NHK-BSプレミアムで放送されている「美の壺」より、今度駅舎をテーマにした番組を造りたいとのオファーを受け、打ち合わせの結果ボクが一部で『案内人』として登場することが決まる。キャラが違うんじゃないかと聞いてみたところ、「楽しそうに振舞うあの元気な感じがいいんです」だって。



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ということで、まずは自宅にてたぶんオープニング部分の撮影。取材ということで、ここはマジメに応対。どんな風に編集されるかはわからないけどね。




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翌日は地方にてロケを行なうため、その後は早々と現地へと移動。「鉄女育成スクール」の「さゆみん」(山本紗由美)を誘い、明日は一緒にロケに臨みます。

10月14日の「鉄道の日」を記念して毎年開かれる鉄道フェスティバル。昨年は明治公園での開催でしたが、今年はまた日比谷公園が復活。



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この熱気、懐かしいです。でも今年はテツの有名人等によるステージは行なわれないような。




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立誠社のブースにて、豊岡真澄ちゃんがお手伝いで入っていたのでチャッカリ「いーだろ」ショット。今年お仕事で来ているテツ関係の有名人は真澄ちゃんくらいかな。かつては大勢集結したこともあったんだけどね。


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カゲリくんの嫁と(笑)


やっぱりあちこちで知った顔に会い、いろいろと楽しませていただきました。

切符は明日まで有効なので、慌てる必要はなく、まだまだ余裕たっぷりです。



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青い森鉄道に乗って三沢へとやって来ました。「18きっぷ」だと別運賃がかかりますが、「北・東パス」なら問題ナシ。とっくに切符のモトは取っているけれど、もっともっと活用させてもらいます。




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訪れたのは、昨年の3月末限りで廃止となった十和田観光電鉄の旧三沢駅。電車は来なくなったけれど、駅舎の壁には未だに「電車・バスのりば」の文字が。




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ホームはまだ残っていましたが、既に線路は撤去され、次第にその姿を変えつつあります。




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駅舎はまだそのまま使われていて、名物のソバ屋も健在です。ここは後ほど改めて立ち寄ることにして、先へ進むことにします。




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駅前から代替バスとも言える十和田市行のバスに乗車。バスだと不意を付かれるような感じで現れるため、電車に比べると忙しない感じも。これから沿線を探索してみるつもりです。




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最初にやって来たのは旧七百駅。ここは電車の車両基地があった所で、いわば要といったところ。中には入れなくなっていますが、現役時代とさほど変わった様子はなく、今にも電車がやって来そうな雰囲気です。廃止間際のあの賑わいがとても懐かしく思い出されます。




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ここは線路もほぼそのまま残っていて、すぐにでも電車が発車しそうな雰囲気です。鉄道が走っていた証しとして、在りし日の姿を後世に伝えるためにも、できればここだけは、このままずっと変わらずに残してほしいものです。




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七百からは、十和田市方面を目指して歩いてみることにします。駅間距離は、数百メートルからせいぜい2キロくらいと短いのでたいしたことはありません。しばらくすると、現れたのは旧古里駅。線路は撤去されたものの、ホームはほぼそのままの状態です。こんな駅でも現役時代に何度も訪れているせいか、とても懐かしく思います。




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そのまま歩き続けると、程なくして三農校前に到着。ここはホームが全て撤去されていて、バス停がなければ駅があったことなどわからないかもしれません。通学の時間帯にはたくさんの高校生がこの駅を利用していたのをよく見かけたものでした。




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さらに歩いて旧高清水駅。ここはほぼそのままですね。




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旧北里大学前駅は、屋根やベンチもそのまま残り、今にも電車がやって来そうな雰囲気です。




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旧工業高校前駅も、同じくそのままの状態で残っています。




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次の旧ひがし野団地駅までは400メートルしか離れてなく、5分も歩けば辿り着きます。ここもほぼそのまま。




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さらに1キロ程で、終点だった十和田市駅があったはずですが、ここはもうホームも全て跡形もなくなっていて、駅があったことすらわからなくなっています。再開発のため、撤去されたことは耳にしていたけれど、ここまで何もかもなくなっている様子を見ると、やっぱり唖然としてしまいます。




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駅ビルも全て撤去され、完全な更地に。もともと町の中心からは少し離れていただけに、なおさら寂しさが引き立つようです。




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いずれは立派なバスターミナルが建設されるとは思うけど、差し当たりこれが今のバス乗り場です。代替バスとも言える三沢駅行のバスに乗り込み、十和田市を後にすることにします。なお、バスは十和田市の中心街まで乗り入れるようになったので、電車時代よりも便利になったかもしれません。




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三沢駅へと戻って来ました。構内のソバ屋は今も健在で、さっそくいただくことに。味はもちろんですが、この人情味というか、懐かしさというか、ついフラッと入りたくなるような何とも言えない独特の魅力がこの店からは感じられ、電車は来なくなったけれど、ここだけはいつまでも変わらず営業を続けてもらいたいものです。



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三沢からは、青い森鉄道で八戸方面へ向かうつもりでしたが、時間が中途半端なので一旦下り列車に乗り込み、上北町で下車。




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三セク化されてからは初めて降りた上北町。出札窓口も健在で、JRの頃とさほど変わった様子は見られないような。どっしりと構えた大きめの駅舎は、今でも町の玄関としての貫禄を漂わせているようです。




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折り返しは大湊からやって来た快速「しもきた」八戸行。車両はJR所属のキハ100です。




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前面ガラスギリギリまでカブリツキが可能なキハ100なので、そのスペースに立ってみます。複線区間を素っ飛ばす迫力はまさに手に汗握るほど。運転台があるため正面ガラスまでワンクッション置かれる701系では味わえないスリルです。




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八戸からはさらにIGR直通の盛岡行に乗り換え。後はもう単なる移動だけとなりそうです。




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盛岡に近付くにつれ、次第に混雑する車内。ロングシートがやっとその本領を発揮。




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盛岡に着きました。まだ先まで行けるけど、明日はもう帰るだけなので急ぐ必要もなく、今夜は盛岡泊まりとしました。切符の期限はあと一日。旅はまだ終わっていないけれど、今回もとっても充実した旅になったかと。



青森 8:46 → 9:53 三沢 10:25 → 10:36 七百 → 十和田市 13:45 → 14:11 三沢 14:54 → 15:03 上北町 15:25 → 15:53 八戸 16:02 → 17:56 盛岡

函館に来たからには、やはりここは外せないですね。



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函館を6時53分に出る江差線で江差へと向かうことにします。何度も訪れた所だけど、いよいよ廃止まで半年余りとなり、とにかく今は乗れるだけ乗っておきたいという気持ちが強まっています。




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函館発車時は通学輸送も兼ねてかなりの混雑を呈したけれど、木古内を過ぎて乗っているのはもうテツばかり。各ボックスに概ね一人と、後は相席を嫌ってロングシート部分に数名。誰一人として互いに話しかけることはせず、これだけ人が居るのに不気味なほどの静けさを保っているのは、テツ列車ではよくあること。ド平日の今日でこの有様なのだから、シーズン中の混雑は予想をはるかに上回るのでは。




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何度も見たこの峠越えも、間もなく見納めと思うと、もっとしっかり見ておかねば、という気になります。




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交換のある湯ノ岱では待ち受けるテツも多く。



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そして終点の江差では、各自思い思いの写真撮影。何となく、’80年代にブームとなった「いい旅・チャレンジ2万キロ」キャンペーンを思い起こします。



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この便は、折り返して発車となるまで一時間以上あるので、江差の町を少しうろうろしてみることにします。駅前はとても寂れていますが、10分も歩けば町の中心街に行き当たり、そこそこ大きな町であることがわかります。




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海も近く、散歩するには絶好の所です。




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駅に戻って来ると、ホームでは園児達による写生会が行なわれていました。




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やがて出発時刻を迎え、園児達に見送られながら発車します。今後ここに列車が来なくなっても、この子達の心にはずっと思い出として残ってほしいですね。




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途中の宮越-湯ノ岱間には、幻の駅として知られる「天の川」駅のホームがあり、目を凝らしていると一瞬のうちに通り過ぎるのがわかります。これは街造りの一環として設置されたモニュメントで実際の駅ではなく、列車はかなりのスピードで通過してしまうので、うまくカメラに収めるのは困難を極めます。




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湯ノ岱に到着。きびきびと動いて応対する駅員の姿が清々しく、まさに鉄道原風景そのものです。今回はここで下車して降りた列車を見送ります。




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そしてやって来たのは、駅から歩いて10分くらいの所にひっそりと建っている温泉センター。前回来た時は食事をしただけで温泉には入らなかったので、今回はのんびりお湯に浸かってみようとの試みです。




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入口に券売機があり、350円の入浴券を買って中に入ります。中は広く結構な人数で押し寄せてもかなりの余裕はありそう。それぞれ35度、38度、42度と3つの浴槽があり、好みに合わせてのんびり寛げます。他に打たせ湯もあり、全て源泉掛け流し。鄙びた温泉施設と思っていたけれど、なかなかどうして、随分とゴージャスな雰囲気です。




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すぐ隣には畳敷きの大広間があり休憩所として誰でも利用することができます。ここでゴロンと横になって疲れを癒し、また温泉に浸かってみるなんていうのも自由自在。食堂もあるので食事にも困らず、使い方によってはかなり贅沢なひと時を過ごせます。今後も江差線を訪れた際には是非ともここには立ち寄りたいですね。




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駅に戻り、江差線の旅を再開。乗客はボックスに1人か2人といったところでしょうか。パッと見、大半がわざわざ乗りに来た人達のようです。




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今度は木古内の一つ手前、渡島鶴岡で降りてみます。他に降りた人はなく、少しばかりホッとします。いや、こういう所で『同業者』にかち合うのはあまりいい気がしないものなので(笑)




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駅はホーム一本だけのシンプルな造り。待合室の小屋がなかなかいい味出しています。




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駅の裏手は公園として整備されていて、ちょっとした散策にはもってこいの環境です。




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再び江差方面へと折り返し。今度も乗客はそこそこ多く、やはり大半はわざわざ乗りに来たといった感じの人達です。




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峠を越えて今度は中須田で下車。今度も降りたのは自分一人だけ。




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廃車となった車掌車が待合室代わりに置かれた「貨車駅」です。外見は傷みが目立ちますが、中は意外と快適です。周囲には人家が点在し、それなりの賑わいは感じられます。




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隣の桂岡までは2.1キロしかなく、次の列車が来るまでには十分な時間があるので、線路沿いを歩いてみます。車内からでは把握し辛い集落の様子がよくわかり、気分転換にもちょうどいいです。



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桂岡に着きました。ここも「貨車駅」となって久しく、長年に亘って風雨に耐えてきた車掌車に哀愁すら感じます。




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程なくして木古内行が到着。今度も比較的乗客は多く、どうやら今はド平日といえども、早朝の便を除いて日中の列車ががら空きという状況にはならないようです。




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そうこうしているうちに、一瞬にして「天の川」を通過。写真を撮るタイミングはとても難しいです。




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木古内に戻って来ました。もう一度江差方面へ折り返すべきか迷ったけど、今回はもういいかと。




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北海道を離れることにして、木古内から「スーパー白鳥」に乗車。




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青函トンネルを抜ける頃にはすっかり陽も暮れ。蟹田に到着。




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『お約束』の701系に乗り換えると、本州に戻って来たという気がします。




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今夜は青森の駅近くに宿を取りました。



函館 6:53 → 9:17 江差 10:27 → 10:58 湯ノ岱 13:38 → 14:09 渡島鶴岡 14:48 → 15:38 中須田 → 桂岡 16:32 → 17:22 木古内 17:44(特急「スーパー白鳥42号」) → 18:31 蟹田 18:58 → 19:43 青森

この旅もようやく半分が経過。自由にあちこち動き回れる切符の特性に合わせ、気紛れの度合いも強まっています。



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ゆっくり朝食を取っての出発なので朝は余裕があり、のんびり朝風呂と洒落込んでみます。昨夜から雨になりましたが、雨粒に打たれながらの露天風呂というのもなかなか風情がありますね。




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8時半過ぎのバスで北湯沢を後にします。




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当初の予定では、このまま道東方面へ向かうつもりでしたが、どうもこの先も天候が悪そうなので、そのまま引き返すことに急遽予定を大幅変更。でも上り列車はしばらくないので、駅めぐりを兼ねて伊達紋別からは一旦下り列車に乗り込みます。



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そして隣の北舟岡で下車。この駅は内浦湾ギリギリの所にあり、寄せては返す波の音が一日中ホームに響き渡っています。海に近い駅というのは多々あるけれど、高台からの俯瞰だったり、防波堤に遮られたりしている場合が多く、これだけリアルに波打ち際が望める駅というのも珍しいでしょう。



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駅前広場には待合室の小屋が建っていて、外は雨が激しくまたホームに屋根もないため、とても助かります。中には「思い出ノート」も置かれていて、この駅にわざわざやって来る人というのも珍しくないことがわかります。




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そのうちに折り返しとなる長万部行がやって来たので北舟岡を後にします。今度は是非晴れた日にまた訪れたいですね。




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昨日も見た景色だけど、雨の中の走行にはまた一味違った味わいも。




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秘境駅で名高い小幌に停車。さすがにこの天候では乗り降りする人はいないようです。




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そしてまたまた長万部。この駅もすっかりお馴染みとなりました。




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長万部から乗り換えた函館行は、いつも通りの40系。やっぱ国鉄形の車両は落ち着きますね。




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雨のため窓は開けられないけれど、窓枠から僅かに入り込むすき間風の味わいが何とも言えません。




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そして雨に煙る内浦湾。こういうのも悪くないものですね。




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函館に戻って来ました。すかさず江差線に乗り換え、これから夜の江差線に繰り出してみようかと。




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函館発車後、しばらくは下校の高校生等で混雑する車内。どこにでもあるような日常的な光景ですね。




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しかし木古内までにほぼ全員が降りてしまい、木古内を過ぎて乗っているのは僅かに一人だけ。悲しいけれど、これが現実なのでしょう。




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たとえ乗り降りする人は居なくても、途中の駅には小まめに停車。この雰囲気、たまらんです。



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スタフ閉塞となる湯ノ岱ではこんな時間でもやはり駅員が待機。それだけで何かホッとするのは、人と出会う機会があまりに少ないからでしょうか。なお、一人だけ残っていた乗客もここで降りてしまい、ここから先はとうとう自分一人だけとなりました。




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誰も乗り降りしない駅はそれから先も続きます。こんな駅でも昔は多くの利用者がいたのでしょう。



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終点の江差に着きました。待ち受ける人は誰もなく、この時間帯は駅も無人化されています。駅舎が立派なだけにこの静けさがやたらと寂しく感じられてなりません。多くの駅員が居て活気に満ちていたのはもう遠い昔の話。




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折り返しの列車も、他にテツと思しき人が2人乗っただけで静かに江差を発車。そしてまた利用者の居ない駅を一つ一つ丹念に停まって行きます。途中の湯ノ岱だけは、スタフの受け渡しの関係上駅員が列車を待ち受けます。




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函館に戻って来ました。寂れた所ばかり回っていると、都会の灯りがやけに眩しく感じられたりします。ということで、今夜は函館泊まり。



北湯沢温泉 8:39 → 9:34 伊達紋別 10:07 → 10:12 北舟岡 10:30 → 11:53 長万部 13:28 → 16:11 函館 16:21 → 18:58 江差 19:08 → 21:16 函館

接続の列車の関係で、今日は比較的ゆっくりめのスタート。



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路面電車を見ながら函館の駅へ。今日は乗らないけど、一日乗車券を買って函館市電で町巡りなんていうのもいいですね。




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本日の1本目は函館を8時17分に出る長万部行。6時ちょうどに出る長万部行もあるけれど、長万部からの接続が悪く、結局はこの便でも同じ列車になるので。




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新函館の駅となり新幹線がやって来る予定の渡島大野。開業に合わせ着々と工事は進んでいる様子。周辺はまだ広大な空地が広がるばかりですが、本州側の津軽今別(奥津軽)同様、完成の暁には全く見違えるような景観に変貌するのでしょう。


ところで、この新函館駅が開業すると、地図上で八の字を描いている七飯-大沼間をショートカットする「藤城線」の行方が気になります。本州側の中小国-津軽今別(奥津軽)間もどうなるのか、いろいろと興味は尽きません。




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やがて「藤城線」の合流と共に車窓左手に見えてくる大沼公園の絶景。その素晴らしき眺望は、特急で一気に素っ飛ばすよりも、やはりここは鈍行でのんびり行く方に軍配を上げたくなります。




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その後右手には駒ケ岳の雄姿も。




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森では29分間の大休止。「いかめし」を買いたかったのですが、残念ながらまだ入荷前でした。




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海がギリギリまで近付いてくる内浦湾の眺めも、もはやすっかりお馴染みとなりましたが、何度通っても飽きないものです。鈍行でゆっくり行くのがまたいいですね。



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長万部に到着。特急では単なる通過地点となりがちだけど、鈍行旅ではここで必ず乗り換えとなるため、この駅に立ち寄る機会は飛躍的に多くなります。




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接続がよくない場合が多いので、町歩きに繰り出すこともしばしば。通りを少し歩いた一角で見つけた素朴な味のラーメン。ライス付きで500円とお手頃価格でオススメかと。




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一時間半以上待って乗り換えた東室蘭行は、またも40系の単行。ここ長万部から乗ったのは、他にテツと思しき客が1名のみ。空いているのは嬉しいけど、こんなことで大丈夫なのかと少し心配になるほどです。




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列車は海を見下ろしながらゆるい峠越えへと挑みます。この辺はもう窓が開かないキハ150の台頭が著しく、こうして自然の風を思い切り浴びながら車窓を楽しむ機会もグンと少なくなりました。




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この列車は、秘境駅で名高い小幌には停まらず、一瞬のうちに通過。いずれまたゆっくり再訪してみたい駅です。




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その後も磯の香りをたっぷりと吸い込むように内浦湾沿いを快走。窓が空く列車はホント最高です。




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伊達紋別に到着。時間的にまだかなり早いけれど、列車による移動は今日はここまでです。




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ホームの端には、かつて胆振線が発着していた頃の名残が。今日はこれからこの胆振線の廃線跡を少しだけ辿ってみるつもりです。




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ということで、駅前から胆振線の代替バスとも言える倶知安行のバスに乗車。




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バスはかつての胆振線の跡を辿るように、町中から次第に山腹へと。バス停は小まめに設けられていて、その点においては列車よりも便利になったかもしれません。




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バスに揺られること約50分。やって来たのは、長流川のほとりに湧く北湯沢温泉。




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ここにはユースホステル協会直営の「北湯沢ユースホステル」が建っていますが、どうやら現在は休館中の模様。




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実は今から27年余り前、ここのユースホステルにおいて、お手伝いをしながら住み込みで一冬過ごしたことがあり、今回は当時を懐かしみに来たというのが真相です。年末年始もここで過ごし、仲間達と大いに語り合い、お互い『旅人』という共通点もあって硬い絆で結ばれたものでした。当時の写真を引っ張り出してみたけれど、彼らももう一様に50前後になっているはず。未だに青春を謳歌し続ける俺って(笑)。



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長流川にかかる橋を渡ると……




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かつてそこには胆振線の北湯沢駅がありました。多くの旅人をここで出迎え、そして見送り、まさに青春の1ページとして今でも強烈に脳裏に焼き付いています。懐かしいナ。


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しかし今は駅跡に大きなホテルが建ち、当時の面影は微塵もありません。ここに鉄道が走り、駅があったことなど、もはや完全に忘れ去られてしまったようです。寂しいけれど、これが現実というものです。




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当時を懐かしみながら、今夜は今も変わらず営業を続ける老舗の温泉宿に泊まることにしました。川原に湧く手作りの露天風呂が最高に気持ち良く、たまにはこんなのんびりした旅も悪くないですね。



函館 8:17 → 11:31 長万部 13:18 → 14:24 伊達紋別 14:35 → 15:24 北湯沢温泉

今回は観光も考えているため、その分列車に乗っている時間は短くなりがちだけど、「北・東パス」の一日あたりの単価は1500円にも満たないため、十分にモトは取れるかと。



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少し早起きして、青い森鉄道をさらに北上。八戸駅はいつにも増して活気があるように思え、NHK連続テレビ小説「あまちゃん」のヒットによる効果を感じます。




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下北半島への入口となる野辺地へとやって来ました。乗り換えまでに少し時間があったので、駅前をブラブラ。青い森鉄道に転換されてからというもの、随分と寂しくなった気がしてなりません。




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そして野辺地から大湊線で下北半島を北上します。今日は休日のためかとても空いていて、おまけに2両も繋いでいるため、余裕でボックスを独り占めできます。足を投げ出してコトコト揺られて行くひと時は本当にたまらず、ローカル線の旅を心行くまで堪能します。




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やがて左手には陸奥湾が車窓ぎりぎりまで近付いてきます。これぞ大湊線のハイライト。




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終点の一つ手前、下北で下車。




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今日はこれから恐山へ行ってみようと、駅前からバスに乗り換えます。




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バスは一旦むつ市の中心街を抜けた後、アップダウンの続く寂しげな山道を進んで行きます。




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バスは途中の冷水(ひやみず)という湧き水スポットで停まってくれ、乗客に飲むよう勧めてくれます。小回りの利くバスならではの嬉しいサービスですね。




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そして、イタコの口寄せや霊山で知られる恐山へとやって来ました。周囲には硫黄の匂いが立ち込め、早くも異様な雰囲気が漂っています。




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500円の入山料を支払ってさっそく中へ。




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総門をくぐり、境内へと続く道。この辺りはまだ普通の寺院といったおもむきです。




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山門をくぐると、右手に「薬師の湯」(男湯)、左手に「古滝の湯」と「冷抜の湯」(女湯)の小屋があり、参拝者は無料で利用することができます。気軽に立ち寄れるため、入れ替わり立ち代わり多くの人がやって来るみたいです。たまたま人が途切れたところをパチリ。なお、女湯の方は知りません。




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境内を抜けると、そこは一面強烈な硫黄の匂いが鼻を突くゴツゴツとした岩場。充満する硫黄ガスのせいで草木は生えず、噴出した溶岩が重なり合い、まさに地獄そのものです。




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積み上げられた小石の上に立てられた無縁仏もあちこちに。やはりここは様々な霊が寄り添っているような特別な場所なのでしょう。



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岩場を抜けると、眼前には宇曽利湖と呼ばれる広大な湖が広がり、きれいな砂浜と穏やかな湖面にとても癒される気がします。このように続く変化に富んだ散歩コースはとても興味深く、一見の価値はありそうです。




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山門を出た所にある3つの温泉以外にも、もう一つ「花染の湯」という温泉があり、ここでは唯一の混浴として存在しています。参拝コースから大きく外れ、とてもわかりにくい場所にあるため、ここまで来る人は皆無に近く、穴場的存在と言えそうです。




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一時間もあれば全体をくまなく見て回れます。これまで名前からしてそこは殺伐としたとても恐ろしい所、という漠然としたイメージがあったのですが、自分には霊感がほとんどないせいか、恐怖といった印象はなく、それどころかとても明るい感じに思え、清々しい気持ちにさえなったというのが感想でしょうか。でも霊感の強い人には全く別の印象を受けるかもしれず、一度は行ってみることをオススメします。

ということで、再びバスに乗ってこの地を後にします。




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下北からの乗り換えは、少し時間があったので、一旦終点の大湊まで行って折り返すことにしました。乗り放題の切符なのでこんな乗り方も自由自在。



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前回来た時は確か駅舎改築中で仮駅舎状態でしたが、すっかり完成し、終着駅に相応しい佇まいとなりました。じっくり周囲も見たいところですが、あまり時間はなく、慌しく折り返します。




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3連休の最後ということで列車はかなり混雑してきたので、ならばと先頭のカブリツキスペースにさりげなく移動。正面ガラスギリギリまで乗り出せるキハ100のため、とても迫力のある前面展望が楽しめます。




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野辺地からは青い森鉄道に乗り換え青森へ。さらに津軽線に乗り換え、今度は津軽半島を北上します。




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この地方の701系ロングシートはもはやすっかり「お約束」。




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終点の蟹田が近付くと、右手に現れる青森湾。はるか沖合いには先程まで足跡を標した下北半島がうっすらと。




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蟹田に到着。実質的にはここが北海道へ渡る分岐点となります。




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そして「スーパー白鳥」に乗り換えると、気分は早くも北海道へ。木古内までなら特急券ナシで乗れるのも嬉しい配慮です。



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青函トンネルを抜けるとすっかり陽が暮れていました。そして、またまたやって来ました、北海道。なお、これ以上乗っていると特急料金がかかるので、いつものごとく木古内で「白鳥」から降ります。




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今はひっそりとしている木古内の駅及び駅前ですが、新幹線開業の暁にはすっかり変わっていることでしょう。




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木古内からは懐かしの40系気動車が登場。この車体を見ると、北海道に来たことを実感します。




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空いているのでボックスに足を投げ出し至福のひと時。真っ暗な中での走行も、ロマンを掻き立てられたりしてなかなか幻想的でいいものです。




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函館に到着。今夜はここに泊まり、明日はさらに道内を北上予定。旅はまだまだ始まったばかり。



八戸 6:56 → 7:33 野辺地 7:58 → 8:55 下北 9:00 → 943 恐山 13:00 → 13:40 下北 13:54 → 13:59 大湊 14:05 → 15:06 野辺地 15:19 → 16:06 青森 16:12 → 16:48 蟹田 17:21(特急「スーパー白鳥27号」) → 18:09 木古内 19:03 → 20:18 函館

「18シーズン」は終わったけど、北海道と東日本の鈍行が自由に乗り回せる「北海道&東日本パス」はまだ今月いっぱい使えるため、やはりここは行ける時に行っておくべきと考え、またまた旅に出ることに。



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旅立ちは、上野を7時57分に出る快速「ラビット」から。これまでの経験からして、このコースは仙台まで悪評高い701系オールロングシート車に当たらないことがわかっていて、今やロングが主体となった東北本線でも比較的快適に旅を楽しむことができます。さんざん乗り慣れたルートだけど、「18シーズン」も終わったことから長距離利用の旅行者もほとんど見かけず、のんびりとした道中となっています。




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これまで仙台からは701系に当たっていたけれど、この日は運良くセミクロス仕様のE721系が充当されていて、今はこの運用に変わったのかもしれません。もはやこの区間は701が当たり前、と思っていただけに、ちょっとトクした気分になりました。




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一ノ関からは『お約束』の701系オールロングシート車に。旅情は半減するけれど、やっとこれが来たか、と何だかホッとする想いも。でも今日は日曜日ということで帰宅ラッシュにはならず、空いていればロングシートでも結構快適に過ごせるものです。




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盛岡に着く頃にはすっかり陽も暮れ。ひと頃に比べ、陽も随分と短くなりました。引き続きIGRいわて銀河鉄道に乗り換えます。「18きっぷ」では乗れないIGRでも、「北・東パス」ならフリーパス。




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今やすっかりこんな光景も当たり前になったみたいだけど、一昔前までは機関車が引っ張る客車を何両も連ね、のんびりゆっくり走っていた頃を知っている身には、こうしてモーター音を唸らせてロングシート車が猛スピードで突っ走る現実には、まだまだ違和感を抱いてしまいます。しかしスピードアップによる利便性の向上は計り知れず、ここでの「国鉄」の時代は完全に終わった言えるでしょう。




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目時からは、青い森鉄道へと直通し、八戸へ。今日は単なる移動だけだったけど、今回は観光も取り入れた旅にしようかと。ひとまず今夜は八戸に泊まります。



上野 7:57(快速「ラビット」) → 9:27 宇都宮 9:34 → 10:25 黒磯 10:33 → 11:37 郡山 →11:56 → 12:43 福島 13:00(快速「仙台シティラビット5号」) → 14:13 仙台 14:45 → 16:23 一ノ関 16:28 → 18:00 盛岡 18:15 → 20:04 八戸

現地に滞在し、もう少しいろいろ訪ねてみることにしました。



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養老鉄道を経由して、かつての名鉄揖斐線の終着駅、本揖斐まで来てみました。しかしそこはもう何の跡形もなく、そこに駅があったことなど想像すらできない状態でした。ちなみにこの舗装道路がかつての線路跡のようです。あれから早12年、時の流れというのは残酷です。




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黒野へ行くバスが当分なかったので、歩いてみることにしました。本揖斐の駅前は舗装道路と化していましたが、それ以外は所々路盤のまま残っているようです。現役当時を知っているだけに、やはりこの光景には胸が痛みます。




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黒野駅跡までやって来ました。ホームや駅舎は鉄道公園として保存されていて、駅前及び周辺は確かにあの時のままですが、やはり何かが違います。頻繁に電車が発着し、とても活気のある駅だっただけに、静か過ぎる佇まいにとてつもない違和感を覚えてしまいます。でもこれが現実なのですね。




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もう一つ、美濃北方の駅跡にも行ってみました。ここは立派な木造駅舎がありましたが、今はもう跡形もありません。ホームがそのまま残されていて、それが却って切なさを際立たせているようです。とても悲しい現実だけど、これもしっかりと目に焼き付けておくべきことなのかもしれませんね。

「18きっぷ」の消化を兼ね、前から行きたいと思っていたあの場所を再訪。



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かつての名鉄美濃町線新関駅跡です。線路は撤去されたものの、ホームや駅舎はまだそのまま残っていました。ここが廃止になったのは1995年だから、もう8年以上もの歳月が過ぎ去ったのですね。当時の賑わいを思い起こすと胸がチクンと痛みます。まさに「つわものどもが夢のあと」といった心境でしょうか。




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その後はバスで岐阜へ出て、さらに歩いてかつての名鉄岐阜市内線の跡を辿ってみました。線路が剥がされた路面は、もはやただの道路でしかなく、そこに電車が走っていたことなど全くわからなくなっています。立派な駅舎があった忠節の駅も、今は大型商業店舗が建っていて、かつての面影は微塵もありません。でもここから専用軌道となっていたその跡が僅かに残り、それがまたいっそう物悲しさを誘います。ここに鉄道が通っていたことなど、次第に忘れられていくのでしょう。何か寂しいですね、やっぱり。