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FCバルセロナファン

にわかバルセロニスタによるゆるい日記。

さて、スーペルコパ2nd legが行われましたよ。舞台はカンプノウ。今シーズン最初のタイトルを獲得するのはどちらのチームになるでしょうか。
バルセロナのスタメンは、
GK:バルデス
DF:アルバ、マスチェラーノ、ピケ、アウベス
MF:ブスケツ、シャビ、セスク
FW:ネイマール、メッシ、アレクシス
となりました。
後半19分、アレクシスに代えてペドロ。
後半27分、セスクに代えてイニエスタ。

ペドロではなくネイマールが左サイドアタッカーとして先発しました。ネイマール先発ならアレクシスが落ちるのかなと思っていたので意外でした。プレシーズンからのコンディションの良さを買ってでしょうか。
ペドロは流れの中でバルサのパスワークに馴染みつつ、ウラへの飛び出しで決定的な仕事もできる選手。アレクシスはボールを納めて勝負を仕掛けるが、場面を打開する程の仕事はできず、孤立する感じ。これが僕のペドロとアレクシスの大体の印象です。
そこに割って入るネイマールは、このバルサの選手たちの中でどんな仕事ができるのか。メッシのようにダイナミックに1人で場面を打開出来る能力を持っている選手だと思うので、期待してしまいますね。


バルサは上手くいかなかった1st legから学んだのか、序盤からアトレティコを押し込んで立ち上がりからゲームを支配していました。アトレティコにとって脅威になる縦パスも通っていましたね。しかしながら、一試合通して思い返してみると崩せたシーンは無かったように思います。

壊れてしまった試合。
スタートからメッシとネイマールの競演が見られるということで、期待していましたが、正直壊れてしまった試合でしたね。
というのも、フェリペ・ルイスとアウベスがやり合ってのフェリペ・ルイスの退場あり、ベンチに下がったアルダの退席処分あり、最後にはスタンドから観客が乱入と、熱かった前半の内容をしらけさせるようなことが後半に重なってしまいました。
安定しないレフェリングだったと思います。なんというか、僕くらいが顔を覚えているような審判というのはやっぱりくせ者というか、、うーん。

バルデス様々。
今日一はバルデスのスーパーセーブですね。バルサはアトレティコに完璧に崩されてしまいますが、バルデスが横っ飛びでこれを防ぎました。見事な崩しからの枠へときっちりコントロールされたシュートだったんですが、バルデスは神がかっていましたね。後半でもビジャのシュートを防ぐなど、バルデスが主役の試合でしたよ。まあバルサ的にはよろしくないことですが。。
しかしそんなバルデスのおかげで2nd legはスコアレスドロー。バルサはアウェーゴールの差でスーペルコパを制しました。

前半は面白かったですが、後半が荒れてしまったので、期待はずれの残念な印象の試合となってしまいました。良かったのは先にも書きましたがバルデス。それと、ネイマールの守備が意外といいなと思いました。自身がボールを奪われたときはすぐに起き上がって取り返そうと厳しくディフェンスするシーンが見られました。当然と言えば当然ですが、そのディフェンスで取り返してチャンスも作っていたし、今後も続けて欲しいですね。
シーズンは始まったばかり、まだメッシやイニエスタはコンディションが上がってきていないようです。
リーガエスパニョーラ第2節、マラガ対バルセロナが行われましたよ。
マラガホームのラ・ロサレダはなんと湿度99%という悪条件。スーペルコパに挟まれたこの第2節は、なかなか厳しい戦いとなりました。

バルセロナの先発は、
GK:バルデス
DF:アルバ、マスチェラーノ、ピケ、アドリアーノ
MF:ソング、シャビ、イニエスタ
FW:ペドロ、セスク、アレクシス
となりました。

後半スタートからアドリアーノに代えてアウベス。アドリアーノはまた怪我のようです。おいおい。
後半17分ペドロに代わってネイマール。
後半37分イニエスタに代わってセルジ・ロベルト。

バルサは両サイドをワイドに使い、マラガを押し込んでしました。前半などはマラガにほぼチャンスをつかませませんでした。というのも、押し込む事で奪われた場合もマラガの攻撃は低い位置からとなり、マラガはバルサの深い位置まで攻め込めない状況に陥っていました。バルサは奪われたときの切り替えが早かったことによって、ルーズボールやセカンドボールなどをほぼ自分たちのものとする事が出来ていたのがよかったですね。この辺は特にソング、マスチェラーノが良かった気がします。

失点の心配なく安心して見れていたのは事実ですが、いかんせんバルサも相手を崩しきれませんでしたね。押し込んでいても後一工夫が欲しいなーと思う様な、少しじれったい試合でした。
アレクシスが右サイドでよくボールを受けていました。動き自体はよく、ファールを良く貰えていましたが、なかなか場面を打開するまでのプレーは少なかったです。

結果的には個人技での得点しか生まれず。前半44分のアドリアーノ砲のみの得点でバルサは勝利しました。
個人技と言えば、ネイマールも中央でのドリブルで一つ見せ場を作っていましたよ。そこで得たフリーキックも自身で蹴り、枠へ行く惜しいシュートを放ちました。徐々に自分のカラーを魅せていきそうですね。メッシがいない今、スタメンかとも思われましたが、監督はまだ状況を見極めているとのこと。期待は高まりますね。


湿度99%でも長袖のピケ。
さて、スーペルコパ1st leg、アトレティコ・マドリード対バルセロナがアトレティコホームのビセンテ・カルデロンにておこなわれましたよ。
バルセロナの先発は、
GK:バルデス
DF:アルバ、マスチェラーノ、ピケ、アウベス
MF:ブスケツ、シャビ、イニエスタ
FW:ペドロ、メッシ、アレクシス
となりました。

後半スタートから、メッシに代わってセスク。リーガ第1節に続きなんだか新鮮な交代でしたが、動きの悪かったメッシはどうやら筋肉を痛めていて、その為の交代のようです。
後半13分ペドロに代わってネイマール。
後半43分シャビに代わってソング。


僕の視点では、この試合はダビド・ビジャのゴールのための試合だった様な気がしています。
ビジャにとっては早くもシーズン2試合目で、それもタイトルのかかった試合での古巣対決でしたが、値千金の先制ゴールを決めました。
カウンターで自身が起点となって、大きなワンツーで抜け出して、見事にコントロールされたボレーシュートを流し込みました。
当然僕はバルサを応援しているわけですが、ちょっと流れからなにから見事すぎて、笑顔で叫んでしまいました。ビセンテ・カルデロンのファンの心を一気につかむゴールですよね。
思えばビジャは去年のバルサの選手時代のスーペルコパでも、もの凄いミドルを決めましたよね。コンディションの良くないチームを救う一発だったのを覚えています。このビジャの英雄感。かっこいい。

バルサはといえば、前半はバイタルエリアに縦パスが入らず悪戦苦闘。サイドに揺さぶるもなかなか突破口は見いだせませんでした。
しびれを切らしたのかブスケツがパス&ゴーで縦に走り込むシーンが2回見られました。ブスケツにしては、いままであまり見た事のないプレーだなーと思いましたが、これでもいい流れは作れていませんでした。

後半に入るとセスクが入った事で少し前線の流動性が出来て、縦パスも入るようになってきました。それでも今日の試合の内容はバルサに取ってはあまりよろしくないものだったと思います。
しかしながら、ネイマールのバルサ初ゴールも生まれた事だし、引き分けに持ち込めてバルサとしては御の字と言った感じでしょう。ネイマールのゴールは意外にもヘディングでした。ビジャのバルサ移籍後初ゴールもヘディングだったなあ。。

スーペルコパ1st legはビジャのゴールに尽きます。
リーガエスパニョーラ開幕しました!
今シーズンもつらつらと、個人メモの様なブログを続けていきたいと思っております。

第1節はホームカンプノウで、レバンテを相手に行われました。
バルセロナの先発は、
GK:バルデス
DF:アドリアーノ、マスチェラーノ、ピケ、アウベス
MF:ブスケツ、シャビ、セスク
FW:ペドロ、メッシ、アレクシス
となりました。

今シーズン最大の注目点、ネイマールはベンチスタートでした。
監督はヘラルド・マルティーノ。開幕直前のティト・ビラノバ退団には驚きましたが、このバルサをどう率いていくのか楽しみですね。

後半18分アレクシスに代わってネイマール。リーガデビュー。メッシとの競演はごくわずかなものでしたね。
後半25分メッシに代わってイニエスタ。
後半31分ペドロに代わってテージョ。


大事な大事な開幕戦は、前半で6-0、結果7-0と圧倒的な強さをみせたバルセロナでした。
コンディションがいい選手が多いようで、皆運動量が豊富でしたね。
開幕戦という事で気合いもひとしお。前線からの積極的なプレスが復活していました。長いシーズンにこの前線プレスが続けられるかは難しいところだと思いますが、新監督にはターンオーバーのやりくりに期待したいですね。

大量得点でしたが、僕は先制点とペドロの一点目が印象に残りました。
先制点は選手の距離感がとてもよく、選手同士が分かり合って連動したスムーズな崩しでした。開始早々のゴールということもあってかなりのインパクトでした。ああやっぱりバルサいいなあって思いました!
ペドロの一点目は、決めきるペドロが戻って来たという印象で嬉しかったですね。多分この試合のペドロとしては初シュートだったりしたと思うんですが、ああいう場面で決めきる選手がメッシ以外にもいてくれるというのは大きいですね。
背番号はビジャの7番を引き継ぎました。今シーズンからビジャがいなくなってしまって寂しいですが、それ以上に活躍して欲しいです。

ネイマール不在のネイマール効果
前半の破竹の勢いでの得点劇は、ネイマールがいなくとも、ネイマールの加入効果を感じました。
やはり、話題のネイマールに対して、アレクシスとペドロが黙っていないわけです。アタッカー陣の競争の激化がいい方向に転んでいく感じがしますね。特に先制点を挙げたアレクシスはプレシーズンからコンディションがいいようで、この試合でも一番のキレを魅せていました。
僕は昨シーズンまでの印象では、アレクシスは技術は申し分ないですが、精神面というか、自信がちょっと足りないのかなーと思っていました。今日のように自信を持って仕掛けて、一対一で勝っていく場面を重ねてくことによって大きく成長していく気がしますよ。

今日一番よかった選手を1人上げるとしたら、セスクでしょうか。この大量得点の中、3アシストを記録。バイタルエリアのポジショニングが絶妙だったと思いました。バルサのパスワークの前線でのポイントとして、なくてはならない存在感を示したと思います。

今日はピッチに出た多くの選手が意識高く、これからのシーズンに幸先のいいプレーと気迫を魅せてくれました。ちょっと良すぎる船出に過剰に期待してしまいますね!まだセンターバックとってないけど。。


さて、リーガエスパニョーラ最終節、バルセロナ対マラガが行われましたよ。舞台はカンプノウ。
バルセロナのスタメンは
GK:ピント
DF:アルバ、マスチェラーノ、ピケ、モントーヤ
MF:ブスケツ、シャビ、イニエスタ
FW:ビジャ、セスク、ペドロ
となりました。
メッシは既にアルゼンチンに帰国したとのこと。アウベスはコンフェデでブラジル代表に合流しているようです。アビダルがベンチに入りました。
現時点でクラブを去ることが決まっているのはアビダルだけでしょうか。他の選手もいろいろな噂がありますが、このメンバーで最後の試合と言う事になります。そう考えると感慨深いですね。

消化試合とはいえ、勝ち点100ポイントがかかるこの試合に、バルセロナは4-1で勝利しました。昨シーズンのレアルマドリードの新記録100ポイントに並びました。

今日のバルサはビジャの早々の先制点から、見事なゴール続き。
去就が噂されるビジャとセスク、初ゴールのモントーヤ、そしてイニエスタと4得点とも見所のあるゴールが見られて非常に面白い試合でしたよ。

やはりイニエスタ。
そんな中、今日も存在感を放っていたのはイニエスタ。先制点の起点、セスクのゴールをワンツーでアシスト、そして自身のゴールと、結果を残しました。
今シーズンは割とミドルシュートを放つシーンが見られたイニエスタ。なかなか点は取れなかった印象でしたが、最終節でやってくれましたね。美しいミドルシュートが決まりました。
チーム1、そしてリーガ1のアシスト数を記録した今シーズン。開幕からの好調を維持して、出場すれば常に高いパフォーマンスを魅せるまさにプロフェッショナルな選手ですね。

イニエスタが交代し、1点返された後半中盤あたりからはバルサは小さなミスが目立ち始め、マラガに押し込まれ始めます。しかしピントのビッグセーブ、マスチェラーノの出足の速いカットなどでピンチ脱出。両チーム疲れも見え始め、こう着状態となった残り10分。ついにアビダル出動です。

メルシー、アビダル。
ピケとの交代で左のセントラルに入ったアビダル。カンプノウは歓声と拍手。そして、ピッチ上の選手達も拍手を送っていました。スペインリーグのファンの人たちの暖かさ、チームの連帯が感じられる非常に感動するシーンでした。
アビダルのファーストタッチにも大きな拍手と歓声が。こうなると嫌でもアビダルの一挙手一投足に目がいきがちで、凡ミスでもあろうものならいたたまれないなあ、なんて不安もよぎりましたが、そこは仕事人アビダル。左サイドを駆け上がる元気なプレーを披露し、なんなく試合に入って、やれるんだという強い意志を見せてくれました。
この試合の後、カンプノウでアビダルの退団セレモニーが執り行われました。バルサの選手、スタッフ全員が「ありがとう、アビダル」とプリントされたTシャツを着てアビダルを讃えていました。
アビダルはこのセレモニーで、「僕の家族を代表して、6年間の支えに対する感謝を伝えたい。素晴らしい6年間を過ごすことができた。本当にありがとう。あなたたちは僕たち家族の一部であり、いつだって心に在り続ける。ビスカ(万歳)・バルサ、ビスカ・カタルーニャ!」と語ったようです。クラブに支えられたのは自分だけではないという想いが自然とそこにあり、家族を代表して感謝の念を伝えるというこの感覚が彼の人間性を表していると思います。人格者ですね。
本当にいなくなってしまうんだなあという物寂しさが胸を襲います。

ありがとうアビダル、そして、おつかれさま!

さて、リーガエスパニョーラ第37節、エスパニョール対バルセロナがコルネジャにて行われましたよ。バルセロナダービーです。

バルセロナの先発は
GK:バルデス
DF:アルバ、マスチェラーノ、ピケ、アウベス
MF:ソング、チアゴ、イニエスタ
FW:アレクシス、セスク、ビジャ
となりました。

前半はエスパニョールが運動量豊富に、中盤のサイドで積極的に囲い込むディフェンスをしてきます。なかなか面白くなりそうな予感。
バルサはアレクシスがキレッキレで、早めの時間に先制します。ビジャとのワンツーで抜け出した後、さらに1人切り返しで外して、シュートもしっかりコースへ流し込みました。この日のアレクシスはキレていましたね。もっとドリブルで仕掛けてもよかったと思います。

後半はエスパニョールに疲れが見え始めますが、バルサは追加点を奪えません。バルサはバイタルエリアでのミスが多く、攻撃が単発な印象でした。
ビジャにシュートチャンスが多かったですが、今日はイマイチ焦点が合わないようでしたね。ゴール前で落ち着いてディフェンスを外した後のシュートは完全に入ったと思ったんですが、枠の外。そのビジャは後半25分頃にペドロと交代します。

この試合のポイント。後半36分にアレクシスが蹴られてファールを得た事に抗議したワカソがダブルイエローで退場になりました。かなり激しい抗議でしたね。今日の審判はあまり試合を止めない感じだったんですが、ここでフラストレーションが一気に爆発してしまった模様。

エスパニョールが10人になり、さらに運動量が落ちると、バルサはアレクシスに代えてテージョ、イニエスタに代えてシャビを投入。
そして41分、ペドロがシャビとのスピードに乗ったワンツーで抜け出して鮮やかにネットを揺らしました。
この結果、0-2でバルセロナが勝利しました。

攻撃面での印象としては前半にはセスク、後半にはビジャにチャンスが多かったです。去就が注目される2人ではありますが、チャンスに顔を出せていた反面、結果は出せなかったですね。やっぱりビジャは出て行くのかなあ。
守備面ではマスチェラーノ安定という感じもしますが、どちらかと言えばエスパニョールが攻めきれていなかったと思います。もう一歩のところでパスがずれたり、トラップがずれたり。中盤の激しいプレスは、ダービーをホームで迎える意気込みが感じられる素晴らしいディフェンスだったんですが。それを効果的な攻撃につなぐことが出来ていなかったエスパニョール。

アウベスのクロス。
最近アウベスのクロスの精度が気になるなあ、と思っていまして。今日も、そもそもすぐにクロスを上げてしまうアウベスさん。もはやゼロトップではないので中に人数はいるんですが、バルサの場合は低くて速いクロスか、かなりピンポイントなクロスでないとなかなか得点は生まれないと思うんですよね。
そういえば僕が始めてバルサを見始めた時、左のマクスウェルあたりが深い位置までえぐっても、クロスを上げずにバックパスするのを不思議に思いながら見ていたのを思い出しました。
今の、というか今日のバルサは作り直しがほとんどなくって、簡単に中に放り込んでしまってる感じがしたんですよね。それで得点が取れてしまえばアウベスさんすいませんでしたってことになるんですが、今日のクロスは可能性が薄かった。
ちなみにアウベスの今シーズンのリーガでのアシストは6点。数字としては年々落ちてはいます。

さて、リーガエスパニョーラ第36節、バルセロナ対バジャドリードがカンプノウにて行われましたよ。
優勝の決まったバルセロナと一部残留を決めたバジャドリード。つまりは消化試合ということになるんでしょうか。
バルセロナの先発は
GK:バルデス
DF:アルバ、マスチェラーノ、ピケ、モントーヤ
MF:ブスケツ、シャビ、イニエスタ
FW:ビジャ、セスク、ペドロ
となりました。
マスチェラーノが戻って来たのが嬉しいですね。ブスケツも久々の先発出場。

今日のカンプノウは雨が降ったり止んだり、一時的にはかなり激しい雨の中での試合となりました。
結果は2-1でバルサ勝利。バルサの得点はペドロのゴールとオウンゴールの2得点。終盤にバジャドリードにPKを許し、1点失うもののバルセロナは危なげなく勝利しました。

今日は後半になってくるといい形でのシュートチャンスを何度か作ったものの、全体としては地味な印象の試合でした。
ビジャの飛び出しやイニエスタのドリブルなどに得点の可能性を感じたんですが、結果出なかったですね。実際の得点は相手のミスからのショートカウンター。これをしっかりペドロが決めたのがよかったですね。ペドロは後半にも相手の逆を付くいいトラップから惜しいシュートを放つなど、存在感がありました。

この試合後に優勝カップの授与式が行われました。僕はwowowで見て少ししか見られなかったんですが、いいものですね。久々に見たユニホーム姿のプジョルは優勝カップを自らでは掲げず、ビラノバ監督とアビダルに掲げさせたのが印象的でした。病気を乗り越えた2人。長いシーズンいろいろな問題を乗り越えての優勝だったんだなあと改めて感慨深い思いですね。

さて、リーガエスパニョーラ第35節、アトレティコ・マドリード対バルセロナがアトレティコのホーム、ビセンテ・カルデロンにて行われましたよ。
バルセロナの先発は、
GK:ピント
DF:アルバ、アドリアーノ、ピケ、アウベス
MF:ソング、イニエスタ、セスク
FW:テージョ、メッシ、アレクシス
となりました。
前日に2位のレアル・マドリードが引き分けたため、この試合の結果を待たずして優勝を決めたバルセロナ。来季にはがらっと変わりそうなチーム、メッシ依存をどうするのか、それらを見届ける残り数試合となりそうです。

前半はアトレティコペース。前線からの積極的なディフェンスは今期の好調さが窺えます。
しかしながら、決定的なところは少なかったですね。それはバルセロナも同じ。
両チームとも決定的な攻撃は出来なかったところで、前線から厚みのある攻撃が出来ていたアトレティコに内容の軍配は上がるかなという感じでした。バルサのチャンスはほぼカウンターだけでしたね。メッシの素晴らしいパスからテージョが抜けだしたカウンターのチャンスがありましたが、そのシーン以外は個人的には面白くない前半でした。

前半のアクシデント。アウベスが背中の筋肉を痛め、途中交代。バルトラが入り、アドリアーノが右サイドに出ました。


後半はアトレティコの前線からのディフェンスも少し和らいで、バルセロナは高い位置でポゼッション出来るようになりました。
しかし51分、バルトラのパスミスからの流れ、高い位置でボールを保持したアトレティコは粘って繋いでファルカオへ。ファルカオがストライカーぶりを発揮しゴールをあげました。得点ランク上位2人が変態なだけで、普通のリーグなら得点王、凄い点取り屋ですね。リーガに残って欲しいな…

前半よりもバルセロナが面白くなりそうだったところでの失点。まあサッカーなんてそんなもん。失点してからも後半開始早々の流れのまま、バルセロナが能動的なポゼッションで、カウンターアトレティコという形になっていました。

そしてバルセロナは60分、2枚替えにでます。ソング、アドリアーノを下げて、ブスケツ、ビジャを入れました。ビラノバ体制になってから流れを変えようとする2枚替えを見たのは始めてかもしれないですね。しかも残り30分もある、わりと早い段階での動きでした。
ブスケツがバランスを取って4バックに入ったり3バックになったりしていましたね。ビジャは1トップの位置に入りました。

そして後半のアクシデント。メッシが退きます。ベンチではなくロッカールームまで。交代枠を使い切っていたバルセロナは10人での戦いを強いられます。

メッシの状態のアナウンスはされないまま、見ている方はなんだか混乱したまま、バルセロナは同点に追いつきました。セスクからアレクシス。アレクシスは喜びを露にしユニホームを脱いでメッセージTシャツでアピールしていました。メッセージは「母ちゃん、ありがとう」とかそんな感じでしょうか。僕はメッシ不在の不思議を思いつつ、え?同点?え?アレクシス急にどうしたの?という感じでした。

10人対11人の影響が少し出始め、バルセロナが押し込まれだしましたが、そのカウンターで勝ち越しゴールが生まれました。テージョのスピードが光り、ビジャの当たらなかったシュートがオウンゴールに繋がりました。これまた不思議な感じのするゴールでしたね。
1-2でバルセロナが勝利しました。

メッシはやはり以前の怪我の再発のようですね。退いてからしばらくすると、ロッカールームで着替えたメッシがベンチで戦況を見つめていました。やはり生ける伝説も人間だったということで、リーガで出場試合連続得点記録は21試合で止まりました。直ったのか直っていないのか、チャンピオンズリーグでは中途半端に出場したり、リーガでもビルバオ戦は途中出場で活躍したり、メッシに依存過多なところが影響しているんでしょう。リーガ優勝は決まった事だしゆっくり治療に励んで欲しいですね。

今日はまたまた怪我人が増えてしまったり、内容もそれほどよくなかったし、優勝は決まったけどなんだかなあという非常に微妙な思いを抱く試合でしたね。メッシ不在からの逆転や、メッシがいなくなってからセスクの存在感が出て来たことがよかったと言えばよかったですね。しかしこの考えもメッシありき。


さて、リーガエスパニョーラ第34節、バルセロナ×ベティスがカンプノウにて行われましたよ。
バルセロナの先発は、
GK:ピント 
DF:アルバ、ピケ、アドリアーノ、アウベス
MF:ソング、シャビ、イニエスタ
FW:テージョ、ビジャ、アレクシス
となりました。
怪我のメッシ、ブスケツはベンチスタート。セスクは累積で出場停止。そして、ペドロがウイルス性胃腸炎からまだ回復せず、招集外となりました。

この試合、バルセロナはメッシの2得点などで4-2で逆転勝利しました。
バルサの1失点目は開始早々の2分、ピントのクリアボールをカットされたものがそのままベティス前線まで繋がってしまい、失った得点でした。立ち上がりが少しふわっと入った印象もあったバルサですが、それはまあいつものこと。軽卒なプレーとも言えますが、ちょっとバルサに運がなかった感じでした。

今日のバルサが良かったのは、開始早々の嫌な時間に得点されながらもすぐに追いつけた事。イニエスタが個人技で突破してクロス、アレクシスがヘディングで合わせました。今日もイニエスタ。やはりイニエスタ。アレクシスも良く飛び込み、値千金のヘディングシュートでした。

今日のバルセロナは、いつもよりフィニッシュに直結する様な攻撃を仕掛けていました。バックパスで作り直したりせずに、少し荒削りでもどんどんシュートまでいく形をつくっていました。
その中でも左サイドがキレキレ。とくにテージョ、イニエスタが躍動感いっぱいでしたね。得点チャンスは何度もありましたが、フィニッシュが…。ビジャが決定的なチャンスを外し続けてしまいました。
テージョのバーを叩くシュートがあり、僕が見たところでは入っていたようにも見えたんですが、スロー再生はなかったのでよくわかりませんでした。テージョも抗議をしていなかったので、入っていなかったんでしょうか。スローで検証くらいはしようよ、と思いました。

チャンスを外し続けて少し嫌な感じになった前半42分、ベティス、ルベン・ペレスの豪快なミドルシュートが決まってしまいました。相手とはいえ惚れ惚れする様な見事なシュートでした。これはルベン・ペレスを褒めるべき。バルサはまたまた嫌な時間帯の失点で、暗雲立ちこめる中、後半へ。

ストライカーの意地。
後半開始すぐからメッシがアップを始めていました。またメッシ頼みかあなんて思っていたところ。ついにビジャが決めてくれました。アウベスのクロスをヘディングで、キーパーの股を抜きました。今日の試合は左サイドの攻撃がほとんどで、アウベスも目立った活躍は出来ていなかったので、ビジャ、アウベスともに意地を見せた感じですね。ビジャは決めた後の表情がちょっと怖かったです。今まで外していた自分に腹が立っていたんでしょうね。メッシが入る前に決めてくれてよかったです。この得点の後すぐにビジャはメッシと交代しました。
この交代はメッシのアップ時から決まっていたんでしょうが、結果を出したし、もうちょっとビジャを見たかったですね。ここまで、チャンスを外し続けたのは事実ですが、いいポジショニングと飛び出しでイニエスタと絡んで、今日の攻撃のフィニッシャーになれていたので。

さて、生ける伝説が入ってくると、本当に簡単に得点してしまいました。笑っちゃうくらいの決定力。フリーキックを直接決めて勝ち越しです。メッシが入って流れが変わるというのがまだ見えないうちに、飛び道具で逆転しちゃいました。
 
4点目は本日一番見事な崩し。心躍るパスワークでした。今日もイニエスタ。やはりイニエスタです。
右サイドでアレクシス、メッシと繋がって、中央のイニエスタへ。これをイニエスタがヒールパスでアレクシスへ。アレクシスは自分で決めれたところでしたが、大事にメッシへわたして、メッシが流し込みました。
イニエスタのヒールパスが軽やかで素敵でした。視野の広さとボディバランスが類を見ないですね。子供に夢を与えるスーパープレイでした。


今節はメッシが入ってがらっと変わった、やはりメッシ頼みか、というような印象は受けませんでした。メッシ不在でも決定機を作り出せていたので、そのままでも見応えがありましたよ。ベティスが調子を落としているという噂もありますが。
得点には絡まなかったものの、テージョがコンディションがよく、キレキレで一番よかったです。左サイドでジョルディ・アルバとのスピード狂同士で、バルサの攻撃オプションの一つになっていって欲しいですね。
あとはリーガ優勝を決めるだけ、来シーズンに期待の持てるバルサが見たいですね。




ソングのプレーぶりを見ていると、この人性格良さそうだなあと思えてくるのは僕だけでしょうか。
さて、リーガエスパニョーラ第33節、アスレティック・ビルバオ対バルセロナがサン・マメスにておこなわれましたよ。このスタジアムは今季限りで100年の歴史に幕を下ろすようです。
バルセロナの先発は、
GK:バルデス
DF:アルバ、アビダル、ピケ、アウベス
MF:ソング、チアゴ、シャビ
FW:アレクシス、セスク、ペドロ
となりました。
前節に続いてアビダルの先発出場が嬉しいところ。
最近アウベスが出ずっぱりだなあなんて思いますが…。
メッシはベンチスタート。メッシのところにはセスクが入りました。重要なゲームには出れていない印象のセスク、しかしながら出れば結果は残しているので今日も期待したいですね。

前半はビルバオペースの立ち上がりとなりました。マンツーマンの形のビルバオディフェンスに対し、バルセロナは常に一歩遅くて重たい印象でした。
徐々にバルサも落ち着いて来てポゼッションし始めますが、どちらかというとビルバオに攻め手がなかったですね。バルサからいい形でボールを奪っても、スピード感のある攻撃は出来ず、とりあえずバックパス。そうして後ろから組み立てようとする時には、なかなか前に進めないという感じ。
それが全体の印象でしたが、そんななかでもいい攻撃が2度あり、そのうちの1つをものにしたビルバオが先制しました。

バルセロナの攻撃はいつもの様な小気味よいパスワークはなく、可能性は少ない感じでしたが、見ていてなかなか面白かったです。見ている方としては、いつもと違う感じを楽しめたというか。
チアゴがいいアクセントになっていましたね。よく顔を出してボールに絡んでいました。全体的にポゼッションする位置は低かったですが。

前半一番ゴールに迫ったのはアレクシスのシュートのシーン。惜しくもポストにはじかれましたが、前線で連動した斜めの動きがあって、相手にパスコースを読ませない、いい攻撃だったと思います。前半、この一瞬だけバルサが輝きました。


後半頭からアビダルが退いてアドリアーノが入りました。いやはやアドリアーノセンターバックに慣れてしまいましたね。今シーズン、ソングやブスケツがセンターバックに入った事ってほとんどないですよね。

さて、この試合のターニングポイント。後半13分にメッシが入りました。シャビとの交代。
バルサのポゼッションの、そもそものスピード感がかわりました。
そしてそのメッシが同点ゴール。ぐだぐだだったこれまでの時間を忘れる、メッシしか出来ない得点でした。密集地帯、何人抜いたでしょうか、言葉を失う様なもの凄いドリブルシュートでしたよ。

同点とするとさらにバルサの選手達がいきいきとプレイしだします。そして、皆、メッシを見てプレイしています。メッシの動きに対してリアクションしていって攻撃を作る様な感じがしました。戦術メッシ。数分前まではパスコースがなくてピケが腹を立てていたくらいなのに。

様変わりしたバルセロナはアレクシスのゴールで逆転に成功。その後イニエスタを入れて適度に調整しながら終わるのかなあと思いきや。
終了間際89分、ビルバオ、アンデルエレーラのゴールで同点に追いつかれ、引き分けに終わってしまいました。
何かこう、いろいろあってごちゃごちゃしていて面白い試合でしたよ。

メッシが交代で入って来てがらっと変わって自身の得点で一時的に逆転まで導いてしまう。そりゃあ他の選手達はメッシに何も言えない状況になってしまうだろうなあと。全くの妄想ですが。
アタッカーが少なかった昨シーズンよりもさらにメッシに依存してしまうとは。
いろいろ思う事はありますが、やっぱり来るバイエルン戦にはこの生ける伝説に期待してしまうのですよね。


シャビが代わってキャプテンマークはメッシへ。イニエスタが入るとメッシからイニエスタへ。
今まではバルデス安定だったのに、やっぱりこのクラブを去るからしなくなったのかなあと、寂しい気持ちになりました。