◆楽譜を重視したレッスンをしています

 

 

こんにちは、ピアニストの山崎綾子です。

 

 

今日、3月3日は「耳の日」ということで、こんな話。

 

ピアノを学ぶ上で、耳から入る人と、楽譜から入る人がいます。

 

 

音を聞くことと、楽譜を読むこと。

 

もちろん、どちらも、大事です。

 

少なくともクラシックでは、どちらも並行して学ぶことが多いです。

 

他のジャンルだと、楽譜が全く読めない・書けないけれど、耳から全部できちゃうという人もよくいらっしゃるようです。

 



 

私のレッスンで、曲に取り組んでいく時は、「楽譜を読むこと」に重点を置いています。

 

「聞けること」ももちろん大事ですし、聞いて真似することも大事なので、お手本も、弾きますよ。

 

でも、楽譜よりも、聞く方を優先させるレッスンではありません。

 

(聴音の練習とかは、また別の話ね!曲を勉強する時の話です)

 


どんな曲も、作曲家が精魂込めて書いた曲です。

 

一音一音、どの順番で、どの組み合わせだったら、一番美しく鳴るだろうか。

 

作曲家は、自分の頭の中にある音楽を、楽譜という記号に込めて、書いているのです。

 

 

演奏する人は、それを大事に受け取ること。

 

それがどんな音楽なのか、まずはすべての音を、書かれている通りに再現すること。

 

一音残らず、正確に再現すること。

 

そして、ただの記号である楽譜の裏に、どんな意図が込められているのか、そこをジッと見つめて、読み取っていくことが大事です。



「だいたい弾けたから、もう弾けた。簡単だね。もういいや」ではないんです。

 

ましてや、だいたい覚えて、よく覚えていないところは適当に音を当てはめて弾くなんていうのは、作曲家への冒涜です。




私の、普段のレッスンでは、楽譜通りに弾けるところまでできたら、どんどんその先に進めていくことが多いですけれども(たくさん読んで弾く、という「量をこなす練習」も大事です)、

 

本当に曲を勉強するということは、ノーミスで弾けた時点ではまだスタート地点であって、そこからが本当の練習・研究のスタートなのです。

 

コンクールでは、そういう学びの仕方をしていきます。



作曲家への敬意。

 

その作品を、音にして再現する、という責任。

 

込められた意図。

 

ただの耳コピでは理解しきれないものが、楽譜を読むことで時代を超えて伝わってくる可能性があるのです。

 


だから、

「だいたい弾けたから、もうできた!」

ではないんだよ〜〜〜!!

 

音楽って、その先が、まだまだ続くんだよ〜〜〜!!

 

そんな浅いもんじゃないから、よろしくね♡

 

 

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