グラブの重さ
昨年末、ミズノの内野手用グラブを買った。6月に現役復帰を決め、来季はDHだけでなく内野の守備にもつく可能性があると思ったからだ。投手&内野用グラブとして2008年まで使っていたUSA Rawlings HOH(HEART of the HIDE) のPRO-1000BCは捕球面が擦り切れるまで使い倒してしまったが、まだ手元にはPRO-504BCが残っていた。しかし、これをダメにしたら2000年以降生産されていないアメリカ製HOHに一生触れることができなくなるかもしれない。とりあえずHOHは種の保存のために取っておくとして、スポーツ店をアレコレまわってみた。で、いろいろ試した結果、ミズノのグローバルエリート というシリーズのひとつを購入。軽くて柔らかく手にしっかり馴染む、すぐにでも使えそうなグラブだった。僕としては近年敏捷性の低下を感じていたから、速い打球にも反応しやすいようにと軽いグラブを選んだ。しかし、これが失敗だった。実際に捕球してみると軽いグラブはボールの勢いに押されてしまう。その勢いを殺すために左腕に余計な力が入り、ボールを楽に扱えない。捕球面も薄くて、ちょっと打球が速くなると手が痛い。軽量化の弊害を痛感した。実際に重さを量ってみるとUSA Rawlings HOH 660gグローバルエリート 570gと90gも差があった。(ちなみに硬球の重さは約140g)思い出してみれば、高校3年間使ったオールラウンド用グラブは頻繁にオイルを塗っていたから700gくらいあったかもしれない。打球を追って10~30m走る外野手のグラブは軽いほうがいいだろう。内野手でも腕力がある選手は軽いグラブでも問題ないかもしれない。しかし、もともと打球を掴みにいくというよりは、その軌道にグラブを置き脱力してボールが入ってくるのを待つという捕り方をする僕には、軽い内野用グラブは合っていなかったようだ。もしやと思ってネットで検索してみると、史上初めて外野と内野(サード)の両ポジションでダイヤモンドグラブ賞に輝いた巨人・高田繁 さんの興味深い話を見つけた↓坪田信義名人『野球とは「無我になれる」こと』ミズノのグラブ名人・坪田氏が高田選手用に軽いグラブを作って持って行ったら、「打球に負ける」ってダメ出しされたそうな。 走攻守三拍子揃ったV9戦士・高田繁選手これは打撃にも言えることで、非力な打者ほど重いバットを使うものだ。腕力や体重のない打者が軽いバットで打っても、ボールの勢いに押されて打球は飛ばない。今年、僕は昨年より30gほど重いバットを使ったが、これは腕力の低下を感じてのことだ。おかげで打撃成績は3年ぶりに持ち直した。道具の重さには気をつけなければ。。。