接続の列車の関係で、今日は比較的ゆっくりめのスタート。



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路面電車を見ながら函館の駅へ。今日は乗らないけど、一日乗車券を買って函館市電で町巡りなんていうのもいいですね。




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本日の1本目は函館を8時17分に出る長万部行。6時ちょうどに出る長万部行もあるけれど、長万部からの接続が悪く、結局はこの便でも同じ列車になるので。




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新函館の駅となり新幹線がやって来る予定の渡島大野。開業に合わせ着々と工事は進んでいる様子。周辺はまだ広大な空地が広がるばかりですが、本州側の津軽今別(奥津軽)同様、完成の暁には全く見違えるような景観に変貌するのでしょう。


ところで、この新函館駅が開業すると、地図上で八の字を描いている七飯-大沼間をショートカットする「藤城線」の行方が気になります。本州側の中小国-津軽今別(奥津軽)間もどうなるのか、いろいろと興味は尽きません。




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やがて「藤城線」の合流と共に車窓左手に見えてくる大沼公園の絶景。その素晴らしき眺望は、特急で一気に素っ飛ばすよりも、やはりここは鈍行でのんびり行く方に軍配を上げたくなります。




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その後右手には駒ケ岳の雄姿も。




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森では29分間の大休止。「いかめし」を買いたかったのですが、残念ながらまだ入荷前でした。




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海がギリギリまで近付いてくる内浦湾の眺めも、もはやすっかりお馴染みとなりましたが、何度通っても飽きないものです。鈍行でゆっくり行くのがまたいいですね。



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長万部に到着。特急では単なる通過地点となりがちだけど、鈍行旅ではここで必ず乗り換えとなるため、この駅に立ち寄る機会は飛躍的に多くなります。




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接続がよくない場合が多いので、町歩きに繰り出すこともしばしば。通りを少し歩いた一角で見つけた素朴な味のラーメン。ライス付きで500円とお手頃価格でオススメかと。




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一時間半以上待って乗り換えた東室蘭行は、またも40系の単行。ここ長万部から乗ったのは、他にテツと思しき客が1名のみ。空いているのは嬉しいけど、こんなことで大丈夫なのかと少し心配になるほどです。




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列車は海を見下ろしながらゆるい峠越えへと挑みます。この辺はもう窓が開かないキハ150の台頭が著しく、こうして自然の風を思い切り浴びながら車窓を楽しむ機会もグンと少なくなりました。




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この列車は、秘境駅で名高い小幌には停まらず、一瞬のうちに通過。いずれまたゆっくり再訪してみたい駅です。




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その後も磯の香りをたっぷりと吸い込むように内浦湾沿いを快走。窓が空く列車はホント最高です。




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伊達紋別に到着。時間的にまだかなり早いけれど、列車による移動は今日はここまでです。




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ホームの端には、かつて胆振線が発着していた頃の名残が。今日はこれからこの胆振線の廃線跡を少しだけ辿ってみるつもりです。




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ということで、駅前から胆振線の代替バスとも言える倶知安行のバスに乗車。




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バスはかつての胆振線の跡を辿るように、町中から次第に山腹へと。バス停は小まめに設けられていて、その点においては列車よりも便利になったかもしれません。




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バスに揺られること約50分。やって来たのは、長流川のほとりに湧く北湯沢温泉。




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ここにはユースホステル協会直営の「北湯沢ユースホステル」が建っていますが、どうやら現在は休館中の模様。




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実は今から27年余り前、ここのユースホステルにおいて、お手伝いをしながら住み込みで一冬過ごしたことがあり、今回は当時を懐かしみに来たというのが真相です。年末年始もここで過ごし、仲間達と大いに語り合い、お互い『旅人』という共通点もあって硬い絆で結ばれたものでした。当時の写真を引っ張り出してみたけれど、彼らももう一様に50前後になっているはず。未だに青春を謳歌し続ける俺って(笑)。



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長流川にかかる橋を渡ると……




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かつてそこには胆振線の北湯沢駅がありました。多くの旅人をここで出迎え、そして見送り、まさに青春の1ページとして今でも強烈に脳裏に焼き付いています。懐かしいナ。


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しかし今は駅跡に大きなホテルが建ち、当時の面影は微塵もありません。ここに鉄道が走り、駅があったことなど、もはや完全に忘れ去られてしまったようです。寂しいけれど、これが現実というものです。




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当時を懐かしみながら、今夜は今も変わらず営業を続ける老舗の温泉宿に泊まることにしました。川原に湧く手作りの露天風呂が最高に気持ち良く、たまにはこんなのんびりした旅も悪くないですね。



函館 8:17 → 11:31 長万部 13:18 → 14:24 伊達紋別 14:35 → 15:24 北湯沢温泉