「あっても、なくてもどっちでもいいか。」な視点を。
「今後、どうなっていきたいか見えないんですね。」
ん~と、うなり腕をくんで、頭をかかえるAさん。
「あの、見えないといけないんですか?」
「ん~・・・あ、いけないって思ってます。」
「いけないんですか?」
「いえ、見えなくても生きていけます、生きてます(笑)」
今後、自分がどうなっていきたいかを描くことは
とても大切なことですね。
だけど、描かなくてもちゃんと生きていける。
「あっても、なくてもどっちでもいいか。」
そんなニュートラルな視点でいるときに
ふと、今後の自分が自然に見えてくる。
そういう時って、
自分に優しいんです。
坊主コーチ
堤 祐弥
「植えた種が、咲く」というシンプルな法則。
最終のバスの運転手さんは、いつもお疲れの様子。
だけど、今日は少し変わった運転手さん。
「○○(地名)の近くで花火大会があったので
車が多いかもしれません。
お近くの方は、お気をつけてお帰り下さい。」
マニュアルで言わされてる感じが全くなかった。
運転手さんが想いが、すーっと伝わって暖かい気持ちになった。
中学生には、下車する時
「暗いから気をつけてな。」とさっと言葉をかける。
ちょっとやんちゃ風な中学生は、下車した後、深く頭を下げた。
終点に到着した。下車する時に運転手さんの顔は
全く疲れが見えなかった。
むしろ、「暖かさ」でいっぱいな様子だった。
自分が投げたものが、返ってくる。
その「暖かさ」は、まぎれもなく
運転手さん自身のものだなんて、気づいてはいない。
この運転手さんの声かけが、どれほど地域に貢献してるだろうか。
本当に「すごい人」とは、
ひっそりと貢献してるのですね!
坊主コーチ
堤 祐弥
「自分は変化してるの?」とわからない時は。
今日は、おばさんが入院してる病院に行った帰り
病院の近くの停留所でバスを待っていた。
イスには、60歳くらいのおじさんが座っていた。
自分の方をチラっと見て、荷物をどけてくれた。
「ありがとうございます!」感謝を伝えて、座するとおじさんが話しかけてきた。
「あと、(バスが来るまで)15分ぐらいだなあ」
まさか話しかけてくるとは思わず、驚きながらも
おじさんとの変哲のない会話がはじまった。
・1km歩けば、もっと本数が多いバスがあること
・近くの新しくできたレストランは、何屋なんだ?
・教習車の車を見て、「ありゃ、緊張してるなあ」
本当に何の変哲のない会話だったけど
バス停で、見ず知らずの人と世間話をするなんて
ちょっと外国の映画みたいで、楽しかった(笑)
あまり、おじさんに声をかけられないので驚いたけど
きっと、おじさんの中で「こいつは、大丈夫だ」と思ったのだろう。
周りが変化したということは、自分が変化したということ。
「何か、自分が変わったんだ」そう思うと嬉しかった。
自分が変わったか、どうかは周りを見るとわかる。というのを
おじさんに教えてもらった。ありがとう、おじさん。
ちょっと注意して歩いてると、
街は、いろんなことを教えてくれる。
坊主コーチ
堤 祐弥