電気技術者エクレアの資格取得日記 -112ページ目

電気技術者エクレアの資格取得日記

地方在住の電気技術者です。現在は施設の電気設備管理及びリニューアル工事の設計・工事監理を担当。元電験一種受験生。スキマ時間を活用した資格試験勉強術や今までに合格した資格試験の体験記を中心に書いていきたいと思います。

第二種冷凍機械責任者試験の合格体験記です。
私の専門外の内容でしたが、幸運にも1回目の受験で合格することができました。

■合格年度

平成22年度

■受験回数

1回

■自己採点結果

法令 18/20
保安管理技術 8/10
学識 8/10

■使用した参考書

(1) わかりやすい第2種冷凍機械責任者試験(弘文社)

(2) 第1・2種冷凍機械責任者試験模範解答集平成22年版(電気書院)

(3) 冷凍機械責任者(1・2・3冷)問題と解答例(日本冷凍空調学会)

■体験記

まずは(1)を読破しました。
この参考書は試験と関係のない記述が多いのですが、それも実務には何らかの役に立つはずですので、勉強して無駄ではないと思います。
冷凍機械責任者の理解に必要な内容は十分書かれているかと思います。
ただ、練習問題については実際の試験の傾向と大きく異なるので無理して解く必要はないと思います。

問題演習では過去問をできる限り多く解き、そして理解することかと思います。
(2)は5年分の過去問が掲載されていて、それぞれの問題の解説が非常に詳しく書かれています。
これを理解できれば十分合格ラインに到達できると思うのですが、解説が詳しすぎて人によっては読みにくいと感じるかもしれません。
個人的に5年分では足りないと感じたので、職場に置いてあった(3)を使って計10年分勉強しました。
(3)は(2)に比較して、解説が極めてシンプルに書かれています。
これでも私は問題の意図等は理解できたので十分かもしれません。
使用しやすい方を使用すればいいかと思います。

これだけ過去問を解くとこの試験では類似問題が多数出題されているのがよくわかります。
学識の計算問題は一見難しく感じますが、二種の場合は過去に出題された問題は数えるほどのパターンしかないので、それぞれ理解できれば確実に解けると思います。

この試験は設問の選択肢に少し特徴があります。
どのようなものかというと、一般的には『間違いの選択肢を答えよ』という問いが多いと思うのですが、冷凍機械責任者試験では『間違った組み合わせを答えよ』という問いが多いです。
私が解いていてよくあったのは、『イ、ロ』と『イ、ロ、ハ』で迷うというもの。
それぞれの内容全てがわかっていないと正解に到達できないことが多いです。
私は結果として全科目8割以上で合格できましたが、法令以外は最後まで自信は持てませんでした。
細かいところまで理解する必要がありますが、それでもいくらかパターン化されているので十分対応は可能かと思います。

■資格の効力について

この試験に合格すると冷凍機械責任者の免状を取得でき、冷凍機械責任者への選任が可能となります。
ただ、近年この免状が必要な冷凍機はどんどん減っており、特に一種免状が必要な冷凍機はほとんどないということです。
それでも、この資格があれば空調に関する知識があるということで、施設管理の方や冷凍機メーカーの方は持っている方が多いです。
免状をそのまま使用することは少ないかもしれませんが、評価は以前と変わらないものであると思います。

一級ボイラー技士試験の合格体験記です。
一種電工と同じくまだ免状申請はできませんが、試験合格までの道のりを書いてみます。

■合格年度

平成22年度

■受験回数

1回

■使用した参考書

(1) これだけマスター一級ボイラー技士試験(オーム社)

(2) 設備と管理に掲載されている公表問題(オーム社)

(3) 図解ボイラー用語早わかり(オーム社)



■体験記

勉強方法としては、基本的には二級ボイラー技士試験のときと変わりません。
二級のときは多くの参考書を読みましたが、一級は(1)に絞って勉強しました。
一級は二級と試験範囲は変わらず、計算問題など二級より多少突っ込んだ問題が出るだけです。
二級のときの知識があったので、(1)を読むだけでも十分すぎるくらいでした。

問題演習として使用した参考書は(2)のみです。
公表問題そのままの問題が出題されるのは一級も二級も同じで、これは試験対策として外せないでしょう。
全く同じ問題が出題されるので、最悪内容がわからなくても答えを覚えていれば解けることだってあります。
(あまりいい方法ではありませんが。)

また二級と同様にわからない用語が出てきたときは(3)で調べました。
省力化を考えて勉強しましたが、この方法で合格ラインには十分到達することができます。
試験本番はほとんどが見たことのある問題で、ほぼ満点に近かったのではと思います。

■実務経験について

現在は一級ボイラー技士試験は二級ボイラー技士免許があれば経験がなくとも受験できます。
このようになったのは平成16年度からで、それまでは二級ボイラー技士免許取得後の実務経験が受験のために必要でした。
免許申請には実務経験が必要ですが、試験合格だけでも履歴書には書けて、再就職などで有利にはたらくことが考えられます。
ボイラー技士試験は歴史のある資格ですが、最近でも受験制度は受験生のことを考えて改善されているようです。
ボイラー技士免許の必要なボイラーが絶対的に減っていてボイラー技士の必要度は以前よりは下がっているのかもしれませんが、免許の評価自体は以前と同様に評価されていると思います。

二級ボイラー技士試験の合格体験記です。
ボイラーの経験や知識が全くなかった私ですが、当時所属していた職場の業務の関係で受験することとなりました。

■合格年度

平成20年度

■受験回数

1回

■使用した参考書

(1) 二級ボイラー技士教本(日本ボイラ協会)
(2) みるみるわかる二級ボイラー技士試験(オーム社)

(3) マンガでわかる二級ボイラー技士試験(オーム社)  ※おすすめ!

(4) 二級ボイラー技士試験標準問題集(日本ボイラ協会)

(5) 設備と管理に掲載されている二級ボイラー技士試験公表問題(オーム社)

(6) 図解ボイラー用語早わかり(オーム社)



■体験記

勉強方法としては参考書を読んで問題を解くというオーソドックスな方法で対応しました。
(1)は職場にあった本ですが、日本ボイラ協会から出版されているオフィシャルの教科書です。
オフィシャルの教科書だけあって内容は非常に詳しいですが、試験のレベルをいくらか超えており、ここまで勉強する必要はないかと思います。
私は(2)の本をメインに勉強しましたが、この本でも十分対応可能です。
(3)は(1)(2)を読む前にまず読みましたが、イメージのつかみやすい非常にわかりやすい本です。
ただ、この本だけでは合格は厳しいかもしれません。

問題演習は(4)を中心に行いました。
この問題集はやはり日本ボイラ協会から出版されているオフィシャルの問題集で、この問題集の問題がそのまま試験に出ます。
この本が理解できれば試験は余裕で合格できると思います。
ただ、この問題集は解説がついていないので、わからないところは全て他の参考書等で調べる必要があります。
(5)の公表問題はホームページにも掲載されていますが、設備と管理の公表問題は解説もあって使いやすいです。
たまに解説の内容が間違えているので注意してください。

(6)は問題集などでわからない用語が出たときに使いました。

ここまで使う必要はないかもしれませんが、こういう本が一冊あると勉強するときに助かります。

ボイラーはしっかり勉強すると非常に奥が深く、特に二級ボイラー技士教本を読んでいくと難しい箇所が多々出てきますが、試験自体は類似問題の使い回しが多く、正直それほど難しくはありません。
私は上記の5種類の参考書と問題集を使用しましたが、ここまでやらなくとも合格レベルには十分到達できると思います。

■受験資格について

この試験は難易度的には難しくないものの、受験資格が必要でした。
二級ボイラー技士はボイラー入門資格であり、おそらくボイラーの経験者はほとんどいないものと思われます。
なので多くの受験生はボイラー実技講習の受講で受験していたものと思われます。
このボイラー実技講習は3日間の講習で、また費用が2万円近くかかり、時間・費用とも多くかかってしまうのがこの試験の特徴です。
平成24年度から法改正で受験資格がなくなりましたが、免状申請にはやはりボイラー実技講習の受講が必要で、受験料や参考書代等も含めると3万円くらいかかってしまう高価な資格です。

第一種電気工事士試験の合格体験記です。
二種電工と同じく、職場で取得の必要性が生じたため受験することになりました。

■合格年度

平成20年度(技能試験)

■受験回数

1回

■使用した参考書

(1) 第一種電気工事士技能試験候補問題できた!平成20年対応(電気書院)


■体験記

第二種電気工事士試験と同じく、受験時に第三種電気主任技術者を所有していたので、筆記試験は免除され、技能試験のみの受験となりました。

対策としては、第二種電気工事士試験と同じく、(1)を参考にしてひたすら公表問題の練習を行いました。
変圧器の結線など、二種より範囲が広くなり、また試験問題の分量も増えますが、基本的には二種電工と同じ対策になるかと思います。
本来であれば二種電工と同じく公表問題を何度も練習するべきなのでしょうが、私の場合は二種のときのように十分の練習ができなく、公表問題を各1回ずつしか練習できませんでした。
少々不安な状態で試験に臨みましたが、60分の時間をフルに使って何とか合格できました。

参考までですが、第一種電気工事士の資格を取得するには試験合格だけでなく、3年または5年の実務経験が必要です。
ちなみに電気主任技術者の資格があれば5年の実務経験で第一種電気工事士の資格申請ができます。
私は現時点ではどちらの経験もないので資格は所有していません。
おそらく経験年数を満たしても取得後の維持費用等を考えて資格申請はしないと思いますが…。

私が聞いた話ですが、第一種電気工事士の場合、資格を所有していなくとも試験合格だけでも履歴書には書けるとのことです。
試験合格だけでも就職時に有利になりますし、働いてからの会社内での評価も上がるとのことです。
資格を即取得できなくとも十分価値のある試験ですので、二種電工を取得してから電験三種の受験を躊躇している方などはまず一種電工を目指してもいいかもしれません。

第二種電気工事士試験の合格体験記です。
元々は受験するつもりはなかったのですが、当時所属していた職場で取得の必要性が生じたため受験することになりました。

■合格年度

平成20年度(技能試験)

■受験回数

1回

■使用した参考書

(1) 第二種電気工事士技能試験イラストAtoZ平成20年版(電気書院)


■体験記

私の場合、受験時に第三種電気主任技術者を所有していたので、筆記試験は免除され、技能試験のみの受験となりました。
本来の受験順序(二種電工合格後に電験三種受験)とは異なるかもしれませんが、受験することとなりました。

対策としては(1)を参考にしてひたすら公表問題の練習を行いました。
私はこれまで自分が電気工事を行う経験など全くなかったので、公表問題を1問につき2~3回は練習を行いました。
電験三種に合格し、理論上は電気のことを分かっていたつもりでしたが、実際に作業を行って初めて分かることが多々あり、私には新鮮な体験でした。
本番の試験では出来に若干心配はあったのですが、無事合格することができました。

私の場合、職場の上司が電気工事士を持っていたため、その上司の指導の元で合格することができました。
正直独学では合格できていたかどうかわかりません。
毎年技能試験の合格率は70%前後と非常に高いですが、個人的には簡単であるという印象は持ったことがありません。
書籍で勉強して試験を受けるという一般的な資格試験とは大きく異なるため、対策が立てにくいかもしれません。
ただ、現在はDVDが発売されていたり、またインターネットに動画サイトがあったりと、以前よりは独学でも対応しやすい環境が整備されていると思います。

ちなみにこの試験は電験三種の倍以上の受験料であり、さらに工具代、練習に使用するケーブル代など結構費用がかさみます。
資格ホルダーとして受験するには壁が高いかもしれません。
この資格を取れば家の簡単な電気工事は自分でできるので、唯一業務以外で役に立っている資格かもしれません。

職業訓練指導員(電気科)試験の合格体験記です。
この資格は職業能力開発総合大学校を修了することで取得するのがおそらくもっともスタンダードな方法であると思います。
(現在は学生の募集は停止されていますが、職業能力開発総合大学校は職業訓練指導員養成機関です。)
私は職業訓練指導員試験によって職業訓練指導員免許を取得しました。
合格体験記を書こうと思ったものの特別な対策というのは実はほとんどやっていません。
職業訓練指導員試験自体があまりメジャーな試験ではないと思いますので、その紹介と合わせて書いていきたいと思います。

■合格年度

平成21年度(実技試験)
平成22年度(学科試験)

■受験回数

1回

■試験結果

実技試験 68/100(平成21年度合格)
学科試験(指導方法のみ) 85/100(平成22年度合格)

■使用した参考書

(1) 技能検定(電気製図)過去問
(2) 職業訓練における指導の理論と実際(職業訓練教材研究会)


■体験記

【実技試験】
勉強に使用したのは(1)のみです。
電気工事士、電験、エネ管などとは全く内容が異なり、実務に関連する問題が多かったです。
本番の試験は受験者は非常に少なかったです。
実際の試験では(1)の内容とも少し異なり、電気設備の図面を描く問題でした。
初めて見る内容に戸惑いましたが、よく読むと今までの知識で解ける問題だったので何とか解くことができました。
結果として、68点で合格できました。
点数は情報開示して知りましたが、なぜこのような点数なのか理由はよくわかりません。
(合格点が何点以上なのかも教えてくれませんでしたが、おそらく60点以上が合格のではないかと思われます。)
とにかく合格できたので安心しました。

【学科試験(指導方法)】
勉強に使用した参考書は(2)のみです。
おそらく職業訓練指導員試験の指導方法分野における唯一の参考書です。
この本を一通り読み流して別冊の問題集を解きました。
別冊の問題集は○×で解答する形式ですが、本番は5択の形式でした。
試験内容としては一般知識でも解ける問題が多いですが、職業能力開発関係の法令を知らないと解けない問題も何問かあります。
指導方法科目の対策としてはこの本を読む以外ないと思います。
試験自体は難しいものではなく、20問中17問の正解で合格できました。

■職業訓練指導員試験について

【実施機関】
都道府県が試験実施機関となり開催されます。
都道府県によって試験日や問題内容は異なりますし、また職種によっては行われない試験もあります。
(というか、ほとんどの職種の学科試験は行われません。)
ただ、学科試験のうち指導方法の試験は全ての都道府県で行われているようです。
各都道府県の職業能力開発担当の部署のホームページをこまめにチェックして情報を入手する方がいいでしょう。

【職業訓練指導員免許を取得すると何ができるか?】
職業能力開発校において職業訓練指導員になることができます。
ただし、職業能力開発校(ポリテクセンター、都道府県立の職業能力開発校など)に採用されないと免許を使うことはまずないでしょう。
通常は採用時に対象訓練科の職業訓練指導員免許を持っていることが必須条件になっています。

【受験資格等について】
職業訓練指導員免許の職種は123種もあり、職種によって必要な実務経験や資格などの要件が大きく異なります。
私が取得した電気科の場合は電気主任技術者1,2種またはエネルギー管理士の資格があれば受験資格があり、また学科試験を免除することができました。
試験の内容以上に実務経験などのハードルの方が高いかもしれません。

ざっと説明しますとこのような内容の試験になります。
受験資格さえあれば、試験そのものはそんなに難しくないと思います。

エネルギー管理士(エネ管)試験の合格体験記です。
電験2.5種とも言われるエネルギー管理士。
イメージ的に今は電験2.7種くらいかとも思いますが、電験三種の合格後臨んだ試験です。

■合格年度

平成20年度

■受験回数

3回

■自己採点結果

課目1(エネルギー総合管理及び法規) 160くらい?/200(平成18年度合格)
課目2(電気の基礎) 150くらい?/200(平成19年度合格)
課目3(電気設備及び機器) 150くらい?/200(平成20年度合格)
課目4(電力応用) 125くらい?/200(平成20年度合格)

■使用した参考書

(1) エネルギー管理士電気分野完全解答〈平成18年度版〉(オーム社)

(2) エネルギー管理士熱/電気共通課目問題集 エネルギー総合管理及び法規(電気書院)

(3) エネルギー管理士試験「電気分野」直前対策〈2007年版〉(省エネルギーセンター)

(4) エネルギー管理士試験電気分野徹底研究(オーム社)  おすすめ!



■体験記

【平成18年度】
前年の電験三種合格を受けて、この年に電験二種とエネルギー管理士試験に挑戦しました。
(1)を中心に勉強したのですが、このころ仕事が多忙だったこともあり、ほとんど勉強はできませんでした。
ただ、この年は省エネ法の改正により電気と熱の資格区分がなくなった最初の試験だったため、法規だけは(2)を使用して集中的に勉強しました。
結果は課目1の法規のみの合格でした。
この年は省エネ法改正の最初の年だったためか、法規だけが非常に解きやすい内容で助けられました。

【平成19年度】
この年は(1)と(3)を使って勉強しました。
中心となったのは主に(3)の章末問題。
問題演習をすることで理解は増しましたが、この年の合格は課目2(電気の基礎)のみ。
他の課目はあと一歩でしたが不合格となり、次の年に再チャレンジすることになりました。

【平成20年度】
この年に合格しないと課目1の合格がなくなるので、背水の陣で臨みました。
この年使用した参考書は(4)1冊のみ。
この本は平成20年に出たのですが、正直もっと早く出てほしかったと思うくらい内容の良い本です。
ややコンパクトにまとまった本ですが、無駄なく必要なことは全て書いてあり、しかも非常にわかりやすいです。
細かなことで不明な点が出たときは電験三種の参考書で調べて解決しました。
結果として2課目とも合格することができ、ようやくエネルギー管理士試験に合格できました。

■実務経験について

エネルギー管理免状取得のためには試験合格だけでなく1年以上の実務経験が必要ですが、資格所得当時は私はまだ本格的な施設管理はしたことはありませんでした。
免状交付申請書に書いた実務内容は『事業所の電気照明の消灯管理』。
(職場のストップ温暖化の取り組みの一つとして2年間実際に続けていました。)
後日資源エネルギー庁から確認の電話がありましたが、これくらいの内容でも問題ないようです。

■感想

電験2.5種と呼ばれるように、電験三種の対策+αで対策可能です。
法規のみ電気事業法ではなく省エネ法の内容になりますが、あとは電気の基礎は理論、電気設備及び機器は電力+機械、電力応用は機械と電験の内容とほぼ同じです。
電験の違いというと、1問の中で複数の設問があり、電験より計算力が試されるといった感じでしょうか。
特に電力応用の選択問題は電験より掘り下げられた内容が問われるように思います。
ちなみに電力応用の選択問題は電気化学と照明を選択しました。
電気加熱と空調よりこちらの方が範囲が狭くいくらか解きやすいですし、傾向がはっきりしているので勉強しやすいと思います。

あと一度電卓を持っていくのを忘れた年がありましたが、この試験で電卓がないのは致命的に痛いです。
普通の四則演算でもややこしい計算が多いですし、何よりも平方根の計算は電卓なしではほぼ不可能に近いです。
この試験ほど電卓の重要性を感じた試験はありませんでした。

技術士第一次試験(電気電子部門)の合格体験記です。
私は技術士の取得を目指していますが、その第一歩となる試験です。

■合格年度

平成24年度

■受験回数

2回

■試験結果

共通科目 免除
適性科目 12/15
専門科目 44/50
基礎科目 13/15
※専門+基礎 57/65

■使用した参考書

(1) 技術士第一次試験 電気電子部門過去問題集〈2011年版〉(電気書院)

(2) 技術士第一次試験 基礎・適性科目完全解答〈2011年版〉(オーム社)


■体験記

勉強期間は約1か月。通勤電車の中(約20分×2)や昼休み(約30分)を使って勉強しました。
平成23年度にも受験しましたが、専門+基礎で1点足らず不合格となってしまい、2度目の挑戦でした。

【専門科目】
第三種電気主任技術者試験やエネルギー管理士試験で専門科目の下積みはあったので、過去問の勉強しかしていません。
(1)は解説が非常にわかりやすい良書です。
電子工学や通信の分野は私はあまりなじみがなかったのですが、(1)の本で過去問の解説を読んで理解しておけば試験ではある程度点数が見込めます。
例年過去問とほぼ同じ範囲から出題されていましたが、平成24年度はその傾向が特に強く、半分以上が過去問と同じ問題または類似問題でした。
(意味も分からず選択肢だけ覚えていても正解できるような問題も何問かありました。)
過去問の演習が合格への近道だと思います。

【基礎・適性科目】
(2)の過去問のみの勉強です。
近年適性科目が難しくなっていますが、公益通報者保護法や製造物責任法など、試験によく出る法令は過去問の解説を読んで理解するようにしました。
基礎科目は範囲が広すぎて過去問以外の勉強はできませんでした。

電気電子部門受験の方は電験やエネ管をすでに取得、または併願している方が多いかと思います。
私はこの年は電験二種を受験していて、この勉強内容がそのまま役に立ったと思います。
電気電子の問題は電験三種よりも高度な内容が範囲になっているものの、問題のレベル自体はオーソドックスなものが多いので、電験三種合格者なら十分対応できる内容かと思います。
私が受験した平成24年度の電気電子部門の合格率は58.8%と前年度より大きく上がりました。
比較的高得点で合格できたのは問題の大幅な易化に助けられた部分が確実にありました。

ちなみに試験は合格しましたが技術士補の登録は行っていません。
技術士第一次試験合格+実務経験7年で技術士第二次試験を受験することができます。

建築物環境衛生管理技術者(ビル管)試験の合格体験記です。
電気系の資格ではありませんが、施設管理には欠かせない資格です。

■合格年度

平成25年度

■受験回数

1回

■自己採点結果

118/180

■使用した参考書

(1) 完全突破!ビル管理技術者受験テキスト[第2版](森北出版)  ※おすすめ!

(2) 2012年版ビル管理試験完全解答(オーム社)

(3) 設備と管理2012年12月号(オーム社)

(4) 絵ときビル設備基礎百科早わかり(オーム社)

(5) 絵とき電気工事基礎百科早わかり(オーム社)


■体験記

勉強期間は技術士第二次試験が終わった8月5日から建築物環境衛生管理技術者試験(ビル管試験)のあった10月6日までの約2ヶ月でした。
空調の知識は実務や冷凍機械責任者の試験である程度身に付けたとはいえ、あまり自信があるほどではなく、また給排水や清掃の知識は全くと言っていいほどなかったので、限りなく0に近い状態からの受験でした。

まず最初の1か月は(1)をひたすら読み込み知識を身に付けました。
このテキストは実務でもたまに引用することがあり、よくまとまった良書だと思います。
分類がうまくされているので非常に見やすいです。
初めてでも不明点がほとんどなく読むことができました。

(1)を読んだ後は(2)と(3)でひたすら過去問の演習をしました。
(2)は知人から借りたもので平成14年度から平成23年度までの10年分の過去問、平成24年度の過去問は(3)を使用しました。
オーム社の過去問は解説があっさりしていますが、私としてはポイントがうまくまとめられていて十分な内容でした。
わからない部分は(1)と(4)で調べて理解しました。
(4)と(5)は実務でよく使用していた参考書ですが、建築物環境衛生管理技術者試験でも十分有効でした。
過去問は通称『赤本』と呼ばれるJETC(日本教育訓練センター)のビル管理士試験模範解答集 が解説が詳しいと評判のようですが、自分に合った方を使用すればいいと思います。

結果としては自己採点で118点と合格点の117点を1点上回るだけのギリギリの合格でした。
ネットの掲示板等によると、平成25年度の試験は平成24年度の試験より難化したという感想が大半でした。
(実際、合格率は平成24年度が32.7%であったのに対し、平成25年度は10.6%と大幅に落ちています。)
それでも過去問と全く同じ形では出題されないにしても、過去問の内容を理解していれば解ける問題がほとんどだったように感じました。
この試験は過去問の理解(問題文の暗記ではない)で十分対応できると思います。

今までで私が合格した資格試験の中で一番難しかったのがたぶんこれです。
通算合格率5%を切る難関でした。

■合格年度

平成24年度

■受験回数

4回

■自己採点結果

【一次試験】
理論 63/90(平成22年度合格)
電力 56/90(平成22年度合格)
機械 63/90(平成24年度合格)
法規 56/90(平成22年度合格)

【二次試験】
電力・管理 80くらい?/120
機械・制御 25くらい?/60

■使用した参考書

(1) 電験第2種一次試験これだけ理論(電気書院)

(2) 電験第2種一次試験これだけ電力(電気書院)

(3) 電験第2種一次試験これだけ機械(電気書院)

(4) 電験第2種一次試験これだけ法規(電気書院)

(5) 電験第2種模範解答集〈平成18年版〉(電気書院)  ※おすすめ!(特に二次試験)

(6) 電験第2種模範解答集〈平成22年版〉(電気書院)  ※おすすめ!(特に二次試験)

(7) 電験第2種一次試験過去問マスタ 機械の15年間 平成23年版(電気書院)

(8) 技術総合誌OHM 電験二種一次試験過去問コピー〈平成23年〉(オーム社)
(9) 技術総合誌OHM 電験二種一次試験合格講座コピー〈平成23~24年〉(オーム社)
(10) 電験二種二次試験の徹底研究(オーム社)  ※おすすめ!

(11) 技術総合誌OHM 電験二種二次試験過去問〈平成21~23年〉(オーム社)

■体験記

★一次試験

【平成18年度】
平成17年に電験三種に合格し、その流れで二種に挑戦。
(1)~(5)の参考書を購入しましたが、この頃仕事が多忙だったこともあり、あまり勉強はできませんでした。
結果は全科目不合格。
この年からしばらく電験二種からは遠ざかりました。

【平成22年度】
この年久々に電験二種を受験。
平成20年にエネルギー管理士を取得したのもあって、以前より問題がずいぶん解けるようになりました。
(6)で主に勉強し、(1)~(4)はわからないところを調べる形で読みました。
この年は理論、電力、法規の3科目に科目合格できました。

【平成23年度】
機械科目のみの受験でしたので、(7)を購入し勉強しました。
前年よりだいぶ機械科目への理解は深まったのですが、結果は合格点に1点足らず不合格でした。

【平成24年度】
前年と同じく(7)で勉強しました。
さらに(8)(9)のうち機械科目のみ勉強しました。
ようやく全科目に合格し、二次試験に進むことができました。
多くのパターンの問題に接することができたのとこの年の機械科目がやや解きやすかったのが勝因かと思います。

★二次試験

【平成24年度】
一次試験の自己採点で合格点を超えていたのですが、10月上旬までは併願していた技術士第一次試験の勉強をしていました。
技術士第一次試験の終わった10月上旬から12月2日の試験までの約2か月勉強しました。
家では家事や育児などでなかなか時間が取れないので、早朝と通勤電車と昼休みを勉強時間に当てました(過去と比較してこの年が断トツで勉強しました)。
まず、(5)(6)(11)で過去問11年分を解きました。
わからない部分は多々ありましたが、わからない問題については解法を覚えていく戦法で取り組みました。
過去問は電気書院のものが特に詳しくおすすめです。
その後、(10)をひたすら解きました。
(10)は非常に良い本で、この本の内容を完全に理解できれば合格できる力が身につくのではと思います。
(10)の本については章末の練習問題は解く時間はありませんでしたが、それ以外は一通り勉強でき、この本のおかげで随分と力がついたと感じています。
私の場合勉強期間が2か月と限られていたため、難解と感じたパワエレは最初から捨てました。
また、論述問題よりも計算問題中心で勉強しました。
平成24年の機械・制御のようにパワエレが2問出題されると少々苦しいですが、逆に毎年確実に出題される自動制御や過去出題の多かった揚水発電やパーセントインピーダンスの計算をしっかり勉強していたので、そこが勝因になったのかと思います。
傾向をしっかり見極めて勉強することが大切かと思います。

■感想

今回の私の合格でわかったのは確実に部分点は存在するということです(完全に正答した解答だけではどうやっても合格ラインの55%には達していない)。
解答を導く過程を答案に書けるよう常に心掛けることが大事かと思います。
また『電圧をVとすると』などの定義もはっきりと明示するべきでしょう。
人に読ませる解答というのを常に意識するべきかと思います。
(5)(6)(10)に掲載されている正答はまさに理想の答案だと思いますので、これらの本で理想の解答の方法を学んでいくのが合格への近道かと思います。

インターネット上に掲載されている他の合格者の方の体験記を読むと、電験二種は一次試験はそんなに難しくなく、二次試験が本番であるという内容をよく読みますが、私の場合は逆でした。
一次試験でも電験三種よりずいぶん難しく感じました。
もちろん二次試験は一次試験より難しいのですが、解くのに必要となる知識は一次試験も二次試験も同じであると思います。
二次試験は合格率が極端に低く難しい試験ではありますが、私のように一次試験合格からの時間だけでも対策次第で十分勝機はあると思います。

私が自分自身満足いくように勉強できたと感じるのは平成24年だけです。
その平成24年でもできて2時間、普段はせいぜい1時間程度でした。
ただし、毎日勉強しました。
社会人の方はなかなか勉強をする時間が取れないとは思いますが、1日の中で空いている時間を有効に活用し、わずかな時間でも毎日勉強することが大切かと思います。