ヨーロッパの三都市で娼婦が次々と殺害される事件をヨーロッパ合同捜査チームを組み真相を追うクライムドラマ。
「ザ・チーム ヨーロッパ大捜査線」のシーズン2を先に観ましたが、三か国の合同捜査チームが事件を解決するという設定が同じだけなのでどちらから観ても問題のないドラマです。
ベルギー、ドイツ、デンマークの三か国で同じ手口で次々と殺害された娼婦連続殺人事件を追うという話で、国家の陰謀とか大それたものではないけれど、巨大な人身売買組織が絡んでいるという結構壮大な話で、秘密を知ってしまった関係者が次々と消されてしまい、手がかりがなかなかつかめず一進一退の攻防が盛り上がるし、各国の刑事たちも命の危険に遭ったりして見ごたえはあります。
中盤以降、人身売買組織の家族にも焦点が当たり組織のボスも暴君っぷりから組織も崩壊し始めたり、何も知らない組織の家族の感じとかも面白いです。
一方刑事たちの私生活も色々ありまして、ラース・ミケルセンの妻は臨月。しかし合同捜査チームに現れたのは昔の彼女。そしてその彼女も今では子持ちながら夫婦仲は微妙。
とかもう一人の女刑事のお母さんはアル中。とイマイチ事件とは関係ないところが惜しい感じ。
各国の刑事に相棒的なキャラクターもいるのですが、IT担当の人なんて夫にDVを受けていているけどそれを隠している。とか全然いらないなと思いました。その後もないしこのDVエピソードはいったいなんだったろうかという感じ。
執念深い捜査のおかげで事件解決の糸口が見つかり組織のボスを追い詰めるところはよいし、メインキャラクターのマッツのお兄さんでお馴染みのラース・ミケルセンが渋くてカッコよかったです。
予告編
