最近、航空券の値段が上がった。
「バリ島へは、次はいつ行こうか」とＡＮＡのサイトで特典航空券での予約状況を見ると、
ビジネスクラスの予約がかなり取りにくい。
「仕方がない。普通に買うか。。」
と予約サイトを見ると、４０万くらいする。
マジか。。
バリ島へ頻繁に行っていた２０１３年頃、バリ島往復のビジネスクラスは１３～１５万くらいだった。
それから少しずつ値上がりし、コロナ前だと２０万超だったかと思う。
それが今、４０万くらいになっている。
なぜ、こんなことになっているのか。
・円安
・インフレ
・インドネシアの経済成長
などが原因だろう。
現地に行っても値段が上がり、気の利いた店で飲み食いすると
１人１万くらいは普通にかかる。
インドネシアは、もはや、安い国ではない。
インフレを嘆いても仕方ない。
今ある状況を精一杯楽しむしかない。
インフレのおかげもあり、日経平均は４万円の大台に乗り、
運用資産は爆上がりした。
だから、モノの値段が上がっても、仕方ないと思うことができる。
しかし、そう思えない人もいる。
それは現金の保有率が多い人、つまり低所得者だ。
インフレは「勝者」と「敗者」を生む。
勝者は、資産の多くを金融資産や不動産で持っている人であり、
敗者は、資産の多くを現金で持っている人だ。
低所得者ほど、余裕がないから現金の割合が多い。
さて、最近の株高を見ていると、これまでの常識は通用しない未知の領域に入った気がしてならない。
僕は新卒で入社した野村證券で、株価は「景気の先行指標」「景気のバロメーター」と教えられた。
つまり「景気がよくなると株が上がる」ということだ。
しかし、今の状況はどうか。
株価は上がっているが、ほとんどの人は景気のよさを感じられない。
データでみても、実質ＧＤＰは伸びていないのに株価だけ上がっている。
円安により、輸出企業は儲かっているが、個人はキツい状況だ。
「異次元緩和」で出された金が、金利が高い海外に流れ、円安が進み、
企業業績が良くなり、それを見越した外国人が日本株を買いまくり、
その結果、株が上がった。
つまり、景気とは関係なく株だけ上がっている。
正直言って、株が上がり、こんな状況になると申し訳ないくらいだ。
その恩恵を受けてない人には、株や運用の話はしにくい。
このインフレ状況は、しばらく続くだろう。
ここは素直に乗るのが賢明だ。
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