FCバルセロナファン -9ページ目

FCバルセロナファン

にわかバルセロニスタによるゆるい日記。

 さて、リーガエスパニョーラ第24節、グラナダ対バルセロナがグラナダのホーム、ヌエボ・ロス・カルメネスにて行われましたよ。グラナダは監督交代後にレアル・マドリードに勝利するなど2試合連続で無失点勝利と、ここ最近勢いにのるチームです。
 バルセロナの先発は、
GK:バルデス
DF:アドリアーノ、マスチェラーノ、ピケ、アウベス
MF:ブスケツ、チアゴ、セスク
FW:アレクシス、メッシ、ペドロ
となりました。
 シャビは怪我で招集外、チャンピオンズリーグのミラン戦を見据えての温存でしょう。ビジャも腎結石の治療空けということで招集外でした。アルバの先発落ちというのは、前節の大勝のなかでの唯一の失点に対する戒めでしょうか。
 今日も監督は代行でジョルディ・ロウラが勤めます。うーんビラノバ監督はいつ戻って来れるのでしょうか。とはいえ待ち望みつつも健康が第一ですよね。治療に専念して欲しいです。


 この試合はメッシが2ゴールを上げ、1-2でバルセロナが逆転勝利しました。バルセロナは前半終了間際に足を痛めたアドリアーノに代わってアルバ、後半15分にアレクシスに代わってテージョ、同26分にペドロに代わってイニエスタが入りました。
 
 グラナダはここ最近連勝している自信からか、落ち着いた対応をみせていました。ディフェンスはゾーンでバランスよく守っていましたね。ボールを奪うとサイドを起点に攻撃を仕掛けていました。先制点などは狙いのはっきりした攻撃の形でしたね。質の高いクロスが何度か上がっていました。
 バルセロナはメッシがまるで前節のイニエスタのように、いつもよりもゲームメイクをしていたように思いました。アレクシスに決定的なラストパスを何度か送っていましたよ。そして、メッシは公式戦通算300ゴール目を決め、リーガ14試合連続ゴールとやりたい放題でしたね。久しぶりにフリーキックも直接決めていて、さらに武器を強化したなという印象でした。
 
アレクシスはまだか。
 グラナダの先制点はアレクシスの決定的なチャンスの後に訪れました。
 チアゴかセスクだったでしょうか、高い位置でボールを奪ってからメッシにボールがわたり、メッシがドリブルで相手ディフェンダーを十分に引き付けてから右を走るフリーのアレクシスにラストパス。アレクシスはトラップが少しずれたのか、シュート出来ませんでした。その奪われたボールからの流れでグラナダの先制ゴールが入ってしまいました。
 試合開始直後もメッシからアレクシスへ素晴らしいスルーパスが通ったんですが、アレクシスはこれもシュートまでいけませんでした。点を取っていないフォワードに対して目が厳しくなってしまうのは仕方のない事かと思います。前節は素晴らしいゴールを決めたアレクシス。まだ乗り切れていないか。
 アレクシスは移籍して来てすんなりバルサのサッカーに馴染んだ印象のある選手です。まだまだ見守りたいですね。

 
 グラナダと言えば、懐かしい歌が思い出されます。まあ僕はリアルタイムではないんですが。。。
アンダルシアの青い空、グラナダの歌が聞こえた。
 さて、リーガエスパニョーラ第23節、バルセロナ×ヘタフェがカンプノウにて行われましたよ。この試合はバルセロナの試合としてはなかなか見られないデーゲームでした。キックオフは正午だったようで、これは47年ぶりとの事です。天気もよく気持ち良さそうでしたね。 
 バルセロナの先発は、
GK:バルデス
DF:アルバ、プジョル、ピケ、アドリアーノ
MF:ソング、チアゴ、イニエスタ
FW:ビジャ、メッシ、アレクシス
となりました。
 ここ最近の試合に比べると、久しぶりにメンバーを変えて来たという印象ですね。シャビが怪我で2週間程の離脱ということも関係しているでしょう。ビラノバ監督は治療のため不在で、監督代行はジョルディ・ロウラです。なんでも、アメリカにいるビラノバ監督はインターネットで練習や試合を見ていて、チャットを使って指示も送る事が出来る状況の様です。

 この試合バルセロナは圧倒的な攻撃力を魅せ、6-1で大勝しました。その得点の内訳は、アレクシス、メッシ、ビジャ、テージョ、イニエスタ、ピケ。フォワード陣全員による得点とイニエスタの今シーズン2得点目、そしてピケのおまけ付きという、1人1得点ずつというなかなか珍しいものでした。
 メッシの連続得点記録はまたひとつ伸びて13試合となったことや、アレクシスがようやくリーガ初ゴールを決めたり、ビジャも久しぶりの先発で試合を決定づける3点目をとるなど、嬉しくなるゴールばかりでした。90分にイニエスタが得点を上げ、チャンスメイクして来た人も決めて、ああなんだかきれいに終わったなあなんて思っていたところ、ピケが何やら怪しげに前線へ上がって来て、しれっとパスワークに参加し、さらにはゴールまで決めたので、なんだか笑ってしまいました。凄すぎて笑ってしまうというのではいのですが、なんなんだお前は、、という。エンターテイメント性あふれる試合でしたね。

 僕はソングとチアゴに注目して見ていたんですが、ソングは堅実なプレー、チアゴはチャレンジするプレーといった印象でした。
 ソングはもう少し顔を出して、ボールを繋いでいく役割をもっとしてもいいんじゃないかなあと思いました。この辺は慣れやお互いの信頼感などをもっと強めていければいいのでしょうか。ブスケツより秀でている部分は、バルセロナにおいてまだまだなんじゃないかなと思いました。
 チアゴは2列目から飛び出したり、最終ラインに落ちて来てボールを配給するなど、非常に運動量豊富でのびのびとやっていた感じでした。シャビと比べてしまうとボールロストが少し多いかなあという感じですが、気になったのはそれくらいでした。

 今日はやっぱりフォワード陣全員が点をとったというのが嬉しかったですね。アレクシスは早々に得点を上げてからは自信を持って突破するなど、キレのいい動きを見せていましたね。ビジャは左サイドでアルバと上手く連携していたし、メッシとも上手く連携していたように思いました。
 チャンピオンズリーグでのミラン戦や、クラシコ2連戦など、タフな試合が待っているなかで、点を取る仕事を受け持つ選手がしっかり結果を出しているのは嬉しいことですね。
 チームとしては攻守の切り替えが素晴らしく、1試合通してヘタフェの時間帯はなかったといっていいと思います。バルサのポゼッションサッカーが、とっても楽しめる試合でしたよ。



 先日、ブックオフで散策していたら新書コーナーに「FCバルセロナ」というもの凄く潔いタイトルの本が売っていたので、思わず買ってしまいました。装丁が統一されている新書という枠でタイトルはクラブ名だけというシンプルさ、じゃあそんな本の中身はなんだろな、ということで興味がわいたわけです。
 
 「FCバルセロナ」 西部謙司 ちくま新書
 
 第1章 バルセロナという特別なクラブ
 第2章 なぜ、バルセロナのパスは面白いようにつながるのか?
 第3章 バルセロナだけが持つ勝利のシナリオ
 第4章 バルセロナ最強のプレイヤーたち
 第5章 バルセロナの歴史とプレー哲学
 第6章 バルセロナと対抗勢力



 背表紙でバルサの入門書決定版!と書いてある通り、最近になってバルセロナが好きになった僕にとってぴったりな内容の本でした。大まかですがクラブの歴史や、哲学が確立されていった流れが書かれています。
第6章の「バルセロナと対抗勢力」では、記憶に新しいところで昨シーズンのクラシコでの戦術変化の過程などが書かれていて、思い出しながら読めて面白かったです。レアル・マドリードのバルセロナ化などの話は興味深かったです。
 
 第3章「バルセロナだけが持つ勝利のシナリオ」ではクライフの右腕としてドリームチームを支えたレシャックの「われわれのやり方で、ボールを70%程度支配できれば、試合の80%には勝つ事が出来る」という発言が載っています。
 「われわれのやり方」というのがバルセロナの哲学ということになると思いますが、裏を返せば、その哲学を貫いても20%は引き分けるか負けであると考えていて、サッカーの不確実性に対して謙虚に向き合っているのがバルセロナだと書かれています。
 この章では「われわれのやり方」が細かく書かれていて面白かったです。バルセロナのサッカーが論理的だということがわかりました。
 

 そういえばシャビのプレーってある側面から見ると憎たらしい程合理的ですよね。こっちからパスが来て相手がこう来るからこっちにトラップしてあっちにターン。論理的に考えてサッカーで勝つ為に、正しい方法論として誰でも目指せるはずだけど、彼にしか出来ない。やっている事は一つの正解として皆が手本にできることだけど、彼しか体現出来ない。わかっちゃいるけどボールを持つ一瞬の中で頭と体がついていかないわけです。
何気ないプレーだけど唯一無二。なので誰もがわかる合理的な正解が、彼にしか体現出来ていない故に芸術的に見えてきます。そういうところが玄人好みのプレイヤーと言われる所以であると思ったりしました。
 さて、リーガエスパニョーラ第22節、バレンシア×バルセロナがメスタージャにて行われましたよ。
バルセロナの先発は、
GK:バルデス
DF:アルバ、マスチェラーノ、ピケ、アウベス
MF:ブスケツ、シャビ、セスク
FW:イニエスタ、メッシ、ペドロ
となりました。
ベストメンバーですね。コパのクラシコからはピントからバルデス、プジョルがマスチェラーノに代わっただけという布陣です。
今日もビラノバ監督は治療のために不在で、監督代行はジョルディ・ロウラです。

 この試合は1-1の引き分けに終わりました。バルセロナの得点はメッシのPKによるもの。メッシは12試合連続得点です。変態ですね。バルセロナは後半10分マスチェラーノに代わってプジョル、26分にはセスクに代わってビジャ、終了間際にシャビに代わってチアゴが入りました。

 試合開始直後から中盤での攻防がとても面白かったです。バレンシアが危なくなる前に防いでいましたね。粘り強いディフェンスでした。バルセロナの選手達もそこをかいくぐっていましたが、大きなチャンスは掴めませんでした。
 前半30分を過ぎると、バルセロナの選手達の足の重さが気になりました。ほぼメンバーが変わっていないクラシコからの中2日での試合は、やはり体力的には厳しいものですよね。攻守の切り替え、奪われてからの一歩が遅いという印象でした。
 その中でもイニエスタ、アルバあたりは元気でしたね。イニエスタはドリブルで仕掛ける回数も多く、いつも通りのキレがあったと思います。アルバは古巣相手という事で気が入っているのか、ホントによく走っていました。一試合通して、ディフェンスでも非常に活躍していたと思います。
 ハイボールの対応、良い動きをしているソルダードへの対応ということなのか、後半10分程でマスチェラーノに代わってプジョルが入ります。この交代が功を奏していたようにも見えました。
 後半30分頃にはバルセロナはビジャが交代で入って来て、シュートまでいくシーンが見られるようになりました。それまでのバレンシアのしつこいディフェンスは本当に素晴らしいものでしたが、この時間帯になるとバルセロナもセカンドボールを簡単に拾えたり、シャビが簡単に前を向いてプレー出来たりと、相手を押し込む時間が増えていました。残り時間で1点が取れそうな感じでしたよ。
 しかし得点は生まれず、終盤にはピケのミスから大きなピンチが訪れましたが、バルデスが連続でビッグセーブをしてチームを救いました。
 
 内容的にはバレンシアが勝っていたと思います。シュート数もバレンシアはバルセロナの倍も放っていて、ヒヤヒヤするシーンが多かったですね。バレンシアは頑張るデフェンスから、チャンスを多く生んでいたと思います。
 今日の試合は、厳しいスケジュールの中であまりよくない内容でも負けなかった事が大きかったと思います。リーガでは独走態勢なのは変わらずですし、ビラノバ監督がいない中でも強豪バレンシア相手に勝ち点1ということで、とりあえずは切り抜けた感じですね。



訂正
勝手に中2日と思っていたんですが、中4日だったようです。。。シャビが怪我をしてしまったようですし、1月2月はやはり全体的に疲れが溜まってくる時期なのでしょうね。
モウリーニョがバルサ優遇だと文句言ってました。
モウリーニョ:「クラシコ不出場の選手たちの疲労は理解に苦しむ」


さて、コパ・デル・レイ準決勝 1st Leg、クラシコがレアル・マドリードのホーム、サンチャゴ・ベルナベウにて行われましたよ。
 バルセロナの先発は、
GK:ピント
DF:アルバ、プジョル、ピケ、アウベス
MF:ブスケツ、シャビ、セスク
FW:イニエスタ、メッシ、ペドロ
となりました。
現状のベストメンバーですね。コパではキーパーはいつも通りピント。ビラノバ監督は病気の治療のため不在です。監督代行はジョルディ・ロウラ。
 レアルの方はレギュラーメンバーを怪我や出場停止で5人も欠いているという状況です。特にペペとセルヒオ・ラモスがいないディフェンスラインは不安と言えるでしょう。さらにカシージャスが骨折で3ヶ月程の離脱ということで、補強したばかりのディエゴ・ロペスが初先発でした。

 この試合、バルセロナはセスクの得点で先制しますが、レアルはバランのヘディングで追いつき、1-1の引き分けに終わりました。一試合通して、非常に緊張感のある攻防が見られ、さすがにクラシコといった様相でした。お腹いっぱいです。バルサは後半終盤にはペドロに代わってアレクシス、セスクに代わってチアゴが入りました。
 
 立ち上がりには凝縮された張りつめた空気が漂っていましたね。ピケが開始早々にイエローカードを受け、そのフリーキックをピントが素晴らしいセーブをしたところから試合は始まりました。バルサの選手達は前半の中盤あたりまでは少し堅いというか、慎重な感じがしました。レアル相手には、ボールを奪われてしまうと一気にピンチになりますからね。レアルの中盤でのディフェンスは素晴らしく、こういうときには、パスはスペースなのか、足下なのか、足下であるならどちらの足へのパスなのか、そういったところでの細かい意思疎通と技術がものをいいますね。
 目の離せない展開から始まった前半は、レアルの方が少し良い内容のように見えました。シャビ・アロンソが素晴らしかったですね。激しいディフェンスで奪ってからの1本のパスの質の高さはさすがでした。数字で見るとゴールチャンスはお互い同じ数で、決定的な形の一歩手前まで、という場面が多かったですね。

 後半はセスクが抜け出してバルサ先制。その後は大きなゴールチャンスが両チームにある、めまぐるしい展開でした。レアルではバランが本当に素晴らしい活躍を見せていましたね。前半にもありましたが、バルサの大きな得点チャンスを3度程防いだのではないでしょうか。ペペ、ラモスの不在を感じさせない堂々たるプレーでしたよ。まだ19歳ということで、末恐ろしい選手ですね。そのバランが終盤に得点を上げ、レアルが同点に追いつきます。バラン、攻守にわたって大活躍でしたね。
 両チームに大きな得点チャンスがある中で、バルサはピケ、アウベスがレアルのチャンスを潰していました。通ればほぼ1点というところを防いでいて、見ている方ははらはらしましたが、頼もしいプレーが随所に見られました。
 
 レアルのメンバーを見ると、勝っておきたかったなあというのが正直な感想ですが、アウェーゴール1得点という点で、バルセロナとしては2nd Legには少しのアドバンテージがあるというところでしょうか。
 本当に見応えがあって興奮する試合で、見た後はどっと疲れがきましたよ。。。またサッカーの面白さを存分に感じられた試合でした。両チームに拍手。




 さて、リーガエスパニョーラ第21節、バルセロナ×オサスナが行われましたよ。舞台はカンプノウ。前節にリーガ初黒星を喫したバルセロナがどういった戦いを見せるのか、注目です。
 バルセロナの先発は、
GK:バルデス
DF:アドリアーノ、マスチェラーノ、プジョル、アウベス
MF:ブスケツ、シャビ、チアゴ
FW:ビジャ、メッシ、ペドロ
となりました。
久しぶりのビジャ先発ですね!ピケは前節退場していますので今節は出場停止です。
この試合もビラノバ監督が治療とリハビリの為にニューヨークへ行っているため、ジョルディ・ロウラが監督代行です。

 バルセロナはメッシの4得点、ペドロの1得点で5-1で勝利しました。早い段階でオサスナが10人になってしまった為、後半は余裕の展開となりました。後半15分にはペドロに代わってアレクシス、20分にはシャビに代わってセスク、28分にはブスケツに代わってソングが入りました。

2度のハンドで退場。
 オサスナは立ち上がりから強いプランを持って望んでいたように思います。ラインを高く保ち高い位置からのプレスをかけてきました。これが効果的に見えて、今日は一筋縄ではいかないかもしれないな、という感じがしました。バルサに速い時間帯で先制されながらも、すぐさま見事な同点ゴールを決め、まだまだ心折れる事無く、試合を面白くしていくような期待がありました。
 しかし、痛すぎるオサスナセンターバックのアリーバスの退場。2枚目のイエローでの退場でしたが、その2度ともハンド、そして2度目はペナルティエリア内というおまけ付き。僕が見たところでは、あからさまなハンドには見えなかったのですが、厳しい判定が下りましたね。前半もまだまだ中盤戦、メッシは当然PKを決め、バルセロナはリード。退場と1失点、非常に重くのしかかった判定でした。
 その後には暴言でもあったのか、オサスナのメンディリバル監督が退席処分になってしまいます。ちょっとオサスナにとっては厳しい判定続きでした。バルサファンとしては、勝って勝ち点を積み重ねてくれるのがまず第一ですが、面白い試合を見たいという点で、すこし寂しい気がしました。少し緊張感が無くなってしまったというか。。

 とはいえビジャが先発で良い動きを見せていたり、メッシの4ゴールが見れたり、アウベスペドロのホットラインが戻ってきた感をより強く確信できたり、アドリアーノはやっぱり良かったりと、見所のある試合でした。特にビジャのアシストでのメッシの得点が嬉しかったですね。ディフェンスが揃っている中でも2人だけって崩した様な得点だったので、見応えがありました。
 コパ・デル・レイでのクラシコに向けて、選手も休ませる事が出来て良い内容だったのではないでしょうか。ビラノバ監督が1st Leg には間に合わないということで少し不安材料は残りますが。。。


 さて、コパ・デル・レイ準々決勝 2nd Leg マラガ×バルセロナがマラガのホーム、ラ・ロサレダにて行われましたよ。ビラノバ監督は治療とリハビリでニューヨークへ行っている為に今日は不在。アシスタントコーチのジョルディ・ロウラが監督代行です。
 バルセロナの先発は、
GK:ピント
DF:アルバ、マスチェラーノ、ピケ、アウベス
MF:ブスケツ、シャビ、セスク
FW:イニエスタ、メッシ、ペドロ
となりました。
移籍の噂がささやかれるビジャは、怪我から復帰してベンチ入りしましたよ。
 

 カンプノウでの1st Legでは、アウェーゴール2点を献上しての引き分けに終わったというところで、注目の一戦でしたが、やはり今日もマラガ相手にそう簡単には行かなかったですね。リーガで初黒星を喫してからの試合というところも注目でした。

糞ピッチ。
 ラ・ロサレダは11月頃にピッチの芝を張り替えたようなのですが、見た目には綺麗でも、選手達には非常に厄介なピッチコンディションだったようです。選手達が足を取られるシーンがかなり見られました。開始早々に、イニエスタがスパイクを替えていたのが印象に残っています。踏ん張ったところで足を取られるシーンが多く見受けられ、怪我を心配をしてしまう様なピッチでした。マラガのペジェグリーニ監督も氷のようにつるつる滑ると、ご立腹だとのことです。

 そんなピッチコンディションもあってか、前半はほぼマラガペースといっていい内容でした。綺麗な崩しでペドロが先制ゴールを決めますが、すぐに追いつかれてから、バルサの選手達は足が重そうな印象でした。攻守の切り替えがあまり良くなかったですね。

ピケ!
 後半は打って変わってバルセロナが試合の主導権を握っていましたね。後半開始早々、ピケがフォワード顔負けのプレーをみせてバルセロナがリードします。イニエスタからのクロスだったと思いますが、受け方が非常に巧かったですね。ワントラップしてのシュートもきっちりコースへ流し込んでいて、見ている方としてはその意外性に興奮しましたよ。そもそもピケは足下は巧いしフォワードかよ、というような得点もいくつか見た事がありますが、このシーンでは、流れの中でなぜそこにピケが!そして上手い!といった感じでした。間接フリーキックの際にしれっと上がってから残ったままだったんですね。
 
 バルセロナはリードしてからは、より生き生きとしたプレーをしていました。前半よりも積極的な裏への飛び出しが見られました。
 完全なバルセロナペースだったところ、メッシのビッグチャンスの後のカウンターからサンタクルスに同点ゴールを奪われてしまいます。メッシのシュートをセスクがつめたところ、太ももを踏まれて倒れていたので、バルセロナの選手が切り替えが少し中途半端な感じになってしまったようにもみえました。
 この得点によってマラガは息を吹き返します。それまでは全くチャンスも可能性も無く、マラガは前半で力を使い果たしてしまったのかとさえ思えたんですが。。
 
セスクのターン。
 この時点でトータルで引き分け、次の1点が非常に重要になってきます。追いついた事によって非常に盛り上がりを見せるラ・ロサレダ。しかし後半30分、そんな声援を黙らせる、イニエスタの勝ち越しゴールが決まります。イニエスタからのパスを受けたセスクが相手をブロックしながらの巧いターンを見せます。ボールを呼び込みつつ、ブロックして前を向くという完璧なターンでした。そしてパスをした後に走り込んでいたイニエスタに丁寧なラストパスを送り、イニエスタが決めました。この得点後すぐにメッシがヘディングでゴールを決め、試合を決定づけました。
 

 この試合、2-4でバルセロナが勝利しました。従ってトータルでは6-4となり、バルセロナはベスト4進出を果たしました!
 コパ・デル・レイのベスト4は、バルセロナ、レアル・マドリード、アトレティコ・マドリード、セビージャとなりました。バルセロナの相手はレアル・マドリード、クラシコですね。リーグ戦はほとんどあきらめた様な姿勢が見られるレアルですが、コパは取りに来ていると思うので、面白い試合になりそうですね。そもそもクラシコですから、大注目です!


 さて、リーガエスパニョーラ第20節レアル・ソシエダ×バルセロナが、ソシエダのホーム、アノエタにて行われましたよ。
バルセロナの先発は、
GK:バルデス
DF:アルバ、プジョル、ピケ、アウベス
MF:ブスケツ、シャビ、セスク
FW:イニエスタ、メッシ、ペドロ
となりました。
 直近の国王杯マラガ戦では選手をターンオーバーしていましたが、この試合では今シーズンの鉄板のメンバーですね。
 
 バルセロナは2-3で敗北。逆転負けを喫してしまいました。ターンオーバーしていたとはいえ、中2日のアウェーゲームという影響もあったのでしょうか。
 前半は2点のリードでわりと余裕のある中、シャビの浮き球のパスにメッシが抜け出したビッグチャンスの後に、ゴンサロ・カストロに決められてしまって、ソシエダが息を吹き返してしまったという印象でした。後半に入って序盤でのピケの退場で、さらに勢いづくソシエダに対して、オウンゴールという形で同点ゴールを許してしまったのが痛かったですね。その後はソシエダも攻めあぐねていて、このまま引き分けかとも思われたのですが…。
 バルセロナは1人少なくなっても、いつも通りボールをキープして得点チャンスを窺っていましたね。イニエスタは今日も運動量豊富で素晴らしいプレーをしていました。相手を見るともなく見てドリブルをする。まさに無双です。
 
ブスケツのシュートブロック。
 1人少ない事によってそれぞれの選手達の負担も増えたと思いますが、そのことによって個人の能力の高さも普段よりも見られたような気がしました。ピケが退場してからすぐ、たしか2度あったと思うんですが、打たれたら終わる、というようなところをブスケツがギリギリでシュートブロックをしていたのが印象に残っています。いつもポジショニングのよさで相手の攻撃の芽を摘むプレイがさすがだなと思っていましたが、こういったシュートブロックでも危機察知能力の高さを感じました。特に2度目、ゴール前でのソシエダのフリーキックが壁に当たってこぼれた後に繋がれ、右サイドでグリーズマンがシュートを放ったシーンがありましたが、より近くに居るジョルディ・アルバが死角に入ってしまっていて、打たらほぼ1点ものでしたが、素早く帰ってシュートブロック。チームを救う本当に素晴らしいプレーだったと思います。僕は、個人的にはバルセロナにおけるシャビの後継者は、替えがきかない、チームの心臓という意味でも、彼だと思っています。

 そういえば多分、このブログで初めてバルセロナの敗戦のレポートを書いたような気がします。それほどにずっと勝ち続けていたんだなあとしみじみと感じます。
 勝ち続けていたバルサ、引き分け、負けと来て、次の試合は国王杯の2nd Leg、アウェーでのマラガ戦という事で、大切な試合となってくると思われます。見る方としては楽しみに、そして勝利を期待して見届けたいと思います。


 さて、スペイン国王杯 コパ・デル・レイ ベスト8、バルセロナ×マラガがカンプノウにて行われましたよ。
 この試合の前に、メッシのバロンドール4年連続受賞のお披露目がありましたよ。前人未到の4年連続という事ですが、このまま記録を延ばすことも十分に考えられるところがスゴイですね。

 バルセロナの先発は、
GK:ピント
DF:アドリアーノ、マスチェラーノ、プジョル、モントーヤ
MF:ソング、チアゴ、イニエスタ
FW:テージョ、メッシ、アレクシス
となりました。
 大胆に選手を代えてきた印象ですね。シャビとブスケツの安定感のある2人がいないのは、個人的には少し不安だったりします。。
 マラガのワントップはサンタクルスではなく、サビオラでした。懐かしいですね!


 結果は2-2のドロー。アウェーゴール2点やられてしまいました。
 1失点目はチアゴの軽率なプレー。ピントからのパスを受けてターンしようとしたのか、全速力でつめて来たイトゥーラにボールを奪われ、ゴールを献上してしまいました。マラガの前線からの狙いを絞った良いディフェンスでしたが、もしシャビだったら、と思わずにはいられませんでした。
 2失点目は試合終了間際。フリーキックをイグナシオ・カマーチョに合わせられ、綺麗に決められてしまいました。モンレアルの一発レッドで数的有利となり、もう1点とれれば、という流れの中でのまさかの失点。時間帯が悪かったですね。

 前半はすぐに得点チャンスをつくるなど、攻撃は見ていてわくわくするものでした。イニエスタとメッシがよく絡んで攻撃を構築し、得点シーン以外
でのビックチャンスは3度程ありましたね。
 先制点の奪われ方からは最悪の事態も思い浮かびましたが、すぐにメッシがチアゴのお返しとばかりにマラガディフェンスからボールを奪い取り同点ゴール。その1分後にはプジョルがチアゴのコーナーキックをヘディングで合わせて逆転。見ていてものすごく面白い内容でした。すぐに立ち直り、ミスを取り返す、本当に強いチームだという印象でした。
 
ティト・ビラノバの拍手。 
 結果論でいくと、アレクシスに2度のビッグチャンスがあったので、どちらかが入っていれば、という感想を抱かずにはいられません。
 ただ、アレクシスが2度目のビッグチャンスをはずした時に、カンプノウは声援を送り、ビラノバ監督もアレクシスを鼓舞する様に拍手を送っていました。これは感動的なシーンでした。本当に良いサポーターだし、チームはいい雰囲気になるだろうなと思いました。ビラノバ監督の人間性も垣間見られた様な気がしました。勝ち続けるチームを結束させている統率力の秘密が、この辺にあるのではないでしょうか。そして、選手のいいパフォーマンスを引き出すことが出来る力や愛情があるなあと感じました。
 同点にされて終わってしまうという嫌な幕切れの試合でしたが、チームの状態の良さ、結束力には不安はないと思います。


 さて、リーガエスパニョーラ第19節、マラガ×バルセロナがマラガのホーム、ラ・ロサレダにて行われましたよ。この試合でリーガの前半戦は終了、折り返しです。

 バルセロナの先発は、
GK:バルデス
DF:アルバ、マスチェラーノ、ピケ、アウベス
MF:ブスケツ、シャビ、セスク
FW:イニエスタ、メッシ、ペドロ
となりました。
ビジャがコパ・デル・レイのコルドバ戦での怪我でベンチ外となりました。


 前半は、メッシのマラガディフェンスのパスミスをついたゴールで、0-1でバルセロナリードで折り返します。
 マラガはボールを保持出来る選手が多いため、奪ってからはボールを繋ぎ、ホアキン、エリゼウあたりがドリブルで突っかけるなど、しっかりとチームとしての攻撃チャンスをつくっていました。(仕掛けれる選手が多いですね。イスコはイマイチコンディションが悪そうでしたが。)
 対するバルサは、左サイドでイニエスタとセスクが大きなチャンスを何度か作っていました。たしか今シーズンこれまででリーガアシストランキングの1、2位の2人、本当に豪華な攻撃陣ですね。
 
 後半に入ると早々にセスクがゴールを決め、バルセロナはリードを広げます。メッシの柔らかなパスと、セスクのファーストコントロールが素晴らしかったですね。
 前半から勇敢にラインを上げて戦っていたマラガでしたが、後半も中盤になってくると疲れが見え始めます。バルサのパス回しは変わらず小気味よく、ブスケツ、シャビ、メッシのトライアングルでのダイレクトでのパス回しが、ファールでも、ゴールに直結したプレーでもないのに、試合中にリプレイで流されていたのが印象的でした。 
 そして、残り20分程で代わって入って来たチアゴが、メッシとの壁パスで綺麗に追加点。
その後、ゴール前でのフリーキックを許し、これをブオナノッテに直接決められてしまいますが、このまま試合終了。
1-3でバルセロナが勝利しました。


チアゴ今シーズン初ゴール。
 チアゴの今シーズン初ゴールは、まさに壁パスシュートのお手本のゴールでした。単純なプレーを質を高めてやる、という凄さを垣間見ることが出来ました。練習のように綺麗な一連の動きでしたね。僕も学生時代に、試合前のウォーミングアップでやっていた記憶がよみがえって来ました。全く違う、下の次元での話ですが。。。

 今日はメッシの先制点、セスクの追加点の時間帯の良さがものをいいましたね。
 前半の攻防は互角とも言える中で、簡単なパスミスがマラガに多いため、チャンスの数はバルセロナに多かったのも事実ですが、緊張感のある良い試合だっただけに、マラガにとってはちょっと残念な点の入り方でした。ただ、ミスを見逃さなかったメッシのしたたかさはさすがといった所でしたね。全速力で走って、ボールを奪ってからの冷静さたるや。。。
 さて、ミッドウィークのコパ・デル・レイではまた同じ顔合わせでの対戦となります。マラガは戦い方としては、ある程度の手応えを持って今日を終えたのでは無いでしょうか。その対戦はまず1st Leg、カンプノウで行われます。
面白い試合になりそうですね!