「18きっぷ」の消化を兼ね、前から行きたいと思っていたあの場所を再訪。
かつての名鉄美濃町線新関駅跡です。線路は撤去されたものの、ホームや駅舎はまだそのまま残っていました。ここが廃止になったのは1995年だから、もう8年以上もの歳月が過ぎ去ったのですね。当時の賑わいを思い起こすと胸がチクンと痛みます。まさに「つわものどもが夢のあと」といった心境でしょうか。
その後はバスで岐阜へ出て、さらに歩いてかつての名鉄岐阜市内線の跡を辿ってみました。線路が剥がされた路面は、もはやただの道路でしかなく、そこに電車が走っていたことなど全くわからなくなっています。立派な駅舎があった忠節の駅も、今は大型商業店舗が建っていて、かつての面影は微塵もありません。でもここから専用軌道となっていたその跡が僅かに残り、それがまたいっそう物悲しさを誘います。ここに鉄道が通っていたことなど、次第に忘れられていくのでしょう。何か寂しいですね、やっぱり。