建築物環境衛生管理技術者(ビル管)試験の合格体験記です。
電気系の資格ではありませんが、施設管理には欠かせない資格です。
■合格年度
平成25年度
■受験回数
1回
■自己採点結果
118/180
■使用した参考書
(1) 完全突破!ビル管理技術者受験テキスト[第2版](森北出版) ※おすすめ!
■体験記
勉強期間は技術士第二次試験が終わった8月5日から建築物環境衛生管理技術者試験(ビル管試験)のあった10月6日までの約2ヶ月でした。
空調の知識は実務や冷凍機械責任者の試験である程度身に付けたとはいえ、あまり自信があるほどではなく、また給排水や清掃の知識は全くと言っていいほどなかったので、限りなく0に近い状態からの受験でした。
まず最初の1か月は(1)をひたすら読み込み知識を身に付けました。
このテキストは実務でもたまに引用することがあり、よくまとまった良書だと思います。
分類がうまくされているので非常に見やすいです。
初めてでも不明点がほとんどなく読むことができました。
(1)を読んだ後は(2)と(3)でひたすら過去問の演習をしました。
(2)は知人から借りたもので平成14年度から平成23年度までの10年分の過去問、平成24年度の過去問は(3)を使用しました。
オーム社の過去問は解説があっさりしていますが、私としてはポイントがうまくまとめられていて十分な内容でした。
わからない部分は(1)と(4)で調べて理解しました。
(4)と(5)は実務でよく使用していた参考書ですが、建築物環境衛生管理技術者試験でも十分有効でした。
過去問は通称『赤本』と呼ばれるJETC(日本教育訓練センター)のビル管理士試験模範解答集 が解説が詳しいと評判のようですが、自分に合った方を使用すればいいと思います。
結果としては自己採点で118点と合格点の117点を1点上回るだけのギリギリの合格でした。
ネットの掲示板等によると、平成25年度の試験は平成24年度の試験より難化したという感想が大半でした。
(実際、合格率は平成24年度が32.7%であったのに対し、平成25年度は10.6%と大幅に落ちています。)
それでも過去問と全く同じ形では出題されないにしても、過去問の内容を理解していれば解ける問題がほとんどだったように感じました。
この試験は過去問の理解(問題文の暗記ではない)で十分対応できると思います。