さて、コパ・デル・レイ準決勝 1st Leg、クラシコがレアル・マドリードのホーム、サンチャゴ・ベルナベウにて行われましたよ。
バルセロナの先発は、
GK:ピント
DF:アルバ、プジョル、ピケ、アウベス
MF:ブスケツ、シャビ、セスク
FW:イニエスタ、メッシ、ペドロ
となりました。
現状のベストメンバーですね。コパではキーパーはいつも通りピント。ビラノバ監督は病気の治療のため不在です。監督代行はジョルディ・ロウラ。
レアルの方はレギュラーメンバーを怪我や出場停止で5人も欠いているという状況です。特にペペとセルヒオ・ラモスがいないディフェンスラインは不安と言えるでしょう。さらにカシージャスが骨折で3ヶ月程の離脱ということで、補強したばかりのディエゴ・ロペスが初先発でした。
この試合、バルセロナはセスクの得点で先制しますが、レアルはバランのヘディングで追いつき、1-1の引き分けに終わりました。一試合通して、非常に緊張感のある攻防が見られ、さすがにクラシコといった様相でした。お腹いっぱいです。バルサは後半終盤にはペドロに代わってアレクシス、セスクに代わってチアゴが入りました。
立ち上がりには凝縮された張りつめた空気が漂っていましたね。ピケが開始早々にイエローカードを受け、そのフリーキックをピントが素晴らしいセーブをしたところから試合は始まりました。バルサの選手達は前半の中盤あたりまでは少し堅いというか、慎重な感じがしました。レアル相手には、ボールを奪われてしまうと一気にピンチになりますからね。レアルの中盤でのディフェンスは素晴らしく、こういうときには、パスはスペースなのか、足下なのか、足下であるならどちらの足へのパスなのか、そういったところでの細かい意思疎通と技術がものをいいますね。
目の離せない展開から始まった前半は、レアルの方が少し良い内容のように見えました。シャビ・アロンソが素晴らしかったですね。激しいディフェンスで奪ってからの1本のパスの質の高さはさすがでした。数字で見るとゴールチャンスはお互い同じ数で、決定的な形の一歩手前まで、という場面が多かったですね。
後半はセスクが抜け出してバルサ先制。その後は大きなゴールチャンスが両チームにある、めまぐるしい展開でした。レアルではバランが本当に素晴らしい活躍を見せていましたね。前半にもありましたが、バルサの大きな得点チャンスを3度程防いだのではないでしょうか。ペペ、ラモスの不在を感じさせない堂々たるプレーでしたよ。まだ19歳ということで、末恐ろしい選手ですね。そのバランが終盤に得点を上げ、レアルが同点に追いつきます。バラン、攻守にわたって大活躍でしたね。
両チームに大きな得点チャンスがある中で、バルサはピケ、アウベスがレアルのチャンスを潰していました。通ればほぼ1点というところを防いでいて、見ている方ははらはらしましたが、頼もしいプレーが随所に見られました。
レアルのメンバーを見ると、勝っておきたかったなあというのが正直な感想ですが、アウェーゴール1得点という点で、バルセロナとしては2nd Legには少しのアドバンテージがあるというところでしょうか。
本当に見応えがあって興奮する試合で、見た後はどっと疲れがきましたよ。。。またサッカーの面白さを存分に感じられた試合でした。両チームに拍手。