最近の金融情報
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11月8日
今日は新聞の記事から、最近の金融の情報を二つご紹介いたします。
まずは次の記事をお読みください。
自己資本比率規制を緩和、大手銀への適用焦点に
金融庁は7日、金融機関の自己資本比率規制を見直し、保有する有価証券の含み損の一部を算入しなくて済む新ルールを決めたと発表した。2008年12月期から12年3月期までの時限措置。対象となる大半の地域金融機関は株式や債券などの含み損を反映せずに済むため、株価急落による自己資本比率の低下を回避できる。今後は大量の株式を保有する大手銀行へのルール適用の是非が焦点になりそうだ。
金融庁は多くの地域金融機関や一部の大手銀行が該当する「国内基準行」については、規制を大幅に緩和した。従来は国債や株式・社債などの含み益は自己資本に算入せず、含み損を中核的資本から差し引いた。新ルールでは含み損を差し引かなくても済む。この結果、株価急落などで自己資本比率が低下する影響は回避できるようになる。
この措置はメガバンクと比較すれば財務内容が脆弱な地銀にとってはとっても大きな話です。
会計の一貫性が失われるとの批判もあるかもしれませんが、
今は投資家保護よりも、貸し渋りをなくすことのほうが重要だと思うので妥当だと思います。
当然ながら12年3月期までの時限的な措置となっています。
銀行のことだから、まだまだ安心できないとすぐに反応しないところもあるかも知れませんが、
この措置によって、地方の金融機関の中小企業への貸し渋りはかなり少なくなると期待できます。
それから、次の信用保証枠の事前予約制度は大企業ではよくある、
銀行の融資枠を予め予約できる、いわゆるコミットメントライン契約です。
金額は2000万円と大きくはありませんが、
ノンバンクの事業ローンなどに頼っていた会社にとっては十分な金額で、
かなりこの時期にはマッチした政策だと思います。
ただ問題は、信用保証協会の保証を受けれない会社に対する、
セーフティーネットをどうするかと言う問題が残ります。
弊社のような会社に相談に見える会社は、
この信用保証協会の保証を何らかの理由で受けれない方も多く、
自業自得だと言われるかもしれませんが、
以前は確かにトラブルを起こしたりや条件変更があったかもしれません。
でも今は復活して発展途上にある会社も少なくはありません。
今のように銀行が保証協会の保証が前提の融資しかしなくなって、
ノンバンクもほぼ全滅状態だと、保証協会の保証を受けることができないことは、
直接金融以外の資金調達の選択肢がなくなって、本当に致命的な状況になってしまいます。
今の信用保証協会の保険は旧中小金融公庫がやっていますが、
この保険の対象にならない企業に対しては、多少保険料が高くなってもいいから、
別枠で新たな保険制度をつくるか、
あるいは別の機関や保険会社の保険を利用するようにできないものかといつも思います。
次の記事をどうぞ。
信用保証枠の事前予約制度、21日から開始 経産相が意向
二階俊博経済産業相は7日の緊急拡大経済産業局長会議で、中小企業が金融機関から融資を受けるのに備え、あらかじめ信用保証協会と融資額に応じた保証枠を設定しておく「予約保証制度」を21日から始める意向を示した。制度開始で中小の急ぎの資金需要に対応し、黒字でも資金繰りに行き詰まる「黒字倒産」を防ぐ。
保証枠の予約設定自体は無料。2000万円まで保証枠を予約できる。中小が実際に融資を受けた場合は、通常料率に0.2%上乗せした保証料を信用保証協会に支払う。必要に応じて一定の枠内で資金を借りられる銀行融資枠(コミットメントライン)契約と同様のサービスを中小が利用できるようになる。
それからセーフティーネット制度の保証対象業種がまた新たに増えたようですので、
下記の中小企業庁のホームページからご確認下さい。
経産相は同時に、一般保証とは別枠で中小の融資を信用保証協会が100%保証する「緊急保証制度」の対象業種を新たに73業種追加することも表明。ソフトウエア業などを加え、対象を全体で618業種とし、企業数の65%をカバーする。10月末から同制度を始めているが、追加業種は14日から利用可能となる。
このブログでも何度も何度も何度も言っていますが、
普通の中小企業にとって融資と言うことで資金調達を考えれば、
既存取引先の金融機関から普通に融資を受けることが出来なくなったら、
以前のように、ノンバンクに融資を求めても、融資に応じてくれる可能性はきわめて低くいし、
新しい銀行や信金に融資を求めても、
かなりの確率で保証協会の保証を受けることができないと融資を受けることはできません。
ですから、普通の中小企業で保証枠がいっぱいのような場合、
原材料価格高騰対応等緊急保証制度のような、
いわゆるセーフティーネットの公的資金しか頼ることができません。
でもこれには対象業種があって対象業種かどうかは非常に重大なことで、
まずは自社がセーフティーネット制度の対象業種かどうか調べてみてください。
そして、対象業種なら、直ちに取引銀行に直行して打診して見て下さい。
でも、銀行と普通の状態の関係なら、ほとんどの場合、銀行からお誘いが来ているはずです。
来ない場合は、取引金融機関に忘れられているか、懸念先と思われているか、
すでに見捨てられているのかも知れません。
あるいは、金融機関が対象業種でないか判断しているか、と勘違いしているのかも知れません。
そして、対象業種でなければ、直ちにいつも言っている、
中小企業新事業活動促進法の承認企業になる申請を一日も早くしてください。
ただし、自分で取るのは本当に難しく、
今日も勘違いも甚だしい中小企業診断士の資格を持っているかどうか知りませんが、
取るのは自分でもできるけど・・・なんて世迷いごとを言っているオッサンがいましたが、
取れるなら取ってみろと言いたいぐらい、今は取るのが面倒です。
ですから、有料であっても、有能な専門のコンサル会社に頼むことが一番です。
そして、早くこの承認企業となって、11月4日に書いた記事などを参考にして、
公的資金を利用してください。
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資金調達講座の講師をします。
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11月7日
来週の木曜日ですが週間住宅新聞社主催のセミナーで、
ピンチヒッターですが講師を務めることになりました。
付箋の部分に私の名前が出ているのですが、
現職金融機関融資担当者が語る「金融業界の現状と融資基準」について、
本来は現職金融機関融資担当者に依頼していたらしいのですが、
当初担当者は快諾していたものの、
それぞれ金融機関の本部に打診したところ怒られて断りが入り、
私やコスモファイナンスと言うノンバンクの方の出番になったのです。
実はこの依頼が私に来たのも、このブログが縁で、
偶然大学が同期でボーイスカウト東京ウラバナシ! というブログを書くT氏が、
このセミナーを企画する株式会社ハート財産パートナーズの林社長と、
ビジネスパートナーであることからでした。
私なんか融資担当者でも何でもありませんが、
現場に近いところにいると言えばいるのでお引き受けしたわけですが、
だいたい次のような話をしようかと思っています。
このセミナーが基本的には不動産業界の方が対象ですから、
次の3つの話題について話すつもりです。
・高額の資金調達の可能なプロジェクト融資の話
・高額の資金調達が可能なノンバンクの話
・不動産会社の運転資金の融資を可能にする中小企業活動促進法の話
このブログをお読みいただいている方には、
またあの話かと思われるくらい書いている内容なので、
私の話なんかどうでも良いと思いますが、
もし他の講師の方の話をお聞きになりたいと思われる場合は、
申込書を添付でお送りしますので bhycom@gmail.com
までご連絡ください。
このセミナーでは触れる時間がないと思いますが、
これもまたこのブログが縁で、
某銀行関連会社で不動産担保ローンのノンバンクの融資担当者N氏から、
連絡があってお話しを聞いたところ、
このノンバンクは、不動産事業者や金融事業者に対する融資はやらなくなったものの、
事業者や個人が対象の融資は5億くらいまでなら、まだやっていて、
早速今日1案件相談に行ってきましたし、
来週の月曜日にも1案件打診する予定にしています。
このノンバンクの存在はもちろん知っていましたが、
今まで何か縁がなく、またあまり良い印象を持っていませんでした。
良い印象=融資に積極的と言うことですので、要はあまり融資しないと思っていたのです。
ところがお目にかかって説明を聞くと、この金融情勢だから、
1週間ごとに融資の条件が弱含みになってきているそうですが、
他のノンバンクと比較すると、まだまだ積極的で、正直なところ驚きました。
そして、なぜ良い印象を持っていなかったのかと思っていたら、
どうやら私は不動産事業者を担当する部署を見ていたようで、
この部署は先ほども書いたように、
現在は融資を行っていないのだから良い印象を持つはずもなかったんですね。
このノンバンクの場合3千万円以下の融資なら、3営業日くらいで実行するそうなので、
またこのようなニーズがおありの場合はご連絡いただければご案内させていただきます。
このノンバンクの話も時間があれば、セミナーでも触れようかと思っていますが、
このブログを書いていなければ知らないままであったと思うので、
感謝 感謝 感謝です。
また、ブログの読者の方が経営する会社で中小企業活動促進法の申請をされた会社も、
続々承認されてきていて、これもこのブログが縁だったので、
またまた 感謝 感謝 感謝です。
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小室容疑者の詐欺事件について
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11月6日
昨日も書いたように小室容疑者に月5%でお金を貸したのは、良く知っている会社でした。
新聞などでも実名が出ているので、名前を出しますが、
A.Cホールディングス と言ってジャスダックに上場する会社です。
ホームページをご覧いただければ分かりますが、
元はゼネコンでゴルフ場を経営していたり、ファイナンス事業もしている会社で、
株価は今日で38円ですから、だいたいどんな会社か想像が付くと思います。
日刊スポーツの記事にこの会社のことが少し触れられるているのでご覧下さい。
関係者によると、小室容疑者が“融資”を受けたのはA・Cホールディングス(東京、旧南野建設)。旧南野建設は、「最後の大物仕手筋」と言われた西田晴夫被告(58)が07年に逮捕された株価操縦事件の舞台となった。A・Cホールディングスは「当時の担当が分からず、答えようがない」としている。
A.Cホールディングスの実質上のオーナーは、ワシントングループと言って、
河野博晶と言う人物がオーナーで、ご興味ある方は次のサイトをご覧下さい。
東京アウトローズWEB速報版: 【ミニ情報】小室容疑者が高利で金を借りていた相手はワシントングループの河野博晶氏
このホールディングスの傘下にある南野建設東京不動産部とは今でも親しいし、
所有するゴルフ場の件でホールディングス本体に何度も行ったことがあります。
普通に付き合っている限り変な会社でもないし、
社員は真面目に働いている会社ですが、
評判が良い会社かと言えば、知っているだけに言いにくいですが、
名前を聞けば眉をひそめる人もけっこういる会社ではあります。
ひっそりとファイナンス事業もしているのかと思っていたら、
とんだ事で有名になりましたが、メチャクチャな条件で融資やっていたんですね。
まあ、こんな条件でやっているのならひっそり、こっそりやっていないと、
もっと株価が下がりそうだし、
そもそも年利60%は違反ではないかと思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ここで少し上限金利についてお話をしますと、利息制限法ではまったく黒ですが、
罰則規定のある出資法の上限金利の 個人間 年109.5% の範疇と考えれば、
確かに罰則の対象にはならないとは思います。
でもご存知のように、利息制限法の上限金利である15%との差額はグレーゾーン金利で、
小室容疑者がやる気であれば、返還請求ができるはずです。
ですから、小室容疑者に貸した年60%の金利は確かに現時点では違法とは言えないものの、
上場企業として、風評被害や過払い利息返還リスクがあることは確かで、
見識ある行為だとはとても言えず、
今は小室容疑者に興味が集中していますが、いずれ何らかの形で問題になってくると思います。
まあ、前置きはこのくらいにして、今回の小室容疑者の詐欺事件を見て、
少しお金にまつわる仕事をしている者としての感想を言いたいと思います。
まず率直な感想として、この種の栄華を極めた人物の没落の話は、
聞いていて身につまされるというか、少しつらいものがありますね。
小室容疑者ほど金銭感覚が変にはなりませんでしたが、
自分も同じような体験をしているし、お客様の中にもこのような人はけっこういるものです。
もし、小室容疑者から資金調達の相談があったとしたら、どうしたかなと少し考えると、
多分次のようなことを話したでしょうね。
全容が見えないから、詐欺の発端となった5億円の調達の話が来たと仮定します。
このような特殊な職種で超有名人となると、まずは現実と夢の世界のギャップを埋めるというか、
世間体と実利の優先順位を変える意識改革をまずアドバイスしたでしょうね。
その上で、収支のバランスを考えれば、資金調達を考えるよりは、
債務整理の案件として、絶対に自己破産を薦めたと思います。
自分もそうでしたが、1回でも成功体験があると、
特に小室容疑者のように才能だけで100億円も儲けていれば、
ヒット曲さえ出せれば何とかなる。
あるいは、スポンサーを上手く見つければ何とかなる。
要は「何とかなる」病にかかってしまいがちです。
何でも前向きがモットーの私ですが、ことお金の問題に限れば、
収支のバランスが崩れすぎてしまうと、これは「何とかなる」では絶対に解決できないから、
いかに戦略的に債務整理をして、再出発を考えるしか本当は方法がないんですね。
先延ばしはできても、絶対に行き詰るのが現実です。
事実、一緒に逮捕された役員の一人は小室容疑者に自己破産を薦めたそうですが、
自分はそんな人間じゃないと拒絶したと聞いていますが、
これが本当なら残念ですね。
うんと言うまで説得をするべきだったと思います。
特にこれと言う資産もない状況になっていた小室容疑者のケースでは、
これほど自己破産しやすい環境はないし、まったくデメリットはないはずで、
イメージに傷が付くと思ったのかも知れませんが、
詐欺をしたほうがもっと最悪になるのだから、
この5億円を騙し取らないといけない状況になった時が、
自己破産か、最低でも任意整理するタイミングであったと思います。
だから、相談に来ていたら、怒ろうが、わめこうが、泣こうが、
今債務整理をやらなければ、あなたに明日はないと多分100回は言ったでしょうね。
だって思いませんか。
彼はなんと言っても芸能人です。
たとえ時代遅れになっていたとしても、
自分と才能に類まれな付加価値があり、それこそ裸一貫になっても、
次の日からお金を稼げる本当にうらやましい限りの人じゃないですか。
会社経営者のように倒産したり自己破産した途端、
何の価値もなくなるような寂しい人じゃないのに、
まったく勿体無いことだと思います。
小室容疑者が思っている以上に、世間は彼の経済的窮状には気付いていたと思います。
吉本興業との契約がアウトになった時、多くの人がそう思ったと思います。
小室容疑者の背負った債務は報道が本当なら私の1/10以下だし、
あの千昌夫の多分1/100以下でしかなく、別に驚くような話ではありません。
私なんか何の才能もないから、生きていくのにかなり困り果てましたが、
小室容疑者ほどの才能があれば、数十億円の債務なら、
一旦リセットすれば、そう時間を経過しなくても解決できたと思うし、
自己破産という合法的なリセットの手段があるのだから、
この部分では千昌夫の才能には足元にも及ばないとしか言えないですね。
確かにキャラクターが違って、経済的窮状で笑いを取るタイプじゃないことは分かるけど、
やばくなったらある意味居直ると言うか、腹を決めないと道は開けないのに、
居直れなかった小室容疑者を見ると、
なんか逆に女々しくてかっこ悪いと思ってしまいます。
手口がまた幼稚で、よくも引っかかった人がいるなと思うほど、
この意味でも小悪党でカリスマのイメージなんかまったくなく、ドジをしたものだと思います。
私は逮捕された小室容疑者を見て、悔しそうだったけど、
なんかホッとしたようにも見えたのは錯覚でしょうか。
お金に追われる日から、ある意味開放されたわけだから、ホッとしても不思議じゃありません。
小室容疑者の詐欺事件は、小室哲哉だから特殊に見えますが、
私のような仕事をしているとよくあるケースではあります。
それこそ、返済のための資金繰りに奔走し、行き詰って詐欺をしたのだから、
平凡な事件かなと思いました。
でも、マジで身につまされましたよ。
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