高級クラシックカー泥棒が巻き込まれたカーアクション。

スクランブル

とある依頼で車を盗んだらその車が大物マフィアのもので代わりに敵対するマフィアの車を盗むことになった車泥棒の兄弟の話です。

車の事は詳しくないのですがどうやらものすごい貴重なクラッシックカーが盛りだくさんということで、こういう車好きな人はたまらないと思います。

「ワイルド・スピード」のお安い感じの仕上がりでしたが、それがまた何とも言えなくよかったです。
クリント・イーストウッドの息子がついに主役になりましたけれど、この兄弟凄腕の車泥棒に見えないし頼りがいもなさそうなんですがそこを逆手に取ってイケメンの三枚目キャラってところがいいんですよねスコット・イーストウッド。
そんな持ち味が活かされていました。

大物マフィアから車を盗むってことで仲間探しから始まりますがこの辺は割とサクッと行ってマフィア同士の車争奪戦に巻き込まれた車泥棒という構図に持って行ったところもよかったと思います。

そんなスコットのお相手が小悪魔女優でお馴染みのアナ・デ・アルマス。彼女も車泥棒の一味で多分パソコンに詳しい感じなんですがこれまたパソコンいじるような人に見えない。と色々と突っ込みどころはあるのですが、弟とかフランス人の美人スリ師役の子とか全体的に若手俳優がたくさん出ているところがとにかくフレッシュ。

次々と窮地に追い込まれるのですが、あっけらかんとしてノーテンキというかチャラチャラしていて。危機感がない感じや強引目なミスリードとかがライトなノリが好みで、ありえないですけどひっそりシリーズ化して欲しいです。

予告編

おまけ
別ポスター
スクランブル

スクランブル

スクランブル

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発表がいつも6月なので気が付いた時はとっくに発表済み。そんなエンタメ精神満点のサターン賞の結果です。

サターン賞

コミック部門は「ドクター・ストレンジ」です。視覚効果が今までに見たことないのと演技派がアクションするということでティルダ・スウィントンも納得の助演女優賞。
主演男優賞は「デッドプール」のライアン・レイノルズということでマーベルの超大作「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」があえて選ばれないところが面白いと思います。

SF部門はやっぱりの「スター・ウォーズ」系。

スリラー部門では「10 クローバーフィールド・レーン」が主演女優賞と助演男優賞も受賞して総なめ。
この映画ちょっと玄人向けっぽいところあるから一般の人には賛否あったと思いますがサターン賞ならではだと思います。

ホラー映画賞の「ドント・ブリーズ」は納得なんですが個人的には「死霊館 エンフィールド事件」がよかったですけどジェーズム・ワン関連作品の「死霊館」「インシディアス」はまだ続編があるので今後受賞に期待しています。

最優秀コミック原作作品
「ドクター・ストレンジ」
ドクター・ストレンジ

最優秀SF映画
「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」
ローグ・ワン

最優秀ファンタジー映画
「ジャングル・ブック」
ジャングル・ブック

最優秀ホラー映画
「ドント・ブリーズ」
ドント・ブリーズ

最優秀スリラー映画
「10 クローバーフィールド・レーン」
10 クローバーフィールド・レーン

最優秀アクション/アドベンチャー映画
「ドリーム」
ドリーム

最優秀アニメ映画賞
「ファインディング・ドリー」
ファインディング・ドリー

主演男優賞
ライアン・レイノルズ「デッドプール」
デッドプール

主演女優賞
メアリー・エリザベス・ウィンステッド「10 クローバーフィールド・レーン」
10 クローバーフィールド・レーン

助演男優賞
ジョン・グッドマン「10 クローバーフィールド・レーン」
10 クローバーフィールド・レーン

助演女優賞
ティルダ・スウィントン「ドクター・ストレンジ」
エンシェント・ワン

監督賞
ギャレス・エドワーズ「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」
ローグ・ワン

ヤングパフォーマンス賞
トム・ホランド「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」
シビル・ウォー

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「底なしの世界」(2017)

テーマ:
ある恋人たちが寂れた町に迷い込むインディーズ映画。

底なしの世界

メキシコ風の寂れた町を通りかかった一組のカップル。
一晩ホテルに泊まり町を出ようとすると苦痛を訴える彼女。そしてその彼女の奇行。誰かに見張られていると感じる彼氏。

そして目が覚めると実は結婚していたが彼女ではない。でも結婚した記憶はないので彼女の行方が気になってようやく現れた彼女は別人のようになっていたりととにかく悪い夢をずっと見ている感じで内容はインディーズ映画らしくエッジが効いて難解。
夢の中を彷徨っている感じなんですよね。上手く言えないですけど。なので結末もよくわからずじまい。

でもこれはヒロインのジェナ・マローンを見たかったから良いのです。

ジェナ・マローンは子役の頃はジョディ・フォスターやスーザン・サランドンにジュリア・ロバーツと共演したりしていて「ドニー・ダーコ」辺りから個性的な映画に出るようになりました。
最近では「エンジェル・ウォーズ」や「ハンガー・ゲーム」で大作にも出ていますがちょっと陰のある役が多くてその代表作が「ネオン・デーモン」だと思います。

クリステン・スチュワートと同じ感じの負のオーラのある人だと思うのですがジェナ・マローンの方が尖がっている感じがして好きなんですよね。

ということでこの映画はジェナ・マローンの何種類かの人格が見ることが出来るのと夢の中にいる感じに浸る映画かなと思いました。

予告編

おまけ
別ポスター
底なしの世界

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「ウォーキング・デッド」の前日譚的なドラマのシーズン2。

フィアー・ザ・ウォーキング・デッド

前シーズンからの続きで、富豪のクルーズ船にのって海に逃げ出した二つの家族。
前半は船の上という閉ざされた空間でのサバイバル劇でした。

正義感溢れるお母さんが助けを求める人を助けようとするも船の持ち主に非情に断られたりするのですが、それでいいと思う。こんな時に人助けをしたら自分がいつかはやられるというサバイバル魂が湧きあがってくる心理を突いた展開であったり、妊婦が助けを求めて乗り込んできたと思ったらギャングの集団だったりと閉ざされた世界だけでも色々と問題が起きてなおかつ、メインキャラクターの過去も明らかになって行きます。

そんなこんなで着いた先はメキシコ。
メキシコ編も二部構成でクルーザーの持ち主の知り合いの安全な地でもひと悶着。
ここを仕切るマダムがゾンビになった身内を地下に匿い共存しているという暮らしをしていて、それを受け入れられない仲間ととのトラブルから終盤の展開になだれ込むわけですが、ここで一緒に行動していたメインキャラクターたちが考え方の相違で3つに分かれる展開が意外でした。

ここで一人行動となる元麻薬中毒の長男ニックが今シーズン大活躍。
闇に憑りつかれたニックは一人安全な村にたどり着き薬の知識やサバイバル能力を発揮しみるみるうちにリーダー格に。
そもそもニックは今シーズンで顔にゾンビの血を塗れば襲われないというすごい事に気が付くのですがそれがきっかけで死に魅せられたりもするんですよね。

お母さんと行動していた長女アリシアと移民系の長女オフェリアも前シーズンでは考えられないくらい逞しくなってゾンビのこめかみにナイフ一刺しでとどめを刺すなんて朝飯前。
絶望の世界で自然と順応しているところが逞しかったです。

一方で頼りがいのあった大人たちも壁にぶち当たり心が砕ける思いをしたりと言う展開もヘビーでした。

考え方の違いで離ればなれになる家族。新しく出会う人たちと考え方の違いで衝突し合ったり、その辺一帯を仕切るギャング的な存在の略奪だったり結局はゾンビよりも人間が一番厄介というところなんですよね結局。

クライマックス離れ離れになった家族が意外と近くにいるってところはやや強引でしたが、後半まさかの人が死んでしまったり、姿を消したりでゾンビのドラマはじっくり描けるから骨太な内容で見ごたえがあります。

ということでいいところでシーズン3に続く。

予告編

おまけ
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フィアー・ザ・ウォーキング・デッド

黒沢清監督の地球侵略もの。

散歩する侵略者

長澤まさみと松田龍平の夫婦のパートと長谷川博己と高校生たちのパートに分かれているのですが、まず夫婦のパート。

性格が変わって頭もおかしくなって帰ってきた松田龍平に困惑する長澤まさみ。もともと夫婦仲が終わりかけていたところに変なことを言う夫に困惑したりキレたりする長澤まさみがとてもいい。キレ芸を見たら「海街diary」また観たくなりました。
そして松田龍平の感情が出ない顔を活かした宇宙人演技もはまっていました。

宇宙人をカミングアウトする松田龍平に何だこいつ。ってなるけど長澤まさみが次第に受け入れて行くところがいいんですよね。松田龍平も宇宙人あのに特別な感情が芽生えちゃう感じも。

スクープを狙うジャーナリストの長谷川博己が偶然出会った高校生とともに行動していくうちに、彼らが正体と目的を知り政府に狙われるという展開になりますが、高校生の宇宙人たちがあっけらかんとしていてこちらもよかったです。

宇宙人は人に寄生して行動を起こすようですが、「ガイド」を付けて人間界の事を学んで行くわけでこれが長澤まさみと長谷川博己。女子高生は「ガイド」がいないので暴走気味ってところがまたいい味を出していました。
そして人間というものを知るために人から「概念」を盗み「概念」を盗まれた人間は人格が崩壊するというところが面白い発想だなと思いました。
例えば宇宙人が「仕事って何?」って疑問に思うと人から「仕事」の概念を抜き取り、取られた人間は「仕事」の事がさっぱりになっちゃうんですよ。

そんなこんなで地球の侵略が始まるクライマックス、長澤まさみたち長谷川博己たちのそれぞれの結末がどちらもよかったです。特に長谷川博己のパートはその気持ち分かるよ。とグッと来ました。

とにかくこれはメインの人間三人と侵略者三人のキャスティングで作品の良さが増したと思います。

予告編

おまけ
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散歩する侵略者