現代を舞台に八つ墓村をリメイク。

八つ墓村

就職が決まらない青年という今風なキャラクターに変更した辰弥が母親の死にいざなわれて八墓村にやってきたら次々と一族の者が怪死するという連続事件が発生するという感じなのですが、清水崇が監督という事で金田一耕助というよりウェス・クレイヴンのスプラッター映画のような感じ。

何というかスプラッター描写は清水崇って感じで自分のカラーはふんだんに出せていたのかなっとは思うのですが、肝心の内容はというと金田一ですか?というくらい金田一耕助が働かない感じ。
殺人事件の惰性に流されて事件の中心に要る感じ?みたいに思えたしやっぱり野村芳太郎版と比べるとキャスティングに重厚さがなくてミステリーとしては軽いです。

現代を舞台にした意味とか、村って過疎化している印象なのですが若者が多すぎるしチンピラみたいに品もへったくれもなくてなんだかしっくりこないんですよね。
全体的に今どきの日本映画という感じになってしまうのは仕方がないのか。

金田一ものとしては華がある人たちがキャスティングされなかったのも残念でした。
「オデュッセイア」は上映時間に反して体感短く感じたのですが、こちらは逆に長く感じてしまいました。

予告編
おまけ
別ポスター
八つ墓村
逃亡した犯罪者を捕らえるチームを描いたフィンランドのドラマ。

FAST:逃亡犯追跡チーム

逃亡者を捕まえる専門のチームがフィンランドでは実在するらしく、それを題材にしたドラマです。

一話目で刑務所から医師に扮して脱獄したサイコパス。というよくある感じの展開でクライマックスでチームの仲間が人質の身代わりになり犯人と逃走して、ついに犯人逮捕になったのだけど、人質になった仲間が行方不明になるという展開で、ありがちなドラマと思いきやちょっと一筋縄ではいかない感じの展開に。

基本的には様々な逃亡者を追いつつ行方不明になった仲間の捜査をするのですが、お偉いさんが捜査中止を命令するもののもちろんそんなの無視してこっそり調査。

このチームの女リーダーが人のいう事を聞かないやっかいなタイプ。行方不明になった仲間の代わりにイギリスから帰って来た潔癖というか超真面目な捜査官との粗利が全く合わずにイライラするんですよね。
北欧の刑事もので女性がリーダーのドラマってこういうキャラクターが多いと思います。

通常の逃亡犯捕まえるエピソードは面白いものもあればイマイチってのもありドラマとしては村がある感じです。
後半行方不明になっていた仲間が死んだと思わせておいてやっぱり出てきてじゃあ、それは何だったのか?というところはイマイチ説得力に欠けてそれほどドラマチックではなかったです。
初回で捕まえたサイコパスが割と失踪事件に絡んできた割にはイマイチだったし。

という事でラストはお約束なk名時でシーズン2に続くみたいです。


高校でやらかした女子が大学でボリウッドダンス大会で優勝を目指す青春ダンス映画。

ダンス・トゥ・ザ・トップ

親友二人が高校の舞台でやらかしたダンス動画で一躍有名になり、肩身が狭い生活で入った大学にボリウッドダンス部を発見。入部をするけど悲喜こもごも。みたいな王道の青春ダンス映画です。

主人公が自己主張が強くてみんなに敬遠されがちというところが今までにない感じで、これまでだったら美人で人当たりが良いって子が親友というポジション。なのですが美人の子もい勉強が苦手という弱点があります。

ボリウッドダンス部の過酷な入部テストにも余裕で合格も部長も元カノがライバル校という事で性格の悪い元カノが挑発してくるとか、嫌われ気味の主人公より親友の方がリードに選ばれるとかダンス映画あるあるを挟みつつ、自己中の主人公のおかげで初戦がボロボロ。
部員たちとも親友たちとも亀裂が入り孤独になって一人反省するというお馴染みのシーンから和解。
そして決勝戦ですごい踊りをするというスカッとする展開はやっぱり観ていいて気持ちがいい。

そして普通のダンスではなくボリウッドダンスというニッチなジャンルに焦点を当てて作った感じがNetflix作品らしくてよかったなと思いました。

部長も影が薄めで主人公と親友の女子二人がダンスを引っ張るというところも今風でした。

予告編
おまけ
別ポスター
ダンス・トゥ・ザ・トップ
病気の娘の世話をしながらセラピストの仕事をする母親が精神を極限状態まで追い込まれていく様子を描いたシニカルな映画。

ワンオペレーション

A24らしいブラックな内容の精神的が崩壊していくカウンセラーで母親の姿を描いた作品です。

ローズ・バーンが怪演と話題でしたが、壊れかけです。
旦那が出張で不在の中突如天井が落ちて来て水浸し。という段階で不条理なのですがそこかあモーテル暮らしで娘は食事ができずチューブから栄養を補給している状態でその機会もエラーで警告音が鳴りっぱなし。とかとにかくストレスのたまりそうなシーンがこれでもかと襲ってきます。

そしてカウンセラーの仕事がら患者さんが変わり者揃いでストレスもたまりまくりでやがて幻覚的なものも見始めて旦那からは電話越しで責められるというとにかく気の毒な感じなのですが、それっでいて割と自己中心的で何とも言えないうっとおしさを感じさせるという難易度の高い演技をやってのけたローズ・バーンは「ハムネット」のジェシー・バックリーがいなければアカデミー賞を受賞していたな。と思えるほどのクセの強い役を演じていました。

娘の顔を一切見せない、終始電話だけで罵倒してくる旦那。とか身内を移さない不思議な演出も不条理さと不快度を上げる演出だったと思うのですが、旦那役がまさかのあの人でびっくりというサプライズもありました。

とにかく観終わってどっと疲れる映画でした。

予告編

戦後のロンドンで本屋の店主が難事件を解決するミステリードラマ。

書店探偵ブック

ブックという本屋の店主が出所したてのワケアリの若者を引き取って戦後のロンドンで起きる殺人事件を解決するイギリスのドラマです。

殺人事件も前編後編で繰り広げられるのでミステリードラマとしては短すぎずちょうどいい時間配分だったし、事件もなかなか面白かったです。
事件のゲストもジョエリー・リチャードソンとか絵イギリスドラマでお馴染みの人とか顔ぶれも豪華でした。

毎回書店の近くで人が死にますか?というくらい事件が起きるのですが、特に面白かったのはジョエリー・リチャードソンが映画スターとして撮影にこの町にやって来たけど、アシスタントが毒死した。というエピソードが華やかで面白かったし、ジョエリー・リチャードソンってやっぱりオーラがあると思いました。

ブックには壁紙屋をしている奥さんがいて仲もいいし時には事件に巻き込まれたりもするのですが、この夫婦寝室へ別で実は契約結婚をしているワケアリだったりして、その辺が話を進んでくると明らかになっていき、引き取った刑務所上がりの若者もなっぜ引き取ったのか、そして彼の出生の秘密は。みたいなちょっとした謎と人間関係も殺人事件のエピソードを邪魔しない程度に毎回絡ませてくる感じが好きでした。

シャーロックの製作陣がマイクロフト役の俳優を主演にしたドラマなのでシャーロックズ気にもミステリー好きにも満足できる内容だったと思います。

予告編