極上の1品 | 板橋の自然健康ヨーガ教室

極上の1品




昨日、久しぶりに私の大好きなたこ焼き屋に足を運んだ。
ここは東京の井の頭線、駒場東大前駅にある小さな喫茶店風のお店である。
私は高校時代にこの駅を降りて通学していたので、
このお店に通って今年で22年目になる。
そろそろ40歳近くになる男性が車や電車でわざわざ一時間かけて、
たこ焼きやもんじゃを食べに足を運ぶのである。
‘これまで出会った外食の中で、飽くことなく、幸せを感じ、食べて感動するという1品は?’
と問われて、どこどこのお店のこれと即座に出てくるメニューがありますか?
私は以下の5点が即座に頭に浮かぶ。
*駒場東大前駅‘みしま’のたこ焼き
*大山駅‘喜龍園’の五目うま煮
*大山駅‘さんかく食堂’の煮込み
*永福町駅‘大勝軒‘のラーメン
*新宿駅‘満ぷく’のチキンかつ
どれも毎回口にする度に‘うまい’と口に出してしまうほど感動と幸せを感じるメニューばかりだ。
もちろん他にも美味しいパスタを食べたこともあれば、ステーキも食べたこともある。
ただそれらの物はもお金を出して、足を使えばもっと美味しい物が巡り会える可能性を感じるのだが、
上記の5品はいくらお金や足を使っても、もうこれ以上のものとは巡り会えないと思える極上品ばかりなのだ。
上記5品の中でも一番最初に頭に浮かぶのが‘みしま’のたこ焼きである。
私はこのたこ焼きを多くの人に食べさせた。
食べた人で‘おいしいね~’と舌を打った人は100%。
後日、思い返してもらいもう一度感想を聞くと‘みしまのたこ焼きは他とはちょっと違うよね’
と皆が同じことを言うのだ。
このお店は小さいので、東大をはじめ、周りにいくつかの高校がある為、
下校時は学生ですぐにいっぱいになる。
場所も目立たないところにあるので、学生以外にサラリーマンなどはほとんど見かけない。
私みたいに駒場東大前から離れてもわざわざ通う、もの珍しい人間もそうそういないのであろう。
間違いなく私は‘みしま’のたこ焼きの大ファンだ。
しかし私同様、熱心にこの店に通っている年配の方が一人いた(私の知る限り)。
それは私の父である。父も私が一度連れてって以来、
祖母を連れて行ったり、近所の人を連れて行ったりと一生懸命営業活動もしながら、
一人でも足を運んでいたのである。
父は4年前から体調を崩し、昨年は思うように外出することも出来なかった。
昨年夏以降はほとんど外に出ることもなくなった。
昨年末に亡くなる父が最後に一人で車に乗り、外出した先がこの‘みしま’だった。
昨年の初夏である。
身体が思うようではなかったので、
本当は私にお土産を買ってきてもらいたかったのだろうが、
私も忙しくなかなか行けなかったので、
痺れを切らした父は自分で行き、私にお土産を買ってきてくれたのだ。
‘みしま’のたこ焼き。
年齢関係なく通い食べ続けたくなるたこ焼き。
弱った身体に鞭を討ってでも通い食べ続けたくなるたこ焼き。
店はいつまで経っても大きくならず小さいままだ。
是非いつまでも存続して、食べさせて欲しいたこ焼きだ。
お店が狭くすぐにいっぱいになってしまう為、
本当はあまり教えたくないのだけれども、
これを読んでくれた方には是非一度味わってもらいたいのでご紹介します。
たこやき・焼きそば・お好み焼き・もんじゃ焼き ‘みしま’
東京都目黒区駒場1-33-6
TEL 03-3460-7544
11:00~19:00 日・祭 定休