買ってきてくれたのだ。
‘みしま’のたこ焼き。
年齢関係なく通い食べ続けたくなるたこ焼き。
弱った身体に鞭を討ってでも通い食べ続けたくなるたこ焼き。
店はいつまで経っても大きくならず小さいままだ。
是非いつまでも存続して、食べさせて欲しいたこ焼きだ。
お店が狭くすぐにいっぱいになってしまう為、
本当はあまり教えたくないのだけれども、
これを読んでくれた方には是非一度味わってもらいたいのでご紹介します。
たこやき・焼きそば・お好み焼き・もんじゃ焼き ‘みしま’
東京都目黒区駒場1-33-6
TEL 03-3460-7544
11:00~19:00 日・祭 定休

雨の日の一張羅



昨日、今日と天気がいまいちすぐれないですね。
雨の日に何が嫌かというと衣服や靴が濡れることです。
前に大阪に二泊三日で旅行に行ったことがあります。
初日にユニヴァーサル・スタジオに行ったのですが、
その日が嵐のような天候で、衣類、靴がびしょびしょになり、
裸で街を歩いているのと変わらないぐらい濡れてしまいました。
替わりの靴を持ってきていないので、旅行中、ずっと濡れたような気持ち悪い感じのまま過ごした苦い思い出があります。

それからというもの、ちょっとした雨で、周りの人は傘をさしていなくても、私は結構傘をさすようになりました。

そんな自分と比べて、外人の方は普通の雨でも傘をささずに平気な顔をして歩いている人をたまに見かけます。
そんな外人さんを見て、‘細かいことに気にしなくていいな、格好いいな’と密かに思っていました。
外国の映画を見ると、よく雨に濡れて街を歩く素敵な姿を見ますよね。
ジェームスー・ディーンも立派なコートを着ているのに、雨の降る街を傘もささずに歩いている有名な写真があります。
格好いいですね。

ただ私もここ数年、雨の日をあまり気にならなくなってきました。
それはなぜか?
足元の靴、パンツ、上着と全て完全防水の物を揃えたからです。
靴とパンツはGORE-TEX素材。
上着はパタゴニアで開発した完全防水素材。
普段雨の日に街を歩くとしたらこれでほぼ完璧です。
いくら大雨が降っても靴下が濡れて嫌な思いをすることもなく、
中のシャツが濡れて、帰ってきてから身体を拭くということもなくなりました。
今年初めに東京でも結構な雪が降った日がありました。
その日は集まりがあり、皆で室内にいたのですが、外に出ると大雪。
半分以上の人が傘を持っていませんでした。
私は天気が崩れることを予想して傘と雨の日の一張羅を着ていたので、
傘は持っていない人に貸して、私は傘なしで堂々と大雪の中を歩いたのでした。
その時は密かに、我が一張羅を誇らしく感じていました。
そんな向かうところ敵なし状態になってもまだ完璧ではありません。それはバッグです。
仕事で街に出る時に完全防水のバッグがあればもう傘入らずです。
ここ何年か探してはいるのですがなかなか見つかりません。
カバンにそこまで求める人はあまりいないのかもしれませんね。
きっと近い将来敵なしバッグを身に付けていることと思います。

現在は雨の日を気にしなくなり堂々とした私も、内容的には外人さんとは大きな差がありますね。
雨の日でも雨天仕様ではない勝負服を着て堂々と街を歩く、
ジェームス・ディーンのような勇姿を皆さんにご披露出来る日が来るのか?
自慢の雨天一張羅セットがある限り、ジミーにはなれそうもありません。
それどころか、雨の日は上から下までいつも同じ格好なので、
雨の日しか会ったことのない人からみれば、
私は一つしか服を持っていないと思われていると思います。

そんなことを書いていたら、雨が止んでいました。
今日は一張羅を着なくてすみそうです。

成功とは(2)



昨日の‘バガヴァッド・ギーター’の講義後に改めて‘行為’と‘成功’について考えてみた。

ギーターには


‘行為は無私、無欲でありなさい’


との崇高な教えが繰り返し説かれている。

無私、無欲というのは感情をなくして行為を行えということでなく、

自分の為に行為を行うのではなく、自分以外のものの為に行為をしろということだ。

行為の見返りを考えるな、そしてただ行為そのものに専心しろと。


アンソニー・ロビンズ氏の


‘成功とは、少しでも高みに登ろうと努力を怠らないことだ。

 到達すべき目的地ではなく、前進し続けるプロセスなのだ’


という言葉を‘成功は過程である’とそのまま捉えてしまうのは間違いではないかと思った。

行為には必ず目的が伴う。目的がなければ行為は存在しない。

その目的に達成してこそやはり成功なのではないか?

ただここで見落としてはいけないのは、

目的に達成するまでの過程にそれに向かっての専心、

努力なしではその地点に到達出来ないというのが、

ロビンズ氏の本意なのだと思う。


高みのある目標があればこそより質の高い行為が実現される。

成功において大事なのは、

*はっきりとイメージした目標をもて

*その目標に専心し、到達する為に弛まない努力をせよ

ということだ。


その目標に到達したらそこがゴールなのではなく、

通過地点なのだから、途中結果で一喜一憂することなくひたすら努力せよ。

途中でやめてしまったならば、終わりなき道のりを外れることになるのだからそれが失敗なのだと。

ただ途中で一休みするのは失敗でもなんでもない。

道は果てしなく続くのだから、現在目に見えて成功していると思える人は、

そのお休みの時間が短く専心努力し続けているのだ。

だから目標に向かって努力するものは誰もが成功者なんだとロビンズ氏は語ったのだろう。


何千年もの前にインドで神の言葉として説かれたギーターの崇高な教えを

現代でも同じことを語る人はいるのだと思うと、現在もいい時代だ。


行為と成功、とてもいい勉強になった。

そして自分にはまだ全然努力が足りていないのだということを改めて気づいた。