
古武術家甲野善紀の対談を2冊読んだので、再度読み直したくなり読了。
何度読んでもおもしろい。奥が深い。
柔道の創始者,嘉納治五郎を中心に武術の闘いを描く。
20代で学習院大学教授。柔術を始め2年で「講道館」をつくる。同時に学問を教える「加納塾」を私費で開催する。
嘉納治五郎は明治維新後日本が急速に欧米化されてゆくなか、日本人として生きてゆくために柔術が必要であると、その道を選んだ。
柔術(武術すべて)が衰退する中で、色々な柔術の流派を学び、技を吸収して「講道館流 柔道」を生み出し、柔道が世界の格闘技になる基礎をつくった。
講道館四天王、警視庁武術試合の講道館と他の流派の戦い等みどころは多い。
しかし、この二つの流派の話に興味が向いてしまった。
(会津藩御留流 御式内)
大東流の秘伝であるが、座敷内で武器を持たずに戦う。会津藩門外不出の技。両膝を地に着き、両の爪先を地に置いたかたち 御式内の基本姿勢
「合気道、相手と気を合わせる。相手の気の流れが分かれば、いかようにも崩せる。」
西郷頼母近眞は十一才の西郷四郎、武田惣角と「こより遊び」をする。
二人はどうしても倒され、投げられる。こよりは放したら負け、足の裏以外が地面に付いたら負けである。
(琉球唐手)
琉球唐手の秘伝を武田惣角が盗む。
達人の技その片鱗を以下の文章で感じて、分かって下さい。
「君は達人の域に達しているからなのだ、君は、君自身によって騙されているのだよ。
達人は気(意)が見える。手(テー=琉球唐手)の奥義、気を放つと相手はそう感じて反応してしまう。達人は、動作の直前に存在する(意)を見ることができる。それで騙される。」




















