さて、スペイン国王杯 コパ・デル・レイ ベスト8、バルセロナ×マラガがカンプノウにて行われましたよ。
この試合の前に、メッシのバロンドール4年連続受賞のお披露目がありましたよ。前人未到の4年連続という事ですが、このまま記録を延ばすことも十分に考えられるところがスゴイですね。
バルセロナの先発は、
GK:ピント
DF:アドリアーノ、マスチェラーノ、プジョル、モントーヤ
MF:ソング、チアゴ、イニエスタ
FW:テージョ、メッシ、アレクシス
となりました。
大胆に選手を代えてきた印象ですね。シャビとブスケツの安定感のある2人がいないのは、個人的には少し不安だったりします。。
マラガのワントップはサンタクルスではなく、サビオラでした。懐かしいですね!
結果は2-2のドロー。アウェーゴール2点やられてしまいました。
1失点目はチアゴの軽率なプレー。ピントからのパスを受けてターンしようとしたのか、全速力でつめて来たイトゥーラにボールを奪われ、ゴールを献上してしまいました。マラガの前線からの狙いを絞った良いディフェンスでしたが、もしシャビだったら、と思わずにはいられませんでした。
2失点目は試合終了間際。フリーキックをイグナシオ・カマーチョに合わせられ、綺麗に決められてしまいました。モンレアルの一発レッドで数的有利となり、もう1点とれれば、という流れの中でのまさかの失点。時間帯が悪かったですね。
前半はすぐに得点チャンスをつくるなど、攻撃は見ていてわくわくするものでした。イニエスタとメッシがよく絡んで攻撃を構築し、得点シーン以外
でのビックチャンスは3度程ありましたね。
先制点の奪われ方からは最悪の事態も思い浮かびましたが、すぐにメッシがチアゴのお返しとばかりにマラガディフェンスからボールを奪い取り同点ゴール。その1分後にはプジョルがチアゴのコーナーキックをヘディングで合わせて逆転。見ていてものすごく面白い内容でした。すぐに立ち直り、ミスを取り返す、本当に強いチームだという印象でした。
ティト・ビラノバの拍手。
結果論でいくと、アレクシスに2度のビッグチャンスがあったので、どちらかが入っていれば、という感想を抱かずにはいられません。
ただ、アレクシスが2度目のビッグチャンスをはずした時に、カンプノウは声援を送り、ビラノバ監督もアレクシスを鼓舞する様に拍手を送っていました。これは感動的なシーンでした。本当に良いサポーターだし、チームはいい雰囲気になるだろうなと思いました。ビラノバ監督の人間性も垣間見られた様な気がしました。勝ち続けるチームを結束させている統率力の秘密が、この辺にあるのではないでしょうか。そして、選手のいいパフォーマンスを引き出すことが出来る力や愛情があるなあと感じました。
同点にされて終わってしまうという嫌な幕切れの試合でしたが、チームの状態の良さ、結束力には不安はないと思います。