「28年後...」のその後を描いた続編です。

28年後... 白骨の神殿

前作の主人公の少年スパイスを軸にカルト教団のジミーたちと、一人で白骨の神殿を築いて孤独に生きている医師のレイフ・ファインズの世界が交わっていくという作りが上手いことやっています。

その後がものすごく気になるけれど、ちゃんとした続編になっているか心配でしたが正統派な続編として作られていてよかったです。

ジミー軍団に目を付けられ殺されそうになったスパイクが生き残りジミー軍団の一員となり蛮行を強要させられて苦悩する話と、レイフ・ファインズが前作で登場した巨漢のゾンビとの交流という話がうまい具合にスイッチしながらクライマックスで交わるところがいい。

ジミー軍団は凶悪なのですがその中の少女が、ジミーのいう事にただ言いなりろいうか流されずにちゃんと自分を持って行動してスパイクの味方になるというところがいいキャラクターでした。
そんな胸糞悪いジミー軍団と希望のあるレイフ・ファインズとのエピソードの落差が激しくてメリハリもすごいです。そして巨漢のゾンビ自身のエピソードも充実しているところも意外でした。

ラストのおまけがサプライズでスパイクを中心にまた新たな展開を匂わせる終わり方でどうしても続編を期待してしまいますが、その時のタイトルどうなるのかも気になるところです。

予告編
おまけ
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28年後... 白骨の神殿
毎年イギリスのアカデミー賞が発表されたら本格的に予想するアカデミー賞主要6部門ノミネートのおさらいです。

まさかの「罪人たち」が最多の16部門でノミネートですよ。「フロム・ダスク・ティル・ドーン」みたいな映画が。


今年度は初受賞しそうな人がたくさん出そうで楽しみです。
「ハムネット」「ワン・バトル・アフター・アナザー」「センチメンタル・バリュー」の三つ巴の戦いの予感。そこにシャラメの卓球映画「マーティ・シュプリーム 世界をつかめ」がどこまで食い込めるかが注目です。


【作品賞】
「ブゴニア」
「F1/エフワン」
「フランケンシュタイン」
「ハムネット」
「マーティ・シュプリーム 世界をつかめ」
「ワン・バトル・アフター・アナザー」
「センチメンタル・バリュー」
「罪人たち」
「トレイン・ドリームズ」
「シークレット・エージェント」

【主演男優賞】
ティモシー・シャラメ「マーティ・シュプリーム 世界をつかめ」
レオナルド・ディカプリオ「ワン・バトル・アフター・アナザー」
イーサン・ホーク「Blue Moon」
マイケル・B・ジョーダン「罪人たち」
ワグネル・モウラ「シークレット・エージェント」

【主演女優賞】ジェシー・バックリー「ハムネット」
ローズ・バーン「If I Had Legs I'd Kick You」
レナーテ・レインスヴェ「センチメンタル・バリュー」
エマ・ストーン「ブゴニア」
ケイト・ハドソン「Song Sung Blue」

【助演男優賞】
ベニチオ・デル・トロ「ワン・バトル・アフター・アナザー」
ショーン・ペン「ワン・バトル・アフター・アナザー」
ステラン・スカルスガルド「センチメンタル・バリュー」
ジェイコブ・エローディ「フランケンシュタイン」
デルロイ・リンドー「罪人たち」

【助演女優賞】エル・ファニング「センチメンタル・バリュー」
インガ・イブスドッテル・リッレオース「センチメンタル・バリュー」
エイミー・マディガン「WEAPONS/ウェポンズ」
テヤナ・テイラー「ワン・バトル・アフター・アナザー」
ウンミ・モサク「罪人たち」

【監督賞】
クロエ・ジャオ「ハムネット」
ポール・トーマス・アンダーソン「ワン・バトル・アフター・アナザー」
ライアン・クーグラー「罪人たち」
ヨアキム・トリアー「センチメンタル・バリュー」
ジョシュ・サフディ「マーティ・シュプリーム 世界をつかめ」

シンデレラの義理の姉妹を主人公にしたグロテスクな物語。

アグリーシスター 可愛いあの娘は醜いわたし

義理の姉妹の姉エルヴィラが主役のシンデレラもので、王子様と結婚を夢見る夢見がちな女の子。
全然意地悪じゃないですが、母親が金に執着していてこんな容姿じゃ誰とも結婚できないと、エルヴィラの花を削って整形させたのをきっかけにどんどん整形にハマっていくエルヴィラ。

ドンドンきれいになっていくエルヴィラ。その頃シンデレラはというと密かに付き合っていた馬係の男との関係をばらされ掃除係に。とはいっても画うヴィラが主役なのでそれほどひどい扱いは受けて言う印象はなく、エルヴィラの王子と結婚するための執念の努力が描かれていています。

シンデレラが舞踏会に行くと知りドレスを破って利するけれど何か唐突に魔法が出てきてドレスが直ったり、12時に魔法が切れるとかのお役ごとが出てくるところはやや強引。

ついに王子に選ばれて踊ることができたエルヴィラ。だけど遅れて正体を隠したシンデレラが現れあっさり王子はシンデレラに乗り換え。
ショックで完ぺきに作り上げ旅が全て崩れ去り、グロテスクな容姿になるエルヴィラが気の毒なのですが、そこであきらめるような子じゃない。ガラスの靴じゃないけどシンデレラが落とした靴を履くためにつま先を切り落とすというあのシーンも再現。でも足がもともとで階からつま先を切り落としたくらいじゃ脚の幅が靴に合わなくないですか?

というシーンを挟みつつ、エルヴィラの妹が献身的に寄り添う。という妹がエル・ファニングっぽくてとてもいい子。

シンデレラは男遊びしているし、王子は結構性格が悪くて義理の姉妹はそんなに性格は悪くない。というところとビジュアルがイチイチ想像以上にグロテスクでこの時代にルッキズム万歳みたいな話が面白かったです。

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アグリーシスター 可愛いあの娘は醜いわたし
イラクで任務中にSEALSが敵に包囲されてしまった時の実話を基にした戦争映画。

ウォーフェア 戦地最前線

SEALSの小隊が任務のため民家を占拠して偵察をしていたら敵に察知され攻撃を受け、仲間が負傷。
どうやって脱出するのか?という実話ベースの話ですが、何がいいとか悪いとかの概念を横に置いて、イラクの民兵もSEALSもそれぞれ生き残るためにただ戦う。
という硬派な内容が緊張感たっぷりに繰り広げられて観終わった後の疲労感がすごいです。

これまでの映画やドラマの概念だとSEALSって最強の兵士たちという感じなのですが、この映画だと意外ともろいしイマイチ頼りにならないメンバーもいて精鋭と謳っている割には観ていて大丈夫ですか?という印象があったのも緊張感が増していた原因かもしれません。

偵察のためにSEALSに占領された家の人たちがとにかく気の毒。
内からも外からも銃撃を受けて爆弾投げ入れられたりして脱出してそれで終わりですよ。近所の家の壁もハチの巣だらけで、戦争って何なんですかね?と思わずにはいられない話でした。

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ウォーフェア 戦地最前線

ウォーフェア 戦地最前線

ウォーフェア 戦地最前線

ウォーフェア 戦地最前線
オーストリアのリンツで捜査チームが殺人事件を解決するクライムドラマの第二弾。

SOKO:リンツ特別捜査班

シーズン1は全然刺さらなかったので惰性だけど観てみたら意外とよくなっていると感じて、キャラクターが定着してくるとそれなりに面白いと思えました。

一番年上の女刑事がのうち誤認逮捕しちゃうんではないか?と思ってしまうくらい相変わらず第一印象で犯人の決めつけがすごくて心配になったり、シングルファーザーの14歳の刑事の娘が検死官のところに入り浸り、警官じゃないけどITのプロとしてみんなをサポートするアシスタントに娘がぞっこん。
若いアシスタントは全然そんな気ないのに刑事に責められた李知々夫娘の冷戦が起きたりと登場人物周りのエピソードが充実。

若目の女上司もとある殺人事件の目撃者となったり、ウィットに富んだ検死官も知人が殺されたりとメインキャストも事件に巻き込まれるという、英二ドラマでよくあるエピソードもあったりしたところがよかったのかなと思いました。

まだまだ続くみたいなのでドラマ的にはもっと安定感が出てきそうな気がします。

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