実在したカンフー・マスターのフォ・ユァンジアの若き日を描いたカンフーアクション映画。

マスター・オブ・カンフー

イップ・マンや水圏の達人のウォン・フェイホンという人に並び三大カンフーマスターの一人と言われるフォ・ユァンジアという人の若き日を描いたカンフーアクションです。

ウォン・フェイホンは武闘家の生まれだけど全然教えてもらえなかったようで独学で武術を習得、強さが正義という思いで次々と道場破りをして名をあげて行く一方で、国が衰退して将軍が暗躍するする世界で抗争に巻き込まれていくうちに武術の強さを正しく使う事を学んでいく。
みたいな感じなので、序盤はウォン・フェイホンの性格が横暴にみえるけど、最終的にはいい人に成長する感じです。

道場破りは色々なタイプの格闘家が出てくるので見た目にはバリエーションがあって楽しいです。
悪徳将軍からスカウトされるも断ってからいきなり命を狙われます。みたいな展開が急すぎるクライマックスに入ってしまうので、物語にはイップ・マンのように全然ドラマチックじゃないところが惜しかったです。

すでに最恐の状態で始まるので物語に広がりがないんですよね。

予告編

疎遠だった祖父の葬儀にイタリアに行ったらマフィアのボスにさせられた。というコメディ。

マフィア・マンマ

普通の主婦がマフィアのボスになっちゃったというコメディです。

夫が浮気と無職という絵に描いたようなクズ、職場でも女性だからという感じでいま一つ相手にされていなくてモヤモヤしているトニ・コレットが突然マフィアの跡継ぎになる姿をコミカルに描いているのですが、マフィアの抗争に巻き込まれていく中で、トニ・コレットが次々と敵対すrマフィアに暗殺されそうになるのですが、悪運が強くて何故か生き残ってしまうし、なんなら凄腕の殺し屋相手にブチ切れて殺してしまったりもするのですが、そんなシーンが結構グロテスクで、軽い内容だけど甘くない感じがいい。

祖父の秘書的な役どころがモニカ・ベルッチなのですが、トニ・コレットが殺しちゃったり死体が出てもあっけらかんとしている感じが肝が据わっていて頼もしいです。

マフィアのボスになっても男に抱かれたい。とイケメン捜して来なことをするところや、今の職業を活かして傾きかけているマフィアの事業を盛り返したりして、部下たちからも慕われていく感じもいいのですが、最終的にモニカ・ベルッチと一緒に女性が活躍してスカッとするという感じが今どきの女性映画だなと思いました。

トニ・コレットとモニカ・ベルッチのおかげでベタな内容も高級な仕上がりになっていました。

予告編

「孤独のグルメ」が映画化。

劇映画 孤独のグルメ

「孤独のグルメ」の映画化ですが、どんなものかと思いましたが、仕事の依頼でパリに行ったら、そこで無理やり懐かしのスープを再現したいから材料を集めてくれという依頼を受けて、食材探しの旅をする。という話でした。

飛行機の中でビーフorチキンを聞かれてものすごく迷っている井之頭五郎、迷った挙句にビーフが品切れ。からの練ってしまって機内食食べられず。というオープニングを見て、この人と旅をするとイラつくかもなと思いました。

パリに着いたらちょっと時間があるからとレストランに入って食事をするという「孤独のグルメ」らしいところもありつつも品数少な目。

で、杏のおじいさんから依頼を無理やり受けて食材探しをするために日本に戻るけど、そこからフェリーに乗り遅れたからとスタンドアップパドルボートで海を渡るとか無理がありすぎる。そして荒天で流されて韓国の島に着いて貝ときのこの鍋を自作して死にかける。というのも無理がある。
そこの島は女だけの島で何故か内田有紀がいます。からの韓国の本国に行って日本に戻ったら、性格の悪そうなオダギリジョーのラーメン屋と絡んだり。

「孤独のグルメ」ってその地域の実際なある食堂やレストランに入って実在するメニューを頼んで食べるのがだいご味なのかと思って伊ので、韓国で食堂に入ったりするのですが、これはもう「孤独のグルメ」ではない感じ。で正統派な?「孤独のグルメ」を想像してみるとちょっと違うかなと感じます。

話も杏というより内田有紀の話の方がメインな感じになっていた気がしました。
劇中で「孤独のグルメ」があって井之頭五郎が遠藤憲一ってところはよかったです。

予告編

幻の駅から生還した主人公が助けてくれた前作の主人公を助けに行く前作の続編。

きさらぎ駅 Re:

きさらぎ駅から生還した子が世間の目からさらされながらもきさらぎ駅からの生還を助けてくれた前作の主人公を助けに再びきさらぎ駅に単身乗り込むという続編です。

主役が本田望結にチェンジして前作の主人公ときさらぎ駅でタッグを組んで現実世界に戻ろうとする話ですが、本田望結がとても生真面目な子という印象で何度失敗してもあきらめずにきさらぎ駅からの脱出を図るのですが、そういえば前作はこんなシーンがあった。というようなシーンがあってテンポよく展開されて行っては振出しに戻る。
という繰り返し悪くなにけれど、前作の方が好みかな。

現実世界では彼女を取材するプロデューサーみたいな役で奥菜恵が出てきて、懐かしいと思えたり前作からちょっとだけ佐藤江梨子も出てきて懐かしい感じは面白いです。

CGの感じは今時からかけ離れるくらい相変わらず安っぽいし新たなルールできさらぎ駅の世界にやってきた人たちも印象に残らないのが惜しかったです。

ラストは今どきっぽい皮肉という事だと思いました。

予告編

森の中で蘇った殺人鬼の死体が次々と若者を殺していくスプラッター。

 バイオレント・ネイチャー

封印を解かれて蘇った殺人鬼の死体が次々とキャンプに来た若者たちを殺していくスラッシャー映画です。

一応、過去の因縁めいた逸話なんかもあるのですが殺人鬼のジョニーが「13日の金曜日」のジェイソン並みの不死身さを見せてくれたりもするのですが、基本ジョニーの後頭部からのカメラでのそのそと音楽もなく淡々と歩きながら、人を見つけては殺していく。

というドライすぎる展開にハラハラも緊張感もあまり感じられないところがとても不思議。
スプラッターの領域を超えた人体破壊描写はレベルが高いのですが、BGMがないというのは感情が沸き上がらないものですね。

キャンプに来ている若者たちもイマイチ個性もないし、ジョニーがすぐそこまで来ているのに誰も気が付かないんですよ。というところもイラっとしました。

一応、ストーリー的なものも少しはあるのですが、とにかく淡々としすぎていてこれは好き嫌いが分かれる内容だと思いました。

予告編
おまけ
別ポスター
 バイオレント・ネイチャー