PITTI UOMO 最終日
日中のナポリの陽射しは強烈ですが、日が落ちると海風が吹いて盆地のフィレンツェに比べると気持ちがいいです。
PITTI UOMO最終日の今日も移動の時間ギリギリまで会場を見て周りました。
今日はPITTI UOMO3日目と最終日のレポートです。
前回色々なアイテムで綺麗な色が戻って来ているとレポートしましたが、パンツに関しても久しぶりにカラーパンツが戻ってきていました。
この様な感じでほとんどのパンツブランドがカラーパンツを打ち出していましたが、実際会場内でもカラーパンツを穿いた人が増えていました。
昨年の6月のPITTI UOMO ではサファリやコロニアルが積極的に打ち出されていたので、ナチュラルカラーのパンツを同系色のグラデーションでコーディネートするスタイルが圧倒的に多く、カラーパンツの存在感は全くありませんでしたが、今回はベージュやカーキは相変わらずパンツのカラーの中心である事には変わりはないですが、同時にカラーパンツも打ち出されているという印象です。
そして、ここ数年減っていたホワイトパンツを穿いた人もまた増えているのも今回の傾向です。
上の画像のように綺麗なブルー系のジャケットにホワイトパンツというコーディネートの人がかなり多く見られました。
これに関しては、自分なりの解釈があるのですが、長くなるので帰国後のレポートで触れたいと思います。
まだまだレポートしたい事はたくさんあるのですが、今日はここまでです。
今回は人のスナップもかなり撮ったので、それも含めて来週ミラノのショールーム周りと絡めてまた色々レポートしたいと思います。
ナポリのホテルは海沿いなので、昼はこんな感じの眺めです。
夜は夜景が素晴らしいです。
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PITTI UOMO 2日目
イタリア人の話では40度を超えているという話ですが、明日は更に暑くなるそうです。
今日も午前10時から閉館の午後6時まで、ずっとブースをチェックしました。
ORIANのブースは今回もカジュアルシャツがメインでした。
こんな感じの綺麗な色柄のシャツが来春夏の打ち出しになっています。
プリントシャツも相変わらず多いですが、今シーズンに比べると柄が大きいモノが増えているのと、ビンテージ加工したモノなど、バリエーションは更に増えています。
フィナモーレのブースも明るい色柄を打ち出していました。
ターコイズブルーやイエロー、オレンジ、ピンクは、ほとんどのシャツブランドが展開しています。
トータルブランドで展開しているアルテアのブースを見ると、更に綺麗な色が来春夏の重要なポイントである事が分かります。
この様に昨年の6月のPITTI UOMOではナチュラルカラーのグラデーションのバリエーションが多かったのと比べると、随分色の提案が増えているのが分かります。
また、色という面では、カラフルなカラーだけでなく、シャーベットカラーと言われる、柔らかなトーンのカラーも増えています。
イエロー、ブルー、グリーン、ピンクなど、淡く柔らかいトーンのカラーが増えているのも来春夏の傾向です。
ベージュやブラウン、ブルーのトレンドが継続されている中、この様なカラーでアクセントをつけるのが来シーズンのコーディネートのポイントになりそうな感じがします。
上の画像の様に、ブラウンのスーツにターコイズブルーのタイをコーディネートのポイントに使うような人たちが既に増えているのを見ても、その様な傾向が予想されます。
まだ2日目なのであくまでも予想ですが、来春夏は様々なアイテムで色が重要になってきそうです。
今日はここまでです。
明日も9時半スタートです。
1時半なのでそろそろ寝ます。
またレポートします。
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PITTI UOMO 初日
今回のエントランスのオブジェは何故か案山子です。
今年のフィレンツェは猛暑で、今日はおそらく40度近くあったと思います。
明日は43度の予想です。
日本のように湿度が高くないのが唯一の救いです。
今回は張り切ってネクタイを10本くらい持って来ましたが、今朝の暑さでタイドアップを諦めました(笑)
今日は初日なので、下見も兼ねて会場を隈なく周りました。
今日全体を見た印象は、ベージュを中心としたナチュラルカラーとブルーのトレンドは継続されている印象でした。
ご覧の通り、今シーズンとあまり変わらない印象ですが、それでも各サプライヤーはそれぞれ新しい提案をしていました。
その中でもISAIAのプレゼンテーションは前回に引き続き、なかなか良かったです。
ベージュやブラウンにターコイズブルーを挿し色に使って新しさを表現していました。
またチェックのジャケットも多く見られましたが、ラルディーニの独特なプリントのチェックジャケットもかなり良かったです。
サンプルを見ながらかなり盛り上がりました(笑)。既に欲しいチェックが何パターンもありました。
来週ミラノのショールームに行くので、またその時ご報告します。
ラルディーニのダニエレさんも相変わらずオシャレでした。
ビンテージ風のブラウンのスーツにジレを合わせ、イエローのプリントタイでした。
今日はここまでです。
夜中1時半なのでそろそろ寝ます。
また明日精力的に会場を周るので、時間があればご報告します。
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2012春夏の買い物8
デニムのファイブポケット以外はあまりネイビー系のパンツは穿かないのですが、
今回久々にネイビーのパンツを購入しました。
今回購入したネイビーのパンツがこれです。
METRICOのTWIN BIZARというモデルのネイビーチノです。
METRICOのCHINOWというグレーチノとほぼ同じシルエットで、
素材はコットン100%のベーシックなチノです。
一見普通のネイビーチノに見えますが、
このモデルは特徴的なディティールがあります。
上の画像のように腰ポケットの部分にデニムの生地が付けられています。
正面から見るとこんな感じで、少しだけデニムの生地が見えます。
今回このネイビーチノを購入しようと思ったポイントが、
この特徴的なディティールと、製品染めに洗いをかけて適度に色落させた加工です。
ネイビーという色はベーシックなカラーですが、パンツとなると結構難しい色です。
ネイビーのジャケットに合わせるにはトーンのバランスが難しく、柄物のジャケットに合わせるとなると、
明るいジャケットに対してパンツが濃色というコーディネートは少し古臭い印象になってしまいます。
シャツやポロシャツと合わせるにしても、濃いネイビーのチノは制服や作業着のように見えてしまい、
洒落た感じに着こなすのは結構難しいです。
イタリアでもネイビーチノを穿いた人を見かけますが、
ものすごくコンサバなスタイルの人がほとんどで、
いわゆる何も特徴のないコーディネートの人が多いです。
そういった意味ではアクセントとなるデニムの生地が少しだけ見えるディティールと、
製品染めでウオッシュをかけて良い感じに色落ちしたネイビーは、
普通のネイビーチノとは明らかに違い、久しぶりに穿いてみたいと思わせるネイビーチノです。
これからのシーズンは、最も暑い時期に展示会廻りなどで汗だくになるので、
仕事ではほとんどジャケットを着なくなり、シャツとパンツのコーディネートが中心にるため、
シャツとコーディネートする事を考えてこのパンツを購入しました。
ブルー系のシャツを多く所有する私にとっては、このディティールに少しだけ特徴ののある
ネイビーチノは、デニムのファイブポケットのような感覚で穿けるので重宝しそうです。
足元は、スニーカーやデッキシューズやドライビングシューズでも良く合うので
特に新しいアイテムをこのパンツに合わせて買い足す必要もありません。
ポケットのデニムのディティールは好き嫌いがあるかも知れませんが、
個人的にはこのディティールがとても気に入っています。
ネイビー以外にもベージュ、グレー、グリーンの3色あります。
ベーシックのチノパンをお持ちの方は、チョットだけ変化のあるこのチノパンを
是非店頭でチェックしてみてください。
来週月曜からイタリア出張です。
次回は現地での更新になると思います。
いつものような長い文章での更新は難しいかもしれませんが、
できるだけ最新の情報をお知らせできればと思います。
Facebookのアカウントをお持ちの方は、そちらもチェックしていただければと思います。
お知らせです。
ウエブマガジンのOPENERSで、LACOSTEについてコメントしました。
ご興味のある方はこちらをご覧ください。http://openers.jp/fashion/openers_mode/tradition_of_lacoste_04.html?top
MEN’S EX連載 7月号
MEN’S EX 7月号が発売されました。
私の連載 ”中村達也の今、買いのアイテム”
今回のテーマは ”大人のショーツ” です。
スーツスタイルがドレスクロージングの中心だった数年前までは、
6月のPITTI UOMOの会場でショーツを穿いている人などほとんど見られませんでした。
以前からイタリアのパンツブランドのラインナップには必ずショーツがありましたが、
ヨーロッパでは、ショーツはリゾートで穿くものという認識が強いこともあり、
当時街中でショーツを穿いている人を見かけることはほとんどありませんでした。
それでもここ数年の急速なドレスクロージングのカジュアル化の中、
3~4年前くらいから、PITTI UOMO の会場でもカーゴショーツを穿く人たちが
少しづつ見られるようになりました。
当時はこんな感じのワイルドなカーゴショーツを穿いた人たちが多く、
もっと太いカーゴショーツを穿いた人たちも多く見られました。
この頃からイタリアでもショーツがリゾートウエアではなく、
街でも穿けるものという認識が少しづつ広まっていきました。
そして、2年前くらいからは太いワイルドなカーゴショーツから徐々にスリムな
シルエットのショーツへと変わり、ジャケットにショーツというスタイルの人たちが
PITTI UOMOの会場でも見られるようになり、昨年の6月のPITTI UOMOでは
スリムなシルエットだけでなく、ターンナップした短めのショーツを穿く人たちも増え、
ショーツスタイルが広がりを見せていました。
そんな近年にないショーツブームですが、私はショーツが似合わないということもあり、
街に買い物や食事に出かけるときにショーツを穿くことはほとんどありませんが、
それでも休日家でくつろぐ時や近所に買い物に出かけるときにショーツを穿くときは、
”ラクチンスタイル” になりすぎないように気をつけています。
因みに、私のショーツスタイルはこんな感じです。
2年前の6月にナポリに行った時の画像ですが、
普段もこんな感じでポロシャツにスリムなショーツというスタイルです。
以前からスリムなショーツが好きだったので、ワイルドなショーツが流行っていたころから
スリムなショーツを好んで穿いていました。
そして、今シーズンはこんなオトナのショーツを購入しました。
皆さんも良くご存じのこのブランド
イレヴンティのスリムカーゴショーツです。
このショーツ、7月号の連載ページの真ん中のコーディネートで穿かれているものです。
写真を見てもわかるとおり、サイドポケットが膨らまない仕様になっているので、
カーゴショーツでありながらオトナっぽいスリムなシルエットに見えます。
製品染めでウオッシュ加工してあるのですが、色落ちの感じも丁度良く、
今オトナが履くべきカーゴショーツの要素を満たしているショーツと言えます。
オトナがショーツを街で穿くときのアドバイスがあります。
足元はサンダルはNG、スニーカーくらいは履きましょう。
デッキシューズやドライビングシューズ、ジュートソールのシューズも良いと思います。
シャツはTシャツではなく、襟付きのシャツを着ましょう。
麻のロングスリーブをまくって着ると洒落た感じになりますが、ポロシャツでも充分です。
最低限これだけ守るだけでショーツスタイルの印象がかなり変わります。
今まで日本ではオトナのショーツスタイルは ”涼しくてラクチンだから穿くもの”
という認識の人が多かったと思いますが、今年のショーツスタイルは、
あくまでも ”オシャレを楽しむために穿くもの” として穿いてほしいと思います。
まだショーツに抵抗のある方も多いと思いますが、
今年の夏は、是非 ”オトナのショーツスタイル” にチャレンジしてください。
韓国のLUXURY MAGAZINE
日本ではあまり知られていませんが、韓国にはLuelというラグジュアリーライフスタイルマガジン
があります。
Luelは日本のMEN’S CLUBの兄弟誌なので、2011年のメンズクラブ8月号でLuelの
スナップマガジンが別冊付録で付いたこともあり、MEN’S CLUBの読者はご存じの方も
多いかもしれません。
2012年5月号の表紙は、あのエリッコ フォルミコラです。
このLuel、中身を見るととてもアジアの国のライフスタイルマガジンに見えません。
5月号の誌面の一部をお見せします。
ほんの一部ですが、ご覧のとおり、ファッション、時計、車、コスメティック、インテリア、食、旅など、
男性のライフスタイルを全て網羅しているマガジンです。
写真もすごく凝っていて、文章は全て小さなハングル文字で書かれているので、
写真だけ見ていると、まるでヨーロッパの有名なラグジュアリーマガジンのような感じです。
5月号の特集の中で ”TOKYO FASHON NOW” という、東京のショップと人にフォーカスした
特集が組まれました。
私も取材を受け、今回初めてLuelの誌面に登場させていただきました。
取材当日、1時間半くらいかけて取材を受けましたが、誌面は文字が全てハングル文字なので
どのような事が書かれているか分かりません。
韓国は今、10数年前の日本の ”イタリアン クラシック ブーム” と似た現象が起きています。
これまでは、どちらかと言えばモード系のナショナルブランドが人気だったようですが、
日本でも人気のあるイタリアのクラシックなブランドに多くの人たちが興味を持ち始めて、
今まではほとんどなかったクラシック系のセレクトショップも急速に増えているそうです。
それらの韓国のセレクトショップは、ヨーロッパだけでなく、隣国の日本のセレクトショップも
参考にしているようで、韓国のバイヤー達は頻繁に日本を訪れリサーチを重ねているそうです。
韓国では日本のファッション誌を購読している人も多く、
日本のファッション誌の誌面に出ている私に取材の依頼が来たというのが、
今回Luelで取り上げられた理由です。
PITTI UOMOでも、ここ数年韓国人バイヤーが増え、
彼らのファッションセンスも今や日本人とそれほど変わりません。
Luelのファッションディレクターの Jung Hee Park さんの話では、
日本との違いは、韓国人は色や柄に対して保守的で、日本に比べるとバリエーションが少ないのと、
クラシックスタイルは、洋服好きの男性たちの間で盛り上がってはいるものの、
韓国の女性には一般的には支持されないそうです(笑)。
それもあと数年もすれば変わると思います。
韓国はまだ一度も行ったことがないですが、近いうちにマーケットリサーチに行ってみたいと
思っています。
今まで韓国と言えば、女性はエステやグルメ、男性は女性に付いて韓国料理を食べることくらいしか
目的も無かったと思いますが、これからは韓国のセレクトショップでショッピングというのも、
韓国旅行の一つの目的になるかもしれません。
お知らせです。
メンズクラブ7月号をご覧になった方は既にご存じだと思いますが、
6月9日(土)にメンズクラブ エクスクルージブショッピングが開催されます。
この特典を受けられるのは、メンズクラブ7月号をショップにお持ちいただくことが条件となります。
今回はビームス銀座店、デミルクス ビームス 銀座店、ビームス ハウス 神戸店で開催されます。
メンズだけでなくレディースも対象になりますので、奥様やパートナーもお誘いの上、
ご来店をお待ちしております。
2012年秋冬 プレス内覧会
5月30日と31日の両日、2012年秋冬のプレス内覧会が行われました。
プレス内覧会は来シーズンの展開商品を出版社の編集部の方やライター、エディター、スタイリスト
の皆さんにご紹介する会です。
私もクリエイティブディレクターとしてプレススタッフと共に、来シーズンの方向性と実際に展開する
アイテムを来場した皆さんにご紹介する為、この二日間は喋りまくりの二日間でした(笑)。
プレス内覧会は、一般のお客様は見ることができないので、
今日はブログの読者の皆さんに少しだけ会場の中をお見せします。
エントランスのメインディスプレイは、今シーズンンの打ち出しでもある、
キャメルとベージュのカラーで統一したディスプレイです。
左のコートはキャメルカラーのカセンティーノを使った、スティレ ラティーノのダブルブレストコート。
このコート、かなり洒落ています。
私も欲しいです。
予約します(笑)。
右のスーツは、ベージュのコーデュロイのダブルブレスト。
ナポリのデェペトリロのスーツです。
ダブルブレストのコーデュロイスーツというのが洒落ています。
メインディスプレイの後には、ケーブルのニットジャケット。
これもベージュ系のワントーンでまとめました。
敢えてカジュアルなニットタイをして、来秋冬らしいコーディネートを提案してみました。
スーツのメインディスプレイは、ブラウンとグレーをミックスしたような
フランネルのウインドウペンのスーツにワインレッドのストライプのシャツ、
深いボルドーのニットベストにブラウンとボルドーをミックスしたカシミアのタイ。
ブラウン系にボルドーという来秋冬らしい色使いのスーツコーディネートを提案しました。
こんな感じのブラウンのチェックのスーツもお勧めです。
日本でこれだけ柄物のジャケットのバリエーションが揃うのはBEAMSだけだと思います。
ジャケット、スーツ、パンツ、ベスト、シャツ、色々なアイテムでコーデュロイを使ったアイテムが
充実しています。
ベーシックカラーだけでなく、こんな綺麗な色のコーデュロイ ジャケットも展開しています。
ジャケット、コート、ベスト、パンツ、色々なアイテムでツイード調の素材を使ったモノを展開します。
ツイード柄をプリントした生地を使ったダウンもあります。
ローゲージやミディアムゲージのニットはかなり充実しています。
ディティールのバリエーションも昨年に比べてかなり増えています。
昨年買いそびれたので、来秋冬は早めに購入しようと思っています。
ベストは今シーズンも重要なアイテムです。
ニットベスト、布帛のベスト共にかなりバリエーションを増やして展開しています。
コットンフランネルのチェックシャツは、今まで見たことのないような新しい色使いの
チェックが充実しています。
左のブランケットジャケットのようなピーコートは、以前ブログで紹介したものです。
かなりカッコいいチェックのピーコートです。
このムートンのコート、展示会で見た時からかなり気に入ってます。
予約しました(笑)。
予約はお客様優先なので、買えないかもしれません…
バイヤーに追加要望出します(笑)。
バリエーションは色柄、素材、価格共にかなりのバリエーションがあります。
店舗からは全て出せないと怒られそうです(笑)。
それでも、今シーズンは本当に重要なアイテムなので、
思い切ったバイイングをしました。
ほんの一部ですが、会場内はこんな感じで来秋冬の展開商品が並び、
上のコメントのように、自分の個人的な嗜好も織り交ぜながら(笑)、
来秋冬の方向性と展開商品をご紹介しました。
店舗では既に来秋冬の展開商品をデータでご覧いただけるようになっています。
全ての展開ブランドとアイテムの情報がご覧いただけますので、
是非店舗で来秋冬の商品をチェックしてみてください。
今回は、編集部の皆さんと記念撮影をしました。
MEN’S EX 編集部の皆さん。
いつも一番長い時間、熱心にじっくり商品を見てくださいます。
これからもよろしくお願いいたします。
MEN’S CLUB 編集部の皆さん。
私の左隣は7月号の誌面でモデルもつとめている西川編集部員。
いつも連載でお世話になっています。
いつも”トガッチ”こと、編集長の戸賀さんにツッコミを入れるのを楽しみにしているのですが、
今回は欠席で残念でした(笑)。
LEON 編集部の皆さん
いつも編集部総出でお越しいただきありがとうございます。
若くて元気の良い編集スタッフが多いのも、LEONの元気の源なのかもしれません。
ご来場いただいたすべての皆様。
お忙しい中ご来場いただき本当にありがとうございました。
ROZZO SICILIA
昨年の秋にオープンして以来、ずっと通っているイタリア料理の店があります。
その店はオープン当社はマスメディアの露出もほとんどなく、
店名をネットで検索してもあまりヒットもしない店だったので、
私も行きつけのイタリア料理店のスタッフや知人から聞くまでは、
どこにオープンしたのかさえわからない店でした。
この一年で最も通っている店なので、あまり人気がでて予約が取れなくなるのも困るのですが、
既に多くのマスメディアにも取り上げられ、私もfacebookで何度も紹介しているので、
今日はブログをご覧の皆様にその店を紹介します。
その店の名前は
”ROZZO SCILIA”(ロッツォ シチリア)
以前このブログでも紹介した、渋谷の”ドンチッチョ”のフロアーマネージャーだった阿部さんと
サイドシェフだった中村さんの二人が独立して白金の四の橋の交差点の近くで始めた
シチリア料理の店です。
阿部さんとは”ドンチッチョ”の前身とも言える外苑前の”トンマジーノ”からのお付き合いなので、
充電期間を経て昨年の秋にオープンしてからずっと通い続けているお気に入りの店です。
今日はメニューの中から私がよくオーダーする料理をご紹介します。
まず最初に必ずオーダーするのが、”パネッレ” と言う、
シチリアのパレルモの名物で、ひよこ豆を揚げた料理。
スナックのようなサクサクとした軽い食感は食前酒に良く合います。
”まるごと一個のモッツァレラといろんなトマト”
メニューの名の通り、まるごと一個のモッツァレラチーズを二つにちぎり、
その上に数種類のトマトをチーズが見えなくなるくらいのせたボリュームのある前菜。
モッツァレラ好きにはたまらない一品です。
”丹波黒鶏とレバー、ローストキノコ和え”
丹波黒鶏の肉とレバーをローストしたキノコと和えたシンプルな前菜。
肉とレバーとキノコの食感がマッチしてとても美味しいです。
前菜ですが酒飲みにはたまらないつまみという感じです(笑)。
”和牛のラグーとグリンピースのフジッリ、マルサラ風味”
マルサラ酒の甘みがほんのりとする和牛のミートソースがフジッリと絡み、
絶妙な味と食感のパスタです。
ロッツォ シチリアのパスタはどれを食べても絶品です。
セコンドはこの二種類しかありません。
”三崎 まるいち直送 マグロの網焼き タリアータ”
天然ものにこだわる三崎の魚店から直送されたマグロを網焼きにしたタリアータ。
タリアータと言っても厚くボリュームのある身を外側だけ火を通し、
内側は半生の状態で仕上げいます。
身が柔らかく脂がのっていて大変おいしいです。
シチリアの伝統料理で、カジキマグロを薄く延ばし、パン粉や松の実やレーズンなどを包み込んで
焼いたものです。
色々な味が合わさったまろやかな味の料理です。
デザートは色々ありますが、最近のヒットはこれです。
”メロンのシャーベット” シンプルな自家製メロンシャーベットですが、
かき氷のように口どけの良いシャーベットの下にバニラのシャーベットを敷いて、
メロンの甘みの物足りなさをカバーしています。
食感と絶妙な甘さ、これからのシーズンのデザートとしては最高です。
食後酒も全て自家製です。
洋ナシ、レモン、ハーブ、ライムなど、季節によって色々果実を使った
オリジナルの食後酒が味わえます。
見た目が美味しそうなのでアルコールがダメな私でも飲めそうな感じですが、
1cmくらい飲んだだけで確実に倒れます(笑)。
オープン当社から予約困難な店になるのは時間の問題と思いましたが、
一年も経たないうちに、すでに早い時間帯は予約が難しい人気店になってしまいました。
遅い時間帯も席が空いても次から次へと席が埋まっていきます。
たまにふらっと予約をしないお客さんが入ってきますが、もちろん入れません。
この店のウィークポイントを敢えてあげるとすれば、
若干メニューのバリエーションが少ないかなというところです。
しかし、それもカウンターに座りオープンキッチンの中を見れば仕方ないことに気づきます。
シェフの中村さんと昨年末に入ったコックさんと二人で料理を作って皿も洗います。
ホールはいつも満席なのに、阿部さんと若いスタッフの二人だけ、
それでも待たせられることは無く、料理の出も良く、サービスも完璧です。
おそらく、今自分たちができる範囲の中で、クオリティーを保って最高のモノを提供するために
敢えてバリエーションを広げないのだと思います。
それも阿部さんと中村さんのこだわりなのでしょう。
料理のバリエーションに関しては今後に期待したいと思います。
ロッツォ シチリアはリアルなシチリア料理を出す店なので、日本風には全くアレンジされていません。
日本風にアレンジされたイタリア料理がお好きな方には向かない店です。
そして、この店は純粋に料理とワインを楽しむ店なので、デートなどには向きません(笑)。
たまにムーディーな感じのカップルもいますが、相当浮いています(笑)。
お腹を空かしてボリュームある料理をガッツリ食べて、
美味しいワインをたくさん飲んで、
ガヤガヤした店内で大きな声で話して笑って、皆が満足して帰る。
ロッツォ シチリアは、イタリアの町で地元の人たちが集まる人気のトラットリアのような店です。
お気に入りの店なので、あまり人気が出て予約が取れなくなるのも困るのですが、
中村さんと阿部さんの料理とサービスにかける情熱は個人的にも応援しているので、
是非一度、ロッツォ シチリアのリアルなシチリア料理を食べてみてください。
ROZZO SICILIA
港区白金1-1-12
03-5447-1955
2012春夏の買い物7
この時期は海外の取引先の来日が続き、毎日のように商談やミーティングがあり、
社内の重要なミーティングも重なっているので、なかなかブログの更新ができず、
今日は久しぶりの更新です。
5月末にもなると、これから暑くなる時期の事を考えて買い物をするケースも多くなります。
私も真夏の一番暑い時期は基本的にクールビズスタイルですが、
ジャケットやスーツを着なくなっても、仕事の時はポロシャツやTシャツは着ないので、
一枚で着てもサマになるシャツは、これからの季節たいへん重宝します。
今回これからの季節に着ようと思い、購入したシャツがこのシャツです。
GUYROVERのブロックチェックのウエスタンシャツです。
素材はドライなタッチのコットンなので肌触りが良く、
これから暑くなる季節には着心地の良い素材感のシャツです。
柄も2トーンのブルーの大きなブロックチェックで見た目の存在感もあり、
一枚で着てもサマになるシャツです。
私は布帛の半袖シャツは着ないので、腕まくりした時の見た目のバランスは重要ですが、
GUYROVERのウエスタンシャツは、スリムなボディーに対して袖の細さのバランスが良く、
腕まくりした時の雰囲気が良いのも気に入っています。
ここ数年、製品洗いのシャツがポピュラーになりましたが、
個人的には洗いざらしでも少し綺麗な仕上がりが好みなので、
製品洗いのシャツでも、いつも軽くアイロンをかけて着ますが
さすがにウエスタンシャツは洗いざらしの方が雰囲気が良いので、
私にとっては最も気楽に着られるシャツと言えます。
イタリア製のウエスタンシャツは、ディティールのこなしやシルエットも今の雰囲気を
上手く演出しているので、今シーズン人気の細身のチノパンやカーゴパンツ、
デニムのファイブポケットとも相性が良く、色々なものと合わせて着られるのも良いところです。
デニムやシャンブレーのウエスタンシャツをお持ちの方は多いと思いますが、
これだけ大柄のチェックのウエスタンシャツをお持ちの方は、あまりいらっしゃらないと思います。
クールビズが既に始まっている会社もあると思いますが、
比較的服装規定が緩い会社にお勤めの方は、
ワイドスプレッドやボタンダウンのシャツもいいですが、
ウエスタンシャツをクールビススタイルに取り入れてみるのはいかがでしょうか。
また、おそらく皆さんがお持ちの軽い仕立てのネイビージャケットに、
このウエスタンシャツを合わせても良いと思います。
因みに、私はLARDINIのデニムジャケットにも合わせようと思っています。
私の好みなので、結局今回もブルーのチェックですが(笑)。
素材感も柄の雰囲気もこれからの季節に良いので、
もしご興味があれば店舗で実際にご試着してみてください。
以前からイタリアの取引先は来日する際に良くお土産を持ってきてくれます。
数年前まではワインやオリーブオイルやワインビネガーなど食品が多かったのですが、
最近はこんなモノを持ってきてくれたりします。
前だけ見れば・・・
「AC MILAN のレプリカのユニフォームなんて日本でも普通に売ってるぞ」
と言われるかも知れませんが・・・
背中には・・・
他のメンバーのサインもありますが、詳しくないので一体どれが誰のサインなのか分からず・・・
スタッフがあまり盛り上がるので、額装して商談室に飾ろうかと思います(笑)。
MEN’S EX 連載 6月号
先日MEN’S EX 6月号が発売されました。
私の連載 ”中村達也の今、買いのアイテム”
今回のテーマは ”ブルゾン感覚のベージュジャケット” です。
ベージュのジャケットは、元々ヨーロッパでは夏の定番ジャケットで、
麻やコットンのベージュジャケットは、6月のPITTI UOMOの時期には会場だけでなく、
ショップのディスプレイでも以前から良く見られるジャケットでした。
今シーズンは ”コロニアル” や ”サファリ” というキーワードがトレンドということもあり、
ベージュ系のカラーが注目されています。
そんな流れもあり、以前ご紹介したベージュのコットンスーツと共にベージュのジャケットが、
クラシックなスタイルの中で注目され、昨年6月のPITTI UOMOでは、ほとんどのサプライヤーが
ご覧のように、PITTI UOMOの会場やショールームのディスプレーには、
多くのベージュジャケットが並び、明確な打ち出しとしてアピールされていました。
会場内でもベージュジャケットを着た人たちが例年より多く見られました。
上の画像のように、ホワイトパンツやデニムのファイブポケットとコーディネートした人が多く見られました。
この時期のフィレンツェやミラノのショップディスプレイもベージュジャケットが多く見られます。
ベージュジャケット以外にもベージュのコットンスーツのディスプレイも多いので、
ベージュカラーが注目されているのが良く分かります。
ベージュと一言で言っても、淡いナチュラルなトーンのベージュからブラウンに近い濃いベージュまで、
様々なトーンのベージュが存在します。
本格的なテーラードジャケットから、ジャージや製品染めのカジュアルなジャケットまで、
バリエーションは様々ですが、春夏ということもあり、軽く羽織れるようなカジュアルなジャケットが多い
印象です。
連載ページのタイトルは ”ブルゾン感覚のベージュJK” ですが、
ベージュジャケットは、ネイビージャケットに比べると軽快な印象に見え、
特に今シーズン多く見られるようなカジュアルテイストのベージュジャケットは、
襟を立てたり、袖を折り返したりと、カーディガンやブルゾンを羽織るような感覚で着られます。
合わせるアイテムは、タイドアップなどきちっとした感じでコーディネートするのであれば、
ライトグレーやミディアムグレーのウールパンツを合わせると良いと思います。
カジュアルにコーディネートするのであれば、ホワイトパンツやベージュからブラウンのチノパンを
ジャケットのトーンが近くならないように合わせ、ワントーンでまとめるコーディネートがまとまりやすく、
色落ちしたデニムのファイブポケットやホワイトデニムとの相性も良いです。
シャツは基本的にホワイトシャツを合わせれば難しくないですが、他にも薄いブルーや淡いピンク、
ベージュやブラウンのシャツとの相性も良いです。
このように、合わせるアイテムはベージュジャケット用に新たに買い揃える必要はなく、
多くの方が持っているアイテム+αでコーディネートできると思います。
今シーズンは ”コロニアル” や ”サファリ” といったキーワードがトレンドでもあることから、
ベージュ系のカラーはジャケットだけでなく、他のアイテムでもトレンドカラーとして注目されていますが、
ベージュのジャケットはクラシックでは春夏の定番カラーなので、一過性の流行で着られなくなるような
事はありません。
ネイビーやブルー系のジャケットをお持ちの方で、他のカラーのジャケットを検討されている方や、
以前ご紹介したベージュのコットンスーツはハードルが高いと思われている方にもお勧めです。
また、ベージュジャケットはポロシャツなど、カジュアルなアイテムとの相性も良いので、
クールビスという観点からもお勧めです。
ご興味がある方は、是非一度店頭で実際にベージュジャケットをご試着してみてください。
今日は土曜日で商談も無かったので、カジュアルなスタイルで出勤でした。
鹿の子素材のジャケットに、シャンブレイのウエスタンシャツ、
パンツは以前ブログでご紹介したメトリコのグレーチノです。
ベルトも以前ブログでご紹介したウイリアムのウエスタンベルト
シューズも以前ブログでご紹介したニューバランスの998
カジュアルなスタイルなので、時計はクロノグラフにNATOストラップ、
このストラップも以前ブログでご紹介したものです。
メトリコのグレーチノ以外は、すべて以前購入したモノです。
新しいモノだけで買いそろえるのではなく、手持ちのモノとコーディネートすることを考えて買い物をすると
自然にコーディネートの幅も広がります。
自分自身の買い物も、持っているモノと新しいモノ、それらをどうコーディネートするか考えて
いつも買い物をしています。