博多座前日のリハーサルの日も

やることがいっぱいあった。

 

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パンフレットの準備

 

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Tシャツにパーカー配布

湖絆太鼓は人数多すぎて、

1枚ずつのラベルと、注文リストを

ともえちゃんが作って来てくれて

 

そのリスト作りの過程では、

ダブルチェック、トリプルチェックをしてくれる人たちがいて、

混乱は何とか起こさずw

 

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湖絆太鼓がなぜ赤かというと、

人数が多すぎて、訳分からなくなるから

せめて、色を統一して、

同じチームの人たちがどこにいるか分かるようにしよう。

となった。

(はじめはただ単に、Tシャツで舞台に上がった時に、

そこそこ映える色で考えたんだけどね)

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これは、特に、誰かが迷子になったり

誰がどこにいるか分からなくなると、

もう全体に迷惑が即掛かる可能性がある

博多座の舞台となったときに

この全体把握というのが

最課題でw

 

特に半分が子どもっていう、

特殊なチーム。

 

どうやったら、この未経験のスケジュールを

子どもたちも各自把握してもらえるか

お手伝いの人にも負担なく入ってもらえるか

あれなんだったっけー?を極力なくせるか

 

もう、考えられるだけの工夫をしました。

 

○服の色をそろえる

○準備から当日までのしおりを作る

○班分けして、すぐに人数把握できるようにする。

 

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班長と班分け札w

 

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すべての移動は班行動w

 

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リハーサルのリハーサルも

この時間が長すぎると、低学年の集中力がどこまで持つか問題とか

出てくるから、

抜きどころとかも頭を悩ませたところでした。

 

そんな中、

リハーサルでは舞台に立つことができて

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多分、子どもたちにも「特別なとこなんだ」っていうのは

空気で感じられたんじゃないかな?

 

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ちょいちょい集合時間を決めて

ちょっと先の流れまでを確認。

 

後は各自、ちゃんと考えて動くこと。

 

この太鼓一期一会チームの好きなところは

全員「自立する」ということを大切にしているところ。

 

だから、舞台に出るときの太鼓の準備も

太鼓を片付けるのも、全部自分でやる。

太鼓を確保できないのは自分の責任になる。

 

自分がどうして太鼓をやっているのか?

どうして博多座に出たいのか?も

自分で考える。

 

どうやったら、自分たちの演奏が良くなるのか?

聞いてくれる人が笑顔になるのか?

も自分で考える。

 

それぞれがちゃんと考えるから、

チームもまとまってくるんじゃないかな?

って、そんな気がします。

 

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当日集合時間には

最年長シショーから

博多座の心構え

 

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そして、おじぎの意味と練習

 

おかげで

本番は、きれいなお辞儀で皆様にご挨拶できました。

(リハーサルまでは土下座だったw)

 

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直前には、

気持ちをひとつにして

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みんなでほぼ同じ曲に出るなんて、

多分今年が最初で最後。

 

来年からは、きっとバラバラの出演になる。

 

そして、まだ曲すら覚えていない夏の段階で、

この大人数の湖絆組を出演すると決めること

オープニングに持ってくるということ

 

先生の晋ちゃんにとっても、

賭けみたいなもんだったんじゃないかと思います。

 

(オープニングを作るのも前代未聞

太鼓始めて半年のチームが出るのも前代未聞

だったらしいw)

 

だって、どう仕上がるかなんて、全く予想できないw

 

子どもたちのメンタルがどういう方向に行くかも分からない。

(1か月くらいまでは、練習逃げ出す子どもたちも多かったし)

 

それを思うと

本当に、この舞台を準備していただけたことは本当にありがたく、

もう、「緊張して思うように打てなかったー」

なんて絶対にしたくない。

 

だけど、緊張する想像をすると緊張する。

バチを落とす心配ばかりしてると、そうなる。

ってことは、もう今までの人生経験から予想がついたので、

 

博多座前は、毎晩毎晩

どんな音をお客様に届けたいか

自分がどんな気持ちで演奏したいか

どんな気持ちでその場に立っていたいか

というのを思い浮かべながら寝ていました。

 

子どもたちとも、どんなふうに聞いてもらいたい?

どんな気持ちになってもらいたい?

というのを、機会があれば話す。

 

そうしたら、本当に当日のこの時間は

舞台に上がるみんなが

「どうやったらベストを尽くせるか?」

ということを、本当に考え続けた、本当にあったかい時間になりました。

 

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(これはリハーサルの写真)

 

私は、1曲目だったので、

当日は何と、太鼓を並べた状態で

幕の内側で待つ時間が10分以上あって

その前の幕袖で待つ時間もそこそこあって

 

その間に、

「曲の時に目を合わせようね」とか

「曲の合間はこうしようね」とか

そういうことを話す時間がたくさんあって

 

しかも、そう話した人たちとは

みんなちゃんと目が合った。

(こんなこと練習中は一度もなかったw)

 

そして、練習の時はほぼ自分から目を合わせようとしないあの子が

私に向かって「がんばりましょう」みたいな

ガッツポーズをしてくれた時は、

ほんとに泣きそうになっちゃいました。

 

そして、私たちの曲が始まる前に、

幕袖でずっと手を合わせてお祈りしてくれてるシショーを見たら

泣きそうになり

 

そして、博多座の舞台自体が

お母さんのお腹の中にいる感覚で

大丈夫だよって守られている舞台。

舞台に上がって、あんなに安心感に包まれるとは思ってもみませんでした。

 

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2曲目を袖から見ているときは、

子どもたちの方を見ようとすれば絶対に泣いちゃうので

大人の列を見ていたら

大人の気合もいつも以上で、

その本気度を感じて泣けてきて

 

こんな体験ができることに、本当に感謝でした。

 

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博多座に出られたことは、とても大きい経験だったし、

チャンスがあるならまたあの舞台に立ちたいと思うけど、

博多座のために太鼓を始めたわけではないので、

また一日一日、

太鼓を叩けることに喜びを感じながら

みんなでどんな音を出せるか

また一年積み重ねていきたいと思います。

 

湖絆太鼓

そして一期一会を

よろしくお願いします!

 

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