嫌がる赤ちゃんの「鼻」を掃除するには
こんにちは。橋本です。
赤ちゃんの鼻の中を掃除するには、お風呂あがりがベストです。
風呂あがりは、固まった鼻の中の汚れが、ふやけて取りやすくなるんですね。
そして、赤ちゃんの鼻の掃除には、綿棒を使います。
耳と同様に、奥のものまで無理やり掃除をしようとすると、デリケートな粘膜を傷つけてしまうので注意です。
基本的な掃除の方法は、耳の場合といっしょ。
見える部分の汚れを、やさしく綿棒でぬぐってあげる感じです。
汚れが硬ければ、綿棒の先にオイルを塗ると、取りやすくなります。
このとき、鼻の中をのぞいて健康チェックすることも大切です。「鼻水が変な色をしていないか」とか、ですね。
んで、鼻掃除するときに、ひとつ大きな問題があります。
それは、「赤ちゃんが鼻掃除を猛烈に嫌がる」こと。
「鼻掃除をしようとしたとたん、全身で拒否して、ギャン泣きする」なんていう赤ちゃんも多いです。
「これでピタっと、イヤイヤが治ります!」という方法はないんですが、鼻掃除を受け入れてもらうために、できることはいくつかあります。
まずは、声かけ。
「今から鼻のお掃除をしますよー」ということを、声と表情で赤ちゃんに伝えます。
次に。
ママ自身の鼻を綿棒でちょんちょんするのを赤ちゃんに見せること。
「鼻に綿棒が近づいても危なくない」っていうことを、赤ちゃんに見せてあげます。
そして、最後。
鼻に綿棒を入れる前に、鼻先をちょんちょんと綿棒でさわってあげること。
いきなり目の前に綿棒が近づいてきて、自分の体に入れられると、さすがに驚きます。
初めてだと、なおさら。
「今から綿棒を入れますからね」という合図を、鼻先に送ってあげましょう。
合図がきちんと伝わって、赤ちゃんに受け入れる準備ができてから、綿棒を入れてあげる。
面倒ですが、このひと手間で、赤ちゃんの態度がやわらぐこともあります。
どうしたら、スムーズに鼻掃除を受け入れるようになるか?
結局は、「なれ」です。
なれるまでは、何回も拒否されるしかありません。それまでは、あれこれ試行錯誤ですね。
それから、鼻掃除でよくあるのが、
「鼻の中に大きなカスが見えるけど、綿棒でぬぐっても出てきてくれない」ということ。
取れそうで取れない。なかなか、じれったい固まり。
これは、くしゃみなどの、何かのはずみがあれば出てくるものなので、特別、出す必要はありません。
でも、「どうしても、気になる」「汚い」と感じる場合は、ベビーピンセットが便利です。
「ピンセット」って、ふつう金属製で、先がとがってて、危ないですよね。
ベビーピンセットは、赤ちゃんに使っても、安全なように先が丸く、プラスチックでできています。
このピンセットで、見える固まりをつかめば、楽に引き抜けるわけですね。
あと日頃、赤ちゃんの鼻づまりが気になるときってありませんか?
とくに、寝ているときにフンガフンガいったり。授乳してるときに、息がつまって苦しそうにしたり。
空気が乾燥する冬場なんかは、そういったことが起こりやすくなります。
これは、赤ちゃんの鼻の穴が、狭くて小さいために、詰まりやすいからおきてしまうんですね。
鼻づまりが気になるときは、蒸しタオルを少し鼻にかけてあげてください。
多少の鼻づまりは、よくなります。
あまりにも鼻づまりがひどい。異常な鼻づまりが続くという場合は、耳鼻科にGO!です。
鼻づまりが原因で、中耳炎になってしまうこともあるので、注意ですね。
赤ちゃんの鼻のお手入れには、いろいろ方法があります。
ですが、基本は、「お風呂あがりに、外から見える鼻の中の汚れを、綿棒でぬぐってあげる」ことです。
鼻掃除は、嫌がられることも多いですが、回数を重ねて、うまくなれさせてあげてくださいね。