地獄から蘇った保釈保証人が地獄から逃げた悪りょを送り返すことになるアクションホラー・ドラマ。

ボンズマン ~悪霊ハンター~

ケヴィン・ベーコンが地獄から蘇ったゴーストハンター的な役をやる連ドラです。

冒頭で悪党に殺されるも、地獄から蘇ったベーコン。傷も完全になくなって最強。と思いきやこれ、地獄から蘇った悪霊を地獄に戻さなければふたたび地獄行きという強引なルールに翻弄させつつも人間に憑依した悪霊を次々と成敗していく中、なぜ地獄に落ちたのか冷却期間中の妻が付き合っている悪党とか、家庭の問題をテンポよく盛り込んでサクッと観られる一話30分構成というところがいいです。

妻を寝取っている男がテレビ界の小悪党をやらせたらピカ一のデイモン・ヘリマンですよ。
相変わらず小心者のくせにずる賢いというクズっぷりを存分に発揮して、この人が出てくるとちょっとニヤニヤしてしまいます。

ベーコンもこんな相手に嫉妬心を全開にするというちょっとダサ目。奥さんにも愛想をつかされつつもデーモンハンターという事がわかってからも家族が一丸になるとかベタだけどよいです。
お母さんも一緒に戦うというマザコン気味のベーコン、そして彼が地獄に落ちた理由がなかなかクズという珍しいキャラクターも新鮮でよかったです。

ブラムハウスのドラマという事もあり悪魔も殺されるひとたちもグロテスクさに手抜きなしというところもよかったです。

今年公開されたばかりのドラマですがいい感じに新たな展開を迎える。というところが終わったのでぜひシーズン2を作ってもらいたいです。

予告編
おまけ
別ポスター
ボンズマン ~悪霊ハンター~
「ザ・スーサイド・スクワッド」に登場したピースメーカーを主人公にしたスピンオフドラマの第二弾。

ピースメイカー

新しいスーパーマンの世界観を取り入れて、グリーンランタンとかホークガールがにぎやかしで登場したりと、想像以上にド派手な展開。
ヴィオラ・デイヴィスのアマンダがいなくなってフランク・グリロのリック将軍が新たに参戦したりで、マーベルのスピンオフドラマみたにド派手な感じはないのですが意外とよく考えられていてシーズン1よりパワーアップしていました。

「ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結」から劇中でピースメーカーで殺されてしまったジョエル・キナマンが登場。何と父親がフランク・グリロで、彼女がハーコートというなかなか無茶な感じだと思っていたら劇中ですでに共演済みだったんですね。

そして前シリーズで死んだ父親のロバート・パトリックの家に別の次元につながっているポータルがあり、DCもマルチーバース的なことを盛り込んできましたよ。
だけどこちらはシンプルに別の世界は一つだけなのでごちゃごちゃしていません。
で、別次元ではちちぴゃも生きているし兄も生きていて三人で理想的なスーパーヒーローチームとして暮らしているというゆめのような世界だけどじつは意外な秘密があった。とジョエル・キナマンの因縁とマルチバースのでかい間が上手い具合に混ざり合ってなかなか面白い仕上がりになっていました。

ピースメーカーの相棒ワッシーの命を狙う敵が現れてこれがマイケル・ルーカーというところもいいチョイスで、さすがジェームズ・ガンのドラマだなと思いました。

芸が細かいのでこのままジェームズ・ガンが監督のままでもう1シーズン作って欲しいです。

予告編
おまけ
別ポスター
ピースメイカー

ピースメイカー

ピースメイカー
13歳の真面目な少年が殺人を犯したのか?というエミー賞独占の話題のドラマ。

アドレセンス

4話という短いドラマなのですが、このドラマのすごいところは1話が全てワンカット。という演出。

刑事たちの雑談から始まり、少年の家へと行き逮捕。そして弁護士は雇うのかとか最初の供述までを1時間に納めるところに驚愕。

そして2話目はどうなっちゃうのか?と思ったら3日後になって殺された少女の親友のやり場のない怒りが描かれていたり、3話目は大分時が経ち少年とカウンセラーのスリリングなやり取りを描かれていたりと話の展開がトリッキーなのですがとってもヘビー。

このワンカットという特殊な仕組みだから仕方がないのですが、最初は何もしていないと主張していた少年が徐々に本性を現してきて家族は驚愕する。みたいなストレートに少年と家族を中心にした話も観てみたいなt思いました。

主役のお父さんはスティーヴン・グレアムでいつもおっかない役が多いので、突然の息子が殺人を犯したという現実を突きつけられて戸惑う役を繊細に演じてびっくり。

そしてこれがデビュー作の少年もつかみどころのない恐ろしさを感じさせるところもすごかったです。

予告編

寝台列車に現れた武装強盗団に特殊部隊の兵士が立ち向かうアクション映画。

KILL 超覚醒

ステイサムっぽい身体能力のあるインド人が武装強盗団相手に大暴れ。
みたいな内容ではあるのですが、実業家の娘と密かに付き合っていてそんな彼女の一家も巻き込まれた時に主人公の怒りが超絶に爆発するという凄まじい内容でした。

主人公の親友が強盗団のおじさんを思わず殺しちゃったら強盗団の性格の悪い奴の怒りに火がついて乗客に一層の暴力が。
そして美人の彼女が気が強く立ち向かっちゃうんですよ。しかも一番性格の悪い奴に。

この辺りからいきなり残酷すぎる展開でようやくここでタイトルが出ました。
ここからさらに重い展開になるの?と思いました。

主人公の親友もナタか何かで肩バッサリ切られて瀕死の状態でそれでも戦い続けるし、主人公も怒りが頂点で容赦なく仕留める。というバイオレンスすぎる展開ですよ。

そして強盗団の性格の悪い奴がラスボスなのですが、性格が悪すぎて手下もドン引き。
人情のかけらもないサイコパスでした。

すっきりする映画かと思いきや、話自体は残酷で重かったです。

ハリウッドリメイクが決定しているみたいですが、ハリウッド版はスカッとする内容になりそうな気がします。

予告編
おまけ
別ポスター
KILL 超覚醒

KILL 超覚醒

KILL 超覚醒
蒸気船ウィリーがスプラッター化。

SCREAM BOAT スクリームボート

ついにミッキーまでもがホラー映画化ですよ。

蒸気船の中に閉じ込められていたウィリーがひょんなことから解放されて恨みが募っているので人を殺しまくり、フェリーに乗り込んでさらに乗客を大量に殺しまくるという。
内容があってないような話でした。

主人公は人生に行き詰まった女子。
今時安いC級映画でしか見ないような超高飛車な頭の悪そうな女子たちの誕生日のアテンドなんかをさせられているのですが、みんなそりゃ殺されますよね。という展開と、フェリーに乗った乗客たちが結構いるのですが、ミッキーがすごい方法で一気に片付けちゃいました。とかスプラッター描写はこのシリーズならではの豪快さ。

肝心のミッキーは汚れたネズミでしたが、大きさがシーンによって大分違うような?という雑な作りもご愛嬌。

ピーターパンのサイコパスものよりは断然?ちゃんとしている感じで、ラストはもちろん続編を匂わせていました。

予告編
おまけ
別ポスター
SCREAM BOAT スクリームボート