574 魔法使いルーフィ | たまふの書物語まりふ

574 魔法使いルーフィ

そんなふうに、働く、って事も
めいめいに、工夫を凝らして

目的のために、みんなで頑張ろう。


そう思っている時は、楽しい事だ。


でも、お金儲けのために


時間を切り詰めて、無理させられると
面白いものではなくなったりする。



ミシェルは、思い出す。



時間に追われて、お母さんやお姉さんが

苛立って、幼いミシェルの身支度を急かしたり。


朝ご飯を食べてるミシェルが、食べてる最中に
食器を片付けたり、フォークを仕舞ったり。



でも、それは


お母さんや、お姉さんに敵意や悪意が
ある訳でもない。



時間、に
追われる生活が悪いのだ。




つまり、何かしかの約束を
時間で決めているから

それに追われる。



つまり、3次元的な時間の流れに沿って
生きてるから



効率、とか利益、なんて
嫌な言葉のせいで



狭苦しい時間間隔に追われてしまうので。



ミシェルは、なーんとなく


そういう大人になりたくないな、なんて
漠然と思ってたりする。




この、列車のベッドメイキングの仕事のように

4時間で支度しなくちゃならない。




そういう場合でも、自主的に頑張ろうと
思っていると、苦労には思わない。



けれど、時間に追われて
苛立っている人に、文句言われるなら
使命感もなくなる(笑)。




苛立つ人の感情、つまり


理論的でない、理解できない
感情の攻撃が良くないのだ。



つまり、神様の言うように

多すぎる欲望や、攻撃心が
良くない、のだろう。





この国に、限らず

行動の自由、が

誰にでもあるのが社会。


なんだけど(笑)。



忘れてる人が多いと、おかしな事になる。






めぐや、ルーフィなら
魔法使いだから
時間を伸び縮みさせて



時間に追われる事も、なくなる生き方が
できるんだろうけど、ね。