とうすいというのは、

糖水と書きます。

 

産院で、糖水を飲ませようという状況になるのは、

 

○母乳だけで頑張りたいけど、初日であまり母乳が出ていないので、母乳がしっかり出るまで糖水をあげておきましょう

 

○母乳があまり出ていないので、糖水を足しますか?ミルクを足しますか?

 

という、このどちらかの状況だと思います。

 

 

基本的に、病院が母乳育児推進の病院だったり、お母さんの母乳希望が強い場合、

 

出産当日や翌日のあまり母乳が出ていない時期にミルクを足してしまうと、

赤ちゃんがお腹いっぱいになっておっぱいを吸わなくなり、ますます母乳が出ない!という悪循環になるため、ミルクではなくて糖水という選択肢になります。

 

 

で、この時に足す糖水ですが、

これ、看護師がどこかでお湯に砂糖を混ぜてきたやつ、と思っていたりします?

 

違います。

image

 

点滴に使う注射液です。

5%糖水(大塚糖液5%添付書

純粋な5%ブドウ糖。

 

ミネラルや電解質は含まれていません。

5%のブドウ糖というのは、体液の浸透圧に近く、

それでいて、細胞の中に水分が入っていく濃度です。

 

 

なので、なんのために飲ませるかといったら、

母乳の量が足りない間、

 

なるほど!脱水を予防する。

なるほど!最低限の血糖値をキープする。

なるほど!赤ちゃんの「飲みたい!」という欲求を満たす。(というより、ごまかすという要素が近い)

 

これは、浸透圧が体液に近いので、もし飲むのが上手ではなく、のどに引っ掛けたりむせたりしても、ほぼ影響がありません。

 

味もほとんどありません。

 

そして、飲ませるとしても、10~20ccを1回から数回程度だと思います。

 

 

飲ませている医療者からすると、砂糖水をのませているというよりも、

ほぼ水を飲ませている感覚。

 

水分と言っても、本当に水を飲ませると、浸透圧の関係で、細胞内まで水は入らないので、こういう時の脱水予防にはなりません。

産まれたばかりの子にただの水を飲ませるのは怖い。

だから5%糖水。

 

だから、感覚としては、量的にもほぼノーカウント。

 

母乳出るまでのただの時間稼ぎ。

 

 

ですから、栄養的な意味とかまるでありません。

 

 

中には、

「胎便を出しやすくするため」とかいう理由で、産まれた子全員に糖水を飲ませてる病院とかもあるようです。

 

 

 

 

赤ちゃん 赤ちゃん 赤ちゃん 赤ちゃん 赤ちゃん 赤ちゃん 赤ちゃん 赤ちゃん 赤ちゃん

この記事は、★妊娠期の疑問一問一答チャレンジ!に引き続き、

産後の疑問一問一答にチャレンジ中です。

一つの疑問に対し、5分以内で書ける内容でお答え中です。

 

「ちょっとそこもう少し詳しく教えて!」という場合は、

こちらまでお願いします。

 

 

 

↓春を元気に過ごす新しい動画できました。

image

 

 

  https://www.instagram.com/hoshikoshibata

 

ここでは星子さんの日常を記録しています。

 

 募集中の講座 ■
 

★福岡講座(募集中)

3月7日 発達講座

     産後の骨盤メンテナンス

3月8日 妊婦さんのフォロー講座

 

★岡山講座(募集中)

3月15日 発達講座

      産後の骨盤メンテナンス

 

★沖縄講座(4月に募集開始)

6月15日 発達講座

      産後の骨盤メンテナンス

6月16日 妊娠準備講座

 

★動画販売

赤ちゃんの発達を助ける講座

子どもの病気のみかたと免疫力アップの子育て

予防接種講座

 



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おすすめシリーズ

 

○妊婦さんになったらどんなことに気をつけたらいいんだろう 妊婦さんのからだ作り

○なんでつわりがあるんだろう、なんとかしたいと思ったら、つわりシリーズ

○自分が冷えているのかどうなのか、冷えってよく分からない、と思ったら、冷えシリーズ

○女の人に、ぜひ知ってもらいたい骨盤のこと、妊娠、出産に影響します 骨盤シリーズ

○特に妊婦さんになると、冷やすなと言われるのはなぜでしょう 妊婦さんと冷えシリーズ

                                 こちらは動画でお話しています

○産後の回復のためには、安静が大切です 産後寝たきり生活のススメ
○産後のカラダと妊婦生活についてさらに詳しく 産後シリーズ