前回の可溶性シュウ酸の資料では、キャベツや白菜、トウモロコシに大豆など、
大量に食べる野菜が含まれていませんでした。
国内の資料だと、キャベツと白菜の可溶性シュウ酸は0という資料がありました。↓↓
その資料によると
生 100gあたりの水溶性シュウ酸量は
キャベツ,ズッキーニ,ダイコ ン,タマネギ,チシャ,ハクサイなどはいずれも 0mg
キュウリ 2.8mg
コマツナ 3.2mg
トマト 6.6mgニンジン 11.2mg
とありました。
前回の資料とは若干含有量が異なりますね。
シュウ酸の含有量は不明ですが、トウモロコシは少ないようです。
ただ、大豆を調べてみると・・・
国内の資料では大豆のシュウ酸含有量についての資料が見つけられなかったので、
アメリカの資料を見つけました。
出典↓↓
注意していただきたいのは、このアメリカの資料は
可溶性シュウ酸と不溶性シュウ酸合わせての含有量だと思います。
不溶性シュウ酸については体に吸収されにくいために
摂取しても尿道結石につながりにくいとされています。
なので、以下の値はあくまでも参考値とご理解ください。
アメリカの資料による100gあたりのシュウ酸塩含有量(g)は・・・
パセリ | 1.700 |
ほうれん草 | 0.970 |
にんじん | 0.500 |
だいこん | 0.480 |
豆、スナップ | 0.360 |
レタス | 0.330 |
クレソン | 0.310 |
スイートポテト | 0.240 |
カブ | 0.210 |
ナス | 0.190 |
セロリ | 0.190 |
ブロッコリー | 0.190 |
カリフラワー | 0.150 |
アスパラガス | 0.130 |
キャベツ | 0.100 |
オクラ | 0.050 |
エンドウ | 0.050 |
トマト | 0.050 |
カブの葉野菜 | 0.050 |
コショウ | 0.040 |
キュウリ | 0.020 |
パセリが、前回の可溶性シュウ酸の資料の0.024g/100gに対して
1.7g/100gと大幅に増加してます。
これは、不溶性のシュウ酸カルシウムなどが大半を占めているためと思われます。
不溶性シュウ酸が結石に影響しないのなら、この資料は使えないです。
それに衝撃的なのは豆のシュウ酸含有量が高いことで、
もし結石リスクのあるシュウ酸化合物の割合が高ければ
大豆製品を控えなければなりません。
大豆にはカルシウムが、多く含まれていて
豆腐にはさらににがり成分としてマグネシウムが豊富に含まれているため
結石の予防につながるとされています。
ですから、このアメリカの表を見て、一概にシュウ酸化合物が多いから
体に悪いと考えてしまうのは誤りです。
カルシウム・マグネシウム・クエン酸等、シュウ酸の吸収を妨げる成分が
どれだけ含まれているかも重要です。
次は、シュウ酸含有量が高いと言われるナッツとか果物とかを調べます。