思うように資金調達ができない方へ -2397ページ目

銀行の融資可は長期間続かない

10月26日

 

                

 

時々顧客の中で勘違いをする方が多いのが、

銀行から融資が可能と言う事と、融資の条件を一度受けると、

この状況が何ヶ月も続くと思うことです。

 

融資の条件を提示されながら融資を保留する主な要因は次の通りです。

①金利水準が希望よりも高かった場合

②融資期間が希望よりも短かった場合

③別の資金調達ができた場合

④資金使途の計画が延びたりペンディングになった場合

⑤希望する時期よりも早い時期に融資が決まった場合  など

 

5つほどの要因を書きましたが、まとめてみると次の二つの勘違いに集約されます。

 

現在の融資は金融機関の種類によってほぼ決まる、

たとえば都市銀行なら3%前後とか言うようなことではなく、

顧客の会社の内容によって大きく変わるということが一つです。

 

いつも書いているように、銀行の融資は前期の決算の数字のスコアリングで、

ほぼ金利など融資条件が出るので、

提示された融資の条件は、以前と比較すると、会社の状況をかなり正確に表しています。

 

忌憚なく書けば、銀行から提示された融資の条件は、

経営者にとって甘んじて受けざるを得ないと言うか、

これがあなたの会社の第三者から見た評価だと言うことなのです。

 

もちろん自分の会社や事業は、もっとポテンシャルがあり将来性があると思っても、

第三者から見たら違うか、あるいは表現が下手で伝わっていないかのどちらかであって、

要は経営者自分の力量の問題なのです。

 

ところが中には、この提示された条件を逆恨みと言うか、

感情的に拒否する経営者が時々いるので、

言い方は悪いですが、つける薬がないと言うのが正直な印象です。

 

そして二つ目が今日の本論なのですが、

一旦、自社に対して融資可能とその条件が出れば、

何ヶ月も、いや1年近く、言わばクレジットラインが設定されたかのごとく、

いつでも自分がOKを出せば、銀行は融資をしてくれると言う、

大きな勘違いをすることです。

 

中小企業の状況なんて、月ごとどころか、週ごと、日ごとに大きく変わるとは思われませんか?

取引先が破綻するとか、重要なスタッフが退社するとか、あるいは経営者自身が病気になるとか、

主要仕入先から拒絶されるとか、それこそ、経営に大きな影響があるようなことが、

簡単に日常茶飯事起こるのが、中小企業というものではないでしょうか。

 

このようなことから、融資の条件を提示されてから、

1ヶ月も経てば、再度審査をやり直されることは多く、

事実弊社の案件でも、融資を断わられたケースと言うのは結構多いのです。

 

また銀行の都合で融資が駄目になることも良くあります。

まず銀行に融資を待たせている間に、

金融情勢の変化や、行内ルールの変更によって、

銀行の融資に対する姿勢も大きく変わりますので、

ほんの数週間前ならOKであった案件でも、今は不可と言うことも良くあります。

長期金利が上がって、条件が悪くなるようなこともよくあります。

 

このようなことから、今日の表題「銀行の融資可は長期間続かない」と言うことになるのです。

 

前にも良く書いていることですが、

銀行だって新規取引の場合は、新規取引先の会社について、

審査をしたものの、正直なところ良く分からないと言うことは当然で、

分からない会社に、既存取引先のような有利な条件を出すはずもないとは思いませんか?

 

既存取引先にまずなることが、銀行取引おいては非常に重要なことなので、

くれぐれもお気を付けいただきたいと思います。

あまりにももったいなく、結局ノンバンクからの借入で対応する羽目になって、

高い金利を支払っているケースけっこうありますよ。(苦笑)

 

 

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アメリカと、身近なアメリカ人との違和感

10月25日

    

                 

 

今、アメリカのカリフォルニアに住んでいる義理の姉夫婦が来日しています。

今回は、姉夫婦が住む市と姉妹都市になっている、関東の某市の記念式典のアトラクションに参加するため、義理の姉が経営するダンススタジオ(元フィギアスケートの金メダリストも輩出)の生徒22人を連れて来ています。

 

生徒22人は全員もちろん女性で、

カリフォルニアのハイスクールの生徒からUCLAなどの大学生まで、

それも比較的富裕層の子女ばかりですし、

中には売れっ子のモデルも含まれていますので、

たぶん派手で高慢ちきな女の子ばかりではないかと言う印象を持たれると思うのですが、

これが、外見は確かに地味ではないものの、

いつも日本から見るアメリカの印象や先入観と、いつもと同様、違和感と言うか、

違った印象を今回も持ちました。

 

ともかく親切で、素朴で、地味で、素直で、擦れていない一言で、

私でも面倒で疲れたのではないかと思うような状況でも、

若干シャイな子はいますが、本当に全員がふて腐れることなく、

ニコニコしていて、私のようなジジーでも見習わないといけないと思うほどです。

 

話は少し変わりますが、

義兄はリタイヤしましたが元獣医で、昔からのバリバリの共和党支持者です。

そして医者の甥は、インテリ層が好む、超民主党支持者です。

ですから、決して政治に興味がない訳ではありません。

 

先程、いつもと同様、違和感を持った・・・・・というくだりがあったと思うのですが、

この二人と会っても、やはり日本から見るアメリカの印象と、いつも違和感があります。

 

今大変な局面にはあるといっても、

圧倒的な軍事力とドルの威力で、世界を席巻する、いや迷惑千万なと言った方が良いのかも知れませんが、何か傲慢で、独りよがりで、自分の価値観のみ正義とするような国の国民の印象と、

私が付き合う義理の兄や甥、あるいは今日会った女の子たち、

いや全く違う、極論すれば対極にあるような印象を受けてしまいます。

 

もちろんアメリカは、階層の社会と言われるように、

知識も収入も本当に格差のある社会であることは十分認識していますが、

それにしてもアメリカでも都市部の、比較的裕福な人たちでも、

いつもの、あのアメリカの印象とは大違いで驚きます。

 

最後になりますが、

あくまでも姉夫婦の話ですが、

イラク戦争では、あまり支持が落ちなかったブッシュ大統領も、

今度の台風被害では、支持をかなり落としているようです。

 

しかしこのことも、別のアメリカ通の人から聞いた話では、

政府や経済界でも上層部では、

この台風被害が大きかったことは、大きな復興ビジネスが生まれたことになり、

アメリカにとってある意味、幸運であったかもしれない状況であるとの事。

 

もっと、酷い話になると、

納税をしない人々が亡くなったことは当然の事、

これで財政負担も少なくなるし、街の再生ができるからOK。

 

まあなんて、人でなしなんだと私は思いますが、

医療でもそうであるように、お金を持てる者は助かり、持てない者は治療を受けることなく死ぬ。

私はこんな社会は????????ですが、

どんどんこの方向に進む日本。

この方向が正しいのかどうか、疑問に感じているこの頃です。

 

しかし、それにしてもこのような格差社会の権化のアメリカと、

今日会った生徒たちとは、やはり違和感がありました。

  

  



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読者の会社訪問

10月24日

 

                  

 

今日は読者の方が経営する都内の会社を訪問しました。

 

この会社は設立後1年と少しの、まだ新しい会社で、アジア系のDVDなどコンテンツを、

インターネットを主な媒体として、通信販売業をしていらっしゃいますが、

既に前期の第1期でも3億円弱の売上高と数千万円の当期利益を計上する優良会社です。

 

そもそも社長の私へのご相談の趣旨は、次の2点に集約されていました。

①現時点の資金調達の可能性のある方法は?

②今後の資金調達はどう考えれば良いか?

 

まず①についてですが、

このことは、再三このブログでも書いていますように、

設立して2期目の決算を終えるまでは、非常に資金調達の選択肢が限られます。

この会社のように、よい業績でしかも将来性の高い会社でも、

この期間の資金調達は本当に限られていて、

・保証協会の保証付き融資及び国金のいわゆる公的資金

・社債、出資などの直接金融

・社長個人の与信を前提としたノンバンクやカード系の会社からのローン

この3つにほぼ限定されるのが現状です。

 

中にはこの期間でも、銀行や信金から稀にプロパーの形で融資を受けることができる場合も、

100%ない訳ではありませんが、

これは、かなりレアなケースであり、この融資の可能性を求めて金融機関を探すこと自体、

宝くじを当てるようなもので、あまりお薦めできるものではありません。

 

今日の会社の場合は、当座の資金調達希望額が5千万円と言うことでしたので、

既に既存取引銀行で進んでいる保証協会付融資と国金で2~3千万円、

そして、この会社の非常に有利な点なのですが、

既に数万人の既存顧客、それも、その顧客の中にはファンとも思える顧客の存在です。

更に商材の関係で、この顧客が魅力と感じるインセンティブ的なサービスも付加しやすく、

残りの2~3千万円は私募債での調達で十分可能と判断しました。

 

そして②の今後の資金調達についてですが、

この部分は会社の今後を占う意味で非常に重要なポイントだと思います。

まず今後の事業計画によって、当然資金調達しなければならない資金の額が、違ってきますので、

まず将来、会社をどのような会社にするかと言ったビジョンを明確にする必要があります。

また、この将来あるべき姿の会社にするまでの道程を、スケジューリングして、

5年後、3年後、来年と言った具合に、それぞれの時期に必要資金調達額を決め、

そしてこの調達額によって、その方法を考えていくのが大切です。

 

この段階で初めて上場ということも視野に入れるのかどうかという議論になります。

中にはともかく上場をと、まるで上場すること自体を目的にしている経営者もいますが、

私は少し違うのではないかと思っています。

 

今日の会社の社長は、この点についても見識があり、

将来のビジョンがまだ明確でない現状では、まだ考えないと言うことでした。

また、ここ1~2年間の必要資金は2億円前後ということですから、

今期、つまり2期目の決算をベースとした、銀行からの間接金融(融資)と上記社債で十分対応できるものと思います。

ここで重要なことは、創業後2期目の決算書の重要性です。

この会社に限らず、この決算が、その後の会社の命運を分けると言っても過言ではないほど重要で、

粉飾をするということではなく、良い決算書が作れるよう、細心の注意を払った運営に徹することは重要です。

時々この大切な時期に、本業とは関連性のない事業に資金を出したり、

個人的な買物をしたり、

本当に余計なことをしている会社も多いので、この点は細心の注意が必要です。

また、経理顧問の税理士等先生ともよく意志の疎通を図り、

経理処理も資金調達を阻害しないように注意する必要があります。

極端に言えば、この時に協力体制のない、あるいは相談できないような先生であれば、

即解約して違う先生に経理顧問を変更することも、

人間関係や様々なこともあると思いますが、

場合によっては解任を敢行しなければならないほど、この決算は重要とお考え下さい。

 

今日訪問した会社の話に戻りますが、

事業の詳細は書けませんが、この会社は社長の経営姿勢や見識などから、

運営を間違わなければ、必ず発展する会社と思い、

将来ともご縁があれば、ぜひお手伝いをしたい会社という感想を持ちました。

 

ともかく1期目の決算が、手元流動性が薄かったことを除いて、素晴らしいことが印象に残りました。

 

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