初心者同志 -52ページ目

夜の道路に座るネコ。

太陽の昇らない、沈んだ紺色の空。

ぱりぱりと音をたてるのが今にも聞こえてきそうな、乾いた空気。

吐いた息が瞬時に凍りそうな、氷点下の気温。


うーん、まさに「暗い、寒い、寂しい!」の、三重苦な冬の外の世界。


家を出て、仕事場へ向かう、朝。

仕事を終えて、家へと帰る、夜。


どちらも、ほとんど、ひと気のなくなっている道を、

そんな中、1人、自転車に乗って走っている毎日。


そんなところに、いつも無言で、ホウキ片手に

毎日同じ場所を掃除しつづけているおじさん と、突然、顔をあわせるのだから、

怖くて当然だよなあ・・・・・・。


とはいえ、ときには、こんな出会いもある。




machbito kitarazu



誰もいない寒い夜に、一人道に座って、

何もない道路の先をただ、見ている子供ネコ。


待ち人来らず?



怪奇!お掃除おじさん!。

朝、仕事に向かう道の途中で、もうずっと、顔をあわせ続けている人がいる。

家の前をホウキで掃除している、一人のおじさんだ。


それは一見すると、朝のどこでもよく見かける光景のように思える。

でも、実は、どうしても不思議なことが、一つある。


それは、このおじさんはいったい、いつも何時ごろから

掃除しているのだろう、ということだ。


ときには私が、普段より2時間くらい早く出るようなことがあっても、

そのおじさんは必ず、いつものように家の前を掃除している。


2時間も延々と、掃除をしているんだろうか。


冬は太陽が昇るのも遅いから、まだ真っ暗な時間から、

仕事場に向かって、自転車を走らせることも多い。


さすがにこんなに早い時間、こんな寒い中、外に出ている人なんて

いないだろう、なんて油断していると、

そのおじさんがホウキを片手に、暗い物陰からとつぜん現れたりして、

私はこれまでに何度、本当に声を出して、叫びそうになったかわからない。


そして、更に恐ろしいのは、そのおじさんが掃除をする範囲が、

最近、少しずつ広がってきていることだ!


以前は、決まって同じ家の前だけを掃除していたので、

それがおじさんの家なんだろうな、と勝手に思っていたんだけど、

最近はその隣や、その更に隣の家の前までホウキで

掃除しているのを見かける。


もしかしたら、このおじさん・・・・・・、

この付近とは全く関係のないところに住んでいて、

なにか理由があって、一帯を一人で掃除しているんだろうか

と、ふと、思ってしまった。



そ、そんな筈、ないよなあ。

ないとは思うんだけど、ああ、不安だ・・・・・・。

自己主張は、光る。

自転車に装着する各パーツを探していて、

ものすごく楽しそうなものを見つけた。


自転車用LED文字表示装置「lex」


これはホイール部分にこの装置を取り付けることで、

タイヤが回転したときに、発光しているLEDの光を残像させて、

文字をつくる、というもの。


子供向けの玩具で、自分で振って文字を浮かび上がらせる棒状の器具、

というのを見たことがあるけど、それを自転車用に

改良してあるみたいだ。

当然、照明器具として道を照らせるわけではないので、

ライトの代わりにはならない。

だから、明らかに趣味なもの、というよりも、これは、

自己主張するための器具、と言ったほうがいいのかなあ。


ああ、でも、こういうのって、すごく楽しそうだ。

こういう遊びは大好き!


で、もし私だったら、これで、なんて文字を浮かび

上がらせようかなあ、なんて空想してみる。


「近づくな 危険!」

自転車に乗っているときはいつもスピードを出しているから、効果はありそうだ。

でも、警察官なんかに見らたら、「なにが危険なんだ!?」

気まずいことになりそう。


「交通安全!」

媚びてる。


「△○営業中。お電話はこちらまで。■○×○△△■・・・」

仕事場の宣伝。

会社から広告料が出るなら、考える。


「三輪車だったのは、もう過去のことさ・・・・・・」

うーん、すぐに、こういうのが出てしまうところが、

自分のボキャブラリーの貧困さを、証明している気がするなぁ。


「あと10メートル走れば、空を飛びます」


「本当は、オートバイに生まれたかったのに・・・・・・」


うーむ・・・・・・。

自転車初心者の悩み。

何度も通っているうちに、すっかり名前を覚えられた

自転車の専門店に行くと、私は最近、自転車用の関連雑貨が

置かれているスペースで1時間くらい、ただ商品を眺めて過ごしている。


お目当ては、「鍵」と、「ライト」だ。


もちろん、常に新商品が出ているのがこの世界だから、

使い勝手のよさそうなポンプだったり、デザインのかわいい

サイクルコンピューターなんかが出ていると、思わず目移りすることもある。


でも、「鍵」と「ライト」の二つは、普段の移動手段として、

自転車を使っている人であれば、誰でも共通の悩みだと思う。


車や、重量のあるバイクと違って、自転車の場合は、

1度目をつけられると、盗難を防ぐのはとても難しい。

自転車が好きで、それなりにお金をかけている人は、

鍵にはかなり気を使う人が多い。


同じ仕事場で働いている先輩に、

私と同じくらい自転車が好きな人がいるのだけど、

その人などは、「絶対に盗まれないようにっ!」と、

自転車をとめるさいには、車輪、フレーム、ギアの部分にと

全部で5つも鍵をつけている。

どれも、一つで大体4000円くらいする高級な鍵ばかりで、

それを見るたびに私などは、鍵を盗まれないようにするための鍵も必要だなあ

と思ってしまう。


ちなみに、私は1つしか、着けていない。

もし、盗難するのが目的でやってきた人が、この二台の自転車を見たら、

どうするだろうか、と考えると、少し怖い。

うーむ・・・・・・。


もう一つが、ライトだ。

一般の人が乗るノーマルな自転車であれば、最初からついているライトで

問題ないのだけど、スポーツ系バイクに乗る場合は、

少し漕ぐだけで、ほとんど車と変わらないような速度が出るだけに、

先を遠くまで見渡せるようなライトが、どうしても必須になる。


ライトは、明るさも勿論重要だけど、もっと大切なのはデザインだ。

ただ明るさだけを目安にすると、せっかくお気に入りの

スポーツバイクの、1番目立つ場所に、

道に捨てられていたペットボトルみたいなものを

着けなければいけなくなってしまい、

友人に、「鼻が潰れた犬みたいな自転車だな」

なんて、言われてしまう可能性がある。


そのときは、私は新しいのにすぐ買い換えた、うっうっう。


最近はデザインに気を配ったライトががたくさん発売される

ようになっていて、嬉しいのだけど、そのために凄く悩んでいる。


それで、結局いつもお店に行って、

商品を直接前にして考えるのだけど、結論はでなくて、

毎回何も買わずに帰ってきている。


最近、なんとなく店長の視線が冷たく感じるのは、

ああ、私の気のせいだと思いたいのだけど、果たしてどうなんだろうか。

うーむ・・・・・・。


寝ない人間の科学。

ほぼ日の睡眠論 がとても面白い!


昨年の10月頃にこの連載が始まってから、ずっと毎日、読み続けて

いるのだけど、そんな中でも、とても興味深いのは、

昨年末まで連載されていた作家の京極夏彦氏と、

今、毎日更新されている明石屋さんま氏による、睡眠に関するインタビューだ。


この2人は、いわゆる【寝ない人間】の代表として、インタビューをうけている。

2人は共に、1日の平均睡眠時間は、4時間ほどなのだそうだ。

それでほぼ充分で、それ以上眠ろうとすると、

逆に体調が悪くなったりもすることもある、というのだ。


その生活のことを聞いて、自分もやってみようと挑戦してみた人は、

みんなすぐに体がおかしくなって、辞めてしまうのだという。


うーん、すごい話だ。

それにしても、人によって必要な1日の睡眠時間に差があるというのは、

いったい、どういうことなんだろう。


実は、この疑問は最近、私の中にもずっとあり続けていたものだった。

というのも、私も【寝ない人間】、だからだ。


私は1日に、4時間くらいしか眠らない。

眠ってから4時間くらいすると、勝手に目が覚めるのだ。

だから、当然、目覚まし時計を使ったこともない。


ほぼ日のアンケートによると、普通の人の平均睡眠時間は、

大体6時間くらいのようだ。

ただしそれは平日の場合で、休日にはいつもより長めに眠る人

多いみたいだ。

アンケートの結果では、休日には普段より2時間ほど長い、

8時間の睡眠時間をとっていることがよくわかる。


私が、元々4時間しか眠らなくなったのは、社会人になって、

学生時代の時のように、自由に睡眠時間をとれなくなったからだった。

つまり、仕方なく。

望む望まないは関係なく、仕事のスケジュール上、やむなくってわけ。


もちろん、最初は毎日眠くて、午後になるとたいてい、いつもフラフラとして、

「これは絶対、いつか体が壊れるぞっ!」

と思っていたのだけど、どうも壊れる前に、

この生活のサイクルに私の体が慣れてしまったみたい。


うーむ、自分の体のことながら、なんて呆れる頑丈さだろう。


それだったら、せめて休日くらいは、ゆっくり、そして、たっぷり眠ろう、

と思うのだけど、毎日の習慣というのは、恐ろしいものなんだよ。


たとえ休日でも、眠った4時間後には、勝手に目が覚めてしまうのだ。

しかも、ついうっかりして、少し余分に寝てしまおうものなら、

その日は1日中、体の調子がおかしくて、頭の中もずっとグラグラ。


4時間だけ眠ったときのほうが、体の調子はずっといいのだ。


そんなわけで、これまではそんな自分の睡眠スタイルを

これといって変えることなくやってきた私。

なのだけど、1日にわずか4時間の睡眠時間というのは、

冷静に考えると、かなり自分の体に見えない負担をかけていそうで、

最近は少し、本当にこれでいいのかな?と思っていた。


でも、こんな生活サイクルを送っているのが、自分だけじゃないとわかって、

あー、なんだか一安心。


と思ったんだけど、でも、やっぱりできることなら、

8時間眠る普通の生活に戻りたいなあ、と少し思ったりしてしまう。