土曜色々考えた & 『絶望を希望に変える経済学』4 | Hiroshiのブログ

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今後不定期投稿となります

<土曜色々考えた>

OFF日:

勉強もせず、ダラダラと過ごす。読書は数ページしか進まず。TVとweb検索を少ししただけ。精神エネルギーが低下しているが、これがOFFということ。 でもこれって結構大事だと勝手に解釈している。

 

 

豪雨:

東北では今回400mmもの降雨があったとか。驚いた。世界中あちこちで洪水のニュースが流れている。やはり温暖化の影響か? 

 

温暖化が温暖化ガスの原因なのか、地球の周期的なものなのかは知らない(=判らない)が、温暖化が事実ならば、それに対応すればいいこと。現実対応が重要

 

 

『小さな村の物語』:

土曜のいつもの番組はマンデーラ/ ラツィオ州

https://www.bs4.jp/italy/articles/h7tgpsvz2dpw1bo8.html

 

主人公の一人は、当時内戦中のエルサルバドルから33年前に養女としてやってきたバネッサ。子供のいない夫婦が15年も待って迎えた幼児。産みの母は生まれたばかりの子供に<生きる選択肢>を与えるために泣く泣く養女に出したとか。 バネッサが自分の子供を産んで初めて本当の母親に会いたいと思い、探したところ見つかったとの話がなかなか心を打つ。

 

四国ほどの小さな国での内戦(1980−1992年)は記憶にある、留学中の話だ。同じ頃、近くのユカタン半島を「PoorでRichな旅」をしていた自分が信じられない!

 

 

当時の内戦を舞台にした映画「サルバドル(1986年製作)」が印象に残っている。

https://www.youtube.com/watch?v=JyRHCEt4JHs

 

先の『避けられたかもしれない戦争』ではPKO派遣で比較的成功事例だと出ていたが、それでも平和には長い時間がかかり、今でも不安定な情勢のよう。

 

バネッサは血の繋がらない親族の為に、定期的に薬局に薬を定期的に買いに行くが、コロナの名残もあり、小さな村の薬局には一人ずつしか入れないとか。でもその待ち時間の間、彼女は村の知り合いとお喋りをするのが楽しみ。 本当、コロナは色々、我々の世界を変えたよね。

 

村長1人に議員4人の小さな議会。 地元の議会もそれよりは大きいが、なかなかなり手がいない。何しろ給料が安いのでリタイヤ人か、政党所属の「訳あり人」しかなり手がない。そんな議会に多くを求めるのがそもそも無理だと感じている。ならば、考えを180度変えて、ここから新たな直接民主主義が生まれないか?知恵の出しどころ。いつも思うが、本当に良い番組。

 

 

オリンピック:

開会式は競技場ではなくパリの街が舞台というのは流石、パリの街はいいよね〜。

 

ヨーロッパを隔年で訪問する時期(実際はドイツ、エッセン)があったが。特にパリは好き。 当時、パリのど真ん中のパリ第6大学に共同研究者もいたから情報交換という立派な名目もあった。 

 

それで気になったのはあのシテ島のノートルダム。確か再建されたはずだが映像で確認できなかったのは残念。

 

 

敦賀原発2号機:

新規制基準に不適合の判定。理由は原子炉直下に活断層がある点。

 

そもそも琵琶湖周辺は地震で沈んだ村が多いことはよく知られていて、その北側若狭湾には「原発通り」と言われるほど原発が多い。敦賀もその1つだが、これが特に問題なのは活断層が原子炉直下(少なくとも200m以内)に走っている可能性が高いから。これを無視する感覚が理解不能。リスク管理は最悪の場合を考えるのが基本。

 

更に証拠の書き換え(=捏造でしょう!)の痕跡もあるなど。許せない半ば犯罪行為もある。これが認められたら「日本の恥」。福島の教訓が少しも生かされていない。

https://news.yahoo.co.jp/articles/2c4ceed8e211d4f2e46af2e6381921e1df4d152a

 

当然廃炉でしょう! 日本列島は何処も安全な場所はないが、活断層の上は当然避けるべき。

 

 

ネット時代の利点:

ドクダミ茶を飲み始めた。庭に普通に植わっていた雑草認識の草をちょっとだけ摘んで、ネットで色々調べて飲み比べてみる。作り方も、飲み方も様々。昔なら家族からの情報だけによっていただろうが、今だと作り方も、飲み方も色々な情報が得られる。

 

前者は現時点で少なくとも2種類、後者は3種類なので組み合わせから6通の方法がある。「ちーさん」情報のヤカン法はヤカンそのものを持っていないので、目下2x2=4通り。これでも十分。

 

 

石丸現象:

先日MDさんのblogの流れで考えた。

 

石丸さんは中高年男女から人気ない。それは何故かと考えた。

 

社会の矛盾や問題点には敏感で批判もするが、社会に適応して、それなりの社会的成功も収めているので、その努力を無にするようなムーブメントと内心感じるから? 変化を強制するようなエネルギーに心理的圧力を感じているから?

 

一方、失うものがないZ世代の若者にはそれがない。それが違いか? 私の場合も既にリタイヤ人。守るべきモノもないし、年金生活者だから失うモノもない。ならば「賭け」をしてもいいかな?の立場爆笑口笛ウインク

 

 

いつものSalson:

やはりこれで週末はシメ。駐車場からダンスホールまでの途中の景色、さあ、サタデーナイトの始まりだ!ラブ爆笑口笛

 

インストラクターのパホーマンス

 

休憩時間に隣のビル。入居者募集中とのこと。歳とったら郊外の一軒家より、街中がいいな〜 でも移転する選択肢はないけど。

 

 

 

 

『絶望を希望に変える経済学』4

移民は受け入れ国の労働者と直接対決するわけではない。特にアメリカで問題になっているヒスパニック系の移民、難民はコミュニケーション能力が問題となる。結局、移民は単純労働をやるしかない。それゆえにどんな人が移民としてやってくるかで左右されるという。p043 更に移民の流入は労働者の供給と同時に労働需要も増やす。p045 

 

逆に言えば、高技能労働者の場合は受け入れ国の賃金を押し下げる可能性が高いと。p049 何となく、納得だ。

 

80年代の話だが、ポストドクの給料はテキサス大とスタンフォードで大きな差があった。前者が2万ドル台だったのに、後者は1万2千ドルだった。はい、私の1年目の給料ですガーンえーんえーん 

 

ポストドクの場合は博士号が必要で、当時それ程労働市場は大きくない。スタンフォードにはこうした資格を持った若い研究者が殺到するから給料が買い手市場、給与が2倍近く違うことになる。もし、労働市場が潤沢だったら大勢、テキサスにも押し寄せるだろうからこんな差は生じないと考えられる。

 

話を元に戻すと、労働供給が潤沢だからといって雇用主は無闇に賃金を下げるわけではない。それについてかつて、あのジョセフ・スティグリッツは古いソ連の諺を引用し説明した。曰く、

 

『あいつらは払うフリをしているが、俺たちは働くフリをしている』 p048

 

即ち、安い給料にすれば労働生産性は低下するのだ。

 

ここで、ジョージ・アカロフの有名な「レモン市場」の話が出てくる。

 

 

これは「情報の非対称性」で出てきた話だが、ここでは少し別の角度からの話になる。

 

 

ここでは難民の場合、知り合いや親族のコネクションが最重要との話。出たとこ勝負で職を探すようなことを難民、移民は好まない。リスクを恐れる。p053