初心者同志 -51ページ目

ファミリースキー?。

「私が通っていた小学校の体育の授業には、スキーの授業がありましたよ」


と言うと、仕事場で一緒に働く、地元出身じゃない人からは、


「えええ!?」と、とても驚かれる。


さらに、ここの地元の小学校は、みんなそうなんですよ、と

教えると、いいなあ、と言われる。


ちなみに、


「みんな小さい頃から、滑り方を基礎から勉強するので、

地元の人間は全員、プロスキーヤーのレベルなんですよ」


と言うと、「それはウソだあっ!」と言われる。

ちえっ、なかなか鋭いな。


実際は、何もない、奥深いところにある田舎町だから、

雪が降ると、スキーくらいしかすることがないというだけなのかも知れない。


私ももちろん、毎年すべりに行っていたのだけど、

社会人になってからは、友人に行こうよ、と誘われても、

休みがとれなくて、断ってばかりいる。

昨年もやっと1回行けただけであとは全滅。


うーん、悔しいな。


それで、今年こそは、たくさん行こうね!と、

みんなで言っていたんだけど・・・・・・。


やっぱり、私だけ不参加がずっと続いている。


うーん、なんだか申し訳ないなあ、と思うんだけど、

友人たちは友人たちで、私が行けそうだ、という日には

みんな仕事があって、予定をその日に組めない、ということを、

申し訳なく思っていたみたい。


そんなあるとき、我が家にある家庭用ゲーム機Wiiで、

スキーを体感できるゲームが発売されるとわかって、

行けない私のために、友人たちが、それをプレゼントしてくれることになった。


うう、なんて優しいんだろう・・・・・・。


そういえば、昨年の誕生日は、みんな、これといってプレゼントは

くれなかったなあ、なんとことを少し思い出し、

買ってきても、ただ私の家で遊びたいだけじゃないのかな?

なんて疑いつつ、

でも、やっぱり嬉しい、ありがとう!


なんて言っていたのが、今から1ヵ月くらい前のこと。


そして、迎えたゲームの発売日。



ki、Kiraijanaikedo・・


「・・・・・・ごめん、なんか、コッチのほうが面白そうでさ・・・・・・・」


うっ、私のスキー・・・・・・。



スキーの授業。

「私が通っていた小学校の体育の授業には、スキーの授業がありましたよ」


と言うと、仕事場で一緒に働く、地元出身じゃない人からは、


「えええ!?」と、とても驚かれる。


さらに、「ここの地元の小学校は、みんなそうなんですよ」


と教えると、いいなあ、といわれる。


それはきっと、授業という名目で、思う存分スキーができるなんて・・・・・・、

という意味だと思うんだけど、その想像は半分正解で、

半分は間違っている。


スキーの授業は、全校生徒が全員参加して行われていた。

つまりは、運動会や体育祭などと同じ扱いだ。

もちろん、場所にはスキー場が使われる。



yamaea sirogane


貸切、とまではいかなくても、その日は全校生徒が

一斉に、そのスキー場のあちこちに散って、みんなでスキーをする。


これってけっこう、壮観な光景だ。


なんといっても、どこへ行っても、いるのは同じ学校の生徒。

スキー場のどこを滑っても、知ってる人ばかり。


ただ、自由に滑っていいのかといえば、決してそういうわけではなくて、

まず、午前中はそれぞれに、スキーを教えてくれる

先生の元について、滑り方の勉強をする。


このとき、個人によって、滑る力量には差があるので、

みんな、事前に申告してあった、自分のレベルにあった

先生のところに行って、みっちりと教わる。


かなり基礎的なこと、滑るときの姿勢だったり、斜面による雪質の違い、

ワックスのかけかた、といったことから、上級者だと、

滑るさいのテクニック、より速度を出して滑る方法、なんてことを

教わる人もいる。


昼食を挟んで、午後からが、自由時間だ。

そこからは、みんな、自由にどこを滑ってもいい。

リフトも乗り放題。


みんなが、このスキーの授業で、なによりも待ちのぞんているのが、この時間。

スキーをしなければいけない、という規則さえないから、

中には雪だま合戦をしたり、雪だるまを作って遊んでる人もいた。


こう書くと、なんだ、やっぱり楽しそうじゃないか、と思われるかも

知れないけど、それは決して違うんだよ。


このスキーの授業では、参加するみんなが、自前のスキー装備一式を用意する。

雪国に住む人たちだから、冬には、みんな当然のようにスキーに行く。

だから、装備はみんながとうぜん持っている。


ただ、問題はその、スキー板や靴といったものを、

全て自分たちの手で、学校まで運ばなければいけない、ということ。

小学生の小さい体で、自分の身長の倍くらいあるようなスキー板や、

重い靴などを、家から学校まで運ぶのが、どれくらい大変なことか、

少し想像してもらうえれば、わかると思う。


かなり控えめに言っても、それは、ただのいじめだ。


もちろん、授業が終わってスキー場から、学校に戻ってきたあとも、

家まで持って帰るのは、すべて自分たち。


おかげでスキーの授業といえば、今も真っ先に思い出すのは、

楽しかった授業のことなどより、このまるで苦行のようだった、

登下校のことばかり。


スキーの授業は楽しかったの?と訊かれれば、

うーん、素直に「楽しかった!」とは、どうしても言えないでいるのだった。



早送り、巻き戻しの1日。

地球の大気が太陽の沈みはじめた空を貫いて、宇宙まで届くかのように

思えたほど、透きとおった夕暮れの時間。


hikouki gumo



翌日に休日を控えた日の1日というのは、どうして、あんなにも

長く感じるんだろう。


朝、起きたときから、仕事を終えるまでのあいだに、

じつは、気づいていないだけで、なんどか時間がゆっくりと動いているのかも知れない。


たいていは疲労もピークだから、仕事に集中もできないし。

ああ、こんな日はもう、仕事は半日くらいで切り上げて、

家に帰りたい!と、いつも考えてしまう。


同じように、休日の日に限って、時間が早く過ぎるように感じるのも、納得いかないっ!

絶対、誰かが私に気づかれないように、こっそりと、

時間を早回ししているに違いないぞ!


と思う私は、やっぱり、疲れているのだろうか。


うーん、悩むな・・・・・・。


学芸会の挑戦!。

毎年クラスごとにする発表会があった、私の小学校。


ほとんどのクラスが簡単な、踊りや歌を披露するだけのその会で、

5年生のとき、私たちのクラスは演劇をすることになった。

というのが、昨日までの話。



その演目を決めるため、当時、図書委員をしていた私は、

図書室にこもり、なにかいいお話はないかなと探してみることにした。


でも、これには1つだけ、大きな問題があった。


それは、なにかいうと、この発表会は、クラス全員の参加が

絶対の規則だったこと。


私の通っていた小学校はけっこう生徒数が少なくて、

私のいたクラスも、全員で30人にも満たない人数だった。

なのだけど、それでも、20数人が全員出られるお芝居となると、

それはかなりの難問だった。


ミュージカルや商業劇団ってわけじゃないんだもん。

20人もの人間が全員出られるお芝居なんて、ちょっと考えてみても、

まったく想像がつかない。


うーん、小学生が準備からすべて自分たちでできて、

しかもそれだけの人数が全員出られるお芝居なんて、

そんな都合のいいもの、ホントにあるのかなあ。


案の定、演劇をやる、と決めた数日後、

みんながそれぞれに探してきた物語を発表してみたのだけど、

面白そうな物語があっても、とてもクラスメイト全員で

できそうにはないものばかり。


ああ、やっぱりなあ、と、そのときは誰もが思ったんだけど、

当時の担任の先生は、もう少しだけ探してみましょう

ということで、演劇を別のものに変えるかどうかについては、

とりあえずもう少しだけ保留します、ということになった。


私はといえば、相変わらず図書室で、なにかいいお話はないかなあ

と探していた。

でも、やっぱりクラス全員が出るとなると、かなり無理があって、

図書室中の本を読んでも、見つけられそうにない。


そこで、ちょっと発想の転換。


お話をオリジナルにしたらどうだろう。

最初からある物語の中から探そうとするから、無理があるわけで、

自分たちで新しい物語を作ってしまえばいいんじゃないかなあ。


もちろん、小学生だから簡単に作れるとは思わないんだけど、

たとえば、比較的登場人物の多い物語を見つけてきて、

それを今回のお芝居用に書き直すくらいなら、

できるかも知れない。


うーん、悪くない気がするなあ、これならできるかも知れないぞ。


そこで早速、図書室から20人とまではいえなくても、

10人くらいの登場人物がいる、日本の昔話を見つけてきて、

私はみんなの前で、そのお話と自分たちで今回のお芝居用にそれを

書き直す、というアイデアを披露。


そのとき、もう演劇をする、ということをほぼ諦めかけていた

クラスメイトと先生から、その提案は絶賛を浴びて、

すぐさま採用されることにっ!


おおっ、やったぞっ!


と思ったのも、束の間。


そのあと先生の口からでた一言に、私は呆然自失することになる。


「じゃ、その物語を書くのは、そのお話を見つけてきた本人にやって貰いましょうか」


・・・・・・え?


えええええーっ!



学芸会の決戦!。

私の小学校では、毎年クラスごとにする発表会があった。


いわゆる学芸会なのだけど、小学生なので、

発表するその中身はといえば、大抵は唄だったり、踊りだったり、

童話の朗読だったりと、そんなに凝ったものはなく、

簡単にできるようなものが、ほとんどだった。


そんなあるとき、5年生の私のクラスでは

演劇をしてみよう、ということになった。


それは、ちょっと考えると、思いついて当然のアイデアなように

思えるんだけど、ちょっと違うんだ。


これまで、この発表会で、実際に演劇をやったクラスは、どこにもなかった。

なぜなら、もし本当にやるとなったら、稽古をする時間だって必要だし、

道具や衣装だって、自分たちで用意しなくちゃいけない。


小学生だけでやるには、それはちょっと、高すぎるハードルだ。


でも、やってみよう!ということになった。


反対もあったのかも知れないけど、それは記憶にない。

最終的には、みんなでやる気になって、決定したのだった。


そのとき私はといえば、当然、賛成派だった。


お芝居するのが楽しいかどうかは別として、

唄を歌ったり、踊ったりするのが、もう嫌だったのは確か。

自分たちでやるのは勿論だけど、発表会でも、延々とそんなのを

見せられるので、発表会のある日というのは、退屈でしかたなかったんだ。


だから、誰もやっていないお芝居、というのは、とても楽しそうに思えた。


ただ、どんな演目にするかまではそのとき決まらず、

それはクラス全員で、後日までの課題として考える事になった。


さて、当時クラスの図書委員をしていたこともあって、

図書館によくこもっていた私は、その演目を、ぜひ自分で決めたい!

と考えた。


図書館にある本だったら、かなり把握していたので、

お芝居をするのに適した物語を見つけるのなら、

自分以上に適任者なんていないぞ!というくらいの気持ちさえあった。



のだけど、それがとても甘い考えだったことを、

私はすぐに知る事になるのだった・・・・・・。




ということで、明日につづく。