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今日のお題は、映画監督のスピルバーグ
 

1 生い立ち(スティーブン・スピルバーグ)
2 人種差別とイジメについて
3 母 リア・アドラー

4 E・T 
5 ユダヤの教え

  の5本です。

 

サムネイル

クルーNO.2002

marumomomoです。

 

折れない心

生きる力を育む
教えないという教え
VOL.3

 

今日は
『映画監督スティーブン・スピルバーグ』についてのお話です。
 

よろしくお願いします。

 

 「ジュラシック・パーク」「ジョーズ」「インディー・ジョーンズ」などの監督や「バック・トゥ・ザ・フューチャー」や「トランスフォーマーシリーズ」などの制作・総指揮。世界的なヒット作品の数々で知られる映画監督のスティーブンス・ピルバーグ

 

  

あなたはどんな作品が好きですか?

 

彼が映画を初めて撮影したのは、なんと13歳の時だったそうです。

 

古い映画ですが、私は「E.T.」が好きです。飛び出すハート

 

それは、私が彼に興味を持って彼の映画を鑑賞した中で、この映画が彼の成長に大きくリンクしていると思ったからです。

 

今日は、彼はなぜ映画を撮り始めたのか、どうやって偉大な映画監督になったのか、その軌跡を話したいと思います。

  

引用-AmazonKindle
キツネとぶどう畑
折れない心と生きる力を育む絵本
著:MARUMOMOMO
 SAKUCHIN

  生い立ち

 

スティーブン・スピルバーグは1946年12月18日、アメリカのオハイオ州シンシナティで生まれました。彼の父親は電気技師、母親はピアニストでユダヤ系の家庭で育ちました。幼少期から映画に強い興味を持ち、自身で8ミリ映画を撮り始めました。

 

彼はカリフォルニア州の公立学校に通い、その後カリフォルニア州立大学ロングビーチ校で学びました。しかし、映画制作への情熱から大学を中退し、ユニバーサル・スタジオと契約を結び、テレビ映画の監督としてキャリアをスタートさせたのです。

 

彼の初の劇場公開作品「デュエル」は高評価を得て、その後「ジョーズ」「E.T.」「シンドラーのリスト」など、数々のヒット作を生み出しました。

 

彼の幸せとは言い難い家庭環境は過去作品にも強く反映されていて、いくつもの映画で描かれた「父性の不在」はその代表と言えます。『未知との遭遇』(1977)は家族を失ってでも夢を追う父親が描かれ、『E.T.』(1982)は母子家庭の少年の物語です。爆笑

 

彼は『E.T.』(1982)は父と少年の物語だと話しています。

 

スピルバーグは現在も映画界で活躍を続け、その才能と影響力が世界中に認知されているのは知っての通りです。

 

今年(2023年)は彼の自伝的映画『フェイブルマンズ』を公開しています。目

 

  人種差別とイジメについて

 

 スティーブン・スピルバーグは、自身が学習障害(ディスレクシア)を持っていることを公に語っています。  

 

彼は2013年に行われたインタビューで、自分がディスレクシアであることを60歳になるまで知らなかったと明かしました。凝視

 

彼は読み書きに困難を感じ、学校の成績が芳しくなかったため、自己評価が低く自信を持つことができませんでした。

そして自身がユダヤ系であることからも学校でいじめを受けていたと語っています。むかつき

 

彼はこの経験を映画制作に活かし、「シンドラーのリスト」ではホロコーストを描き、また「E.T.」では異質な存在が周囲から理解されずに苦しむ様子を描いています。

これらの作品は、スピルバーグ自身のいじめ体験が反映されていると言われています。

 

彼が初めて映画を撮影したのは13歳の時ですがそれには理由があります。彼は晩年になり自分にアスペルガー症候群とデスクラシア(識字障害)があることを知ったのですが、子供の頃イジメにあっていた彼は映画を撮影する事でクラスの人気者になったのです。

多くのクラスメイトが彼の作る映画に興味を示し、「僕も出演させて欲しい。私も...」と彼の周りに人が集まる様になったのです。ニコニコ

 

アスペルガー症候群とデスクラシア(識字障害)は、ともに他者とのコミュニケーションを苦手とするものですが、その欠点は映像によるクリエイティブな表現方法に磨きをかける事となり、自己の困難を乗り越えることへのリフレーミングとなったのです。

 

🚩リフレーミング関連記事はこちら

 

彼は映画制作に没頭し、自己のアイデンティティと自信を見つけることができました。

彼の映画作品は視覚的なストーリーテリングの力を最大限に活用しており、観客に深い感銘を与えています。

 

  母 リア・アドラー

 

スティーブン・スピルバーグの母親、リア・アドラー(旧姓ポズナンスキー)はコンサートピアニストとして活躍し、後にユダヤ教の戒律に基づいて調理するカーシェール料理のレストラン「The Milky Way」を経営し、スティーブンの映画制作への情熱を育てた重要な人物でした。

 

リアはオハイオ州シンシナティで生まれ、コンサートピアニストとしてのキャリアを追求していましたが、スピルバーグの過去作品「未知との遭遇」(1977)や「E.T.」(1982)

などで父親のいない家庭が描かれていることはスピルバーグ自身の体験に基づいています。

 

ただし、スティーブンは両親の離婚の原因について父親だけが悪いのではなく、離婚の理由は母アドラーの浮気びっくりにあったことを知り、父への見方を変えています

 

彼女はスティーブンとその3人の妹達に対して、芸術と創造性を尊重する環境を提供しました。

 

スティーブンは、母親が彼の創造性を育て、映画制作への情熱を支えてくれたことを度々語っています。

 

彼女の自由な精神と創造的な環境は、スティーブンが映画制作に没頭するための土壌を作ったと言えます。

 

リアは2017年に97歳で亡くなりましたが、彼女の影響はスティーブンの作品に今も生き続けています。 

 

  E・T

 

映画「E.T.」では、異星人E.T.(「Extra-Terrestrial(地球外生命体)」と少年エリオットの間に深い心の絆が描かれています。おねがい

 

E.T.は地球外生命体であり我々人類とは違う進化の道を歩んだ種族です。人類の様に動物ではなくて野菜の実の部分としての進化の形態をとっており、それは彼らの胸が光った時の体の中の様子がピーマンの様な形態をしてるところから推測できます。

 

また、その事がこのお話のキーポイントとなるのです。

 

アメリカのとある森、地球の植物を採取するために宇宙船が飛来した。

人間たちの追跡が迫り、宇宙船は逃げるように飛び去るがその時1人の宇宙人が取り残されてしまう。

 

森のそばに暮らす少年エリオットはその異星人を家の納屋に匿います。そして兄と妹を巻き込み、E.T.と名付けた異星人と交流を深めていきます。

 

この絆は二人が互いの感情を共有し、時には身体的な状態までシンクロするという形で表現されていて映画の中で「心のシンクロ」と呼ばれる現象です。この現象は視覚的にも象徴的にも強く描かれています。

 

一方で、植物間のシンクロについては映画「E.T.」の中では直接的には描かれていませんが、E.T.が地球の植物とコミュニケーションを取るシーンがあり、これはある種の「生命体間のシンクロ」を象徴しているとも解釈できます。

 

実際の植物間のシンクロについては科学的な研究が進んでいます。植物は、光や水分・栄養素などの環境要素に対して反応し、また他の植物との間で情報を共有する能力を持っているとされています。

 

これは、植物が生存と繁殖を成功させるための戦略の一部であり、生態系全体のバランスを保つ重要な役割を果たしています。

 

E.T.は少年とシンクロする事で彼の母からの愛情を希求する様になるのですが、その要求は拒絶されてしまいます。

 

『母に拒絶される絶望の感情』が、E.T.を死の淵に追いやりシンクロする少年は体調を崩していくのです。予防

 

エンディングが意味する事

E.T.が地球を離れる時、彼はエリオットや兄妹に別れの挨拶を交わしますが母親には視線すら投げかけません。

そして、エリオット少年に『一緒に行こう(COME)』と誘います。

エリオットは『残るよ(STAY)』と答えるのです。

 

①愛を希求した母からの自立

②家庭を捨てた父の行動の否定(STAY)

 

これこそが、スティーブンが描きたかった少年の成長とスティーブン本人の少年時代の心情であり、それが偉大な監督となる軌跡であったと私は感じているのです。

  ユダヤの教え

 

 故郷を離れたユダヤの民が、心の拠り所にしている二つの書物があります。

それはヘブライ聖書とタルムードです。

 

タルムードとは日本で言うところの昔話の様なものです。アウシュビッツなどの迫害で家族・財産など全てを奪われてきた彼らが神話の時代から大切にしてきたのは、誰からも奪われることのない知識と子供達です。

 

世界人口のわずか2%ほどのユダヤ人がノーベル賞受賞者の20%を占め、スピルバーグやマーク・ザッカーバーグ等の超お金持ちや成功者が多いのは、幼少期から家庭教育が基礎になっていると言われています。

 

そこで母親が子供達に話すのが「タルムード」なのです。

心配しないで下さいね。

タルムードは宗教書でも思想書でもありません。

 

強く負けない心を育み、考える力をつけ、リスク管理を教える現代社会を生きるバイブルです。

 

一度読んでみて下さい。ユダヤ人がどうして強く優秀なのかがわかるはずです。

 

映画監督スティーブン・スピルバーグはユダヤ人としての苦悩や困難を乗り越え、自身の信念や価値観を大切にしながら成功へと進んできました。

 

彼の母親からのユダヤ人としての教育が彼のアイデンティティ形成に大きな影響を与え、苦悩を乗り越えるためのステップを踏むことができたのです。

 

また、彼のストーリーはハンデを持っていても未来に目標を持つ人々にとって、勇気や希望を与えるものとなっています

 

 

シリーズ過去記事のリンクはこちらから↓

🚩 神様に愛された悪魔「ジーン・シモンズ/KISS」

🚩 VOL.1 アインシュタイン編

🚩 VOL.2 レオナルド・ディカプリオ編 

 

  最後まで読んでいただき

 ありがとうございます。

 

 皆さんの幸せを願っています。

 

 

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