尿管結石を予防するためには、シュウ酸の摂取を控えなければいけません。
シュウ酸には
水に溶ける可溶性シュウ酸と
水に溶けない不溶性シュウ酸
2種類あります。
結石につながるのは水に溶ける可溶性シュウ酸で、
シュウ酸ナトリウムがその代表です。
その資料をまとめます。
食品100g中の可溶性シュウ酸含有量
食品名 | 測定部位 | 可溶性蓚酸 |
アカザ | 葉 | 1.690 |
ツルナ | 葉 | 1.277 |
煎茶 | 乾葉 | 1.044 |
タケノコ | 茎 | 0.654 |
ホウレン草 | 葉茎 | 0.650 |
浜防風 | 葉茎 | 0.585 |
不断草 | 葉茎 | 0.580 |
生姜 | 根 | 0.574 |
茗荷 | 花茎 | 0.447 |
イタドリ | 茎 | 0.433 |
茗荷茸 | 葉茎 | 0.360 |
蒟蒻芋 | 根 | 0.175 |
ヤツガシラ | 根茎 | 0.175 |
里芋 | 根茎 | 0.151 |
筍水煮 | 茎 | 0.138 |
アカメイモ | 根茎 | 0.125 |
生茶葉 | 葉 | 0.121 |
芹 | 葉茎 | 0.120 |
薩摩芋 | 根 | 0.103 |
三つ葉 | 葉茎(夏) | 0.080 |
ヨモギ | 葉 | 0.063 |
榎茸 | 全菜 | 0.061 |
大和芋 | 根 | 0.049 |
ナメコ | 全菜 | 0.043 |
馬鈴薯 | 根茎 | 0.042 |
タンポポ | 葉 | 0.037 |
蕪 | 葉茎 | 0.036 |
キク | 花黄 | 0.035 |
春菊 | 葉 | 0.027 |
パセリ | 葉 | 0.024 |
セロリ | 茎 | 0.022 |
ニラ | 葉茎 | 0.015 |
キク | 葉 | 0.012 |
トマト | 果菜 | 0.011 |
シメジ | 全菜 | 0.000 |
サラダ菜 | 葉 | 0.000 |
三つ葉 | 葉茎(冬) | 0.000 |
ゼンマイ | 葉茎 | 0.000 |
ワラビ | 葉茎 | 0.000 |
蒟蒻 | 0.000 | |
土筆 | 茎 | 0.000 |
フキ | 葉 | 0.000 |
フキ | 茎 | 0.000 |
胡瓜 | 果菜 | 0.000 |
大根 | 根茎 | 0.000 |
紫蘇 | 青葉 | 0.000 |
蕪 | 根茎 | 0.000 |
椎茸 | 全菜 | 0.000 |
出典↓↓
煎茶は断トツで高いものの、1回の使用料は2グラムくらい、
全て溶出しても0.02グラム程度なので
摂り過ぎに注意する程度で問題無いと思います。
お茶の可溶性シュウ酸含有量についての文献がありました↓↓
https://www.jstage.jst.go.jp/article/cha1953/2000/89/2000_89_23/_pdf
タケノコ・ホウレンソウは生の数値は高いですが、
ゆでたり水煮にするとシュウ酸が減ります。
減る量は資料によってまちまちですが、
おおよそ半分から3割程度まで減るようです。
ゆでたものを50グラム食べたとして、
0.2グラム程度の摂取量になります。
タケノコの煮物なんか大好きですけど
食べ過ぎには注意です。
茗荷は煮て卵でとじ、醤油で味付けしたスープを食べますが、
煮汁も摂取するので、良くありませんね。
特にこれは、家族分作っても私しか食べないので
いけません。
50グラムぐらい、スープ込みだと
0.2グラムくらいの摂取量になります。
もう作りません。
里芋・さつまいもは含有量は少ないのですが
量をいっぱい食べますね。
特にさつまいもは焼き芋1本200グラムを超えるので
0.2グラムの摂取量になってしまいます。
里芋はそんなに採らないのでいいですが、
焼き芋は数本食べてしまうことがあるので控えます・・・
おいしいものを食べられないのはつらいですが
普段は注意しておいて、たまに少量食べる分には
問題ないかなと思います。
引き続き調査したいと思います。