リーガ最終節:バルセロナ×マラガ メルシー、アビダル。 | FCバルセロナファン

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にわかバルセロニスタによるゆるい日記。

さて、リーガエスパニョーラ最終節、バルセロナ対マラガが行われましたよ。舞台はカンプノウ。
バルセロナのスタメンは
GK:ピント
DF:アルバ、マスチェラーノ、ピケ、モントーヤ
MF:ブスケツ、シャビ、イニエスタ
FW:ビジャ、セスク、ペドロ
となりました。
メッシは既にアルゼンチンに帰国したとのこと。アウベスはコンフェデでブラジル代表に合流しているようです。アビダルがベンチに入りました。
現時点でクラブを去ることが決まっているのはアビダルだけでしょうか。他の選手もいろいろな噂がありますが、このメンバーで最後の試合と言う事になります。そう考えると感慨深いですね。

消化試合とはいえ、勝ち点100ポイントがかかるこの試合に、バルセロナは4-1で勝利しました。昨シーズンのレアルマドリードの新記録100ポイントに並びました。

今日のバルサはビジャの早々の先制点から、見事なゴール続き。
去就が噂されるビジャとセスク、初ゴールのモントーヤ、そしてイニエスタと4得点とも見所のあるゴールが見られて非常に面白い試合でしたよ。

やはりイニエスタ。
そんな中、今日も存在感を放っていたのはイニエスタ。先制点の起点、セスクのゴールをワンツーでアシスト、そして自身のゴールと、結果を残しました。
今シーズンは割とミドルシュートを放つシーンが見られたイニエスタ。なかなか点は取れなかった印象でしたが、最終節でやってくれましたね。美しいミドルシュートが決まりました。
チーム1、そしてリーガ1のアシスト数を記録した今シーズン。開幕からの好調を維持して、出場すれば常に高いパフォーマンスを魅せるまさにプロフェッショナルな選手ですね。

イニエスタが交代し、1点返された後半中盤あたりからはバルサは小さなミスが目立ち始め、マラガに押し込まれ始めます。しかしピントのビッグセーブ、マスチェラーノの出足の速いカットなどでピンチ脱出。両チーム疲れも見え始め、こう着状態となった残り10分。ついにアビダル出動です。

メルシー、アビダル。
ピケとの交代で左のセントラルに入ったアビダル。カンプノウは歓声と拍手。そして、ピッチ上の選手達も拍手を送っていました。スペインリーグのファンの人たちの暖かさ、チームの連帯が感じられる非常に感動するシーンでした。
アビダルのファーストタッチにも大きな拍手と歓声が。こうなると嫌でもアビダルの一挙手一投足に目がいきがちで、凡ミスでもあろうものならいたたまれないなあ、なんて不安もよぎりましたが、そこは仕事人アビダル。左サイドを駆け上がる元気なプレーを披露し、なんなく試合に入って、やれるんだという強い意志を見せてくれました。
この試合の後、カンプノウでアビダルの退団セレモニーが執り行われました。バルサの選手、スタッフ全員が「ありがとう、アビダル」とプリントされたTシャツを着てアビダルを讃えていました。
アビダルはこのセレモニーで、「僕の家族を代表して、6年間の支えに対する感謝を伝えたい。素晴らしい6年間を過ごすことができた。本当にありがとう。あなたたちは僕たち家族の一部であり、いつだって心に在り続ける。ビスカ(万歳)・バルサ、ビスカ・カタルーニャ!」と語ったようです。クラブに支えられたのは自分だけではないという想いが自然とそこにあり、家族を代表して感謝の念を伝えるというこの感覚が彼の人間性を表していると思います。人格者ですね。
本当にいなくなってしまうんだなあという物寂しさが胸を襲います。

ありがとうアビダル、そして、おつかれさま!