「預言者」(2014)

テーマ:
口のきけなくなった少女と政治犯として拘留されている詩人の交流を描いたアニメ。

預言者

父親を亡くし言葉を失ってしまった少女は、何故か町でも問題ばかり起こしてはは親も手を焼いていて、ある日母親が政治犯として監禁してされている詩人のの世話についていき、二人は出会いそして成長していくという話です。

中東の香りのするアニメで政治犯とされている詩人が圧倒的なカリスマで町の人々を魅了しているおかげで、政府が彼の存在を危惧していて・・・
という政治的というか自由とは。みたいなちょっと堅苦しいテーマではあるのですが、哲学的な感じとアニメーションが独特で、アニメというよりアートという印象。

声の出演がリーアム・ニーソン、サルマ・ハエック、ジョン・クランシンスキー、フランク・ランジェラにアルフレッド・モリナと豪華なところもこの世界観に説得力を持たせ、ラストも希望が溢れている感じで原作者はキリスト教の方の様で、何となくそれっぽい感じもあるのですが宗教クサくないところもよかったかなと思います。

予告編
「アンブレイカブル」「スプリット」からの続編。

ミスター・ガラス

2000年の「アンブレイカブル」から続編を作り上げるとはビックリなシャマラン。

不死身の肉体を持つデヴィッドが世直しをして、多重人格のケヴィンは獲物を捕らえ、もろい肉体の代わりに圧倒的な頭脳を持つイライジャが集結するのですが、集結する過程もよかったです。

そして集結するきっかけとなる精神科医役がサラ・ポールソン。彼らをスーパーヒーローであることが幻想であるという事を理詰めで迫り、それぞれ心が揺らいでいくという展開。
アメコミの世界が現実に存在し、コミックを通じて歴史は語られているというこれまでの概念をシャマランが自ら崩しにかかるという展開がすごいなと思いました。

作品全体がコミックの世界観を否定する方向に傾きながらも、その世界観を引用して物事を進めていくイライジャというそのバランスも良い。

三人のヒーローが三つ巴となり誰かと手を組んだと思えば、また違う相手と組んだりしながら二転三転していく展開もさすが。
そしてオリジナルから、成長した息子にイライジャの年老いた母親、ケヴィンに捕まりケヴィンに解放された女の子がそれぞれ同じ人が続投しているところもすごいです。

壮大な設定なのにコンパクトな世界でまとめて広がりすぎないところにサラ・ポールソンの新キャラクターがピッタリはまっていて、映画としてもいいけれど、これは連続ドラマとしてじっくり観たいタイプの作品だったなと思いました。

いずれにしても思いもしない終わり方を含めこれはかなり好みでした。

予告編
おまけ
キャラクターポスター
ケヴィン・ウェンデル・クラム
ケヴィン・ウェンデル・クラム

デヴィッド・ダン
デヴィッド・ダン

イライジャ・プライス
イライジャ・プライス

ミスター・ガラス

ミスター・ガラス

天才チームスコーピオンが世界を救うドラマ第四弾。

SCORPION/スコーピオン

一話目が何故かミュージカル仕様というアメリカのドラマだとたまにあるあるな出だしが楽しかったシーズン4。

そんなシーズン4はお隣に新準レギュラーに天才ではなく努力型の女性科学者が参入。性格がきついのでたびたびスコーピオンのメンバーと対立するけれど、事件の手伝いをしてからウォルターと急接近。ペイジと三角関係的な流れになりました。
そしてトビーとハッピーは妊活エピソード。
という流れを組みつつ毎回世界の危機から小ぶりな事件まで色々と解決していくのですが、相変わらずロバート・パトリックがご老体にムチを打って体を張ったりコスプレしたりで頑張っていました。

色々と妊活や三角関係やペイジの息子ラルフの初恋やペイジの詐欺師の母親とか、元スコーピオンのメンバーで最強の宿敵とかまだまだ話も広がる要素満載なのですが、視聴率が低迷したようでまさかの打ち切り。

終わり方も次のシーズンありきで作っているから色々とモヤッとした終わり方が残念です。
オタクで天才チームというコンセプトはよいけれどやっぱりビジュアル的に華がないところも低迷の原因だったりするのか?惜しかったです。

予告編
新作をキャストを一新した「ミレニアム」シリーズです。

蜘蛛の巣を払う女

原作者も亡くなっているので4作目から違うんですよね。

オリジナル三部作はノオミとミカエルでハリウッド版はルーニー・マーラとダニエル・クレイグどちらのも個性的で体を張っている感があり勢いというかパンチがあったんですよね。

今回の新キャストバージョン。
話がイマイチでした。リスベット役のクレア・フォイとミカエル役のスヴェリルが若すぎて何か物足りないんですよね。そして二人とも顔立ちが綺麗すぎるのももうひとつ。
ノオミもルーニーも体を張って汚れて、今回のクレア・フォイも体は張っていたけれど汚れてはいなかった。そこがイマイチの原因でしょうか。

リスベットも凄腕ハッカーだけど戦えてしまうというスーパーウーマンっぷりに拍車がかかりすぎてやられる気が全くしないんですよね。
リスベットの少女時代と妹の関係が大きくかかわってくるという展開でしたがそれも、核のプログラムが敵の手に。みたいな世界規模レベルにまでスケールが広がりすぎてしまって何だか大味になってしまった印象。

ミカエルもリスベットと対等に事件を別角度から捜査していた印象があったのですが、今回は全然役に立っていないんですよね。
その代りに核のプログラムを取り返しに来たアメリカの政府関係者がミカエル的な役目を果たしていましたが、やっぱり相棒はミカエルの方が様になるし何なら足手まといくらいのレベルのミカエルだったらいない方が良かったかなと思ってしまいました。

予告編
おまけ
別ポスター
蜘蛛の巣を払う女

蜘蛛の巣を払う女

アポロの息子を主人公にした新生ロッキーシリーズの続編。

クリード 炎の宿敵

アポロの息子アドニスがついにチャンピオンになりましたよ。というところから始まり、彼女の中とも上手く言って結婚しようか。みたいなところにドラゴ親子が雪辱を晴らしにやってくるという色々と王道すぎる話なのですがやっぱりロッキーは熱かったです。

ロッキーは最初アポロの命を奪ったドラゴの挑発に乗るなと言うけれど息子としてはやっぱり挑戦を受けなくてはとなり、ロッキー抜きで試合に出るけれど・・・というお決まりの展開からのロッキーとの師弟関係復活という分かりやすい展開なんですよ。本当に。

でもそれでもよかったと思えるのはドラゴ親子の存在とロッキーがでしゃばりすぎず、サポート的ポジションい徹していたから。

アドニス・クリード側はどん底からの再生でありながら宿敵のドラゴも
ロッキーに負けたその後は故郷で辛酸をなめ貧しい生活をしていたんですよ。妻には逃げられ。そんなこんなで逆恨み的に試合を挑んでくるのですが、勝つことのみが目的となってしまっているこの親子が観ていて切ないし、ドラゴJrも厳しく育てられて殺人マシン的な雰囲気をかもしだしているけれど、時折見せる哀しい感じが切なくてとてもいいんですよ。
そしてドルフ・ラングレンのカッコよさ。
試合に勝っても負けても、この親子には幸せになってもらいたいなと思いました。

「ロッキー4/炎の友情」を観ていないのですが、これに出ていたドラゴの奥さんが今作にも誰もがビビる女帝の貫禄をかもしだし登場。ブリジット・ニールセンなのですが、スタローンの元奥さんってところも色々な意味ですごかったです。

予告編
おまけ
キャラクターポスター
アドニス・クリード
アドニス・クリード

アドニス・クリード

ロッキー・バルボア
ロッキー・バルボア

ロッキー・バルボア

クリード 炎の宿敵