第七話「障碍者として生きる」
今日のお題
〇 就労支援施設について
〇 利用の方法
〇 メリットとデメリット
〇 業務内容と給料について
〇 ADHDの通院について
の5本です。
こんにちは
クルーNO.1003 TAICYOです。
独立・企業・法人化を目指す僕たちの挑戦を書いています。
僕は発達障害だから社会が受け入れ難い
「社会不適合者」として長い間苦しんでいた。
だから自分の居場所を自分で作ることにしたんだ。
それが「社長になる」ということ。
僕と同じ様に悩んでいる人たちの参考になればと思っているよ。ではよろしく
前回までのあらずじ
- 精神疾患の既往あり
- 発達障害で治療中
- 前職を試用期間で解雇
ハローワークに何度通っても
面接にさえたどり着けない。
父さんが言っていた、社会は発達障害を受けいれるほど成熟していないということを痛感し、福祉制度を利用することを決意したんだ。
それは、障碍者として生きるということ
親の年金を当てにして
父さんや母さんを
ミイラにはしたくないから
就労支援施設について
通常の方法(ハローワーク)では就職できないという現実を知った僕は、就労支援施設で働く事を提案されたんだ。
世の中で本当に大切な事は面倒くさい。
でも、その大切な事が何なのかさえ僕たちは知らないんだ。
就労支援施設とは、簡単に言えば障害を持つ人が働く事をサポートしてくれる制度だ。
そして、それを利用するには手続き(面倒な事)が必要ってわけ。
就労支援施設には色んな種類があるので簡単に説明すると
1. 就労移行支援施設(A型)
障害を持つ人々が、自分の能力や希望に応じた就労を実現するための支援を提供する施設です。職業訓練や労働環境への適応支援、職場体験などが行われます。
2. 就労継続支援A型施設
障害を持つ人々が、就労を継続して行うための支援を提供する施設です。利用者の能力や希望に応じた職場を見つけるための支援や、職場での適応支援、労働環境の改善などが行われます。
3. 就労継続支援B型施設
障害を持つ人々が、自分の能力や希望に応じた就労を継続するための支援を提供する施設です。利用者が自分で働く場所を見つけ、自立した就労を実現するための支援が行われます。
4. 就労継続支援事業所
障害を持つ人々が、自分の能力や希望に応じた就労を継続するための支援を提供する事業所です。利用者が実際の労働環境で働きながら、自立した就労を目指すことができます。
これらの施設は、障害を持つ人々が自分らしい働き方を見つけ、社会での役割を果たすための支援を提供してくれる。
そして、僕たちの様な発達障害がある人の個別のニーズや目標に合わせて支援が行われるため、自立した生活を送るための力を育むことができる。
一番大切なのは相談すること
役所の福祉課に行き、困っている事を相談すること。
日本はとても良い国で福祉国家だけど、申告しないと誰にも認知されない。
僕が選択したのは、
「就労継続支援A型事業所」
雇用契約を結び、給料ももらえる。
利用の方法
就労継続支援は「障がい者総合支援法」に基づいて運用される福祉サービスのひとつで
障がいや難病などを抱えていて一般企業で働くことが難しい人に、働く場所と機会を提供しながら、就労に必要な知識やスキルを向上させるためのトレーニングも実施してくれる。
就労継続支援A型の対象になるのは、以下のような障がいを持っている人だよ。
- 身体障害
- 知的障害
- 精神障害
- 発達障害
- 難病を持っている方
- 一般企業への就労が困難なひと
就労支援A型を利用するのに
必要なものは
の発行が必要だけど
発行要件に障がい者手帳の有無は含まれていないんだ。
医師や専門家によって就労支援の必要性が認められれば、就労継続支援を利用することが可能ってこと。
自治体によって少し違うと思うけど、僕が受けるのは訓練給付。
福祉課で相談すると専属の相談員さんが指定されて、その人がいろいろアドバイスしてくれるんだ。
メリットとデメリット
就労継続支援A型は自分の体調や特性に合わせて働ける場所だけど、それぞれメリットやデメリットがある。
ここでは、就労継続支援A型のメリットとデメリットを解説していくね。
就労継続支援A型を利用するメリットは以下の通り
一般就労に近い体験が可能
就労継続支援A型では雇用契約を結ぶので、一般就労に近い働き方が可能なんだ。
事業所のサポート内容によっては、希望する職種に直結する実務的なスキルを獲得できるケースもある。
経験を積んでステップアップすることで、希望の職種や企業への就職が叶う可能性が高まるというメリットもある。
心身の状態を考慮して働くことができる
就労継続支援A型では、心身の状態を考慮しながら働くことができる。
雇用契約はあるけど残業や休日出勤がないため、しっかり心身を休めながらプライベートな時間も確保できるってこと。
最低賃金を超える収入を得られる
就労支援A型の特徴として、最低賃金以上の収入が得られるという点が挙げられる。
雇用契約を結んでコンスタントに仕事をこなすことで、安定した給料が得られることは大きなメリットだけど高収入と言うわけではないので注意して
就労支援A型を利用するデメリットは以下の通りだよ。
業務量が合わない可能性がある
就労支援A型は雇用契約を結んで働くので、B型と比較して業務量は多い傾向にあるんだ。
専門のスタッフが支援計画を組んで業務にあたるんだけど、体調が安定しない人や疲れやすい人にとっては業務量が合わず負担がかかってしまうこともある。
一般就労への意欲が低下することがある
就労支援A型では最低賃金よりも高い収入を安定して得られます。 また、専門のスタッフが多方面にわたってサポートしてくれるので、障がいや難病を抱えた人にとっては働きやすい環境だけど
マイペースで支援を受けながら働きたい人には適しているけど、ゆくゆくは一般企業で働いて自立したいという目標を持っている場合、その意欲が低下してしまうという可能性がある。居心地が良すぎる場合があるってこと。
支援してくれるスタッフと連携して、定期的に目標を再確認することが必要だといえるね。
事業所との相性がある
就労支援事業所はそれぞれ得意とする作業ジャンルがあって
事業所の作業内容や雰囲気、サポート体制が自分に合っていないと心身ともに大きなストレスがかかってしまう。
就労支援A型を利用する前はしっかり見学や相談を重ねて、慎重に判断することが大切だと思うよ。
業務内容と給料について
僕が利用した事業所での仕事の内容は、
1 事業所内での仕事
- 化粧品などの箱を組み立てる様な単純作業
- 事業所ビル(テナント)の清掃
2 事業所外での仕事
- 飲食店の清掃
- 簡単な接客
- 農作業(田植え・収穫した野菜の手入れ)
やっぱり接客は向いてないって痛感したよ
時給は、確かに一般的には最低賃金よりも高いけど
僕が通っている事業所は地元(田舎)の施設と言う理由もあってか
ほぼ最低賃金
そして、仕事をする時間は、4時間程度だから
月の収入は、6~7万円
転職時の離職表
でも贅沢は言えない
事業所には知的障害のある人や身体的な障害がある人など、障害の種類も年齢も様々でコミュニケーションをとるのは難しいかったね。
ただ、自分のADHDの治療費は捻出できるけど、自立できる様な収入じゃないし、施設を利用できるのは、
『2年間』
その間に、次の就職先を見つけなければいけない。
ADHDの通院について
通院は1回/月
今飲んでる薬は、
アトモキセチン40mgを1錠/1日
最初は夜飲んでいたんだけど、覚醒しすぎて眠れなくて、翌日昼間眠くて仕方ないので、今は朝仕事に行く前に飲んでる。
この薬の作用機序はあまり解明されてないらしいけど、ノルアドレナリンやアドレナリンの血中濃度を上げる事で集中力や注意力を上げているそうだ。
はじめに飲んだ薬は、先発薬(ストラテラ)で薬代が1万円ほどかかってたので、ちょっとお財布に厳しかったから
- 自立支援医療(精神)
- 精神障害者保健福祉手帳
を申請したんだ。
同時申請ができるけど診断書をもらう際に
同時申請することを伝える事を忘れないでね。
診断書は様式が指定されてるから
ちゃんと役所に行って相談しながら申請するように。
これで医療費の自己負担額は
1割になる
何度も言うけど
福祉課に相談すること
一人で悩んでも解決しない
面倒でも
かっこ悪くても
逃げちゃダメだ‼️
自己を受け入れて肯定することで
成長や幸福感を促進できる。
自己の欠点や過ちを受け入れ
他人との比較に囚われずに自己を評価し
強みや能力を活かすことを考える
それが大切だと僕は考えてる
僕は僕だ
今日は、TAICYOが就労継続支援施設A型で仕事を始めるお話でした。
肩に乗っかった🍁に励まされて新たなスタートを切ったTAICYO
少ないけど収入を得る事ができるようになった彼は、このままでは経済的自立が困難なことを身をもってしりました。
次回『僕にもできるか?資産形成』
に続く...
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🚩 VOL.2 発症