"Don't Bother Me" | タコさんの庭

タコさんの庭

ビートルズの歌詞和訳に挑戦

"Don't Bother Me" 

Writers : George Harrison

Artist :  The Beatles

Recorded : Wednesday Thursday,1963/09/11-12, EMI Studios 

Released : Friday,1963/11/22(UK) 「With the Beatles」A面4曲目

      Monday,1964/01/20(US)「Meet The Beatles!」B面1曲目

 

 

 

  <歌詞和訳>"Don't Bother Me" 邦題 "ドント・バザー・ミー" 
                  僕にかまわないでくれ

[Verse 1]

Since she's been gone I want no one to talk to me
It's not the same but I'm to blame, it's plain to see
So go away, leave me alone, don't bother me

    彼女がいない間は 誰も僕に話さないで欲しいんだ

    同じではいられない でも悪いのは僕だ それは見ての通りだ

    だから向こうに行ってくれ 一人にしてくれ 僕にかまわないでくれ

    

[Verse 2]

I can't believe that she would leave me on my own
It's just not right when every night I'm all alone
I've got no time for you right now don't bother me

    僕は信じられない 僕一人を置いて彼女が僕の所から去って行く事が

    本当にどうかしている どのくらいの連夜を僕はたった一人でいるの

    今おまえにかまっている暇はない 僕にかまわないでくれ

 

[Middle]

I know I'll never be the same 

If I don't get her back again
Because I know she'll always be 

The only girl for me

    僕は決して同じではいられないんだよ

    もし僕が彼女ともう一度やり直せないなら

    なぜってそうだろう 彼女はいつまでたっても

    僕にとって唯一の恋人なんだ

 

[Verse 3]

But 'till she's here please don't come near

just stay away
I'll let you know when she's come home

Until that day:
don't come around, leave me alone, don't bother me

    とにかく彼女がここにいるようになるまで どうか近寄らないで 

    ちょっと離れていて

    彼女が家に帰ってきた時に おまえに伝えるつもりだから 

    その日までは

    仲直りはできない 一人にしてくれ 僕にかまわないでくれ

 

[Guitar Solo]

 

[Bridge]

I've got no time for you right now, don't bother me

    今おまえにかまっている暇はない 僕にかまわないでくれ   

 

[Repeat Middle]

I know I'll never be the same 

If I don't get her back again
Because I know she'll always be 

The only girl for me

    僕は決して同じではいられないんだよ

    もし僕が彼女ともう一度やり直せないなら

    なぜってそうだろう 彼女はいつまでたっても

    僕にとって唯一の恋人なんだ

 

[Repeat Verse 3]

But 'till she's here please don't come near

just stay away
I'll let you know when she's come home

Until that day:
don't come around, leave me alone, don't bother me

    とにかく彼女がここにいるようになるまで どうか近寄らないで 

    ちょっと離れていて

    彼女が家に帰ってきた時に おまえに伝えるつもりだから 

    その日までは

    仲直りはできない 一人にしてくれ 僕にかまわないでくれ

 

[Outro]

Don't bother me
Don't bother me
Don't bother me
Don't bother me

    僕にかまわないでくれ

    僕にかまわないでくれ

    僕にかまわないでくれ

    僕にかまわないでくれ

 

    

参考辞書 Weblio、英辞郎、goo辞書

since : …以来、…の時からずっと、…した時から(今までの間に)、…してから(…年目になる)、…だから、…のゆえに

since : [理由を表わして] …だから,…のゆえに

been gone : 例文happen during the short time someone has been gone.

                           (人)がちょっといない間に〔主語が〕起こる

no one : だれも…ない

talk : 話す、しゃべる、口をきく、人語を話す、口まねしてものを言う、話をする、話し合う、相談する、うわさ話をする、(強迫されたりして)自白する

it : [時間・日時を漠然とさして].

be to blame : 〈…ことで〉責められるべきである,責任がある〈for〉

      例文 You are to blame. 悪いのはあなただ

         Who is to blame for the failure? その失敗はだれの責任か

plain : 明白な、わかりやすい、明瞭な、平易な、簡単な、はっきり見える、まったくの、徹底した、装飾のない、模様のない

plain to see : 見るに明らかである

so : つまり,だから,ですから,なので,従って◆文頭で用いられた場合の訳例

away : 離れて、向こうに(行って)、(遠く)離れて、別の所にいて、不在で、別の場所に(しまって、片づけて)、あちらへ、去って、なくなって 

go away : 立ち去る、出かける、(…を)持ち去る、(…と)駆け落ちする、消えうせる

leave me alone : 放っておいて下さい;一人にして、余計なお世話だ

Don't bother me : 迷惑をかけるな

bother : 悩ます、うるさがらせる、くよくよする、悩む、ねだる、せがむ、ねだって困らせる、迷惑をかける、(…を)のろう

bother : 〈…を〉苦にする,気をもむ,悩む〈about/with〉

    例文 Don't bother about it. そんなことは気にするな

       Don't bother yourself about me. 私の事はお構いなく

believe : 信じる、言うことを信じる、(…を)正しいと思う、思う、確か思う

would : …であろう、…しよう、(どうしても)…しようとした、常習的に…する、いつも…する、…したものだった、よく…した、…だったろう、…する能力があった、…することができた

leave : 去る、出る、出発する、やめる、退学する、卒業する、暇を取る、脱退する、捨てる、見捨てる

on my own : 例文 I cannot live on my own. 私は一人では生きていけない。
         I am raising that on my own. それは私が一人で育ててい

just : まったく,本当に

not right : どうかしている

when : いつ、どんな時に、どういう場合に、どれくらい(のところ)で、どの点で、…する(時)、(…すると)その時

every night : 毎夜、毎晩、夜ごと、夜毎、夜毎、連夜、夜な夜な、

all alone : たった1人で、ただ1人で、単身で

I've got no time : 例文 I've got no time to sit and talk.

             お前にかまってる暇はない。

right now 今すぐ, たった今; 今(のところは)は.

I know : そうでしょう;わかるわかる、だよね

will : …だろう、…でしょう、…するつもりである、…しようと思う、…するつもりですか、…してくれませんか、…しませんか、…してくださる、(…しようと)欲する、(あくまでも)…しようとする 

never : いまだかつて…ない、一度も…しない、決して…ない、一つも…ない、まさか…ではあるまい、…でない

get her back again : 例文 Let's get back together again

              もう一度やり直そうよ

because : なぜなら、というのは、(なぜなら)…だから(である)、…だから、…なので、…だからといって(…ない)、…ということ

I know : そうでしょう;わかるわかる、だよね

will always : いつまでたっても

only : 唯一の、ただ…だけの、無比の、最適の、たった一人の

girl : (通例 17‐18 歳までの)女の子、少女、(大人に対して未成年の)娘、未婚の女性、(年齢に関係なく)娘、(未婚・既婚を通じて)一家の娘たち、女仲間、女連中、(女の)恋人、女子従業員

but : (話の流れを変えて)それより,とにかく;しかしながら

'till : …まで、…になるまで、に至るまで(ずっと)、…までは(…しない)、…になって初めて(…する)、(…分)前

please :  [通例命令文に添えて] どうぞ 《★【用法】 時に脅しめいた意味合いで用いられることもある》.

come near : 差し掛かる、差しかかる、差し掛る、寄せる、寄る、差し掛かる、〈近づく〉・寄せる、〈近づく〉・来る、近寄る、〈近づく〉・寄り付く

just : / [命令形の意味をやわらげて] まあちょっと.

    例文 Just look at this picture. ちょっとこの絵をごらんなさい.

stay away : 離れている、近寄らない、(…を)留守にする、欠席する

let : 許す :、させる、させてください、(…に)みるがよい、(…は)すればよい、仮にしよう、たとえしようとも、(働きかけて)させる、(…を)(…へ)行かせる、通す

let know : つたえる、声をかけて;声かけて

come home :  家に帰る、帰宅する

until : …まで、…になるまで、に至るまで(ずっと)、…までは(…しない)、…になって初めて(…する)

come around : 回ってくる、遠回りをする、ぶらりとやってくる、立ち寄る、巡ってくる、正気づく、意識を回復する、機嫌を直す、仲直りする、議論の決着をつける

 

 

????

登場人物は「I」と「you」と「she」です。「she」はそこに居ません。

「I」と「you」は友達ですが、「you」が良からぬ事を「she」に話してしまったせいで、「she」は、「she」の女友達の家に行ってしまいました。「you」が「I」の家を訪ねますが

「I」は「she」に告げ口した「you」に腹が立っています。「I」は、自分が悪かった事は認めるけれど、「you」とは、今でとは同じように接する事ができない、構わないでくれと言っています。「she」が家に帰って来てやり直してくれないなら、「you」とは今までと同じではいられない。仲直りできないと歌っていると妄想しました??

 

[Verse 1]

Since she's been gone I want no one to talk to me
It's not the same but I'm to blame, it's plain to see
So go away, leave me alone, don't bother me

    彼女がいない間は 誰も僕に話さないで欲しいんだ

    同じではいられない でも悪いのは僕だ それは見ての通りだ

    だから向こうに行ってくれ 一人にしてくれ 僕にかまわないでくれ

 

[Middle]

I know I'll never be the same 

If I don't get her back again
Because I know she'll always be 

The only girl for me

    僕は決して同じではいられないんだよ

    もし僕が彼女ともう一度やり直せないなら

    なぜってそうだろう 彼女はいつまでたっても

    僕にとって唯一の恋人なんだ

 

[Verse 3]

But 'till she's here please don't come near

just stay away
I'll let you know when she's come home

Until that day:
don't come around, leave me alone, don't bother me

    とにかく彼女がここにいるようになるまで どうか近寄らないで 

    ちょっと離れていて

    彼女が家に帰ってきた時に おまえに伝えるつもりだから 

    その日までは

    仲直りはできない 一人にしてくれ 僕にかまわないでくれ

 

「I」が同じでいられないのは、「I」と「you」の友人関係だと思いました??

 

 

[Verse 1]「it's plain to see」(それは見ての通りだ) は、意訳です。

 

ジョージのセンス 初めて作った曲 

“Don’t Bother Me” I wrote in a hotel in Bournemouth, where we were playing a summer season in 1963, as an exercise to see if I could write a song. I was sick in bed.
- George Harrison, Anthology

“Don’t Bother Me”は、ボーンマスのホテルで書いた。1963年夏の演奏でいた所で、

歌が書けるかどうかみるための練習として。僕はベットにいて病気だった。

 

It's not the same」(同じではいられない)

I know I'll never be the same」(僕は決して同じではいられないんだよ)

同じでいられないのは、

「I」と「she」の関係かな? 「I」の心理状態なのかな?と見せかけておいて、

実は「I」と「you」の友人関係を言っている事を、

最後の最後に「Don't come around」(仲直りはできない)というフレーズで、聴者に教えている歌だと思いました??

 

彼女が出て行った事を悲しむというより、

「you」にとても腹が立っている「I」を描いた"Don't Bother Me"??

ジョージが初めて作った曲、とってもセンスある歌詞だと思います。

 

 

Bournemouth's Gaumont Cinema (ボーンマスのゴーモンシネマ)

 

ウキペディアより

1963年8月19日から24日にかけて、ビートルズはビリー・J・クレイマー&ザ・ダコタスやトミー・クイックリーとともに、イギリスのボーンマスでコンサートを行なっていた。ある日、ハリスンは体調を崩し、医師から強壮剤と床上安静を処方された。パレス・コート・ホテルの部屋で休んでいる間、何もすることがなかったことから、ハリスンは曲を書き始め、ポータブル・テープ・レコーダーに録音した。残されたテープでは、ハリスンが曲のメロディを口笛で吹いている。本作についてハリスンは「作曲の練習として初めて書いた曲。1963年の夏に泊まっていたイングランドのポーンマスのホテルで書いた。僕は病気で寝込んでいた…だから『放っといてくれ』というタイトルにしたのかも」と語っている。

ビートルズは、ボーンマスにある「Gaumont」という所で演奏していたそうです。レストランと映画館がある素敵な建物ですね。

ジョージは、"Don't Bother Me" を、Gaumontの隣にある「パレス・コート・ホテル」で書いたんですね!

そのホテルは、アルバム「With the Beatles」のジャケットの撮影をした場所でもあるそうです。

 

   

ポイントがボーンマスです。(ハートポイントはリヴァプールです)

 

 

上のサイトを見ると写真があり、当時の会場の様子が想像できました。

真ん中くらいに以下の事がありました。全て翻訳機能を使っての和訳です。

 

There were unruly scenes at a Billy Fury concert in 1960, when hordes of screaming girls threw fireworks and rushed the stage before attendants and the police intervened and pushed them back, and Cliff Richard had a knack of stirring up female emotions. However, The Beatles six night run in 1963 and their subsequent visits the following year were undoubtedly the noisiest and rowdiest the venue had seen. In November 1963 the ‘mop tops’ topped a bill that included fellow Brian Epstein artists Tommy Quickly and Billy J. Kramer and the Dakotas plus an odd assortment of acts that were a throwback to the days of music hall. There was Tommy Wallis and Beryl, a novelty duo featuring a xylophone and tap dancing, the instrumental group Sons of Piltdown Men, The Glamorous Lana Sisters who specialised in close harmony singing, the singing duo Gary and Lee from Portsmouth and compere Billy Baxter, a club comedian from Liverpool. While The Beatles languished next door in the Palace Court Hotel between shows, the photographer Alan Freeman shot the cover for their second long player, With the Beatles, in the dining room and George wrote, “Don’t Bother Me” which featured on the aforementioned album. The Beatles would return to the Gaumont twice the following year, first in August with The Kinks and finally with the Motown songstress Mary Wells in October.

1960 年のビリー フューリー コンサートでは、叫び声を上げる少女たちの大群が花火を投げ、出席者の前でステージに駆けつけ、警察が介入して彼らを押し戻し、クリフ リチャードには女性の感情をかき立てるコツがありました。しかし、ビートルズは 1963 年に 6 晩の公演を行い、翌年の彼らの訪問は、間違いなく会場が見た中で最も騒がしく、騒々しいものでした。 1963 年 11 月、「モップ トップス」は、仲間のブライアン エプスタイン アーティスト、トミー クイックリー、ビリー J. クレイマー、ダコタスに加えて、ミュージック ホールの時代への先祖返りである奇妙なアクトの組み合わせを含む法案を上回りました。木琴とタップダンスを特徴とする斬新なデュオ、トミー・ウォリスとベリル、インスト・グループのサンズ・オブ・ピルトダウン・メン、緊密なハーモニーの歌唱を専門とするグラマラス・ラナ・シスターズ、ポーツマス出身の歌唱デュオ、ゲイリーとリー、そしてビリー・バクスターを指揮するリバプール出身のクラブコメディアン。ビートルズがショーの合間に隣のパレス コート ホテルでくつろいでいる間、写真家のアラン フリーマンはダイニング ルームで彼らの 2 番目のロング プレーヤー、ウィズ ザ ビートルズのカバーを撮影し、ジョージは「Don't Bother Me」と書きました。前述のアルバム。ビートルズは翌年 2 回、ゴーモンに戻ってきました。最初は 8 月にキンクス、最後に 10 月にモータウンの歌姫メアリー ウェルズと一緒でした。

 

 

もっと、下の方には出演者の名前も載っていました。

Monday 19th to Saturday 24th August: The Beatles + Billy J Kramer and The Dakotas + Tommy Quickly + Sons of Piltdown Men + The Lana Sisters + Tommy Wallis and Beryl + Gary & Lee + Compere Billy Baxter 

 

 

"Roll Over Beethoven" "A Taste Of Honey" "Baby It's You" "She Loves You" 

"Twist And Shout" を歌ったようです。↓

 

 

 

1963年3月22日に ファーストアルバム「Please Please Me」をリリースした後も、精力的に各地を巡ってツアーをこなし、その合間に "All My Loving" や "Don't Bother Me"の曲を作ったり、ジャケット撮影をしているビートルズを垣間見る事ができました!

ジョージ、この時20才です!若いー!

 

 ジョージ・ハリスン 

  1943年2月25日生まれ(2001年11月29日 58歳で死亡)