「え、じゃあ参加者が、少なくなるんじゃないですか?」
昨日は、起業家の勉強会の日でした。
その勉強会は、紹介制なのです。
その会場に歩いていく時に、「お!」と目に止まったcafeは
女性限定で、会員制。
会員制のcafeなんて初めて見たので驚きです。
紹介制・会員制になると、誰でも入ってくることはなくなり、
参加者が絞られますね。
「え、じゃあ参加者が、少なくなるんじゃないですか?」
と疑問が浮かんできます。
確かに、短期的にみると参加者は少ないですが、
長期的にみると、実が逆なのです。
参加者を絞ると少なくなりますが、「同じような温度の人」が集まってきます。
参加した起業家の勉強会は皆様、なごやかな方々でした。
もしも、そこにバリバリ熱血系で「お金のためなら何でもやります!」
といった温度の違う人が入って来たら、どうでしょう?
会場から「シーン」という音が聞こえてきますね(笑)
その人にとっても、他の参加者にとっても
居心地の悪い会場となってしまいます。
結局、その会は長続きはしないでしょう。
起業家の勉強会が、何年も続いているのに納得です。
参加者が「本当に楽しかったです。また来ます!」と笑顔で帰るには
紹介制・会員制といった方法などで
参加者を「絞りこむ」というのは、大切だなあと感じました。
この「絞り込む」作業は、なかなか手をつけにくいですが
「みんなへ」より「あなただけに」の方が
想いは、届きやすいのです。

あなたの想い(事業)を、特に届けたい人は?

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今後の方向性に自信がなく、分からなくなっていたんです。
けど、話を聴いてもらっているうちに・・・!
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「お客さまのこと、見れてなかったです・・・」
今日は、就職支援の会社に行きました。
週1で、「広報」のお手伝いをさせて頂いています。
「伝える」は、自分にとって純粋に好きな、仕事です。
甘~い和菓子を、ほお張りながら
HPやチラシに使うキャッチコピーを考えてました。
「キャッチコピーをつくる」とは、てっきり
カッコいい言葉を考えること、と勘違いしてました(笑)
つくりながら、奥深さに感動です。
・キャッチコピーは、お客さまのことを考えること
キャッチコピーを考えてる間、気づいたらずっと、こんな問いを持ってました。
「お客さまは、何を悩んでるかな?」
今日は、就活生に向けてだったので、就活生は今頃・・・
何が不安かな?
何に困ってるかな?
何を悩んでいるかな?
就活生の「視点」に立ち、相手のことを考えます。
相手のことが見えてきたら、その相手が
「もしかしたら、この悩みから抜けれるかも・・・」
と、可能性を感じるのは、どんな言葉だろう?
という流れで、考えていきました。
最初は、なかなか出にくいキャッチコピーも
お客さまのこと(悩み)を深く考えていくと、良いものが出てきます。
・お客さまを、知ること。
本当に当たり前ですが、大切なところにたどり着きました。
キャッチコピーだけでなく、事業の根っこは、そこなんだと思います。
ビジネスは、お客さまに「幸せ」を運ぶこと。
改めて、そう感じた1日でした。

お客さまの悩みは、何ですか?

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今後の方向性に自信がなく、分からなくなっていたんです。
けど、話を聴いてもらっているうちに・・・!
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江戸の経営者が大切にしてた、「相手視点」
ぼくの生まれた場所は、広島の鞆の浦。
「崖の上のポニョ」のロケ地として、ちょっぴり話題に。
今は、観光地ですが、江戸時代は、商いの町として栄えて町です。
と、言っても地元の歴史なんて全く知らないですけどね。
生まれた場所の歴史、どれくらい語れますか?
ぼくは、あまりにも知らなさ過ぎたので
「ちょっと勉強しようかな」と思い、本をパラパラと流し読み。
おっ!と、と目に止まったのが、江戸時代の商人たちの商いの「視点」です。
いくつか面白い視点があったのですが、心が揺れたのはこの視点。
・ずっとお客さまに、喜んでもらうために。
中村家というお酒を販売してる商人の視点です。
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中村家は、お酒の容器に、色絵付き・俳諧・和歌・漢詩などの焼印をし、
美術品として、飲み終えた後も愛好してもらえるようにした。
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彼は、お客さまがお酒を飲み終えた後まで考えて商品をつくっていたんですね。
お酒を飲んだら終わり、ではなく、ずっとお客さまに喜んでもらうには?
そんなお客さまを想う視点から、生まれたアイディア。
そんなお店が、栄えないでいることの方が難しいですね。
きっと、ファンが多かったのではないでしょうか。
ぼくだったら、すぐにファンになりますね^^

お客さまに喜んでもらうには、どんな一工夫ができますか?

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こうしたいと想いはあるけど、どう自分をいかせばいいか分からない!?
そんな方は、まず話をして、整理して、考えてみませんか?
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