579 魔法使いルーフィ
それでも、なんとか列車のベッドメイキングは
できて。
「まーにあったねぇ」れーみぃ。
「できたね。」めぐ。
「一息にね」naomi。
ミシェルは、無言で、でも、快い表情。
リサは、「あたし、国鉄マンだもん」と
にこにこ。
整備のおばさん、おじさんたちは
笑顔で。 達成感。
ふと気づくと、まだ出発までに1時間はある。
その間にも、列車の下回りを
整備士さんが点検したり、飲み水や
飲まない水、それと使用済みの水を
取り替えたり。
ブレーキや、発電のエンジンオイル。
燃料。
それも整備。
そういうものを、列車の下回りから
整備する、ひとたちも居る。
雨の日も、雪の日も。
それも、国鉄マンだ。
できて。
「まーにあったねぇ」れーみぃ。
「できたね。」めぐ。
「一息にね」naomi。
ミシェルは、無言で、でも、快い表情。
リサは、「あたし、国鉄マンだもん」と
にこにこ。
整備のおばさん、おじさんたちは
笑顔で。 達成感。
ふと気づくと、まだ出発までに1時間はある。
その間にも、列車の下回りを
整備士さんが点検したり、飲み水や
飲まない水、それと使用済みの水を
取り替えたり。
ブレーキや、発電のエンジンオイル。
燃料。
それも整備。
そういうものを、列車の下回りから
整備する、ひとたちも居る。
雨の日も、雪の日も。
それも、国鉄マンだ。
578 魔法使いルーフィ
そもそも、お金そのものが
そういえば、3次元のリアリティないものだから
それで、欲望を掻き立ててしまう。
便宜上、国が「あなたから、お金を借りています」と言う借金の証書のようなもので
実態は、ただの紙切れだったり、金属片だったりする。
本来は、この夜のめぐたちと国鉄のように
汽車賃の代わりに、労働をする。
そんなように、3次元のリアリティがある
関係なので
欲望も限定的だ。
でも、その尊い労働を
お金に置き換えて
いつでも、それが使えたり
贅沢ができる、なんて事になるから
欲望が、際限なくなってしまう。
それもまた、経済、なんて
おかしな、生物から見ると
へんてこりんなものに囚われた人間の
行動である。
そういえば、3次元のリアリティないものだから
それで、欲望を掻き立ててしまう。
便宜上、国が「あなたから、お金を借りています」と言う借金の証書のようなもので
実態は、ただの紙切れだったり、金属片だったりする。
本来は、この夜のめぐたちと国鉄のように
汽車賃の代わりに、労働をする。
そんなように、3次元のリアリティがある
関係なので
欲望も限定的だ。
でも、その尊い労働を
お金に置き換えて
いつでも、それが使えたり
贅沢ができる、なんて事になるから
欲望が、際限なくなってしまう。
それもまた、経済、なんて
おかしな、生物から見ると
へんてこりんなものに囚われた人間の
行動である。
577 魔法使いルーフィ
そういう、スケジューリングは
言い換えれば、
予定の、4次元時空間を
実際の、3次元時空間に
合わせていく事。
それは、魔法でもなく
明快に、出来る事なのだ。
理論的に正しいなら、労働も楽しいし
働きがいもあるけれど
儲けを多くするために、なんて
悪い考えを持つと、働くのは
面白くなくなる。
その考えも、外国から入ってきたものだった。
戦争に負けるまでのこの国は
みんなが仲間で友達だった。
でも、戦争に負けて
外国が、この国の経済に進出してきて
経済力で、支配しようとしているので
例えばこの国鉄を、買い取って
お金儲けの対象にしようとした。
でもまあ、神様が
この国の人々の欲望を、適当に抑えたので
今のとこ、外国は
お金儲けができていない(笑)。
神様の、画策が間に合うといいのだけど。
外国、特にアメリカンは
動物の肉を良く食べるので
割と闘争的だ。
医学的には、その食生活のせいで
行動的になる。
解剖学的に見ても、アメリカンの人々は
植物をあまり食べるようにできていない。
腸が短かったりして、上手く消化ができなかったりするのは
それは、進化生物学的な特徴でもある。
そのせいで、生態、行動学的には
躍動感ある人物たち、ただ、目的が誤っていると
この国の人々を、冒す事のように
変な行動を取ってしまう。
この国は、農耕と牧畜の国だから
人々は、穏やかな人が多い。
植物を食べてると、あまり行動的にはならないし
消化が穏やかだから、のんびりとエネルギーが
蓄えられる、
例えば豆の一部には、心を穏やかにする
神経内分泌物質のような作用があったりもする。
そういう心の動きがあって、忍耐強い
静かな人物が生まれたりする。
食生活も、文化なのである。
言い換えれば、
予定の、4次元時空間を
実際の、3次元時空間に
合わせていく事。
それは、魔法でもなく
明快に、出来る事なのだ。
理論的に正しいなら、労働も楽しいし
働きがいもあるけれど
儲けを多くするために、なんて
悪い考えを持つと、働くのは
面白くなくなる。
その考えも、外国から入ってきたものだった。
戦争に負けるまでのこの国は
みんなが仲間で友達だった。
でも、戦争に負けて
外国が、この国の経済に進出してきて
経済力で、支配しようとしているので
例えばこの国鉄を、買い取って
お金儲けの対象にしようとした。
でもまあ、神様が
この国の人々の欲望を、適当に抑えたので
今のとこ、外国は
お金儲けができていない(笑)。
神様の、画策が間に合うといいのだけど。
外国、特にアメリカンは
動物の肉を良く食べるので
割と闘争的だ。
医学的には、その食生活のせいで
行動的になる。
解剖学的に見ても、アメリカンの人々は
植物をあまり食べるようにできていない。
腸が短かったりして、上手く消化ができなかったりするのは
それは、進化生物学的な特徴でもある。
そのせいで、生態、行動学的には
躍動感ある人物たち、ただ、目的が誤っていると
この国の人々を、冒す事のように
変な行動を取ってしまう。
この国は、農耕と牧畜の国だから
人々は、穏やかな人が多い。
植物を食べてると、あまり行動的にはならないし
消化が穏やかだから、のんびりとエネルギーが
蓄えられる、
例えば豆の一部には、心を穏やかにする
神経内分泌物質のような作用があったりもする。
そういう心の動きがあって、忍耐強い
静かな人物が生まれたりする。
食生活も、文化なのである。
576 魔法使いルーフィ
「忙がんでな。間に合わなかったら予備があるからの」と、リサのおじさんは
車掌の制服を、上着だけ脱いで、カーテンを取り替えながら。
寝台車の整備を手伝っているnaomiに声を掛けた。
12号車。
カーテンまで架け替えて、洗濯されたものに
替える。
結構な手間だけど、換えなくても走れるのだけど。
やっぱり特別な列車だから。
naomiは、予備、と言う言葉が
良くわからなくて、きょとん、としていると
スーパーモデルのような容姿の彼女が
18才なりのかわいらしさを見せて
リサのおじさんも、にっこり、と微笑み
「んだな、列車全体がひとつ、スペア」と。
壊れた時の用心に、とってあるとの事。
でも、4時間あれば整備できるから
スペアを出さないで、やろうと
車掌の仕事じゃない、カーテンの取り替えを
手伝ったりして。
別に、誰に言われた訳でもないし
お金の為でもなくて。
列車を走らせるのが、仕事。
みんなのために。
(笑もちろん、残業手当ては出るだろうけど)、
夜勤明けでも、そんなふうに頑張るのが
鉄道職員。
naomiは、自身の就職先の郵便局をイメージした。
24時間、眠らない郵便局。
みんなのために働く事の嬉しさは
似ているかな、なんて
naomiは思う。
車掌の制服を、上着だけ脱いで、カーテンを取り替えながら。
寝台車の整備を手伝っているnaomiに声を掛けた。
12号車。
カーテンまで架け替えて、洗濯されたものに
替える。
結構な手間だけど、換えなくても走れるのだけど。
やっぱり特別な列車だから。
naomiは、予備、と言う言葉が
良くわからなくて、きょとん、としていると
スーパーモデルのような容姿の彼女が
18才なりのかわいらしさを見せて
リサのおじさんも、にっこり、と微笑み
「んだな、列車全体がひとつ、スペア」と。
壊れた時の用心に、とってあるとの事。
でも、4時間あれば整備できるから
スペアを出さないで、やろうと
車掌の仕事じゃない、カーテンの取り替えを
手伝ったりして。
別に、誰に言われた訳でもないし
お金の為でもなくて。
列車を走らせるのが、仕事。
みんなのために。
(笑もちろん、残業手当ては出るだろうけど)、
夜勤明けでも、そんなふうに頑張るのが
鉄道職員。
naomiは、自身の就職先の郵便局をイメージした。
24時間、眠らない郵便局。
みんなのために働く事の嬉しさは
似ているかな、なんて
naomiは思う。
575 魔法使いルーフィ
つまり、イライラして攻撃的になったりする人の心は
目の前の、3次元時空間をきちんと見ていないから
イライラする。
スケジュールから、物理的な
時間を逆算して
当然に、作業すれば苛立つ事もないし
訳分からずに苛立つのは
過去に、急かされて
傷ついた記憶のせい、だったりもするから
結局、目の前の時空間を
きちんと見ていないから、苛立つのだ。
神様が言うような
欲望の抑制、それも
欲望とは、4次元の存在で時間の概念がないから、目の前の3次元、淡々とした時間の流れと比較して苛立つのだし。
目の前の、3次元時空間をきちんと見ていないから
イライラする。
スケジュールから、物理的な
時間を逆算して
当然に、作業すれば苛立つ事もないし
訳分からずに苛立つのは
過去に、急かされて
傷ついた記憶のせい、だったりもするから
結局、目の前の時空間を
きちんと見ていないから、苛立つのだ。
神様が言うような
欲望の抑制、それも
欲望とは、4次元の存在で時間の概念がないから、目の前の3次元、淡々とした時間の流れと比較して苛立つのだし。
574 魔法使いルーフィ
そんなふうに、働く、って事も
めいめいに、工夫を凝らして
目的のために、みんなで頑張ろう。
そう思っている時は、楽しい事だ。
でも、お金儲けのために
時間を切り詰めて、無理させられると
面白いものではなくなったりする。
ミシェルは、思い出す。
時間に追われて、お母さんやお姉さんが
苛立って、幼いミシェルの身支度を急かしたり。
朝ご飯を食べてるミシェルが、食べてる最中に
食器を片付けたり、フォークを仕舞ったり。
でも、それは
お母さんや、お姉さんに敵意や悪意が
ある訳でもない。
時間、に
追われる生活が悪いのだ。
つまり、何かしかの約束を
時間で決めているから
それに追われる。
つまり、3次元的な時間の流れに沿って
生きてるから
効率、とか利益、なんて
嫌な言葉のせいで
狭苦しい時間間隔に追われてしまうので。
ミシェルは、なーんとなく
そういう大人になりたくないな、なんて
漠然と思ってたりする。
この、列車のベッドメイキングの仕事のように
4時間で支度しなくちゃならない。
そういう場合でも、自主的に頑張ろうと
思っていると、苦労には思わない。
けれど、時間に追われて
苛立っている人に、文句言われるなら
使命感もなくなる(笑)。
苛立つ人の感情、つまり
理論的でない、理解できない
感情の攻撃が良くないのだ。
つまり、神様の言うように
多すぎる欲望や、攻撃心が
良くない、のだろう。
この国に、限らず
行動の自由、が
誰にでもあるのが社会。
なんだけど(笑)。
忘れてる人が多いと、おかしな事になる。
めぐや、ルーフィなら
魔法使いだから
時間を伸び縮みさせて
時間に追われる事も、なくなる生き方が
できるんだろうけど、ね。
めいめいに、工夫を凝らして
目的のために、みんなで頑張ろう。
そう思っている時は、楽しい事だ。
でも、お金儲けのために
時間を切り詰めて、無理させられると
面白いものではなくなったりする。
ミシェルは、思い出す。
時間に追われて、お母さんやお姉さんが
苛立って、幼いミシェルの身支度を急かしたり。
朝ご飯を食べてるミシェルが、食べてる最中に
食器を片付けたり、フォークを仕舞ったり。
でも、それは
お母さんや、お姉さんに敵意や悪意が
ある訳でもない。
時間、に
追われる生活が悪いのだ。
つまり、何かしかの約束を
時間で決めているから
それに追われる。
つまり、3次元的な時間の流れに沿って
生きてるから
効率、とか利益、なんて
嫌な言葉のせいで
狭苦しい時間間隔に追われてしまうので。
ミシェルは、なーんとなく
そういう大人になりたくないな、なんて
漠然と思ってたりする。
この、列車のベッドメイキングの仕事のように
4時間で支度しなくちゃならない。
そういう場合でも、自主的に頑張ろうと
思っていると、苦労には思わない。
けれど、時間に追われて
苛立っている人に、文句言われるなら
使命感もなくなる(笑)。
苛立つ人の感情、つまり
理論的でない、理解できない
感情の攻撃が良くないのだ。
つまり、神様の言うように
多すぎる欲望や、攻撃心が
良くない、のだろう。
この国に、限らず
行動の自由、が
誰にでもあるのが社会。
なんだけど(笑)。
忘れてる人が多いと、おかしな事になる。
めぐや、ルーフィなら
魔法使いだから
時間を伸び縮みさせて
時間に追われる事も、なくなる生き方が
できるんだろうけど、ね。
573 魔法使いルーフィ
ミシェルとリサのペアは
ちょっと変わってて(笑)
慣れてないふたりがペアだったから
ベッドメイキングも、てきぱきとはいかない。
それでも、リサはお姉さんだから
ミシェルが、困ってると助けてあげて。
「先に、シーツを剥がしてからの方がいいかな、掃除機するの」とミシェルが聞く。
「どうせ埃になるから、シーツしたまま
掃除機掛けた方が、ベッド埃にならなくていいんじゃない?」と、リサは結構乱暴(笑)。
「そうかなぁ」と、ミシェルはそう思いながら
お姉さんの言うように(笑)。
リサが、ミシェルを
思い通りに動かしたい、なんて思うと
途端にうまくいかなくなるんだけど(笑)。
人間同士は、行動の様式がそれぞれ違うから。
身内の気軽さもあって、でも
ミシェルとリサは、そこそこうまく
行っていたり。
ちょっと変わってて(笑)
慣れてないふたりがペアだったから
ベッドメイキングも、てきぱきとはいかない。
それでも、リサはお姉さんだから
ミシェルが、困ってると助けてあげて。
「先に、シーツを剥がしてからの方がいいかな、掃除機するの」とミシェルが聞く。
「どうせ埃になるから、シーツしたまま
掃除機掛けた方が、ベッド埃にならなくていいんじゃない?」と、リサは結構乱暴(笑)。
「そうかなぁ」と、ミシェルはそう思いながら
お姉さんの言うように(笑)。
リサが、ミシェルを
思い通りに動かしたい、なんて思うと
途端にうまくいかなくなるんだけど(笑)。
人間同士は、行動の様式がそれぞれ違うから。
身内の気軽さもあって、でも
ミシェルとリサは、そこそこうまく
行っていたり。
572 魔法使いルーフィ
そんな、作業をするひとたちの
心の中に悪意が、見当たらないのは
心意気、と言うものが支配しているから
悪意が取り付くしまがないのだ。
もし、めぐを指導する作業員のおばさんに
悪意があれば
めぐをいじめたりするだろう。
昔話にも、よく
意地悪な継母がいじめたりする、なんて
話が出てくるから
割と、ある話。
でも、この国鉄のように
みんなが仲間、と思っていれば
仲間に意地悪などするはずもない。
そう、この国鉄をお金儲けのために
買収しようとしているのは
外国、である。
仲間じゃないから、いじめたりできるのであろう。
そういう事も、仲間にしてしまえば
なくなるだろうけど、と
神様も思っている事だろう(笑)それで
アメリカンの
神様に、お話をしてみようかの、と
のんびり構えていたりする。
心の中に悪意が、見当たらないのは
心意気、と言うものが支配しているから
悪意が取り付くしまがないのだ。
もし、めぐを指導する作業員のおばさんに
悪意があれば
めぐをいじめたりするだろう。
昔話にも、よく
意地悪な継母がいじめたりする、なんて
話が出てくるから
割と、ある話。
でも、この国鉄のように
みんなが仲間、と思っていれば
仲間に意地悪などするはずもない。
そう、この国鉄をお金儲けのために
買収しようとしているのは
外国、である。
仲間じゃないから、いじめたりできるのであろう。
そういう事も、仲間にしてしまえば
なくなるだろうけど、と
神様も思っている事だろう(笑)それで
アメリカンの
神様に、お話をしてみようかの、と
のんびり構えていたりする。
571 魔法使いルーフィ
みんなの列車、みんなの国鉄。
そんな気持ちが、ここに住んでいるひとたちには
誰にでもある。
群れで生きていた、人間が
生活の中で、覚えていった行動。
みんなでやろう。
そんな気持ちで、働く事が
国鉄では、できる。
そうして、みんなが頑張って来たから
国鉄は、安全で、安い料金で
列車を走らせて来た。
それは、みんなの心意気の表れだった。
「さ、始めよっか」と
列車のお掃除。
ゴミを下ろして、、シーツやナイトウェアを
取り替えて。
お部屋を掃除して。
ひと部屋に30分くらいだと、そんなに
大変でもない。
ひとりで8部屋。
ふたりで16部屋だったら、なんとかなる。
ひとつの客車に、20部屋だもの。
ふたりでなく、3人、4人になれば
もっと楽になる。
めぐは、あまり経験のない
ベッドメイキングの仕事を
見よう見真似で。
一生懸命に。
プロのおばさんたちも、にこにこしながら
「お嬢さんのする仕事じゃないねー」とか
言いながら。
手早くする方法を、教えた。
シーツごと、まるごと丸めて
袋に纏めて。
枕カバーも。
廊下に出して。
大きな白い袋は、カートに乗せて。
部屋を移動しながら、集めて行く。
その間に、お部屋のお掃除。
掃除機を使って。
ごみ箱の中身は、別にカートで集めて行って。
丁寧に、部屋をクリーンアップしていく。
見事な連携プレーだ。
そんな気持ちが、ここに住んでいるひとたちには
誰にでもある。
群れで生きていた、人間が
生活の中で、覚えていった行動。
みんなでやろう。
そんな気持ちで、働く事が
国鉄では、できる。
そうして、みんなが頑張って来たから
国鉄は、安全で、安い料金で
列車を走らせて来た。
それは、みんなの心意気の表れだった。
「さ、始めよっか」と
列車のお掃除。
ゴミを下ろして、、シーツやナイトウェアを
取り替えて。
お部屋を掃除して。
ひと部屋に30分くらいだと、そんなに
大変でもない。
ひとりで8部屋。
ふたりで16部屋だったら、なんとかなる。
ひとつの客車に、20部屋だもの。
ふたりでなく、3人、4人になれば
もっと楽になる。
めぐは、あまり経験のない
ベッドメイキングの仕事を
見よう見真似で。
一生懸命に。
プロのおばさんたちも、にこにこしながら
「お嬢さんのする仕事じゃないねー」とか
言いながら。
手早くする方法を、教えた。
シーツごと、まるごと丸めて
袋に纏めて。
枕カバーも。
廊下に出して。
大きな白い袋は、カートに乗せて。
部屋を移動しながら、集めて行く。
その間に、お部屋のお掃除。
掃除機を使って。
ごみ箱の中身は、別にカートで集めて行って。
丁寧に、部屋をクリーンアップしていく。
見事な連携プレーだ。
570 魔法使いルーフィ
窓を流れる、シャボン玉を
眺めているれーみぃ。
彼女は、ふと、シャボン玉に
連想して。
幼い頃の、懐かしい気持ちが
こう、イメージできないけれど
感覚として、心に流れてきて。
ふっ、と
優しい表情になれた。
それは、たぶん
まだ、赤ちゃんだった頃の
心が、シャボンの匂いかなにかで
思い出した、優しくされた時の記憶
だったかもしれなかった。
そんな、記憶があれば
時々、優しい気持ちになれて
また、その気持ちを思い出して
リフレッシュして、毎日を頑張れたり。
そういうものだったりする。
記憶って、突然思い出されるし
優しい瞬間の記憶が多かったら
時々、優しい気持ちになれるものだ。
列車の方が動いているので
ゆっくりゆっくり、後ろの方から
シャボンのトンネルを越えて。
過ぎていく、編成。
それを待っているのは、整備のひとたち。
ベッドメイキングと、お掃除。
食堂車クルー。
いつもなら、ゆっくり1日掛けて整備するのに4時間しかない。
でも、黙々と仕事をこなして行こうとする。
そういう事にも慣れているらしい。
眺めているれーみぃ。
彼女は、ふと、シャボン玉に
連想して。
幼い頃の、懐かしい気持ちが
こう、イメージできないけれど
感覚として、心に流れてきて。
ふっ、と
優しい表情になれた。
それは、たぶん
まだ、赤ちゃんだった頃の
心が、シャボンの匂いかなにかで
思い出した、優しくされた時の記憶
だったかもしれなかった。
そんな、記憶があれば
時々、優しい気持ちになれて
また、その気持ちを思い出して
リフレッシュして、毎日を頑張れたり。
そういうものだったりする。
記憶って、突然思い出されるし
優しい瞬間の記憶が多かったら
時々、優しい気持ちになれるものだ。
列車の方が動いているので
ゆっくりゆっくり、後ろの方から
シャボンのトンネルを越えて。
過ぎていく、編成。
それを待っているのは、整備のひとたち。
ベッドメイキングと、お掃除。
食堂車クルー。
いつもなら、ゆっくり1日掛けて整備するのに4時間しかない。
でも、黙々と仕事をこなして行こうとする。
そういう事にも慣れているらしい。