MEN’S EX 連載 6月号
先日MEN’S EX 6月号が発売されました。
私の連載 ”中村達也の今、買いのアイテム”
今回のテーマは ”ブルゾン感覚のベージュジャケット” です。
ベージュのジャケットは、元々ヨーロッパでは夏の定番ジャケットで、
麻やコットンのベージュジャケットは、6月のPITTI UOMOの時期には会場だけでなく、
ショップのディスプレイでも以前から良く見られるジャケットでした。
今シーズンは ”コロニアル” や ”サファリ” というキーワードがトレンドということもあり、
ベージュ系のカラーが注目されています。
そんな流れもあり、以前ご紹介したベージュのコットンスーツと共にベージュのジャケットが、
クラシックなスタイルの中で注目され、昨年6月のPITTI UOMOでは、ほとんどのサプライヤーが
ご覧のように、PITTI UOMOの会場やショールームのディスプレーには、
多くのベージュジャケットが並び、明確な打ち出しとしてアピールされていました。
会場内でもベージュジャケットを着た人たちが例年より多く見られました。
上の画像のように、ホワイトパンツやデニムのファイブポケットとコーディネートした人が多く見られました。
この時期のフィレンツェやミラノのショップディスプレイもベージュジャケットが多く見られます。
ベージュジャケット以外にもベージュのコットンスーツのディスプレイも多いので、
ベージュカラーが注目されているのが良く分かります。
ベージュと一言で言っても、淡いナチュラルなトーンのベージュからブラウンに近い濃いベージュまで、
様々なトーンのベージュが存在します。
本格的なテーラードジャケットから、ジャージや製品染めのカジュアルなジャケットまで、
バリエーションは様々ですが、春夏ということもあり、軽く羽織れるようなカジュアルなジャケットが多い
印象です。
連載ページのタイトルは ”ブルゾン感覚のベージュJK” ですが、
ベージュジャケットは、ネイビージャケットに比べると軽快な印象に見え、
特に今シーズン多く見られるようなカジュアルテイストのベージュジャケットは、
襟を立てたり、袖を折り返したりと、カーディガンやブルゾンを羽織るような感覚で着られます。
合わせるアイテムは、タイドアップなどきちっとした感じでコーディネートするのであれば、
ライトグレーやミディアムグレーのウールパンツを合わせると良いと思います。
カジュアルにコーディネートするのであれば、ホワイトパンツやベージュからブラウンのチノパンを
ジャケットのトーンが近くならないように合わせ、ワントーンでまとめるコーディネートがまとまりやすく、
色落ちしたデニムのファイブポケットやホワイトデニムとの相性も良いです。
シャツは基本的にホワイトシャツを合わせれば難しくないですが、他にも薄いブルーや淡いピンク、
ベージュやブラウンのシャツとの相性も良いです。
このように、合わせるアイテムはベージュジャケット用に新たに買い揃える必要はなく、
多くの方が持っているアイテム+αでコーディネートできると思います。
今シーズンは ”コロニアル” や ”サファリ” といったキーワードがトレンドでもあることから、
ベージュ系のカラーはジャケットだけでなく、他のアイテムでもトレンドカラーとして注目されていますが、
ベージュのジャケットはクラシックでは春夏の定番カラーなので、一過性の流行で着られなくなるような
事はありません。
ネイビーやブルー系のジャケットをお持ちの方で、他のカラーのジャケットを検討されている方や、
以前ご紹介したベージュのコットンスーツはハードルが高いと思われている方にもお勧めです。
また、ベージュジャケットはポロシャツなど、カジュアルなアイテムとの相性も良いので、
クールビスという観点からもお勧めです。
ご興味がある方は、是非一度店頭で実際にベージュジャケットをご試着してみてください。
今日は土曜日で商談も無かったので、カジュアルなスタイルで出勤でした。
鹿の子素材のジャケットに、シャンブレイのウエスタンシャツ、
パンツは以前ブログでご紹介したメトリコのグレーチノです。
ベルトも以前ブログでご紹介したウイリアムのウエスタンベルト
シューズも以前ブログでご紹介したニューバランスの998
カジュアルなスタイルなので、時計はクロノグラフにNATOストラップ、
このストラップも以前ブログでご紹介したものです。
メトリコのグレーチノ以外は、すべて以前購入したモノです。
新しいモノだけで買いそろえるのではなく、手持ちのモノとコーディネートすることを考えて買い物をすると
自然にコーディネートの幅も広がります。
自分自身の買い物も、持っているモノと新しいモノ、それらをどうコーディネートするか考えて
いつも買い物をしています。









