世界的な指揮者が白血病になりドナーを捜していたら生き別れた弟がいたというヒューマンドラマ。
世界的な指揮者が白血病になったことがきっかけで、自分が養子だと知り生き別れた弟にドナーとなってもらうために交流をしたら、弟も音楽の才能があった。という話で、弟は田舎町の工場でくすぶっているし、粗野な性格でぶつかり合ったりするけれど、絆を深めていく。
というフランス映画お得意の性格の全く違う二人の感動ものは「最強の二人」とか「テノール! 人生はハーモニー」あたりの映画t同じ感じでしょうか。
田舎町の人たちが娯楽として吹奏楽を和気あいあいとしてやっている感じが微笑ましいのですが、その中にいる弟の恋人的な存在の人がとてもいい。
弟が腐りかけている時も叱咤するし、閉鎖になる工場や存続の危機になってしまう楽団も何とかして盛り返したいという前向きな気持ちが田舎の肝っ玉母さんのような安心感と頼もしさでいいキャラクターでした。
白血病と分かり自分の出生の秘密が分かり弟と出会い、小綴医を提供されるという一連の流れがとても完結で、兄弟の絆と音楽にたっぷり時間をかけていたところは良かったです。
「テノール! 人生はハーモニー」が良すぎたので終わり方がなぁと思いましたが、安定の仕上がりだったと思います。
予告編