自宅の古い雑誌が捨てられていた山から、１冊を救出した。
２０２０年１２月号のダイヤモンド「ＺＡＩ」である。
表紙の「バフェット投資入門～５大商社を買ったワケ」というタイトルが気になったからだ。
２０２０年は今から４年前。
そこからブチ上げた商社株をキッチリ仕込んだということに興味が湧いた。
拾い上げた雑誌ＺＡＩによると、バフェットは日本の５大商社株を２０２０年８月末までに
６６００億円分を買ったという。
その後４年間で、どのように推移したかを見てみよう。
三井物産 約１７００円 → ７４３０円 ４.４倍
三菱商事 約 ７００円 → ３０８０円 ４.４倍
住友商事 約１２００円 → ３８９９円 ３.３倍
伊藤忠商事 約２４００円 → ７３７９円 ３.１倍
丸 紅 約 ５００円 → ２９８２円 ５.９倍
平均上昇率は４.２２倍で、６６００億円が２兆７８５２億円に膨れ上がった計算になる。
バフェットが商社株に投資した理由は、主に２つ。
・割安に放置されている
・コロナ禍の金融緩和で、インフレ時代が来る
商社の株価は、資源価格と連動しやすい
その予測は見事に的中した。
バフェットの驚異的な実績
彼の実績は今さら言うまでもないが、２０２０年まで５５年間の運用実績は
２７４万４０００％増という天文学的な数字だ。
米国株の主要指数Ｓ＆Ｐ５００の同期間の上昇率１万９７８４％と比べても
１４０％も上回っている。
（指数でも十分にすごいのだが。。）
後悔と学び
悔やまれるのは、この雑誌を手にしていながら、商社株を買わなかったことだ。
素直にマネしておけばよかった。
しかし、学んだこともある。
「成功している投資家をマネる」ことの重要性だ。
僕が株の勉強会を始めたのは、６年前のことだ。
長田先生や成長株テリーという２人の投資家を、幸いにも僕は間近で見ることができた。
茶化されてもメゲずに、真似し続けたお陰で、考え方も学べた。
例えば「大きく負ける投資をしない」ということ。
そのための方法として、分散投資、損切り、指数と所有銘柄の比較など
やり続けているうちに、少しずつ分かってきた。
株式投資の基本
バフェットの投資にはルールがあるという。
１、本来の価値より、割安な株を買う
２、自分が理解できるビジネスである
３、長期間業績を伸ばし続けている
４、社会のニーズがあり、競争力がある
５、高い自己資本比率
６、高いＲＯＥ（自己資本利益率）
実践と継続の重要性
最も大切なのは、やり続けること。
山本五十六の言葉に
「やってみせ 言って聞かせて させてみて ほめてやらねば 人は動かじ」
「話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず」
「やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず」
というものがある。
この言葉が示すように、簡単に簡単に人は育たないし、身につかない。
繰り返しやることで、少しずつ分かってくる。
大切なのは、勝ち組投資家から学び、実践し、続けること。
株式投資も、セミナーも、淡々と続けていこう。
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