たまふの書物語まりふ -296ページ目

AE91 カム・オイルシール交換

この頃の車は大変整備性が良く、それ故東南アジア等で人気があるそうです。


このAE91もそうで、カムシャフト周りの整備なら

カムカバーを外して、3分割になっているタイベルカバーの1番上だけを取ればOK。


まあ、整備の勘所を解っているひとにしかできないでしょうけれど....


ツボを押さえて居れば、手抜きが出来ます(笑)



僕は、そうしてオイルシールを打ち替えました。


古いシールを抜くにも、サービスマニュアルにある通りに

リップを切り、細いドライバーで抜けば楽に取れます。


打ちこみも、横置きエンジンなのでさして苦労はなく。


(4A-Gよりもエンジンが短いのは、FF専用設計だからでしょうか?おかげで楽です。)



カム・プーリが1個しかないのも気楽な要因。




タイミングベルトカバーを3分割する理由は、おそらく整備性にあるのだと思います。

サービスマニュアルには、ベルト類を全部外してからシールを交換するように書かれてます。

もちろんそれが好ましいのです。しかし、危急の際はこうした設計は有りがたいものです。



まあ、ベルト外すのも大した手間ではないですけれど....このAE91型の場合、

クーラーベルトのテンショナーと、水ポンプ・プーリーを外せばいいので

楽です。そして、整備スペースが広いのです。



カーボンニュートラルの不思議

どうも不思議に思うのは「燃やしてCO2が出てもノーカウント」と言う理屈。


「前の世代でCO2を吸収したから」と言うのですが....


でも、動物の食糧を燃料に転じたら、本来はCO2にならない(事はないですけれど、燃やすよりはエネルギー効率が良い筈...酵素反応なので。)ようなものを燃してる事になるんじゃないかな、と

ふと思ったり。



植物原料を燃料にする過程で、エネルギーを食ってるようにも思うし.....



不思議です。


石油だって、元はと言えば植物を食った動物由来のエネルギーですから


そう考えるとカーボンニュートラル、みたいな気もしますが.....。



どちらかと言うと、燃料が何かと言うよりは燃費が良い燃料の方が良いようにも思います。



アルコール燃料、燃費落ちますからネ。



政策的に原油依存を脱却したいと言うのなら理解できますが....

AE91の整備

夏休みなので、クルマの整備をしています。


14万kmを超えて、カムオイルシールからオイルが滲み出てきたので

交換しました。が.....



ストックしておいた部品、社外品のものでしたので

間違えて、クランクオイルシール(前)のを付けてしまい(笑)



....暑さでボケてたようです。



夕方、買い物に行ったら、オイルが漏れてきました(笑)





外した部品と、ストックしておいた部品を見比べて、間違いに気付きました(笑)



オイルシール自体は200円くらいの安いものなので、数種、数個ストックしておいたので

間違ってしまったようです。




まあ、カムオイルシールだけならば、AE91は

ヘッドカバーとベルトカバー(上)だけ取れば良いので

大した手間ではないのですが.....




バルブリフト連続制御

ただ、最新の研究によれば、連続制御しても効果は薄く

2個のカムの切り替えで充分効果は得られる、との事です。


でもまあ。


ロッカーアームに油圧で仕掛けを作るのはちょっと...と思う方も多いでしょう。


ピストンで有名なドイツのマーレ社は、カムシャフトを2重にして

カムそのものを切りかえる方式を開発した.........との事ですから

燃費以外にも効果は高いのかも。



そういえば、昔はエンジンをパワーUPすると

低速はなくなるもの、と言うのが常識でした。



内部EGR、と言うか、低速では排気の吹き返しがあるから、なのですが


今は大量にEGRさせてトルクを落としてまで燃費を稼ぐ、なんて時代ですから.....


それだと確かにバルブリフトは2段階くらいで良いかも。

スロットルロスの怪

例えば、新型になったトヨタ・ノア/ボクシーの場合。

BMWのバリオカムみたいなメカを使って、燃費が良くなったと言っても
ほとんど、カタログデータ的には変わっていない。

これは、どうしてか?と言うと....

スロットル・ロス低減を生かせる運転データや、バルブタイミングじゃないんでしょうね。

同じエンジンで、同じだけのトルクを出すならば
吸いこむ空気量はほとんど、同じである筈です。

つまり、スロットルが無いなら

急に吸いこんで、直ぐ閉じるか、だらだら吸いこむか。


カムプロフィールが同じで、最高出力も維持して...なんてのは
ほとんどムリな筈。なので...

カタログ燃費はそんなに変わらないのでしょう。


もともと、この手のバンタイプに乗る人は若い人が多いんで


そんなにアタマ使って低燃費!ってよりは

ぶっとばしてレーサーみたいに、前の車に食らいついて(笑)ってのが多い。

だから、そういう域でのレスポンスが良くなる事を狙ってるのかも...

実際、バルブリフト過渡制御は、点火時期過渡制御と同様に
鋭いレスポンスが得られます。


ただ、インマニが長い最近のエンジンは、慣性でガスが飛びこんで来るので
スロットルのところで絞らないと、低回転だと
バルブのところで圧力波が干渉する筈です。


まあ、ヤンママやチーマー崩れの夫婦共稼ぎ、みたいなユーザーが多い
このテの5ナンバーバンに、そんな細かいこと考える人は少ないでしょうから(笑)

そこそこカッコついてれば、まあ売れるでしょうね。これも。


ウレタンブーツ

ドライブシャフトのブーツが、去年のお正月に破れました。

7万kmもちましたけれど...こうなったので

しばらく、コンビニの袋を自己融着テープで止めておいて...
前


交換しました。これはウレタンブーツで、溶着剤を付けて

暖めて付けるタイプのもの。値段も安かったです。


とても簡単でした。


それ以降2万km走行、何も起きていません。


後


前回は、純正部品をディーラーで換えてもらったのですが

結構イイカゲンな店で

「両方換えて3万円」と言うので頼んだら


片方しか換えずに、3万円を取った(笑汗;)


なので、もう一度持っていったら


作業者の上司が出てきて「片方はまだ交換しなくても良かった」と言ったり(?)



(でも、請求書は2コ分になってた)。




もう片方も変えてもらったのですが、その後、この作業者は

事ある毎に意地の悪い事をしてきて閉口しました(例えば、車検の見積もりをすると

悪くも無いクランク・リアオイルシールの交換、なんて見積もりを出したり)。



そういう経験をすると、自分で整備をせざるを得なくなってきたりするのですが........

クラッチペダルの異音

なんか、クラッチを踏むと「きゅー」って鳴くんで


よく見てみたら、マスターシリンダの方みたいなんで


たぶん、ジョイントのグリス切れかな、と思って

細いノズルでスプレー・グリスをちょっと吹いたら静かになった。



バラシテOHかな.....


14万km。18年。


グリス類はそろそろ....ダメみたい。


ホイールハブベアリングもグリースUPしようかな...

E3 バイオ・ガソリン


いろいろ聞いてみると、エタノール(というか、ETBE)混入ガソリンの
税金も結構、怪しい感じのようですね。

なぜか、ずっと前に売られていたエタノール混入ガソリンは禁止されたのですが

それは、「節税」を売り文句にしたからだ...とかの声も聞かれます。


電気自動車が普及したらどうするのか見ものです(笑)

自動車用電気税、なんてのを作るんでしょうか。


まあ、その頃には色素増感太陽電池が実用になっているでしょうから
ソーラーカーにしてしまえば?(笑)。

...そうすると、自動車税を高くするんでしょうね(溜息笑;)


部分負荷燃費


誰もあまり書きませんが、ジツは60km/hで巡航、なんて時の
燃料消費率はすごく悪いんです。

カタログには、全負荷燃費しか書いてないんですけれど
(最近のカタログにはそれすら書かれていませんけれど)。

これを、例えば1/8負荷燃費、なんてのを書くと
物凄く悪い数字なので、どこの車メーカーも書きません。

で、「スロットルを無くして燃費を良くしました」とか書いてますが

言いかえると「ふつーの車は巡航燃費が悪いです」(笑)と言うコトで。



じゃ、スロットルの無い車は良いの?と言うと


...今度は全負荷燃費はあんまり変わらない(笑)し、ガソリン車の場合は
アブナイのでスロットルを完全には止められない。なので、真の意味では
ノン・スロットルよりは燃費悪い。


(あのバルブ・メカ。結構故障が多いんですヨ)。


ディーゼル、ディーゼルってヨーロッパ人の真似しても
ジツは,ディーゼルだって全負荷燃費はガソリンとそんなに変わらない。

だから、大抵の低燃費ディーゼルは過給圧を高くして,見かけ上の熱効率を上げて
燃費を稼いでいます。


日本では,低速走行が多いのでディーゼルもいいでしょうけれど、メーカーは作りたがらない。

何故か?


ジツは、軽油は地方税だから国税が減ると困るんです。(笑)なーんて。



なので、普通のガソリンエンジンで燃費を稼ぐ場合は、負荷率の高いところで
なるべく低回転で加速を緩慢に続けた方が良い...と、なるみたいです。


出始めの頃のCVTは、そういうセッティングでした。
でも、勝手にハイ・ギアレシオになってしまって、加速"感"が悪くて人気が出なかった。

(スバル・ジャスティを思い出して下さい)。


なので、普通の車みたいな加速をさせようとすると、CVTはそんなに燃費が良くない。
摩擦も多いですし、油圧回路もあります。
第一、摩擦でトルク伝達をするのに、そこにアブラを挿さないとダメ、なんて...

(ブレーキにアブラさして、停まるようにペダルを思いきり踏んでるようなものですネ)。


それで、VWは並列式セミATにしたのでしょうけれど...それもひとつのアイデアですね。


僕だったら、バイクのミッションみたいにドグ・クラッチ式ミッションを2個並べて

ダブル・マニュアル12段!にしちゃいますけれど(笑)。

アレは、コツを掴めばセミATみたいに走れます。

低燃費運転法

低燃費運転法

素早く60km/hまで加速して,後は一定に。
なんて言われています。でも、ボクの経験だと
60km/hでズーット走れるならそれもいいんでしょうけれど
普通の道路だと、大抵は60km/hになったら、直ぐに次の赤信号....

こんな時は、素早く加速、なんてやってると燃費悪くなるみたい。僕の車だと。

かえって、ゆっくり加速して次の赤信号が青になって、停まらずに走れる程度の
スピードで行ける程度に加速しながら走った方が燃費が良かったです。


この時の加速の仕方も、よく言われてる方法とは逆のやり方で走った方が燃費よくなるみたい。

ボクの車はMTなので、1速で出たら、シフト・アップした後2速でノッキングしない
程度の回転にしか上げない。

そうすると,エンジンの負荷が高まるのでスロットルが開きます。
で、ノッキングさせない範囲で加速させ、負圧があまり高まらない程度にスロットルを
調整して回転を上げて行きます。

もちろん、3速に上げてノッキングしない程度にしか回転は上げません。

こうして、シフトアップして高負荷状態にすると、インマニから共鳴音も聞こえ
トルクも出ています。

そう、F1レースでエンジンを温存するときにやるのに似た方法で
パワー・バンドの下端を使う訳です。

エンジンは、全負荷に近い状態で使うのが最も効率が良いので

こうすると、スロットル・ロスも減ってgood。


こうやって走ると,ボクの車では燃費が5%くらい良くなります。