さて、コパ・デル・レイ準々決勝 2nd Leg マラガ×バルセロナがマラガのホーム、ラ・ロサレダにて行われましたよ。ビラノバ監督は治療とリハビリでニューヨークへ行っている為に今日は不在。アシスタントコーチのジョルディ・ロウラが監督代行です。
バルセロナの先発は、
GK:ピント
DF:アルバ、マスチェラーノ、ピケ、アウベス
MF:ブスケツ、シャビ、セスク
FW:イニエスタ、メッシ、ペドロ
となりました。
移籍の噂がささやかれるビジャは、怪我から復帰してベンチ入りしましたよ。
カンプノウでの1st Legでは、アウェーゴール2点を献上しての引き分けに終わったというところで、注目の一戦でしたが、やはり今日もマラガ相手にそう簡単には行かなかったですね。リーガで初黒星を喫してからの試合というところも注目でした。
糞ピッチ。
ラ・ロサレダは11月頃にピッチの芝を張り替えたようなのですが、見た目には綺麗でも、選手達には非常に厄介なピッチコンディションだったようです。選手達が足を取られるシーンがかなり見られました。開始早々に、イニエスタがスパイクを替えていたのが印象に残っています。踏ん張ったところで足を取られるシーンが多く見受けられ、怪我を心配をしてしまう様なピッチでした。マラガのペジェグリーニ監督も氷のようにつるつる滑ると、ご立腹だとのことです。
そんなピッチコンディションもあってか、前半はほぼマラガペースといっていい内容でした。綺麗な崩しでペドロが先制ゴールを決めますが、すぐに追いつかれてから、バルサの選手達は足が重そうな印象でした。攻守の切り替えがあまり良くなかったですね。
ピケ!
後半は打って変わってバルセロナが試合の主導権を握っていましたね。後半開始早々、ピケがフォワード顔負けのプレーをみせてバルセロナがリードします。イニエスタからのクロスだったと思いますが、受け方が非常に巧かったですね。ワントラップしてのシュートもきっちりコースへ流し込んでいて、見ている方としてはその意外性に興奮しましたよ。そもそもピケは足下は巧いしフォワードかよ、というような得点もいくつか見た事がありますが、このシーンでは、流れの中でなぜそこにピケが!そして上手い!といった感じでした。間接フリーキックの際にしれっと上がってから残ったままだったんですね。
バルセロナはリードしてからは、より生き生きとしたプレーをしていました。前半よりも積極的な裏への飛び出しが見られました。
完全なバルセロナペースだったところ、メッシのビッグチャンスの後のカウンターからサンタクルスに同点ゴールを奪われてしまいます。メッシのシュートをセスクがつめたところ、太ももを踏まれて倒れていたので、バルセロナの選手が切り替えが少し中途半端な感じになってしまったようにもみえました。
この得点によってマラガは息を吹き返します。それまでは全くチャンスも可能性も無く、マラガは前半で力を使い果たしてしまったのかとさえ思えたんですが。。
セスクのターン。
この時点でトータルで引き分け、次の1点が非常に重要になってきます。追いついた事によって非常に盛り上がりを見せるラ・ロサレダ。しかし後半30分、そんな声援を黙らせる、イニエスタの勝ち越しゴールが決まります。イニエスタからのパスを受けたセスクが相手をブロックしながらの巧いターンを見せます。ボールを呼び込みつつ、ブロックして前を向くという完璧なターンでした。そしてパスをした後に走り込んでいたイニエスタに丁寧なラストパスを送り、イニエスタが決めました。この得点後すぐにメッシがヘディングでゴールを決め、試合を決定づけました。
この試合、2-4でバルセロナが勝利しました。従ってトータルでは6-4となり、バルセロナはベスト4進出を果たしました!
コパ・デル・レイのベスト4は、バルセロナ、レアル・マドリード、アトレティコ・マドリード、セビージャとなりました。バルセロナの相手はレアル・マドリード、クラシコですね。リーグ戦はほとんどあきらめた様な姿勢が見られるレアルですが、コパは取りに来ていると思うので、面白い試合になりそうですね。そもそもクラシコですから、大注目です!