アワタリア イタリア的飲み食い日記 -3ページ目

レストランがなくなる日

ドキっとするタイトルに思わず手が伸びてしまいました。

$アワタリア イタリア的飲み食い日記

著者は東京を中心にレストラン取材を続けるジャーナリストの犬養裕美子さん。英国の専門雑誌が主宰する「サンペレグリノ・ワールド50ベストレストラン」の日本審査員代表も務める。ミシュラン上陸、悪意あるブログの氾濫、長引く不況などにあえぐレストランの料理人やシェフに向けて、店作り、ワイン、サービスなど成功するためのアドバイスをしている。

 最新トレンドを追う取材から積み重ねた説得力のある提言は、そのまま客から見た店選びのヒントにもなっている。料理人の修行経歴の解釈や雑誌記事の読み方を指南する、いい店や料理人の見分け方は、レストランや料理選びを変えてくれるだろう。著者がすすめる「スーパービストロ」や「新価格の和食店」など、これからブレイクしそうなレストラン紹介もついている。

 最も読み応えがあるのは、ワールド50ベストレストランで世界一になったデンマークのレストラン「ノマ」の魅力を解剖した巻頭レポート。北欧の食材を使う緻密な料理、手で食べるタルタル、カジュアルなサービスなどから、フランス流の豪華な美食とは異なるレストランの将来像を考えさせてくれる。

 きれいな写真と美辞麗句に満ちたお店紹介の雑誌を読むだけでは得られない、レストランを楽しむヒントが詰まった一冊だ。

 800円。主婦の友社。

(2011年1月7日 読売新聞)

まさに現代のレストランの現状が分かる本です。

色々と生き残るためのヒントがかくされているようでした。

改めて、1万円以上のイベントを何本もやらせてもらっている有難さと
ともにこれからもコストパフォーマンスの追及と食文化の伝承をしていかなければと
身が引き締まる思いでした。

是非、読んでみてください。

ベラベッカ

昨日は2月に一度のお楽しみ、極上スイーツとデザートワインの会でした!

お寒い中、たくさんの皆様が来てくださいました。

本当に有難いです。

つくづく、暖かい食いしん坊〈爆)の皆様に支えられております。
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それではレビューを少し。

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Malvasia Secca Frizzante Colli Piacentini’09 Lusenti
マルヴァジーア セッカ フリッツァンテ コッリ ピアチェンティーニ‘09 ルセンティ

イタリア北中部 ピアチェンツァ産
イタリアの中でもフリッツァンテ(微発泡ワイン)のバラエティが多い地方。
マルヴァジーアらしいキャンディっぽいチャーミングさと
白い花の香り、ほのかな甘みが見事に表現されている。
圧倒的に女性の支持が多いワイン。

なんか生ハムにもビシっと合いそうです。
生ハムにはランブルスコの赤という人がいますが
血生臭くなっておいしくないです・・・・。
是非、一度試してみてください。

ランブルスコなら白のアマービレがおすすめです。

そうです。生ハムにフルーツ的なイメージです。
があまり日本にはおいしいのがないんですよね・・・・。

話が飛んでしまいましたが

今日の最後を飾ったのはアルザス伝統菓子のベラベッカ。

夏の間に収穫した果物を乾燥させる風習があった中から生まれた
スパイシーないかにもシェフが得意そうなお菓子です。

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ワインもアルザスにしようかとも思いましたが
久々に
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を飲んだらやっぱり合わせたくなりました。
Madeira Boal 10years Barbeito
マデイラ ボアル 10イヤーズ バルベイト

ポルトガル産 フォーティーファイド
マデイラの中でも一番心地良い苦味があるタイプ。
10年の熟成から来る複雑性と寒暖差からくる潜在された酸とストラクチャーが卓越したバランス。

詳細はこちらです。


次回は3月21日です。

是非、食後の素晴らしい語らいのひとときをご一緒しましょう!!

イヴェント情報です。
1月30日(日) 13時より 第66回イタリアワインを楽しむ会                        新宿ベッラヴィータにて 残4席

2月5日(土)  13時より アワタリア7周年記念イヴェント カーザ ディ アワタリア
         レンタルスペース恵比寿にて ほとんど満席〈有難うございます!)

2月12日(土) 13時より イタリアマンマの料理教室&ワイン会
         目黒 石井料理教室にて

2月19日(土) 13時より ピエモンテ料理を中心としたイタリアワインを楽しむ会
         代々木公園 オストゥにて

2月27日(日) 13時より 第67回イタリアワインを楽しむ会
         新宿ベッラヴィータにて

寒い日が続きますがおいしい料理とワインで元気に楽しみましょう!

お申し込み、お問合せはこちらへお願いいたします。

お会い出来るのを楽しみにしています!

オストゥ 代々木公園

今日は久々に代々木公園のオストゥ
行ってきました。

宮根シェフは僕がバローロで働く時に紹介してくれた、ピエモンテ料理のプロ中のプロです。

ピエモンテ料理ならオストゥで!といつも色々な方におすすめしています。

相変わらず丁寧な仕事でした。

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素晴らしいバランスサーモンのマリネ

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火の入れ方が絶妙な自家製サルシッチャ

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爽やかでいて、食感のバランスがよく考えられたカスピ海ヨーグルトのジェラート、紅玉添え

ドーパミン爆発した幸せなランチでした。

そして、2月18日の土曜にワイン会をやることになりました!!

ピエモンテコンビですので勿論ベースはやはりピエモンテになりますが
今から何が出てくるのかワクワクします。

是非、皆様お見逃しなく!

今後のイベントスケジュールです。

1月30日(日) 13時より 第66回イタリアワインを楽しむ会                        新宿ベッラヴィータにて 残6席

2月5日(土)  13時より アワタリア7周年記念イヴェント カーザ ディ アワタリア
         レンタルスペース恵比寿にて 残5席

2月12日(土) 13時より イタリアマンマの料理教室&ワイン会
         目黒 石井料理教室にて

2月19日(土) 13時より ピエモンテ料理を中心としたイタリアワインを楽しむ会
         代々木公園 オストゥにて

2月27日(日) 13時より 第67回イタリアワインを楽しむ会
         新宿ベッラヴィータにて

寒い日が続きますがおいしい料理とワインで元気に楽しみましょう!

お申し込み、お問合せはこちら
お願いいたします。


お会い出来るのを楽しみにしています!



バローロ カヴァロット来日

先日、バローロの優れた造り手、カヴァロットが来日されました。


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伝統的な素晴らしい造り手です。

気難しく、マスコミ嫌いという噂でしたがとてもフレンドリーでしたよ!

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彼らが所有している畑は地図の真ん中辺のカスティリオーネ ファレットです。

一般的に西側のバローロ、ラモッラは上品で芳香性の高いワイン、東側のモンフォルテ、セッラルンガは厳格なワインと言われていますが、氷河期にアルプスからの大量の土砂流出により、世界中の他にない唯一無二の独特で複雑な土地です。

よって西側でも厳格なワインになったり、東側でもエレガントなワインが生まれたりします。

実際ラモッラのある有名な作り手のワインは5メートル先の畑の葡萄とまったく味わいが違ってきます。

カヴァロットはやや東よりの中間くらいなイメージです。

僕はラモッラの麓で働いていたのでどちらかというと西よりのワインが好きな物が多いですが、食中酒とういう観点からも、西側の方が使いやすい物が多いです。

しかし、カヴァロットの厳格でいて複雑な感じもバローロが誇る素晴らしい質感も捨てがたいです。
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まあ、世界一の白トリュフや偉大なネッビオーロを生み出すいつまでたってもミステリーな土地です。

これからもこの合法麻薬を楽しみましょう!

オレキエッテのプーリア風

土曜は恒例の料理教室&ワイン会でした。

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今回のお題はオレキエッテでした!

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料理教室史上一番形がよく出来たそうです。。。。。。

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1500年代かある、小さい耳たぶと言う意味で日本でもかなりメジャーなパスタですが意外とビシっと決まるワインは少ないです。

オレキエッテのプーリア風に合うワイン論ですが近年の醸造技術の進歩により妙に洗練されすぎている
ワインが南も多いですが
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Santa chiara Bianco’09 Terre Nobili
サンタ キアーラ ビアンコ‘09 テッレ ノービリ

お隣イタリアのつま先カラブリアの中部コセンツァ近郊で作られる。

ギリシア時代からあるグレコ種のこいつはいいです。

洗練されすぎない、温かみのある感じがアンチョビが入っている料理にはいいと思います。
きちんと南らしいトロピカルフレーヴァーもあって。

イタリアワインと料理の本質はあまり洗練されすぎない組み合わせ
のうまさの相乗だと思います。1+1が3にも4にもなる。

是非、お試し下さい!

人間同士もあまり完璧すぎると疲れるでしょ?!