"I Want to Hold Your Hand"
Writers : credited Lennon-McCartney (by Paul McCartney and John Lennon )
Artist : The Beatles
Recorded : Thursday,1963/10/17, EMI Studios
Released : singleA Friday,1963/11/29(UK) B-side"This Boy"
singleA Thursday,1963/12/26 (US) B-side"I Saw Her Standing There"
Monday,1964/01/20「Meet The Beatles!」(US) A面1曲目
1966/12/10(UK)1967/02/05(JP) 「A Collection Of Beatles Oldies」B面8曲目
1973/04/02 「The Beatles 1962-1966」
1988/03/07 「Past Masters Vol.1」CD6曲目
1995/11/20 「The Beatles Anthology 1」
The Morecambe And Wise Show (収録 1963/12/02)
2000/11/13 「1」
2006/11/20 「Love」
2009/09/09 「Past Masters Vol.1」[Remastered] CD6曲目
2013/11/11 「The Beatles on Air Live at BBC Volume2」Disc2
1963年12月26日に放送の『From Us to You』での音源
2016/09/09 「Live at the Hollywood Bowl」[Bonus Track] 1964年8月23日録音
2023/11/10 「The Beatles: 1962-1966 (2023 Edition)」
<歌詞和訳>"I Want to Hold Your Hand" 邦題 "抱きしめたい"
君の手を握りたい
[Verse 1]
Oh yeah I'll tell you something
I think you'll understand
When I say that something
I wanna hold your hand
Oh yeah 僕は君にあることを伝えようと思う
その本意を君はわかってくれるのかなと思う
僕がそのある事を言う時
君の手を握りたい
[Chorus 1]
I wanna hold your hand
I wanna hold your hand
君の手を握りたい
君の手を握りたい
[Verse 2]
Oh please say to me
You'll let me be your manAnd please say to me
You'll let me hold your hand
Oh お願いだから僕に言って
君は僕を君の男にさせてくれると
そして お願いだから僕に言って
君は僕に手を握らせてくれると
[Chorus 2]
Now let me hold your hand
I wanna hold your hand
さぁ 君の手を握らせて
僕は君の手を握りたい
[Bridge]
And when I touch you I feel happy inside
It's such a feeling that my loveI can't hide
I can't hideI can't hide
そして 君に触れて僕の心がウキウキすると
それは 僕の情事の予感のようなものなんだ
僕には隠せない
僕には隠せない
僕には隠せない
[Verse 3]
Yeah you got that something
I think you'll understand
When I say that something
I wanna hold your hand
Yeah 君は そのある事を受け入れた
その本意を君はわかってくれるのかなと思う
僕がそのある事を言う時
君の手を握りたい
[Repeat Chorus 1]
I wanna hold your hand
I wanna hold your hand
君の手を握りたい
君の手を握りたい
[Repeat Bridge]
And when I touch you I feel happy inside
It's such a feeling that my loveI can't hide
I can't hideI can't hide
そして 君に触れて僕の心がウキウキすると
それは 僕の情事の予感のようなものなんだ
僕には隠せない
僕には隠せない
僕には隠せない
[Verse 4]
Yeah you got that something
I think you'll understand
When I feel that somethingI wanna hold your hand
Yeah 君は そのある事を受け入れた
その本意を君はわかってくれるのかなと思う
そのある事で僕が感じるとき
君の手を握りたい
[Repeat Chorus 1]
I wanna hold your hand
I wanna hold your hand
I wanna hold your hand
君の手を握りたい
君の手を握りたい
君の手を握りたい
情報提供元(著作権者)Weblio, 参考辞書 英辞郎
(引用できない英辞郎を使って訳した場合は、その単語や慣用句を太字斜体にしてあります)
oh : [ちゅうちょを表わしたり,言葉がつかえた時などに] ええ,ああ.
yeah : 副詞《口語》 =yes.
will : …だろう、…でしょう、…するつもりである、…しようと思う、…するつもりですか、…してくれませんか、…しませんか、…してくださる、(…しようと)欲する、(あくまでも)…しようとする
tell : 告げる、話す、語る、言う、述べる、(…を)告げる、伝える、(…と)言う、知らせる、命じる
something : 何か、あるもの、ある事、(…の)いくらか、少し、いくぶん、ちょっとした…、かなりの…、相当の…、何か食べ物
think : 思う、(…と)思う、…と思う(か)、思う(か)、(…を)思う、みなす、(…を)考える、かな、つもりである、考えるlet me : ~させて下さい;私にさせて
will : …だろう、…でしょう、…するつもりである、…しようと思う、…するつもりですか、…してくれませんか、…しませんか、…してくださる、(…しようと)欲する、(あくまでも)…しようとする
understand : 理解する、意味を知る、(…が)わかる、言うことを理解する、通じている、明るい、知っている、気持ちがわかる、わかる、聞いて知っている
understand : 〈人・行為などの〉気持ち[本意]がわかる.
wanna : =want to)hold : (手に)持つ、握る、つかむ、(…を)支える、保持する、(…を)保っておく、(…に)当てておく、固定させる、入れている、入る
please :
let : 許す :、させる、させてください、(…に)みるがよい、(…は)すればよい、仮にしよう、たとえしようとも、(働きかけて)させる、(…を)(…へ)行かせる、通す
let me : ~させて下さい;私にさせて
when : …ならば,…とすると.
touch : (…に)(手で)触れる、さわってみる、(…で)(…に)触れる、触れる、(…を)(…に)あてる、接触する、(…と)境を接する、(…に)隣接する、(…を)触れ合わせる、軽く押すfeel happy : ウキウキする、幸せを感じる;喜びを感じる
inside : 内部、内側、(歩道などの)車道より遠い部分、家寄り、内部事情、内幕、人の腹 : の中、本性、おなか、腹
inside : 心の中で.
例文 I was miserable inside. 心の中ではみじめな気持ちだった.
such : このような、こんな、そんな、あんな、…のような、あれほどの、あんなに、このように、非常に、とてもfeeling : 感覚、触感、知覚、感じ、印象、予感、意見、(喜怒哀楽などのさまざまな)感情、気持ち、(個人間などで生じる)感情
love : 愛、愛情、(よろしくという)あいさつ、恋愛、恋、性欲、色情、性交、情事、好み
hide : (…を)隠す、隠れる、見えないようにする、かくまう、あらわに出さない、秘密にする、ひどく(むち)打つ
get : 受け(取)る、(要求・懇願によって)もらう、得る、持つようになる、(…で)受ける、身につける、(うまく)する、してもらう、される、手に入れるfeel : 触ってみる、(…に)触れる、(…に)触って知る、触れて知る、手探りで進む、慎重に事を進める、(身体で)感じる、感じる、感覚がある、(…が)感じる
「I」は、「something」(ある事)を「you」に伝えようとしています。
「君の手を握らせてくれ、手を握って君に触れた時、体の内側でウキウキするものがあれば、それが情事の始まりなんだ。something(ある事)を言った時に、君は僕の本意をわかってくれるだろうか。」と「I」は言っています
[Verse 1]
Oh yeah I'll tell you something
I think you'll understand
When I say that something
I wanna hold your hand
Oh yeah 僕は君にあることを伝えようと思う
その本意を君はわかってくれるのかなと思う
僕が そのある事を言う時
君の手を握りたい
「I wanna hold your hand」(僕は 君の手を握りたい) は、
妄想では「I」と「you」は向かい合っているので、「君の手をつなぎたい」とは訳しませんでした。「手をつなぐ」だと二人は横に一列に並んでいるイメージがあります。二人は向かい合っているので「hold one's hand」を「手を握る」と訳しました。
[Bridge]
And when I touch you I feel happy inside
It's such a feeling that my loveI can't hide
I can't hideI can't hide
そして 君に触れて僕の心がウキウキすると
それは 僕の情事の予感のようなものなんだ
僕には隠せない
僕には隠せない
僕には隠せない
「And when I touch you I feel happy inside」(そして 君に触れて僕の心がウキウキすると) の「touch」は「君の手を握って触れ合った時」だと妄想しました。
「君と手を握り触れ合った時に、心がウキウキするなら、それは僕にとって情事の予感なんだ」と言っていると思いました
「 I feel happy inside」(僕の心がウキウキする) は、「僕」が主語ですが、少し意訳して「僕の心」を主語にしました。
[Verse 3]
Yeah you got that something
I think you'll understand
When I say that something
I wanna hold your hand
Yeah 君は そのある事を受け入れた
君は その本意をわかってくれるのかなって思う
僕が そのある事を言う時
君の手を握りたい
[Verse 4]
Yeah you got that something
I think you'll understand
When I feel that somethingI wanna hold your hand
Yeah 君はそのある事を 聞きいれた
その本意を君はわかってくれるのかなと思う
そのある事で 僕が感じるとき
君の手を握りたい
[Verse 1] [Verse 3] [Verse 4]に出てくる 「something」は
久しぶりの代名詞です。
今までも代名詞は出てきましたが、人でないのは"I Want to Hold Your Hand"が初めてです。
アルバム「Let It Be 」では、
"Don't Let Me Down" の「somebody」
"I've Got a Feeling" の「somebody」
"Two Of Us" の「someone」
アルバム「Please Please Me」では、
"Love Me Do"の「someone」「somebody」
"Love Me Do" の投稿で書いたのですが、
ジョンやポールは特定している人物を、聴き手にわからせないようにするため代名詞で表現していると思いました。
「something」(ある事)は、
聴者に伝えないから代名詞で表現しているのだと思います。
曲中にその答えはないと思うのです。
つまり「something」は「I Want To Hold Your Hand」ではないと思うのです。
「THE LYRICS 」という本の"I Want to Hold Your Hand"の説明文で、冒頭からポールは
「エロティシズム」という言葉を使っています。
恋人ジェーン・アッシャーとの事を歌ったのではなく、その時々の体験をモチーフに、外の世界に向けて書いていたんじゃないかな…との事でした。
そして
"I Want To Hold Your Hand"という歌詞の後には "そして、願わくばもっとあれこれしたい!"という言葉が続くことだ。
と書いてありました。「エロティシズム」と「願わくばもっとあれこれしたい!」を妄想のヒントにさせていただきました。 私の妄想は、「something」(ある事)は、「I Want To Hold Your Hand」手を握ったあとの「I want to kiss you」(君とキスしたい)です
[Verse 4]
Yeah you got that something
I think you'll understand
When I feel that somethingI wanna hold your hand
Yeah 君はそのある事を 聞きいれた
その本意を君はわかってくれるのかなと思う
そのある事で 僕が感じるとき
君の手を握りたい
「Yeah you got that something」(Yeah 君はそのある事を 聞きいれた)は
「Yeah」と喜んでいるのと「got」過去形になっているので、「I」は「you」とキスできたのだと妄想しました
やったー!君はキスをすることを受け入れてくれた。君とキスをして僕が感じる時、僕は次の情事の事を考えるのだけど、君はその本意をわかってくれているのかなって思う。と歌っていると思いました
ジョンとポール
バリー・マイルズ著 「ポール・マッカートニー/ メニー・イヤーズ・フロム・ナウ」
翻訳 竹林雅子 153ページ
ジョン・レノンはプレイボーイ誌にこう語っている。
「二人でたくさん曲を書いた。 一対一で向き合って、にらみ合わんばかりに。たとえば、"抱きしめたい"の最初のコー ドが出来たときのことは覚えてるよ。 ジェーン・アッシャーの家の地下室でピアノを弾いていたんだ。 "oh, you-a-u got that something" の部分は出来ていたんだけど、ポールが弾いたコードを聴いて、僕が「それだ。もう一回、今のを弾いてくれ」と言ってね。あの頃はそんな風に作曲していたね。お互いに鼻をくっつけ合って演奏しながら」。
ポール にらみ合わんばかりに"とは、上手く言い当ててるな。 まさにそうだった。 "抱きしめたい"はまさに共作だね。あの曲は、僕らにとっては大切なナンバー・ワン・ヒットだ。あれでアメリカでブレイクしたからね」
完全版 ビートルズ全曲歌詞集 スティーヴ・ターナー著
「I Want To Hold Your Hand」(抱きしめたい)の欄より
その場には、ジェーン・アッシャーの兄ピーターと「ピーター&ゴードン」というデュオを組むゴードン・ウォーラーもいた。「たしか、ジョンはペダル式オルガン、ポールはピアノの前にいた。僕らはいつもあの地下室で《音》を鳴らしてたんだ。ふたりは僕らを呼んで、できたばかりの曲を聴かせてくれた。まだ完成はしていなかったけど、おおまかな構成とコーラスは仕上がっていたよ」
ジョンとポールの二人で曲を作っていた姿が、想像できますね
ちょっと "The Long and Winding Road"を思い出してしまう
"I Want to Hold Your Hand" と "This Boy" をレコーディングした日に
イギリスでは5枚目のシングルになる "I Want To Hold Your Hand" と "This Boy" をレコーディングした1963年10月17日にビートルズは
ファンに無料で配布するソノシートもレコーディングしています。
英語耳ではない私は何を言っているのかはわかりませんが、聞いているだけで楽しいです。
なんとも自由奔放な彼らが大好きになります
マーク・ルウィソーン(Mark Lewisohn)著 内田久美子訳
「 ビートルズ/レコーディング・セッション
(The COMPLETE BEATLES Recording Sessions)」
1963年 Thursday 17 October /10月17日(木)の欄
また彼らは、急速に数を増やしつつあった(オフィシャル・ビートルズ・ファンクラブ)の会員向けに、クリスマス・プレゼントとして無料配布するソノシート用のスピーチを撮った。これは、全部で7枚作られたこの種のディスクのうち最初のもので、ビートルズの皮肉っぽいユーモア(プレス担当のトニー・バロウが台本を書いた)と、風変わりなクリスマス・キャロルを収録。
the beatles xmas recording on October 17 1963 and released on December 6 1963
「The Beatles Anthology 1」の "I Want To Hold Your Hand"
1963年12月2日の音源
「The Beatles Anthology 1」に収録されている"I Want To Hold Your Hand" は
1963年12月2日、バラエティショーに出演した時のライブ演奏だそうです。シングルレコードがリリースされた3日後ですね。
バリー・マイルズ著「ビートルズ・ダイアリー」松尾康治訳
12月2日
エルトリー・スタジオ・センター、ボーラムウッド
アソシエイテッド・レディフュージョンの 『モーカ ム・アンド・ワイズ・ショー』に出演した。 ビートルズは「ジス・ボーイ」、「オール・マイ・ラヴィング」、「抱きしめたい」 をスタジオのわずかな観客を前に歌い、エリック(モーカム) & アーニー(ワイズ)とのコントも披露した。 ビートルズとエリック&アーニーは縞のブレザーを着て、全員で「ムーンライト・ ベイ」を歌ってショーを締めくくった。
「The Beatles Anthology 1」のDISC 2に収録されている4曲目から8曲目を映像で見ることができます
1963年年12月、世界を目指して、イギリス国内で一生懸命活動しているビートルズですね
1963年イギリスでの人気はうなぎのぼりでしたが…
アメリカではまだ無名で、契約したヴィージェイ・レコードやスワン・レコードからリリースされたレコードはヒットにつながっていません。
しかし、徐々にアメリカでも注目されるようなり、やっと大手のレコード会社キャピトルも
ビートルズのレコードをリリースしてくれることになりました。
アメリカ4枚目のシングル "I Want to Hold Your Hand / I Saw Her Standing There" です。1963年12月26日に発売されました。
その"I Want To Hold Your Hand"がアメリカで首位を獲得した知らせを、
ビートルズは1964年2月1日パリで公演をしていた時に聞きました。
アメリカに行く予定になっている6日前です。
すごいですよね。彼らのひとつひとつの積み重ねがそこまで繋がって…。アメリカで1位になった知らせを聞いた時どんなに興奮したことでしょう
"I Want to Hold Your Hand" がアメリカ進出の追い風になったのですね。
パリからイギリスに帰国した二日後、1964年2月7日にいよいよアメリカ進出です。
ドキドキ・ワクワクのアメリカでの演奏です
ビートルズにとって、やっとアメリカ首位を獲得した大切な
"I Want to Hold Your Hand"でした