こんにちは、ピアニストの山崎綾子です。
オンラインレッスンで良かったこと…
その一つに
「お家でのピアノ練習環境を拝見できること」
があります。
あっ、お部屋が片付いているかどうか、とかじゃないですよ!(^^;;
そこは気にしなくて大丈夫です
それよりもピアノ指導者として気になるのは、
・椅子の高さ
・椅子の位置
・足台の有無
です!
正しい椅子の高さとは、
・肘から先の腕の部分が、鍵盤の表面と同じ高さにあり、
・床と腕とが、平行になっていること(つまり水平)。
だいたい、皆さん、椅子が低くて、肘が手先よりも下がってしまっています。
肘の角度が「100〜120度」くらいがちょうど良いです。
下の写真は、うちの息子(小2時点)です。
肘の角度、140度くらいになっちゃってますね。もうちょっとだけ椅子が近くても良さそう。まぁこれくらいでも場合によっては悪くはないです。
小さいお子さんだと、ピアノ椅子をMAXに高くして「それでもまだ低いくらい」と覚えておいてください。
横から見て、手を鍵盤に乗せた時の腕が水平になってるかなーと、チェックして、椅子をグングン上げてください。
高さ調節ができない椅子は論外ですので、ピアノを始めるからには「きちんとしたピアノ専用椅子」を用意してくださいね。
お腹と鍵盤がくっつきそうになっている場所に座っているのは、椅子が近すぎる証拠。
椅子をいくら高くしても、椅子が近かったら、肘は下がってしまいます。
背もたれに寄りかかったり、太ももがべちゃーんと広がるくらい深く座るのも、正しくありません。
椅子は浅く座ります。
・浅く座って、
・お腹と鍵盤の間に空間ができるように、椅子の場所を調整。(近い方がほとんどです)
・もちろん背筋を伸ばす。
それで椅子に座ると、小学中学年くらいまでは足が床につきません。
足が宙にブラブラ浮いたままでは、身体が不安定になり、手に力が入りません。
なので、足台も必要!
足台も、最初から用意してください。
私が使っているのはこれ。脇のレバーで、何段階かに変えます。
こちらは、クルクル回して高さを調節するタイプ。
こちらもクルクルタイプですね。
こちらも使っています。
高さを一番低くて2.5センチとかにできるので(1枚の板にまで分解できる)、最も長く使えるのがこちらだと思います。
どれも、なかなかのお値段ですよね。メルカリとかの中古でも全然いいですよー。
ピアノを長く続けるか不安…という方は、最初(幼児)は「お風呂イス」でも良いです。
でも、身長が伸びて、足が余るようになったら変えてくださいね。
「適した高さの段ボール箱」でも可能ですが、子供が立ち上がっても潰れないように、中にぎっちり詰めておいてください。
昔は電話帳を重ねて…なんていう話も聞いたけど、今はもうないですね
お子さんの脚の長さに合わせて、高さを吟味して選んで(作って)ください。
足台は、小3くらいまでは必ず使いますので、成長に合わせて作ったり調節したりが面倒だという方は、もう最初から購入してしまうのが、一番簡単です。
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