坊主・落語 OFFICIAL BLOG -274ページ目

「あっても、なくてもどっちでもいいか。」な視点を。



「今後、どうなっていきたいか見えないんですね。」


ん~と、うなり腕をくんで、頭をかかえるAさん。


「あの、見えないといけないんですか?」


「ん~・・・あ、いけないって思ってます。」


「いけないんですか?」


「いえ、見えなくても生きていけます、生きてます(笑)」



今後、自分がどうなっていきたいかを描くことは

とても大切なことですね。

だけど、描かなくてもちゃんと生きていける。


「あっても、なくてもどっちでもいいか。」

そんなニュートラルな視点でいるときに

ふと、今後の自分が自然に見えてくる。


そういう時って、

自分に優しいんです。


坊主コーチ
堤 祐弥

「植えた種が、咲く」というシンプルな法則。


最終のバスの運転手さんは、いつもお疲れの様子。

だけど、今日は少し変わった運転手さん。


「○○(地名)の近くで花火大会があったので

 車が多いかもしれません。

 お近くの方は、お気をつけてお帰り下さい。」


マニュアルで言わされてる感じが全くなかった。

運転手さんが想いが、すーっと伝わって暖かい気持ちになった。


中学生には、下車する時

「暗いから気をつけてな。」とさっと言葉をかける。

ちょっとやんちゃ風な中学生は、下車した後、深く頭を下げた。


終点に到着した。下車する時に運転手さんの顔は

全く疲れが見えなかった。

むしろ、「暖かさ」でいっぱいな様子だった。


自分が投げたものが、返ってくる。


その「暖かさ」は、まぎれもなく

運転手さん自身のものだなんて、気づいてはいない。


この運転手さんの声かけが、どれほど地域に貢献してるだろうか。

本当に「すごい人」とは、

ひっそりと貢献してるのですね!


坊主コーチ
堤 祐弥

「自分は変化してるの?」とわからない時は。


今日は、おばさんが入院してる病院に行った帰り

病院の近くの停留所でバスを待っていた。


イスには、60歳くらいのおじさんが座っていた。

自分の方をチラっと見て、荷物をどけてくれた。

「ありがとうございます!」感謝を伝えて、座するとおじさんが話しかけてきた。



「あと、(バスが来るまで)15分ぐらいだなあ」

まさか話しかけてくるとは思わず、驚きながらも

おじさんとの変哲のない会話がはじまった。

・1km歩けば、もっと本数が多いバスがあること
・近くの新しくできたレストランは、何屋なんだ?
・教習車の車を見て、「ありゃ、緊張してるなあ」



本当に何の変哲のない会話だったけど

バス停で、見ず知らずの人と世間話をするなんて

ちょっと外国の映画みたいで、楽しかった(笑)



あまり、おじさんに声をかけられないので驚いたけど

きっと、おじさんの中で「こいつは、大丈夫だ」と思ったのだろう。


周りが変化したということは、自分が変化したということ。


「何か、自分が変わったんだ」そう思うと嬉しかった。

自分が変わったか、どうかは周りを見るとわかる。というのを

おじさんに教えてもらった。ありがとう、おじさん。


ちょっと注意して歩いてると、

街は、いろんなことを教えてくれる。


坊主コーチ
堤 祐弥