今回はナッツ、果物、加工品等のシュウ酸含有量を調べます。
ナッツ類はシュウ酸を多く含むという記事は多く見られますが、
可溶性シュウ酸なのか不溶性シュウ酸なのか、
どれくらい入っているのかという資料は見受けられませんでした。
よって、出典は前回使用したアメリカの資料になってしまいます↓↓
ホットチョコレート | 1カップ | 65mg |
にんじんジュース | 1カップ | 27mg |
野菜ジュース | 1カップ | 18mg |
トマトジュース | 1カップ | 14mg |
淹れたての紅茶 | 1カップ | 14mg |
ホットチョコレートとココアは脂肪分の有無の違いなので
同じものとして考えますが、ダントツですね。
ココアもナッツ類なので、シュウ酸含有量が高いので仕方ないです。
水溶性シュウ酸の含有量が分かりませんが、コップ1杯でこれだけ高いと
摂取を控えておいた方が無難でしょう。
なお、牛乳でミルクココアにして飲めば、カルシウムで
吸収を抑えられそうですね。
表には載っていませんが、コーヒーも同じです。
東欧のシュウ酸カルシウム結石の患者について、
その80~85%は紅茶やコーヒーが供給源であったとされ、
嗜好品としてのお茶類の摂取には注意をする必要があるとされています。
コーヒーも牛乳を入れると予防効果がありそうです。
それにしても、緑茶・紅茶・コーヒーよりも野菜ジュースの方がシュウ酸含有量高いんですね。
ドリンクバーで野菜ジュースをいっぱい飲むのは良くないのかぁ。。。
お次はフルーツ
乾燥パイナップル | ½カップ | 30mg |
乾燥イチジク | 5ピース | 24mg |
ドライプルーン | 5プルーン | 11mg |
ラズベリー | 1カップ | 48mg |
オレンジ | 果物1個 | 29mg |
ナツメヤシデート | 1粒 | 24mg |
グレープフルーツ | 果物1個 | 24mg |
アボカド | 果物1個 | 19mg |
オリーブ | オリーブ10個 | 18mg |
キウイ | 果物1個 | 16mg |
果物は摂り過ぎに注意くらいでいいと思います。
特に、クエン酸が含まれているものは結石が結晶化阻害効果がありますから
大豆製品と同じで、積極的に摂取しても問題が無いと思います。
ここには載せてませんが、シリアルフードも含有量が高いです。
シリアルもドライフルーツも、牛乳と一緒に採るのが理にかなっているのですね。
ここには載っていませんがバナナは特にシュウ酸含有量が高いので禁忌です。
なお、柑橘類の皮にもシュウ酸塩が多く含まれるので注意らしいです。
主食
米ぬか |
1カップ | 281mg |
そば粉 | 1カップ | 133mg |
大豆粉 | 1カップ | 94mg |
ココアパウダー | 小さじ4 | 67 mg |
玄米粉 | 1カップ | 65mg |
全粒小麦粉 | 1カップ | 29mg |
玄米(炊き込み) | 1カップ | 24mg |
ラザニアパスタ | 1人前 | 23mg |
小麦粉 | 1カップ | 17mg |
スパゲッティパスタ | 1カップ | 11mg |
白米粉 | 1カップ | 11mg |
そばが高いですね。
皮や胚の部分にシュウ酸塩が多く含まれるためですね。
ナッツが高いのと同じ理由です。
それにしても、やっぱり大豆の含有量が高い。。。
きなこも、あんこも控えなけれないけないのでしょうか。。。